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ドイツZDF「フクシマの子供たちの放射線障害」(動画と全文)
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2012-11-21(07:54) 放射能メモ
「フクシマの嘘」を作成したヨハネス・ハーノ氏のドキュメント番組
11月18日の朝、福島市にあるこのホテルで、県民健康管理調査検討委員会が開かれた。
原発事故から1年半。ここで子供たちの甲状腺に関する異常値などの新しい変化が報告された。
委員長は山下教授で、彼は原発事故の後、住民たちに笑っていれば、放射線など跳ね飛ばせる、と語った人物だ。
一般公開されたが、質問することは許されない。
今回57000人の子供たちを対象に検査を行った。
鈴木真一教授が検査の結果を報告した。
それによると42%以上の子供たちにしこりや嚢胞が見つかった。
チェルノブイリ事故の後には、0.5%~1%の間だったものだ。
しかもそれを測定したのは、山下教授である。
私たちがしかし同様に不思議に思うのは専門家の間から、一言もこうした高い数値の原因を尋ねる声が上がらないことだ。
私たちは立入禁止区域に隣接する南相馬市に向った。
ここで鈴木氏はこの日の午後、心配する親たちのために説明会を行うという。
私たちはその前に、吉田氏に会って話を聞いた。
ほかのたくさんの人と同じように、彼も原発事故がもたらした被害に、政府が真剣に取り組んでいるとは思っていない。
そしてその理由を見せてくれた。
この地域ではあらゆる場所に放射線測定所が設置された。
この幼稚園の前にも、測定器が立っている。
ところがここで示される数値は彼が同じ場所で計測する数値とまったく違うという。
公共の測定器が出す数値と、実際に我々がさらされている放射線量とはまったく別物です。
ある場所では、実際の測定値が5倍にもなることがあります。
それを政府にも届け出ました。
南相馬市の住民たちがそれを突き止めると政府も、公表された測定値のほとんどすべてに誤りが多いことを認めた。
「どうしてこのような役に立たぬ計器を立てるのか」と政府に尋ねると「国民が希望したから」という。
彼らは結局、原発事故による影響を低く見せたいんだと思います。
市のホールでは鈴木真一氏が子供を持つ親たちに検査結果を説明している。
そして最終的に彼がいう言葉は「心配ありません」だ。
甲状腺にこれほどたくさんの異常が見つかったのは、診断方法が大幅に改良されたからだろうと思われます、と説明する。
しかし、その言葉を信じる人は誰もいない。
彼らも何が原因かはっきりわかっていないくせに、大丈夫、というのは正しくありません。
子供たちの甲状腺にこれだけ異常が発見されたのに、正常だというのですか、と質問すると、まだ比較できる調査がない、と鈴木氏は答えた。
ただ単に子供たちがヨウ素の多い海産物を多量に摂取したからかもしれないのです。
それが放射線と関連するかどうかは、まだ申し上げることはできません。
私たちはここで単に、親御さんたちに検査結果をお伝えしているだけです。
吉田さんを始めほかの住民たちが、なぜ子供たちの甲状腺にしこりや嚢胞ができたか、はっきりとした説明を受けるまでには、かなり時間がかかりそうだ。
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