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非常用復水器の撤去が意味するもの (とある原発の溶融貫通(メルトスルー)) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/270.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 10 月 23 日 10:10:07: igsppGRN/E9PQ
 

非常用復水器の撤去が意味するもの
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/6694956.html
2012年10月23日10:00 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)


■非常用復水器の撤去は、原子炉を使ってウラン濃縮をしていたことを意味する。

事故後、民主党の原口一博議員らが、非常用復水器の撤去への問題定義していたが、福島原子力発電所事故調査報告書では、非常用復水器の撤去の経緯にたいする解明は行われたのだろうか。

問題は、非常用復水器の撤去がされた経緯ではなく、その理由だ。それは、現場でたびたび非常用復水器の警報がなっていたため、その都度警報を解除するという作業をしていたという現場の状況を聴き取り調査するべきなのだ。

原子炉を稼動していないときに、炉内の温度があがると非常用復水器の作動警報が鳴る。作業員はその都度警報を解除する。問題は、通常であれば、原子炉は制御棒で核分裂を制御して、冷温停止状態にして原子炉は停止する。

この状態で炉内の温度が上がることは即臨界を意味する。従って、この状況での非常用復水器の作動警報は致命的な事故となるが、現実には、日常的に警報が鳴っているのだ。

しかし、原子炉を違う目的で使うと考えると、この疑問の答えが出てくる。つまり、原子炉を利用したウラン濃縮である。これはガス拡散法といわれるウラン濃縮の技術であり、濃縮工程の過程で熱が発生し、原子炉内の水が沸騰し、非常用復水器の作動警報が鳴ると考えるのである。

原子炉を、ガス拡散筒の冷却に使う場合、炉内の水が沸騰するのは当然で、それを感知して警報が鳴り、そのまま非常用復水器が作動するれば、冷却水として貯めこんでいる海水が原子炉内に入ってしまう。

日本の原子力発電所では、原子炉を利用したガス拡散法によるウラン濃縮が行われていて、この作業時には、非常用復水器の警報の作動と解除は、通常の作業として組み込まれていたのであろう。現場としては、取り外したいと考えるのは当然である。

2003年に、この非常用復水器が15億円かけて撤去された。その理由は、ウラン濃縮の生産の増強を意味する。ガス拡散法にウラン濃縮の生産拡大は、2006年2月に公開された特許技術がその背景にある。

特開2006−46967の出願者は核燃料サイクル機構で、使用済み核燃料に、フッ素またはフッ素化合物を作用させ、ウラン及びプルトニウムの混合六フッ化ガスを生成して、ウランとプルトニウムを抽出するという技術である。

濃縮ウランは、六フッ化ウランをガス状にして、ガス拡散法や遠心分離法でウラン235と238を分離しているが、黒鉛炉で取り出されるプルトニウムと違い、軽水炉ではプルトニウムの抽出は難しいとされていた。

しかし、軽水炉発電で水に溶けた六フッ化ウランと六フッ化プルトニウムを混合六フッ化ガス化することができれば、従来のガス拡散法や遠心分離機で、濃縮ウランと濃縮プルトニウムが抽出できる。

この特許技術の公開後、日本の商用原子炉でのプルサーマル化と称するMOX燃料の使用が始まるのであるが、MOX燃料による原子炉の運転はダミーであり、実際には、軽水炉の使用済み核燃料を、六フッ化ウランと六フッ化プルトニウムに転換するのが狙いであろう。つまり、ウランの濃縮だけではなく、プルトニウムの濃縮も、従来のガス拡散法で行うということを意味していると思われる。

チェルノブイリの事故も、ウラン濃縮作業中の事故であり、この事故の直接的原因は地震である。福島第一原発の1号機は水素爆発であるが、3号機は地震でガス拡散筒が干渉し、ガンバレル型の核爆発がおきたか、、もしくは、カスケード内のプルトニウムが、水蒸気爆発でインプロージョン型の核爆発を起こしたのであり、核爆発である。

日本の原子力発電所は、ウラン濃縮プラントであるということを理解しないと、原発や電力に関する議論は無意味だ。

(橋本さんのプログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/up5ch6/62117187.html

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確かに,同じ福島第一原子力発電所でも,非常用復水器が付いているものと付いていないものがあるというのはおかしいですよね。

ウラン濃縮作業の際不要,いやむしろ警報が鳴って邪魔なのであれば,ウラン濃縮に使っていた原子炉から非常用復水器を外してしまったというのは筋が通っています。

この疑惑は深まるばかりです。


 

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コメント
 
01. 2012年10月23日 14:11:09 : UT312kMX7s
 福一の3号機が核爆弾用の核燃料を作っていたということなら、核爆発もなお納得できるというものだ。それにしても、皮肉な話じゃないか。広島・長崎に落とされ、核の平和利用を装った原発で核兵器のウランの濃縮を秘密裏にしていた。そして、それが大事故で洩れ、第三の広島を関東の広範囲に作り出してしまった。そして、政治家・官僚・マスゴミどもに欺かれ、被曝のモルモットにさらされている現状。つまり、「大量殺戮兵器」はもう既に福島に落とされてしまったが、政治家どもは「大量殺戮平気」と嘯いているのだ。
 核輸入の張本人の一人である中曽根は、椅子にふんぞり返って有難く拝聴しているマスゴミどもに向かって自説を滔々と、雲の上から述べる尊師の如くに「他人行儀」な顔をしている。あいつが憎い。間違いなく地獄行きだ。

02. 2012年10月23日 17:58:44 : gU9pbOhINw
東京電力によると、1号機圧力容器の大きさは、内径4.8m、高さが20mとなっています。
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/intro/outline/outline-j.html

圧力容器のどこに、ガス拡散装置を設置できるスペースがあるのでしょうか?
原子炉を単にガス拡散装置冷却に利用するだけですか?
奇想天外と言うしかない。

NRCのガス拡散法についての説明文の最後の方にある文章です。この設備はどこに設けられているのでしょうか?
>At the end of the process, the enriched UF6 gas is withdrawn from the pipelines and condensed back into a liquid that is poured into containers. The UF6 is then allowed to cool and solidify
http://www.nrc.gov/materials/fuel-cycle-fac/ur-enrichment.html#2

米国で現在唯一稼動しているガス拡散工場です。
>Paducah Gaseous Diffusion Plant
http://www.usec.com/media/photo-gallery


03. 2012年10月23日 20:10:14 : Rmgo2cK5ZQ
非常用復水器の撤去も何も、1号機は、最後の命綱である復水器のタンクまたは復水器系配管(再循環ポンプ配管)が地震でぶっ壊れ、復水タンクの熱交換用冷却水がダダ漏れになり圧力釜に蒸気を還元した水を供給出来なくなった。そのため圧力釜の水が無くなりついに爆発に至ったのだ。

このことは以前にもコメントで何度も書いたことなので、ここでは細かく触れないが、地震発生から消防による給水を開始した翌12日午前6時までの時系列を追った圧力釜水位状況と現場の動き及び、2011年5月15〜16日のメルトダウンを認めた東電会見(IWJ中継)を綿密に分析すれば、復水器が地震でやられたのは明白である。

復水器など付いていても、再循環ポンプ配管など復水器の配管系が揺れで一発で壊れるような代物だから安心など出来る話ではない。


04. 日本はひとつのチームなんです 2012年10月23日 22:12:06 : SOiJ6RcUWMrH. : PXn4HNeDRM
ご存知の通り日本の原発はIAEAの厳重な監視下にある。
その環境下で「日本の原子力発電所はウラン濃縮プラントである」やと?
この投稿者おかしいんちゃうか。

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