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双葉町長の思い「事故に負けないためには・勝つためには」辞職届けの文
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/819.html
投稿者 watcanwe 日時 2013 年 1 月 25 日 17:31:51: GbIQAyRQa5pYI
 

双葉町長の辞職の文章です。
想像を超えるほどの葛藤があったと思います。
「勝つために」という言葉には、悔しさが伝わりました。


以下引用です
http://www.town.futaba.fukushima.jp/message/20130123.html/

双葉町は永遠に

私たちは前例の無い避難という過酷な状況に置かれています。いつまでも海原を漂流するわけにはいきません。早く上陸地を国が準備して、再興できる日を求めてきました。しかし、時間が足りませんでした。

 放射能のないところで平和な、皆が集える町ができることを祈り町民の安寧を願って、私は本日、双葉町長の辞職申し出をしました。
 私の今までの取り組みから次のことを申し上げたいと存じます。

1 事故に負けない
原発事故で負けるということは、今のまま、何もしないことである。
 双葉町民には負けてほしくない。勝ってそれぞれ生き抜いてもらいたい。今はそれぞれの地に離れて住もうとも、廃炉が完了して故郷から放射能の危険が去り、自然と共生出来るようになったら再結集しよう。
 我が子どもたちへ、この悔しさを忘れることなく、何としても生き抜いて何倍も幸せな双葉町を再建していただきたい。そのためにも負けないで学び、求められる人になれ。世界の雄になってもらいたい。

(1) 負けないということは以下のことを”忘れない”こと

@避難してくださいと国から頼まれたこと。
A東電と国は事故を絶対起こさないと言っていたこと。
B町と県と東電には安全協定があること。
C事故は我々が起こしたものではないこと。
D正式な謝罪と見舞いがないこと。(形のあるものではないこと)
E自分の権利は自分以外に行使できないこと。
F被ばくさせられたこと。
G放射能の片付けをさせられること。
H20msv/yで町へ帰ること。(一般公衆の限度は1msv/y以下)


(2) 勝つためには何をしなければならないか

@事故の原因者を確定すること。
A我々の受けた損害のメニュー作成すること。
B損害の積算をすること。
C回復の請求をすること。
D回復の限界と代替を請求すること。(仮の町、借りの町)
E立証責任の不存在を共有すること。
F気づくこと。
G水俣の住民の苦難を学ぶこと。
H広島・長崎の住民の方に聞くこと。
I避難先の皆さんの恩を忘れないこと。
J多くの町民が健全な遺伝子を保つこと。
Kウクライナの現実を確認して同じテツを踏まないこと。

(3) 町民の力を結集すること

@役割分担をすること。
 ・汚染調査 ・除染問題 ・賠償問題
 ・住居問題 ・職場問題 ・健康問題
 ・墓地問題 ・学校問題 ・中間貯蔵施設問題
 などの調査研究する組織をつくり町民の不利益を解消すること。
A事故調査委員会をつくること
 事故の報告書には避難を強制された住民の実態が語られていない。外部に任せていたらいい加減に処理されてしまうので、委員会を町独自に構成して正しい記録を残さなければならない。

2 主張する権利を行使する

@見守り隊の組織
A法律家の組織
B文書学事の組織
Cボランティア活動組織
D被ばく被害者団体の組織
などを組織して国民の主権と被害者の復権を勝ち取らなければならない。

3 この世には先人の教えがある

(1) 温故知新
歴史から新しい発想が出てくる。自分が直面している問題について語られています。遠くは私たちの祖先である標葉藩が相馬に滅ぼされたこと、会津藩が長州に負けたこと。しかし、負けても滅びる事もなく私たちは生きてきました。先人達に感謝し、これからは私たちが町の存続を引き継ぎ後世に繋がなければなりません。今度の事故は前例がありません。今は子どもたちを放射能の影響によるDNAの損傷を避けて暮らし、幾多の困難に負けずに 双葉町の再興に向かって、生き延びましょう。

(2) 人生に五計あり
中国、宋時代の朱新仲が教訓として伝えた人生の処世訓とされるものです。生計、身計、家計、老計、終計があり、生き抜く考えが記されています。

(3) 八正道と言う道
昔、釈迦がインドで行われていた求道について、新しい道があることを説いたとされています。
正見  : 正しい物の見方
正思惟 : 正しい思考
正語  : 偽りのない言葉
正業  : 正しい行為
正命  : 正しい職業
正精進 : 正しい努力
正念  : 正しい集中力
正定  : 正しい精神統一


 今の私たちにはこのような精神にはなれません。この言葉は東電と国あるいはこの事故を被害者の人権を無視して矮小化しようとしている勢力に猛省を促す言葉として捉えてほしい。願わくば、双葉町の子どもたちに人生の教訓の一部として、心に刻んでほしい。

 この事故で学んだことは多い。我国でも人命軽視をするのだと言うことがわかった。国は避難指示と言う宣戦布告を私たちに出した。武器も、手段も、権限もない我々はどうして戦えるだろうか。

 白河市にアウシュヴィッツ博物館がある。ナチスがユダヤ人を毒ガスで虐殺したことは衆目の事実だ。福島県内では放射能という毒で県民のDNAを痛めつけている。後先が逆だ。この状態から一刻も早く避難をさせること以外に、健康の保証は無い。その後に十分時間をかけて除染をやれば良い。
 人工放射能に安全の基準を言う実績が少ない。20msv/yで住めると言う人が家族と一緒に住んで示すことが先だろう。その安全が確認出来たら福島県民は戻ればいい。これ以上モルモットにするのは、外国の暴君が国民にミサイルを撃つのと変わり無い。
 福島の復興なくして日本の再生はないとは、人口減少の今、将来の担い手を痛めつけていては、真に福島の復興には繋がらないと心配している県民は少なくないと思う。双葉町は原発を誘致して町に住めなくされた。原発関連の交付金で造った物はすべて町に置いてきました。

 原発の誘致は町だけで出来ない、県が大きく関わってはじめて可能となる。私たちは全国の人たちから、「お前たちが原発を誘致しておいて被害者面するな」という批判を受けている。私たちはどこにいても本当の居場所がない今、苦悩に負けそうになりながら必死に生きている。子どもたち、高齢者、家計を支えなければならないお父さん、お母さんたちの悲鳴を最初に菅総理に訴えた。変わらなかった。そのために私は野田総理に国民としての待遇を訴えたのです。しかし、今の町民の皆さんは限界を超えています。何とか国には町民の窮状を訴え、町民には叱られ役をやり、マスコミに出されるようにしてきました。

 県にも窮状を訴えています。最近も質問をしました。回答は具体的な内容ではなく失望しました。知事は福島の復興のために双葉町に中間貯蔵施設を造れと言うので、双葉町の復興はどうするのですか、と聞くと答えてくれません。そこで、踏み込んで私に町をくださいと言いましたがやはり答えませんでした。これでは話し合いになりません。

 環境省の局長にどうして双葉に二つの場所を決めたのですかと聞いたら、分かりませんと言いました。では会議録をみせてくださいと聞いたら、後日ありませんと言う返事でした。このようなことで、調査だけで建設はしないからと言われて、ハイいいですよとは言えません。
 町には古くから先人が築いてきた歴史や資産があります。歴史を理解していない人に中間貯蔵施設を造れとは言われたくありません。町民の皆さんが十分議論した後に方向を決めていただきたい。若い人に決めてもらうようにしてほしい。

 今まで支えていただきました町民の皆様、双葉地方各町村をはじめ福島県内各市町村の皆様、国及び福島県そして事故発生時から避難救済にご支援いただきました国民の皆様、国会議員の皆様、全国の自治体の皆様、埼玉県と埼玉県議会の皆様、県民の皆様、加須市と加須市議会の皆様、市民の皆様、さくら市の皆様、医療界の皆様、福祉関係の皆様、貴重な情報の提供された方、最後に国内並びに世界中からボランティアのご支援をいただきました皆様、この避難を契機にご支援いただきました多くの皆様に支えられて、ここまで来ることができました。心から感謝を申し上げまして、退任のご挨拶に代えさせていただきます。
 長い間誠にありがとうございました。
 
 平成25年1月23日

双葉町長 井戸川 克隆  

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コメント
 
01. 2013年1月25日 18:03:50 : WRcvzABPLo
涙が出ます。

我々日本人の・政治・社会の本性でしょう。

悔しいと思います。


02. 2013年1月25日 19:26:52 : l2wLeeJmIs
>知事は福島の復興のために双葉町に中間貯蔵施設を造れと言う

佐藤雄平はもはやA戦犯である。


03. 2013年1月25日 19:34:50 : FfzzRIbxkp
井戸川町長、長い間おつかれさまでした。
どうぞゆっくりとご養生なさってください。

使用済み核燃料の中間貯蔵施設については、数年前は経済産業省が管轄でした。
前福島県知事のときには、白紙になっています。

経済産業省のレポートがありましたので当時の議事録もあると思います。

原子力規制委員会の人選は、議事録に残さないといけないので、是非、見たいです!


04. 2013年1月25日 20:31:45 : 0U4nSMppII
全ての人がふるさとに帰らなければ、福島原発事故は終わらない←これが原子力村のキャッチフレーズ。

これこそ最低のキャッチフレーズ。欺瞞とウソの固まり。

帰れもしないところに帰れという。極悪非道の日本政府、原子力村、福島県。

本当のことを伝えなければいけない。


05. 2013年1月26日 02:12:38 : N6O7GcoG4Q
発災当時いち早く避難を決めた双葉町長、
なんと機敏で正確な判断力ある政治家だろうと注目していたのですが、こんなことになってしまって… 
無念の心中察するに 言葉もなく 憤懣やるかたなし。



06. 2013年1月26日 03:56:21 : JMBfejwX56
「あぶくま抄」【福島民報】 あぶくま抄(1月25日)双葉町議選が24日告示され、前職と元職計9人による選挙戦に入った。結果を待たずに井戸川克隆町長は辞職を表明し、3月には町長選も行われる。町民は震災から2年で、衆院選、県議選を含め選挙を5度迎えることになる。町議会は三度にわたり町長に不信任案を突き付け、町長は議会解散で対抗した。町民は乗り心地の悪い車に乗り合わせているようだ。首長と議員の関係は「車の両輪」によく例えられる。それぞれの車輪が同じ方に向かえば推進力は倍増する。違った方を向けば、思うように車輪に力が伝わらない。町民およそ7千人は全て避難している。このうちほぼ半数が県外で生活を送る。町は埼玉県加須市に役場機能を置く。年度内にいわき市に移転予定だったが、間に合いそうにない。警戒区域の再編や除染作業は他の町村に比べて遅れているようにみえる。町民は選挙のたびに古里への思いを強くしたのだが…。町政への期待はあるものの、まだまだ復興の道のりは険しい。悪路もあれば、急な上り坂もある。時に激しい議論を交わしながらも、かみ合った2つの車輪が力強く町民を導く。安心して乗れる車を町民は心待ちにしている。

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