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米、核燃再処理放棄迫る 原発ゼロで「拡散」を懸念  資源競争にも言及 日米関係の焦点に [日経新聞]
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/657.html
投稿者 あっしら 日時 2012 年 10 月 01 日 13:05:42: Mo7ApAlflbQ6s
 


米、核燃再処理放棄迫る 原発ゼロで「拡散」を懸念
資源競争にも言及 日米関係の焦点に


 政府・民主党がまとめた「2030年代に原発稼働ゼロをめざす」方針に対し、米政府が懸念事項を列挙していたことが明らかになった。近い将来に原発をなくす場合は使用済み燃料を再処理する核燃料サイクル政策を放棄するよう要求。中東での資源獲得競争の激化や日米の原子力産業が衰退する恐れにも言及した。エネルギー政策を巡る対話は日米関係の焦点に浮上している。

米国が日本の核燃料サイクル政策の継続をただすのは、核不拡散上の問題が大きいと警戒しているためだ。原発の扱いが不明確なまま、使用済み核燃料からプルトニウムを取り出すサイクル政策が残ると、日本に核兵器への転用が可能なプルトニウムがたまり続ける。日本政府の関係者によると、米側は「イランや北朝鮮に核不拡散を迫っている方針との整合性を欠く」として、強い難色を示してきたという。
 日本は核の非保有国として唯一、プルトニウムの生産を国際社会から認められているが、その根拠に日米間の原子力協力協定がある。米国のお墨付きを得て使用済み核燃料を青森県で再処理しているのが実情だ。

 日本側は東日本大震災後に停止した原発について安全性を確認した後、順次再稼働する見通しを強調し、理解を求めた。それでも米エネルギー省幹部らは日本政府内の手続きについて「どのような決定方式にするのか。柔軟に変更できるようにした方がよい」と要望したという。「原発稼働ゼロ」を掲げる意図に一定の理解を示しながらも、現実路線に戻れる余地を残すよう迫った形だ。

 米側は経済大国の日本が原発ゼロに動くなら、中東を中心に資源獲得を巡る競争が激しくなり、石油市場への影響が大きいと警告。米国の原子力産業は日米合弁が基礎となる現状も踏まえ「日本が原発から撤退すると、米国の原発技術も失われる」との懸念を伝えた。原発に代わる火力発電への依存は二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスを増やす点も挙げた。

 米国では1979年のスリーマイル島の事故や電力自由化で、原子力に逆風が吹いた。主な原発メーカーであるゼネラル・エレクトリック(GE)は日立製作所、ウエスチングハウス(WH)は東芝と組み、競争力を維持してきた。中国など新興国が原発を推進する見通しもあり、日本の政策変更に神経をとがらせているとみられる。
 政府は9月中旬までの米政府との調整を経て、原発稼働ゼロを盛り込んだ新戦略を参考文書の扱いとし、19日の閣議決定を見送った。今後もエネルギー政策で日米間の対話を密にする構えだ。

[日経新聞9月30日朝刊P.3]

 

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コメント
 
01. 2012年10月01日 14:39:28 : hzsfPtuQQg
我々の世代で脱原発、脱核兵器の道筋を命をかけてはっきりとつけなければならない。後世に問題を先送りしてはならないのだ。ヒロシマ、ナガサキ、フクシマと三発も食らった日本人の理性、本性が世界から試されているのにアメリカ追従の情けなさよ。日本人こそが脱原発、脱核兵器の音頭を取り続け、成功させなければならない高遠な使命があるのだ。これを率先して進めなければならないマスコミ、政府が金、金、金中心で動いてどうするのか。インテリ諸君の本気度が試されている。

02. 2012年10月01日 14:42:49 : kp8REolYmY
核燃再処理などは、処理の過程でクリプトン85などの不活性ガスの放射性元素を大気中に何の処理も出来ないままに放出し続け、さらにトリチウムという水に重水として混濁すれば全く分離する事が困難となる放射性の猛毒を垂れ流すことに繋がるもので、世界中の生命に甚大な危害をもたらすあまりにも愚かな行いである。

アメリカに核爆弾製造を懸念される以前に、人として手を出してはいけない作業なのだ。即刻に施設を廃止すべき代物だ。

福島原発3号機でMOX燃料が保管先のルールで核爆発を起こして、プルトニウムを世界中にばら撒いた事故が起きても、まるで何事も無かったかのように情報を隠蔽し、いまだ稼働していない大間原発で、国民の多くから反感を浴びてまでもMOX燃料を燃やす原発を性懲りも無く稼働させたいという、信じられない政府の選択は、実は核燃再処理を存続させる為の道具立てであったようだ。

プルトニウムという核兵器を作る材料を自前で取り出すことに、執拗に拘る政府内ないしは自民党の原爆保有オタクが日本の国を世界から孤立させるのだ。戦争を放棄したはずのわが国が、再び悲しく醜い戦争へ足を踏み出す軍国化をぜったいに歩ませてはならない。再処理は自ら放棄すべきなのだ。


03. 2012年10月01日 14:46:46 : kp8REolYmY
02

ルール  →  プール

訂正します。


04. 2012年10月01日 16:45:50 : FqFTMwaDLQ

    内政干渉。 カネを借りているヤツが貸主に偉そうにぬかすな!


05. 2012年10月01日 21:21:17 : NrnWIa4XYo
 「日本の原子力政策に対する米政府が懸念事項」は、以前からコメント投稿している通り超小型原発が実用化できたなら問題なくクリアできるはずなので説明します。
 第一に超小型原発(0.1〜1万kw)で原発はあと300年続ける、と言えば「原発ゼロ」には該当しない。
 第二に中東を中心に資源獲得競争が激しくなり石油価格が高騰する恐れに対しては、超小型原発を通常は全エネルギーの0.1〜1%、中東紛争や石油価格高騰時には通常停止して待機させてあった超小型原発を必要に応じて稼動する。巨大原発プラントでは一度止めてしまうと再稼動は大変だが、超小型原発は通常停止、必要時だけ運転できるものを開発する。ポンプ等の補機だけは通常時交互に運転していれば劣化しないし再稼動は容易である。
 第三の日米合弁の原子力産業の国際競争力や人材は、巨大原発プラントのように地震や津波に弱いものは米国の地震、津波がない場所に限定して運転、超小型原発は日本のやや内陸でも稼動可能で、この分野の技術者も育てる事ができる。
 またウラン燃料があと30年分程しかないと言うのが本当なら、世界的に原発の稼動ペースを落とした方が原発産業の寿命も長くなる。
 日本、世界で巨大地震、津波の危険が大きくなっている傾向があるが、こうした面を考えて「立地政策の柔軟性」で立地変更の必要性が生じた場合に、移動できるような超小型原発とする。
 もんじゅなども現在の出力の1/1000、できれば1/10000前後の超小型タイプを開発すればリスク低減できる。広域の警戒などが必要になるかも知れないが、警戒、監視をする産業が発展すると言う利点もある。
 以上の方法で米国の期待に応えるべく開発を進める事です。

06. 2012年10月01日 22:40:00 : hUzYiEXnRZ
>05
ああ、それが出来る頃にはきっと核融合炉が実用化されているね。
ウランなんていらないし。

200年後くらいかな。


07. 2012年10月02日 01:16:42 : sgolhP60mA
再処理の停止を   せっかくアメリカが言ってくれるから賛成。
言われなくてもやめてほしい。
石油価格が上がる  日本の脱原発でたいして上がりはしない。
影響が大きい中国は、脱原発はしない。
技術系の人材喪失  ならば、アメリカで日本人を雇ってやってくれ。
政策の柔軟性    環境条件が変われば、当然政策も変わり得る,
           憲法は禁じていない。でも、環境が変わらなければ変えない。

08. 2012年10月02日 01:17:20 : ZfDpcPh9t6
アメリカは自国の国益を主張しているだけだ。

アメリカに,日本の地震や津波のリスクは理解できないだろう。
アメリカに,万人単位の死者が出る,大震災・大津波はないのだ。
その中で,アメリカの原発と同等の安全性を保てるはずがない。

アメリカが,世界の原子力利用を推進・維持したいのなら,
それは,地震や津波のない国を優先するのが合理的だ。

何より,原発ゼロの懸念を,脱原発を決断したドイツにも言ってくれ。
そして,その回答を聞いてみたい。今のところどこにも報道されていない。
どちらも,化石燃料に恵まれない工業国で,ほとんど同じ立場,同じ政策のはずだ。

日本は丸め込まれて,ドイツは自国のポリシーを貫けるのなら,
日本がなめられているだけだ。

何を言われようが,貴国の要望は承るが,これは日本の主権の問題だ,
といえばよいだけだ。


09. 2012年10月02日 04:53:06 : hzsfPtuQQg
今度の事故で四号機の使用済み核燃料プールの危険性が明らかになった。日本だけでも使用済み燃料棒がどれだけ溜まっているのか。これを冷やし続けなければならない。最終処分場はどうするのか。MOXを使った三号機の核爆発の危険性もはっきりした。どんなに安全だといっても安全ではないことが分かったのだから原発以外の発電に切り替えるチャンスだ。各界をもたもたさせる決断力の無さが更なる被害を大きくするのだ。

フクシマで撒き散らされた放射能だけでも大変な量だろう。更に農地へ、海へと汚染が広がる。技術が進歩したことを考慮しても、こんな危険なものを国内だけではなく海外で更に造り稼働させることは人間のやることではない。悪魔だ。悪魔は厳しく処分しないと止まらない性癖がある。


10. 2012年10月02日 07:32:57 : A4GQ7o9O02
あっしらさん
最近、有馬哲夫著「原発と原爆」文春新書(2012)を読んでましたら、

福島第一原発の核燃料である濃縮ウランは、ソ連(懐かしいです)製だったことが書かれております。
時は、米ソ東西冷戦下のまっただ中、南アフリカ産のウランを米国のGE(ジェネラル・エレクトリック社)が、ソ連にウランの濃縮を委託してたものらしいです。
この事実にまたまたのけぞってしまいました。

小生が、阿修羅を知ったのは、ずいぶん前です。北朝鮮の核疑惑でマスコミが大騒ぎしていたとき
北朝鮮に軽水炉を輸出していたスイスの多国籍企業の役員に、ラムズフェルド国防長官がいたのを
ルモンド・デイプロマテイ―クの記事内容が投稿されていたので、ビックリ仰天したからでした。

当然のことながら、GEがソ連へウランの濃縮サービスを委託するのは当然のことながら米国政府公認の
ことですが、この理屈が冴えています。ソビエトが自国のウラン濃縮能力を削ぐことになるから、国家安全保障上有益である理屈らしいです。

ウランの国際管理も含めて、相変わらずグローバルエリートたちの資源管理と金融管理の茶番劇が続けられているのでしょうか。


11. 2012年10月02日 15:08:10 : EGxB2LrF1s
結局オスプレイみたいに米国産業のためってこと?
オスプレイは全米の軍事産業が参加してますよね


12. 2012年10月02日 19:20:07 : 0FHVjGtNWY
>>02
本当にその通りですね。
日本は核兵器を作る準備などしてはいけない。
核爆弾を落とされた国が自ら核爆弾をいつでも作れるようにしておこう、などというふざけた事をしては絶対にダメです。
全ては中曽根と正力がアメリカに仕向けられ始まった事です。

地震大国日本に原発は作ってはいけないのです!!


13. 2012年10月02日 21:01:10 : NrnWIa4XYo
 07さんへ
 05です。
 原発維持が米国からの絶対命令でないのなら07さんの方針で良いと思います。
原発維持が米国からの絶対命令のようなものなら、原子力船 むつ (36‚000 kW)をもう少し小型化したもので、航行が主目的ではなく単に浮かべるタイプで事故時は曳航されて外洋に移動できるものを、例えば小川原湖や北浦などに配置するとかで安全をとると言う考えです。

14. あっしら 2012年10月03日 00:48:17 : Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI

A4GQ7o9O02さん、面白い情報ありがとうございます。

 有馬哲夫さんの「原発・正力・CIA」(新潮新書)はざっと読みましたが、「原発と原爆」は未入手です。

 私たちが見ている“世界”は、グローバルエリートたち(それもごく限られたひと)が“創作”したものの伝播もしくは反映だと思っています。

 ナチスドイツや「冷戦」をはじめ、フセイン、カダフィ、アサド、イラン革命勢力そして北朝鮮の金一族なども、“彼ら”の“創作物”をリアルなことであるかのように受け容れてしまっているのかもしれません。

 発電コストの比較がなされていますが、電力会社が購入している核燃料の価格は秘匿されており、コスト算定で使われている燃料代は推定に基づくものでしかないようです。

 ウラン濃縮設備の稼働率アップとドル獲得はソ連にとって大きな魅力だったはずですから、「ソビエトが自国のウラン濃縮能力を削ぐことになるから、国家安全保障上有益」という理屈はゴマカシでしょう。
 GEの論理は、製造コストが安いソ連を下請けに使って利益を増大させるというものでしょう。GEや米国はソ連を利用できても、日本が核燃料でソ連と直取引することは絶対に認めなかったはずです。

 話は少し飛びますが、ロシアにもその気があるようなので、使用済み核燃料の処理をロシアに委託するかたちで原発の後始末をつけられたらと思っています。
 ロシアであれば、核拡散という話は意味がないし、勝手な話になりますが、国土の諸条件を勘案すると保管場所として日本よりもましだと思えます。
 できるだけ使用済み核燃料を積み上げないうちに...



15. 2012年10月03日 14:19:47 : A4GQ7o9O02
あっしらさん、コメントありがとうございます。

六ヶ所村再処理施設の使用済み燃料プールも97%でほぼ満タン。
各原発の燃料プールも数年でいっぱい。その上、英国とフランスへ預けていた高レベル放射性核燃料が日本に返送されるというし、
そもそも原発に事故が全く起こらないとしても(機械設備である限り、全く故障や事故が起きないというのはありえませんが)、使用済み核燃料の処理方法が全く確立されていないので、そもそも産業として失格だったのに、原発を始めてしまった。

ロシアにお願いですか?現実的には、有力な案かもしれません。自国で処理できないものをお金で他国に処理してもらうのか。モンゴルの件もあったし、悲しい現実です。

第二次大戦中、ウランの有力産地であるアフリカのベルギー領コンゴ(旧ザイール)を、ヒトラーはベルギー降伏させたのにもかかわらず、ロスチャイルド家のフリーパスにさせたこと。

核兵器を含み最重要の軍事機密を扱う、国家の諜報活動が全くの茶番劇だったこと。
例えば、CIAの前身の米国OSSの基礎を作った英国の諜報機関幹部キム・フィルビーはじめケンブリッジ・ファイブがそろいも揃って、ソ連のダブル(かくれエージェント)だったこと。ただここで彼らを操った真のコントローラー、ビクター・ロスチャイルドは表に出てきません。

米国が、日本に二種類の原爆を投下したのも、巨費を投じたロスアラモスのマンハッタン計画が、米国議会に全く隠密の行われ、投下しないことには議会に対していい訳が出来なかったからとも。そんなんで、原爆投下なんかセントって欲しいです。

原爆投下が、太平洋戦争末期の対米強硬派の中心だった第二総軍の将校連中を広島に集めてた時期だったこと。鬼塚さんのたくましい想像もあながちまったくの想像とも言い切れないような現実があります。


16. 2012年10月03日 17:31:15 : d40J9JEANA
>>04 FqFTMwaDLQ さん

    >内政干渉。 カネを借りているヤツが貸主に偉そうにぬかすな!

そうだー!
アメリカがうるさいよ!
いちいち日本の事に口を出すなー!
”思いやり”とか言うお金を恵んでもらっているくせに!


17. 2012年10月03日 22:17:25 : kp8REolYmY
ロシアに核のゴミの処理をお願いするならば

フランスがロシアにやらせてると同じようにゴミから利益が生み出す旨みをつけて依頼してあげなければやらないでしょう。

ロシアはウランやプルトニウムを取り出せるゴミであれば、抽出できた燃料を売りさばけるなら引き受けているようですからね。


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