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備えも訓練も吹き飛ばした判断ミス  原子力防災技術者が語る福島原発事故の深層(その2)
http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/182.html
投稿者 MR 日時 2012 年 10 月 18 日 00:14:42: cT5Wxjlo3Xe3.
 

備えも訓練も吹き飛ばした判断ミス
原子力防災技術者が語る福島原発事故の深層(その2)
2012年10月18日(Thu) 烏賀陽 弘道
 原子力防災の元実務技術者である永嶋國雄さん(71)へのインタビューをお届けしている。永嶋さんの名前を教えてくれたのは、『原子力防災』の著者、松野元さんだった。永嶋さんは、松野さん同様、原発事故に備えた防災システムの設計に関わり、危険を警告していた人物で、『原子力防災』の共著者にもなるはずだった。

 政府は巨額の予算を投じて、原子力発電所のシビアアクシデントに対する防災システムを構築していた。しかし、3.11ではそうしたシステムがまったく生かされなかった、という話を前回聞いた。今回は、国が実施していた「原子力総合防災訓練」の欠陥や、事故発生後に官邸と現場で積み重なった判断ミスなどについて話を聞いた。

避難範囲を10キロ圏内に抑え込むべきだった東電の責任

──国は「原子力総合防災訓練」を3年に1回やってるはずなんですよ。2008年には福島第一原発でやってるんです。菅内閣の閣僚だって2010年に浜岡原発を舞台にやってる。訓練をしたのに、なぜ本番ではまったくできなかったのか、不思議なんです。


永嶋國雄さん。原子力防災システム研究会を立ち上げ代表を務める。著書に『福島原発事故の深層』(eブックランド)がある。
 「地震の大きさは事前には決められません。が、原発災害は、放射能が出る量を勝手に決めてしまえる。要するに『放射能の出る量はこの程度にしておこう』と想定を決める。それが政府の決めた『防災指針』の『避難範囲10キロメートル』というやつです。『10キロメートルに影響する量でやりましょう』と勝手に決めるんです。ところが、今回は現実が30キロメートルを超える拡散になったから、もう何もできなかった。逆に10キロメートル内だったら、菅(直人)総理も出る幕が全然なかったかもしれない。訓練はみんなそれでやってるから」

──2010年の訓練では「10キロメートル内避難」でした。それは「10キロメートルが避難しなくてはならない事故の規模を想定して訓練をやりましょう」ということですね。逆立ちしたロジックですね。

 「どこに責任があるか。電力会社は10キロメートルだって100キロメートルだっていくらでも出せるんですよ。その時の電力会社の役割としては『事故が起きても避難は10キロメートル以下に抑える』という責任でずっと今までやってきてるんです。これは、世界どこでもそうなんです。電力会社が絶対に10キロメートル以下に抑える。だから国とか県とか全てが、10キロメートルに相当するシナリオで防災体制を組んでるわけですよ」

──実際に「防災指針」のEPZ設定は「8〜10キロメートル」と書いてあります。

 「それを東電が守れなかったんですよ。だから国には責任はないと思う」

──言い直しますと、原発敷地内部のコントロールは電力会社がやるというのが前提ですよね。敷地内での事故を、10キロメートル圏内で避難する程度に抑えられなかった電力会社に一義的に責任があるということですか?

 「PBSの予測演算では、ベントもできなかったら、どれぐらいヒートすると思いますか? 避難範囲が100キロメートル超えてたんです。ベントすると30キロメートルぐらいに抑えられた」

──最悪のシナリオでは170キロメートルがありました(注:細野豪志首相補佐官の著書『証言』より)。実際には何キロくらいなんですか?

 「いろんなシナリオがあるんだけど、170キロメートルというのもありますね。原子力委員長・近藤駿介が出した」

──それは、1号機2号機3号機全部が、格納容器が破れてしまった場合のことでしょうか?

 「1つの原子炉で格納容器が破裂すると、1つの原子炉で100キロメートル超えちゃうんですよ。実際はそれでも計算上いろんな現象、正確に演算するとそれくらい。あとは、原子炉にある放射能全部出るって仮定しちゃうと、1000キロメートル超えちゃうんです」

──1000キロメートルっていうと関西よりさらに西も入りますね。

 「それぐらい超えます。原子炉にある放射能を全部出すとそうなっちゃう。でも、実際に格納容器が破裂したって放射性物質の大部分はそこに留まってるんです。 そういうシミュレーションをして計算していくと、100キロメートル超えるくらいに収まる」

──東京〜福島第一原発が大体230キロメートルくらいです。100キロメートルというとその半分ですね。

 「その時に、いくらなんだって(原子炉内の放射性物質が)全部出るなんてのはおかしな話です。物質にもよるけど、プルトニウムとかストロンチウムなんかはなかなか出にくい。そういうのを正確に計算していくと、1000キロメートルの10分の1で成り立っている。それでさらに運転方法でそれを抑え込めば、小さくできるんです」

──つまり、最悪の演算をすれば避難範囲は1000キロメートルを超える。が、現実にはそれはほとんどありえなくて、運転や何らかの予防措置によってそれを小さくできる。そういう意味ですね?

 「それで、電力会社はいろんなことを考えて、絶対に10キロメートル以上には広げないというものが電力会社の役割だった。これはずっと昔から、その前提でやってきたんです。だから官邸のところに、なぜ10キロメートル超えたのかと批判が集まった。それで菅総理も頭にきた。東電は役割を何もやってないじゃないかと。しかも東電は『事故を抑えます』と言わなかった。だから菅総理は『バカなやつらだ』『自分が指揮する』ってヘリコプターで現場へ飛んだんでしょう」

──じゃあ「過剰介入」ではないという意味ですか?

 「もちろん最終責任は総理大臣にある。戦争と同じです。最高責任者は総理大臣ですよ。総理大臣が保安院や東電に『どうやって抑えるんだ』と聞いても一向に答えられない。だから『こんなアホなやつらではどうしようもない』と菅総理は『俺が行かなきゃ』と勘違いした」

原子力安全・保安院は東電より技術がない

── 一義的には10キロメートルに抑える責任が東電にあったとします。とはいえ、原子力安全・保安院も何かすべきだったと、私は思っています。それはどうなんでしょう?

 「保安院は東電より技術力がないんですよ。だからどうしていいか分からない。それが実態なんです」

──電力会社は永嶋さんの研究や警告を知らなかったのでしょうか。

 「読んでいるけど、いかにそれを抑えこもうかと思ったのでしょう。東電は何も言ってこない。が、電事連からはレスポンスがあって、永嶋さんの言うことを参考にさせてもらえませんかってね」

──電事連が反応したんですか? 逆みたいな感じがしますね。

 「電事連は明らかに東電が悪いと分かってたから。専門家は分かってるんです、東電が何をしたか。それで、いま関電が運転再開を自信を持ってやりますと言っている。彼らは自信があるんです。関電は『普通の技術者だったらああいうことしなかった』って思っている。だから関電が運転再開をやるのは、技術的に見るとおかしいことではない」

──関電の方が東電より技術力が高いということですか?

 「技術力は似たようなもんなんだけど、あのようなことはしないと思っているでしょう。何かの事故があれば、すぐ勉強するでしょ?」

──なるほど。福島第一原発事故を研究して「あんなことはしない」と言っているのですね。

 「それともう1つ、プラントの大きな特徴の違いがある。福島第一発電所の『沸騰水型』BWRっていうのは、緊急時に原子炉を冷やす時に、原子炉に直接海水を入れるんです。これだと海水で原子炉系全部やられて廃炉になっちゃう可能性が高い。(関電・大飯原発の)『加圧水型』PWRっていうのは、蒸気発生器の2次側に入れるんです。原子炉には海水を入れなくていいんです。そうすると原子炉をぶっ壊すことにならないから、安心して入れられるんです」

──そうか。海水を放り込んで冷やしても、原子炉は壊れないから躊躇しない。

 「だからもし事故が起きたら、ただちに海水を注水します。そういう練習もしてます」

事故対策の明らかな運転ミス

──要するに「事故が起きたら遠慮なく海水をぶち込めます」「ですから事故は拡大しません」と関電は言える。それでは、永嶋さんのような原子力防災を専門とする技術者から見て、福島第一発電所事故の対応でおかしいのは何でしょう。

 「原子炉を壊さない運転操作を十分できるんです。これが1号機にしろ、2号機3号機にしろ、明らかに運転操作がおかしい。例えば1号機のIC(非常用復水器)の運転ミス。これは事故調でも指摘されてた。国会事故調も政府事故調も素人的な技術屋が評価してるんだけど、彼らですら『いくらなんでも、そんなことはないだろう』と言っている」

──国会事故調の報告には「ICが作動してると勘違いしていた」というくだりがあった。あまりにノイズが多くて、コントロールボードが狂ってしまった。動いてるものだと思っていたら、止まっていた。あるいは、誰かが勘違いしてマニュアルで止めてしまった。そう書いてあった。ありうるのでしょうか。

 「地震が起こった後、すぐにICを動かしている。だけど、ICは制御が非常に難しくて、圧力温度が急激に下がります。下がるためにそれを一旦止めたんです。で、止めた後に津波が来た。大体3時間くらい止めても、原子炉はまだ冷却できるような状態にあって、炉心は露出しないです。炉心が露出すると燃料棒が破損する。その1時間弱後に津波が来たんですね。あと2時間くらい余裕があるので、その間にICを再起動すれば冷却できたんです。一切問題なく抑えられたんです。ところが、津波が来たあとICを再起動させる運転操作をした形跡がないんです。いろいろなデータや事故調の報告を見ても。その時の条件になるには1時間経ってるんだから、あと2時間以内に絶対に、ICを回復するっていうのは最優先でやるべきだったんですよ。どうもそれをしてなかった」

 「だいたい午後4時に津波が来たんですよね。そうすると7時くらいの時点でもう炉心が露出しちゃっていた。それからあと、1時間か2時間で燃料棒が破損します。実際9時頃になると格納容器の線量が上昇した。だから9時頃にはかなり燃料棒が破損しちゃってる」

 「原子炉建屋内、格納容器の中には当然あった。原子炉の建屋内は線量ががーっと上がった。そうすると原子炉建屋に行って、いろんな装置を動かすのが大変になった」

──思い出しました。当時、東電は「冷却装置が作動してる」って発表した。「じゃあ、なんで線量が上がっているんだ」とあの時問題になっていた。東電の会見でも「冷却装置か線量計か、どっちかが間違ってるんじゃないのか」って散々言われてました。

PBSが起動していれば運転ミスもなかった

 「それはPBS動かしていれば全然分かっちゃう」

──えっ! そうなんですか?

 「地震の後、起動させたICを止めた。止めた後、再起動していないことに気づかなくても、PBSで計算してみるとズレが出るでしょ。変だと気づく」

──しかし、現場は当時「ICは動いてる」つもりだったのでは?

 「止めた後、再起動したという話がどうもない。止めておいても大丈夫だっていうふうに、運転側が思ってたようですね」

(烏賀陽注:逆に言えば、PBSの存在が明らかになれば、ICの運転ミスも証明されることになる)

東電は崩壊熱の怖さを知らなかった?

──つまり「見落とし」じゃなくて「止めておいてもいいんだ」と思った。止まってるのを知っていながら放っておいたということになりますね。

 「止まってるのは分かってるけど、どれぐらいの時間まで再起動しなくてもいいかということが、どうも分からなかったということでしょう。事故当時、原子炉設計のベテランから私にメールが来た。『崩壊熱が出てるが、崩壊熱だったらそんなに燃料が溶けることはないんじゃないか』『マスコミが騒いでるのはおかしい』と。原子炉を設計しているベテランですよ。そんな人でさえそう思ってる。東電の運転員はあまり勉強していないのか、そういうことが分からない」

──永嶋さんは著書や講演で「崩壊熱こそ怖い」とおっしゃっていますね。

 「原子炉を止めた後でも、注水がないと、3時間後には燃料が露出して、さらにあと1時間で燃料が溶け出す。崩壊熱です。そういうことがPBSのデータベースに入っている。常識としてデータがあるんですよ」

──PBSを見ればこれからどうなるかが時系列で分かっていたはずだ。そうなれば、2時間もICが止まっているのはやばいんじゃないのかってことが分かる。つまり、PBSは「進行予定表」みたいなものですね。

 「そう。そういうのがデータベースとしてある」

原子力安全・保安院はPBSが動いているのを知っていた

──それぞれの炉についていろいろな条件の下で、スケジュール表を見せてくれるわけですね。

 「これははっきりしてないんだけど、JNES(原子力安全基盤機構)はPBSの計算をしたんですよ。原子力安全・保安院に持っていったんですよ。だけど保安院はそのデータの意味が分からず、無視した。全部東電の情報に頼るんだと。JNESの人は分かっていた」

──えっ! 原子力安全基盤機構はちゃんとPBSを動かしていたんですか?

 「いちばん最初の政府発表での炉心溶融のデータは、PBSのデータなんです。3月11日の夜ぐらいの時点で政府発表があったんですよ。その中にその数値が出てます」

──思い出しました。福山(哲郎)官房副長官の『原発危機〜官邸からの証言』(ちくま新書)にも出てきます。

 「あれはPBSに頼ってます」

──分かるんですか?

 「それしか方法がない。JNESが運用してるPBS以外に短時間で計算を出せるものがないんです。別の組織があって、そこでも同じような計算コード使ってるんだけど、それをやるためにはまずプラントのデータを入れないといけない。それには膨大なデータ使いますからね。何週間もかかっちゃう。東電がメルトダウンを発表したのが5月半ばごろでしょう? 同じような計算コードを使って、東電が自ら計算したんです」

シビアアクシデントの予行演習は数百回やった

──そうだったんだ。あれは東電が一からやり直したんだ。だからメルトダウンを認めるのに時間がかかったんだ。

 「そのくらい時間食うんですよ。だからPBSはそういうことを事前にやってある。いちばん重要なことですが、2000年ぐらいの時点で、そういうシミュレーションをしょっちゅうやってあるんですよ」

──え? 誰がですか?

 「NUPEC(原子力発電技術機構)の職員です。松野(元)さんや私が、です。その時に、こういうときにどういう操作したらいいかっていうのを、皆でトレーニングしてたんですよ。だから松野さんと私だったら『こういうふうにしたらいいっ』てのがすぐ分かるんです。その時やった経験があるから」

──何回くらいそういうシミュレーションをやったんですか?

 「回数からすると、まぁ仕事やりながらヒマな時にやってるんで、週に2〜3回ぐらいやってました。それを何年間かやってました。だから数は何百ですよ」

──え! 週に2〜3回を何年もやってらっしゃるんですか? 全国の54基の原子炉に関してですか?

 「そうです。だからそこにいた人だったら、だいたいすぐ分かってしまうんです」

──そうか。松野さんも永嶋さんもお話が自信に満ちているのは、そういうのを繰り返しやってらっしゃるからなんですね。

 「だから事故調査委員会報告を読むと、どれがおかしいかってのはすぐ分かるんです。これは、嘘ついてる、これは隠してるなって」

──シミュレーションを何度もくり返していらっしゃったというのは、報告書か何かをまとめようとしていらっしゃったんですか?

 「そういう緊急事態になったときに、本来は我々が国をちゃんとサポートして、それをちゃんとやらなきゃいけない、JNESとして。それがJNESの役目なんです。そのためには訓練をやってなかったらできないんです。1〜2時間の余裕で結果を出していかないと、うまい操作ができない」

──なるほど、万一の事故のときに備えている。

 「それをできるように、いろんなシナリオについて訓練してるわけです」

──どこで何が起きても「ああ、あれならやったことがある」でなきゃダメってことですね。

 「まぁ、54基全てやるってのは大変だから、あとは類型化します。同じ出力、同じ原子炉の型だったら同じ特性だから。54基全部やってたわけじゃなくて、代表するとなると20基以下ぐらいなんです」

──つまりその20基をシミューレーションしておけば「福島第一発電所の3号機はこうだからこう」というふうに決まってくるわけですね。

 「福島第一発電所だったら2、3、4号機はまったく同じです。1号機は出力が小さい。違ったものだけについて全部やってた」

──本当に備えは十分にしてあったんですね。

(つづく)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/36338  

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コメント
 
01. 2012年10月18日 02:34:13 : 7s5UV2rlIw
『加圧水型』PWRが安全だと何故言えるのか意味が不明です。
配管が初期の地震動で壊れたらもっと危険ですよね・・・・・
2次系に海水が躊躇なく入れられるっていう話を認めたとしても1次の配管が壊れない理由を知りたいです。
一次系の配管が壊れた場合はどうなるのでしょうか?

02. 2012年10月18日 03:19:41 : 86yLttSYl2
>>01
安全の認識度が違うんだろう
所謂、「推進派」だからね

=====================
前から言っているけど
今回の大惨事に限って言えば、やはり海水注入を躊躇った事が原因だ
それは良く分かる記事だ
最高責任者の菅が傀儡であったために、分かっていながら命令できなかったと
ここで何回指摘したことか

原因が分かっているのに、誰も責任を取っていない

だからこの記事の内容は重要だとは思うが
問題は、この記事が責任を問うものではなく
次は失敗しないという、言い訳に利用されているということだ

自分は消極的脱原発派だ
だから
最初から、ちゃんと原因が追求され、責任が明らかにされていれば
次は大丈夫でも納得するが、今後もそれは望み薄

ここまで来て、「次は失敗しない」は通用しない

電力会社、官僚、政治家、メディアの体質が明らかになった今、次は失敗しないなんて口が裂けても言えない。言ってはいけない

また、>>01ご指摘のとおり、直下型の原子炉直撃の大地震は、未だ我々は経験しておらず
それが起こった場合、またぞろ「想定外」になるのは目に見えている


03. 2012年10月18日 08:11:02 : 7LkiGXF3eg
停電になると、格納容器の現状把握が出来ない事が問題なんでしょう。

確認システムが無いし、方法もない事が問題なのでは・・・・・

原発は止めたらいかがでしょう。


04. 2012年10月18日 10:35:04 : CGK1QuuD2w
結論

「原発は、存在そのものが、大間違いであった。」


05. 2012年10月18日 11:48:47 : pPJ5gJb78A
この永嶋國雄というのはデタラメばかり言う大馬鹿者だ。

放射能汚染は気象次第だ。
放出量が少なくても風に乗れば遠くへ飛ぶ。雨が降ればそこで地上に落ちる。
10キロ以内に収められるわけがないだろうが。

100キロ以内に汚染を押さえ込めるのなら、なぜ東電は何百キロも離れた僻地に原発を建てるのか。

加圧水型のほうが危ないというのは世界の常識。
原子炉には海水を入れなくてすむなどとどうして言えるのか。燃料溶融が起きたらどうするのか。

原発敷地内に活断層が走っているのに、関電が運転再開に自信があるなど噴飯ものだ。

こんなアホが原発に関わっているから4基も続けて大爆発するのだ。

原子力ムラの連中は、「こうすれば事故は防げた」などと言い出しているが大ウソである。
原子力は全く人間の手に負えるものではない。どう設計しようとどう災害対策しようと駄目だ。

それが原子力というものだ。


06. 恵也 2012年10月18日 12:06:05 : cdRlA.6W79UEw : d2v7X8QAws
>>02 最高責任者の菅が傀儡であったために、分かっていながら命令できなかった

間違い!
総理大臣としては最高の対応をしてくれた。
理科系の大学卒業者で特許もとっただけのことはある。

むしろ対応の中心になるべき保安院長が政治学部の卒業生で、原発事故の対策
がまったく出来ないのに総理大臣の第一の補佐役に納まっていたこと。

保安院長が的確な指示を出してたら、菅もヘリコプターで行く必要がなかったでしょうし
同じく、補佐役の原子力安全委員長がまともに現場を知っていたら机上の空論で「水
素爆発はない」なんていうトンチンカンな答えもしなかったでしょう。

こんな補佐役で菅直人はよくやったと思うよ。
東京電力の清水社長みたいな人だったら、放射能放出を1%に抑えられなくて10%
くらいの放出になり半径100kmくらいが避難区になり、今頃は仙台市や水戸市まで
人がいなくなってたでしょう。

俺が保安院長なら津波直後のブラックアウトの時点で、爆発した1号機、2号機、3
号機にも、助かった福島第二にも海水注入を総理に命令するように申請したでしょう。

SPEEDIは官邸の机の上に置くだけで、文科省の官僚は帰ったというから官邸は
誰も知らんかったという。こんな官僚を従えた総理に何が出来るのだろう。
しかし総理が菅直人だからこの程度ですんだので、不幸中の幸いというべき!

>> ちゃんと原因が追求され、責任が明らかにされていれば

これは無理!
原子力ムラがこれほど肥大して、日本の政治をおかしくしてしまった原因を考えると
電力会社の解体の後で責任追及できる。

電気代が総括原価方式で独占企業である、電力会社と電力労組のお金が、

政治献金として政治家に流れ、
官庁の天下りを受け入れて高給で待遇し、
学者には研究費として多額のお金を与え、
マスコミには広告費として莫大なお金で懐柔

していては、原因も責任追求も出来るはずがない。
マスコミの追求も電力会社に遠慮して、今では評論家として出てくるのは原子力ムラ
の住人しかいません。


07. 2012年10月18日 20:09:17 : FfzzRIbxkp
今回、この記事には出てきませんが、
原子力防災とは住民を被ばくから守ることだと、鳥賀陽さんの以前の記事で知りました。

フクイチの事故15条通報のあとに、政府や東電、マスコミがしたことは、
原子力防災からはかけ離れすぎていると思います。

関電がどんなに技術を高めたとしても、
大飯原発再稼動においても、原子力防災を後付けにするような行為をしたことは、遺憾です。

原子力防災。住民を被ばくから守ることを率先して行っているのだろうか。
首をかしげるような行為が、今でも日常的に見られます。


08. 2012年10月19日 13:25:49 : rrhrFN6JLd
原発が安全とか危険だとかは放射能を巻き散らかしてからはもう関係が無い。使用済みの核燃料の保管を考えれば、もう便所のないマンションからあふれ出ている状況で即刻廃止が必要。これ以上使用済み核燃料をこれ以上増やすな。

09. 2012年10月19日 17:47:30 : XUd48KYCio
後だしジャンケンの一形態だね。

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