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原発遠い再稼働 今秋再びゼロ 不要論拍車も(東京新聞:核心)
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/710.html
投稿者 みょん 日時 2013 年 1 月 15 日 08:06:32: 7lOHRJeYvJalE
 

原発遠い再稼働 今秋再びゼロ 不要論拍車も
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2013011502000100.html
2013年1月15日 東京新聞[核心]


原子力規制委員会が原発再稼働の条件となる新しい安全基準を今年7月までに決める。だが、新基準ができても、再稼働はさらに先に延びそうだ。新基準を基に電力会社が補強工事を計画→規制委が計画を審査→工事に着手−というステップを踏まざるを得ないためで、今秋、再び「原発ゼロ」となるのは必至。何度も原発ゼロを繰り返すうちに「原発不要論」に一段と拍車がかかりそうだ。(加藤裕治)


◆半年超

「電力会社から申請があっても、3、4日でOKとはいかない。1基の審査に半年、1年はかかる」。規制委の田中俊一委員長は今年最初の9日の記者会見でこう語った。

田中氏が言う申請とは、原発の重要な設備に大幅に手を加える場合に不可欠な「変更申請」手続きのこと。

新基準では、1.電源喪失対策の強化 2.航空機が衝突しても安全を確保 3.テロ対策 4.格納容器のベント(排気)を迫られても、汚染蒸気を浄化してから排出するフィルターの設置─など数々の対策が求められそうだ。

一部の項目は完了するまでの猶予期間が設けられる見込みだが、再稼働のためには新基準の全てを満たすことが必須。電力会社は対策工事を規制委に申請し、ようやく工事に取りかかる。この時点で、すでに来年になっている見込み。

唯一稼働中の関西電力大飯原発(福井県おおい町)3、4号機も今年9月には定期検査に入り、再び原発ゼロになる。

◆難工事

新基準に基づく工事も難しく、大がかりなものになり、長期化が予想される。

ベントフィルターを設置するには、分厚い格納容器に穴を開ける非常に難しい工事が必要になる。航空機衝突対策では、原子炉からやや離れた場所に頑丈な建屋を建設し、制御室や非常用電源、原子炉の冷却装置を備えることが検討されている。

工事には1基当たり100億単位のカネがかかるとみられ、規制委の事務局職員からは「経済的に見合わないと判断し、再稼働を断念する電力会社もあるのではないか」との声も聞かれる。

新基準で再稼働のためには何が求められるかによって、電力会社の経営にも大きな影響が出る。このため規制委の新基準検討チームの会合には毎回、黒や紺のスーツ姿の電力会社の社員らが多数傍聴に詰め掛けている。

◆長期化

国内に50基ある商業用原発のうち、早めに審査が進みそうなのが、活断層などの問題を抱えていない九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)。それでも来夏前に対策工事まで完了するかどうかは微妙な状況だ。

その他の原発は審査に時間がかかる見込み。特に多数の活断層があると指摘される福井県・若狭湾の原発では、大規模な対策工事が必要になる可能性がある。

規制委は「国民の安全が最優先」との理念を掲げ、田中氏は3年以内に全原発の審査を終えるのは不可能との見通しを示している。原発ゼロ、動いてもわずかという状況は来夏を越えて長期化すると予測される。

関電のように、原発依存度が高い電力会社は今後、追加の電源確保を迫られるのは避けられず、コスト削減などの合理化努力も求められる。
 

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コメント
 
01. 2013年1月15日 09:31:20 : CGK1QuuD2w
航空機が衝突しても安全を確保できるような堅牢な構造物をつくろうと思ったら、1基1兆円かかるのではないか。

02. 2013年1月15日 11:35:25 : Xi0drcuPlM
原発は即時停止にすべき。
一部の金儲けのために国や国民を
これ以上犠牲にすべきではない。

03. 戦争とはこういう物 2013年1月15日 17:26:59 : N0qgFY7SzZrIQ : 7GKBk3WX6c
 航空機対策で十分か?一説には所謂「911テロ」で、国防省を破壊したのはミサイルとされているが。

04. 2013年1月15日 18:52:03 : zcWftarGHM
追加の巨額の安全対策費用は,すべて電力料金に反映されます。

追加の巨額の安全対策を含まないコストは,
政府の国家戦略室が推計していますが,その政府公認のコストでも,
原発は,石炭火力発電,LNG火力発電とほとんど変わらないコストですよ。
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20111221/hokoku_kosutohikaku.pdf
活断層や巨大津波,電源喪失の追加対策をとればとるほど,
多重化すればするほど,原発のコストは,火力を大きく上回っていきます。

もともと原発は,安全であろうとすればするほど,
コストが急速に高まり,火力よりも割高になるという無理を抱えているわけです。

一方,火力発電所なら,何が起きようが,燃え尽きるという終局があります。
活断層上に建っていて炉が崩壊しても,燃料が燃え尽きて終わりです。
巨大津波に襲われても,炉が燃え尽きて終わりです。
全電源喪失で制御不能になっても,炉が燃え尽きて終わりです。
いずれも,周辺住民の人的被害はほぼゼロで,復旧可能な被害です。
原発は,いずれも,半減期30年超の放射性セシウム等を半径数百kmにばらまきます。

こうしてみると,原発がいかに,ハイリスクのわりにさしたるメリットのない技術かが,
わかります。
だったら,経済効率性を考えたとしても,火力発電でよい,と考える人は
多いのが当然です。
現に,原発をまったく持たず,主力が火力だけの沖縄電力の電力料金単価(29.04円/kWh,300kWh超部分)よりも,
値上げ後の東京電力の電力料金単価(29.10円/kWh,同部分)が上回りました。

火力だけで発電し,原発にまったく関わらなければ,
最初から沖縄電力と同じ料金設定ができていたのです。これが最も簡単な実証です。


05. 2013年1月15日 19:25:41 : 90iotVfajo
原発が航空機でなく爆弾ならとても持ちこたえれないということだな。

中国にも北朝鮮にもケンカを売っている場合じゃないはず。


06. 2013年1月16日 02:05:36 : 7oSKGju5kA
嘗て丼勘定の国営鼠講を称して「百年安心」と曰うた輩共が
同じ丼勘定でこの究極に始末の負えない時限爆弾を
絶対ありえない「百年安心」にしてしまおうとしている。
からくりは「丼勘定」だ。福島に続く巨大なツケ払いはかならず二度三度回って来る。
保険屋の寄り付かない物件である事を忘れるな。事の起きぬ今の内に全ての負の遺産を債務整理せよ。

騙されるな。原発は安くない。
それほど安いのならせいぜい増資で金を集め、保険屋の寄り付かない分を自前の保証金で積み上げてから運用再開してみるが良い。
そんな冒険的な増資に応じる輩が果たして居るか。まあ居るな。
諸手を挙げて飛び込んで来た投機筋に掻き回されてペンペングサも生えぬ破綻を見せるのがオチだろう。

そのように、どのみち内外に莫大な禍根を残す反社会的な業態なのだ。
資産が散逸する前に全てを凍結し、接収せよ。


07. 2013年1月16日 08:11:51 : wR2rD3nD56

>保険屋の寄り付かない分を自前の保証金で積み上げてから運用再開してみるが良い。

電力会社はその分を国(つまり国民)の負担にしようと画策しています。
それでいて原発稼動の利益は得ようとしています。

リスクはとらないで利益を得るのですから、世界中さがしてもありえないうまい
話です。


08. 2013年1月16日 16:33:40 : CGK1QuuD2w
これから新設する原発は、ミサイル対策・爆弾対策も十分にしておかねばならない。「核ミサイルにもびくともしない原発」そうなると1基3兆円かかるかもしれない。

さらに、原発1基につきPAC-3を3台配備する必要がある。
石破茂氏が泣いて喜ぶであろう。

国家予算の大半を原発に投入し、「原発破産」するのが関の山。


09. 2013年1月16日 21:36:31 : JCmCrFA4wI
原発停止で観光客の増加を

薩摩川内市では、原発の運転停止が長期化し、地域経済に影響が出ているとして地元のホテル組合などでは今後、観光客を増加させて地域の活性化を図ることになり16日、関係者を対象したおもてなしの研修会を開きました。
この研修会は、原発の関係者に代わって、観光客を増やし、経済の活性化を図ろうと薩摩川内市のホテル旅館組合などが開きました。研修会には、市内の旅館や飲食業の経営者や従業員など、観光に携わる人たち、およそ100人が集まり、人材育成コンサルティング会社の古川智子さんが講演を行いました。
講演の中で、古川さんは「1つの店舗や業界だけでなく、行政も含めて、地域で連携しておもてなしをしていくことが必要で従業員や経営者は、それぞれの会社だけでなく地域の看板を背負っていると自覚して、接客をしてほしい」と話しました。
そのうえで、「利用者にもう一度来たいと思ってもらえるようになるには何をすればいいか考えることが大切だ」と話していました。薩摩川内市ホテル旅館組合の福山大作組合長は「市内のホテルや旅館は、原発の停止によって大打撃を受けているので、今回の研修を参考に新しい利用者に来てもらえるようにしたい」と話していました。

01月16日 18時51分

http://www3.nhk.or.jp/kagoshima/lnews/5054814131.html


10. 2013年1月17日 03:39:07 : 7oSKGju5kA
> 原発の停止によって大打撃を受けているので、
> 今回の研修を参考に新しい利用者に来てもらえるようにしたい

行かねーて。
原発が在るてえ事が忌避の動機になるんだ。
全体どう云う洗脳研修なのか興味が絶えませんな。凄んげえカルト。

中央に吸い上げられて中央から配当を得るモデルはまさに植民地。

独立したいなら風車を立てるなりアモルファスシリコンを並べるなりで直接地元に還元される収益モデルを指向せよ。
此等の維持管理はまさに地元の雇用だ。
電力売上の収入は直接地元に雪崩れ込む。
先進的なモデルを求めて人は足を運ぶ。だから見学会でも何でもやれば良い。
団体様歓迎の観光モデルの始まりだ。


然も無く原発と心中するのもまあ愚民の自由だろう。
しかし其の自由は差別するぞ。
今は311以降なのだ。


11. 2013年1月17日 06:53:17 : FCwwSxgiGA
>>08
>国家予算の大半を原発に投入し、「原発破産」するのが関の山。

原発停止してLNGの輸入量が増えて貿易赤字が大きくなっているとよく報道されます。
なかには6,7兆円などの数字を出すマスコミもあります(NHKクローズアップ現代)。

年間の電気のための総燃料費はせいぜい2兆円程度ですから(電気事業連合会の資料より)、
原発停止によるLNGの輸入量増は年2000から3000億円程度らしい(その程度しか
輸入量は増えていない)。だから、これが脱原発の費用です。

一方原子力を維持するためには、現在数兆円かかっている福島の収束・補償費用(100兆かかる
ともいわれる)、原子力研究費用年4500億、原発立地地元への補助金年千数百億円、テロ
対策費用(大型護衛艦など新増している)、廃炉、使用済み燃料処理費用などかかる。

こういう費用を一般家庭にかければ(企業は他の選択肢があるから値上げできない)、日本の
家庭の窮乏化は目もあてられないものになるだろう。


12. 2013年1月17日 11:14:21 : CGK1QuuD2w
要するに、原子力発電にかかる莫大な費用を、原子力発電以外の発電コストに押し付けて、「原子力発電はコストが安い。」、「火力発電はコストが高い」と喧伝しているに過ぎない。
猿にでも分かる、ロー・スキルな計算トリック。

もういい加減にバレバレだと思うが・・・・・。


13. 2013年1月18日 06:59:47 : Fm1iMeNY7g
同意です。

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