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50人死亡の双葉病院、「過失ない」と説明会で; 事故が直接の死因に近いケース
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/653.html
投稿者 健奘 日時 2012 年 10 月 01 日 10:24:46: xbDm84QDmOFmc
 

50人死亡の双葉病院、「過失ない」と説明会で
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20120930-567-OYT1T00596.html

東京電力福島第一原発事故で、避難の遅れから患者ら計50人が死亡した福島県大熊町の双葉病院と、系列の介護施設を運営する医療法人「博文会」は30日、同県いわき市で、遺族への説明会を初めて開催し、「病院側に過失はない」として、謝罪はしない考えを示した。

 遺族ら124人が出席し、非公開で行われた。終了後に鈴木市郎院長らが記者会見し、説明会の内容を明らかにした。避難の遅れについては、県や自衛隊などの連携不足とした。補償については遺族と相談する方針という。

 伯母夫婦を亡くした秋元政久さん(55)は説明会に出席した後、取材に「病院としての対応も100%良かったとは思えない。病院側は頭を下げるべきではないか」と話した。

   −−−

以下の2点を、心に留めておきたい:
1.2012年現在、事故が直接の死因になったケースがないという人々に対して、↑のようなケースは、直接と言えるのではないか、ということ。
2.患者と病院の間の対立ではなく、福島県人対東電・政府(そして、311以前、原発に関心がなかったことが、↑のような結果をもたらしたこと)だということ。


 

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コメント
 
01. 健奘 2012年10月01日 10:29:46 : xbDm84QDmOFmc : e4mRofwlsU
上で、「福島県人」ではなく、「被害者全員」と言い換えます。

02. 2012年10月01日 14:02:00 : cqRnZH2CUM

M9地震=>巨大津波=>原発電源停止・放射能漏れ=>避難

この過程で、誰(どこ)に、どのような責任があり、その負担はどうすべきかを
完全に解明するのは、ほとんど無理だろうな

まあ、最終的には、どうせ国民の税金が使われることになるのだろう


03. 2012年10月01日 14:06:14 : cqRnZH2CUM

ただ明確に言えるのは、老人は自宅で介護するのではなく、病院や施設に預けておけば、何かあっても、文句が言えるだけ気が楽だということか


04. 2012年10月01日 14:59:20 : S1KUbEClGc
この死亡は,病院が原因ではありません。原発事故による避難要請が原因です。

点滴中や酸素吸入中の入院患者に対して,突然無謀な避難を求めたこと,
それに救急車を用意できず,自衛隊のバスしか仕向けられなかったことです。

点滴中の患者が,替えの点滴を用意できないまま,医療関係者のいないバスに
乗せられて,丸一日さまよえばどうなるか,バスを降ろされたところが
病院ではなく高校の体育館ならどうなるか,容易に想像できます。

点滴がなくなっても,交換ができないまま放置されると,
圧力の差(血圧>大気圧)から,出血が続きます。
老人ならば自分で圧迫して止血することは困難で,
そのまま失血死する可能性があります。現に,失血・失禁状態でバスの中で
なくなっていた事例が多いという報道があります。
ならば,死亡とバスによる避難との相当因果関係が成立することは明らかでしょう。

酸素吸入中の患者では,もっと明らかです。

東電の原発事故と避難との間にも相当因果関係が成立しますから,
東電の原発事故が,双葉病院の入院患者の搬送中の死亡の原因と認定できます。
さらに,東電関係者について,その予見可能性の立証さえできれば,
東電関係者に業務上過失致死罪が成立します。


05. 2012年10月01日 21:20:54 : ZSZxDCgcYo
04さん、まったく同意です。具体内容も踏まえた良い内容と思います。
一か所、一行目「原発事故による避難要請が原因です」は、私の理解では、「避難要請をやむなくさせた原発事故が原因です」とした方が、04さんの意向を正しく表現するように思いますが、どうでしょうか。

06. 2012年10月01日 22:42:55 : 6iPgrVACnY
双葉病院はふくいちから西南西5キロの所にある。

昨年1月6日から90日間の積算線量では・・・大熊町夫沢中央台の150.62ミリシーベルト・・・
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/513.html

事実関係で分かっていること。
>震災と原発事故当初、双葉病院内に患者338人、系列の介護老人保健施設「ドーヴィル双葉」に入所者98人の計436人がいた。
(3月12日)同日正午ごろ患者209人が職員の引率で避難を開始した。
14日早朝まで救助はなかった
同14日には132人が自衛隊のバスで病院を離れ、同16日に避難が完了した。

「3月14日から16日にかけて施設には重篤な患者だけが残された」とする県の発表は事実と異なるとしている。

原発事故直後、院内で最終的に4人が死亡
避難の途中や避難先などで計21人が亡くなった。
政府事故調は計50人が死亡したとしている。
http://www.minpo.jp/news/detail/201210013974

チェルノブイリ事故から

ウクライナ非常事態省の報告書によれば、当初急性放射線障害(ARS)と診断された人は、237人だったが、後に見直しが行われ正式にARSと診断された人は134人になった。この内28人は、被曝後3ヶ月以内に死亡した。
http://www.kavlinge.se/download/18.2b99484f12f775c8dae80001245/25_Chornobyl_angl.pdf#page=149

別な論文によれば、3ヶ月以内に急性被曝で死亡した28人の死因は、致死的なガンマ線を全身に浴びたことによるものとベータ/ガンマ線核種によって重篤な皮膚障害を起こしたことによるものである。(ベータ線熱傷で、放医研に運ばれた2人の原発作業員は無事なのだろうか?)

この論文では、急性被曝と診断された91人の被曝の程度が記されている。
グレード1(弱い被曝、具体的には吐き気、嘔吐、下痢症状)が38人。
グレード2(中程度)が41人。
グレード3(重症)が12人。
グレード1の患者の被曝量は100〜3300ミリシーベルトだった。
グレード2では500〜4900ミリシーベルト。
グレード3では2900〜7100ミリシーベルト。
http://www.cairnsanaes.org/downloads-2/files/Belyi.pdf

ウクライナ非常事態省の報告書に戻ると、3ヶ月以内に急性被曝で死亡した28人のグレード別の内訳は、グレード1が1人、2が7人、3が20人だった。
(グレードの表示に混乱が見られる。報告書にはグレード2、3、4と記載されている。またグレード0、1、2、3と言う記載も見られる。この場合グレード0は、比較するためのコントロールグループか、1989年にARSではないと診断された人のどちらかを表している。)

キエフにある放射線医学研究センターが追跡調査している患者190人の内、1987年から2010年までに39人が死亡した。
内訳はグレード1が8人、グレード2が8人、グレード3が6人だった。
(1989年にARSから除外された患者では、同時期に17人死亡)
生存者は、グレード1が30人、2が33人、3が6人。
(1989年にARSから除外された人々では82人が生存)
死因としてはがんと心臓血管系の病気が多い。

現在まで福島原発事故では、急性被曝症と診断された人は皆無です。
チェルノブイリ事故と比較すると、これは、大変奇妙なことと言わざるを得ません。
本当に、急性被曝症はなかったのでしょうか?或いは隠蔽しているだけなのでしょうか?


07. 2012年10月01日 23:19:19 : ZfDpcPh9t6
ありがとうございます。そうした方がよかったですね。

原発事故には死亡者がいないから,業務上過失致死罪が成立しないという主張を,
今でも聞きますが,その強弁はこの記事にあるように明白な事実誤認なのです。

今回の原発事故の明白な死亡者は,医療行為のできないバスで避難させられた
双葉病院の入院患者50人です。業務上過失致死罪は,被曝による直接の死者でなくても,
放射能漏れという原因と,死亡という結果の間に,予見可能な相当因果関係が成立すれば,
認められます。

残る争点は,02さんのとおり,
大津波→電源喪失→冷却不能→放射能漏れ→避難要請→入院患者の搬送中死亡
に相当因果関係が認められるかです。

電源喪失→放射能漏れは,当時の技術的知見で予見可能でした。
放射能漏れ→避難要請は,法律(原子力災害対策特別措置法)に
明文規定がありますので,当然予見可能です。
避難要請→搬送中死亡は,東電関係者や保安院は予見不能と主張するのでしょう。
しかし,避難区域の病院に治療行為中の入院患者が100名単位で存在するのは,
簡単な地図と社会常識さえあればわかる公知の事実です。

100名以上の点滴等の継続が求められる患者を生命の危険なく避難させるのには,
救急車をのべ100回以上向かわせない限り不可能ということも常識的でしょう。
その地域に,それだけの救急車がないことも,常識的に理解できます。
実際,双葉地方広域市町村圏組合消防本部がもつ救急車は7台です。
ならば,避難命令で搬送中の死者が出ることも,予見可能です。

もし,避難命令が出されても,100人単位の入院患者を危険なく避難させる方法が
あったというのなら,具体的にどうすればよかったのか,その回避策を被告人が
法廷で示すべきでしょう。少なくとも私は思いつきません。回避策がない以上は,
その部分の相当因果関係は成立します。

最後の難題は,大津波に予見可能性があったかです。
しかし,東電自体が06年と08年に,15.7mの大津波を予見していたことが,
すでに報道されています。
http://www.asahi.com/national/update/0613/TKY201206120810.html
東電の弁明も
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/info/12041701-j.html
にありますが,結局は自社の予測があったことは認めていながら,
波源モデルの妥当性が不明と,自己矛盾を呈しています。

なお,全国には同様の避難区域が設定された場合に,3次救急拠点となる病院が
含まれてしまう原発が複数あります。
10km圏に松江市が入り,松江赤十字病院などが避難対象となる島根原発や,
15km圏に水戸市が入り,水戸済生会総合病院などが避難対象となる東海第二原発です。
緊急避難時に入院患者をどう搬送するのか,深刻なリスクを抱えている原発といえます。


08. 2012年10月02日 19:36:01 : brpgYeStsQ

避難途中や避難先でも死んだろうが、見捨てられ病院に置き去りにされて死んだ病人が50人だろう。

驚くことに、動けない病人を食事も治療も与えずに医療関係者はすべて逃走した。

取り残された病人は、虫けらのようにで死んでいった。

http://www.youtube.com/watch?v=FYxPT7O5qJw&list=FLyNHJe5bupPjSHl0hjJ6euA&index=16&feature=plpp_video


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