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最後通告 原電剣が峰 自信の規制委、再稼働困難(東京新聞:核心)
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/869.html
投稿者 みょん 日時 2013 年 1 月 29 日 08:08:07: 7lOHRJeYvJalE
 

最後通告 原電剣が峰 自信の規制委、再稼働困難
2013年1月29日 [東京新聞:核心]
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2013012902000148.html


原子力規制委員会の専門家チームが28日、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)の直下を走る破砕帯(断層)を「活断層の可能性が高い」と判断した。敦賀原発の再稼働はほぼ不可能になった。会合の様子からも、チームの専門家は確信を持って結論を出したことがありあり。原電はあきらめていないが、相当の新しい証拠が出ない限り、判断が覆ることはなさそうだ。 (大村歩、加藤裕治)


◆新証拠

「見直すこともあり得るが、その際には、追加調査によって活断層の可能性を否定する客観的データをそろえることが必要」

この日の会合で、規制委事務局の小林勝・安全規制管理官が評価書案の一節を読み上げると、座長席の島崎邦彦同委員長代理は、深くうなずいた。

原電にとっては、逆転勝利を得る可能性が残っているとも受け取れるが、実際には最後通告に近い部分だ。

原電は、昨年12月の会合で、チームが活断層との認識で一致したことを受け、電力会社としては異例の「公開質問状」を規制委に出した。事細かに判断の根拠を示すよう求める内容で、なりふり構わぬ抵抗ともいえるが、小林氏は記者団に「原電の質問状は質問になっていなかった。(報告書案の中で)答えるべきところは答えた」と語った。

この日の評価会合でも、島崎氏は「(証拠となる地層が)もうすでに削られて存在していない。今のデータで判断するしかない」と言明。原電が追加調査を進めても、評価を見直すほどの証拠が出てくるとは考えていないことをにじませた。

◆場外戦

今後、チームは報告書案を規制委本体に報告するまでの間に、原電側から話を聞く機会がありそうだ。

原電の星野知彦開発計画室長は「今後、われわれの意見を聞く場を設けるということで、撃結衣儀な会合だった」と語ったが、チームは質問に答えてもらうだけで、「主張」を聴く気はないという。星野氏は規制委側の方針を知り、「それは知らなかった」と動揺を隠せなかった。

荻野孝史広報室長は「行政手続法上の不利益処分なのだから意見を聞くべきだ」と強調。さらに、「規制委といっても行政機関。首相の下にあるんだから」と政治の場を含めた場外戦に突入する可能性すらにおわせた。

ただし、報告書案が大筋了承された以上は、後は再稼働を認めない最終的な結論へと淡々と進むとみられる。7月に原発の新しい安全基準が決まると、これまでは運転停止も行政指導という「お願い」ベースだったが、規制委は法的に命令する権限を持ち始める。

◆5原発

敦賀以外でも、全国の5つの原発で断層の調査が進んでいる。稼働中の関西電力大飯原発(福井県)は、問題の断層を見失って足踏み状態が続くが、東北電力東通原発(青森県東通村)では、敷地内の断層が活断層と判断された。原子炉直下ではないが、断層との距離が近すぎ、想定すべき地震の揺れを適切に評価し対策を打たないと再稼働は難しい。

また、遠からず規制委が現地調査に入る北陸電力志賀原発は、以前から「典型的な活断層が原子炉直下を通っている」と指摘されており、「クロ」判定となる可能性が高い。

規制委はこのほか、原子力施設が集中する青森県・下北半島の全域も調査する方針。青森県六ヶ所村の核関連施設や建設中の電源開発大間原発(青森県大間町)も断層調査を迫られる。
 

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コメント
 
01. 2013年1月29日 10:46:43 : 8XE8MIFC6M
この一言は,完全な脅しで,たいへん恐ろしいですね。

荻野孝史・日本原電企画室長「規制委といっても行政機関。首相の下にあるんだから」

結局,政治的圧力から中立になるよう,純粋に科学的基準でリスクを評価しようという改善を,
またつぶそうというわけですか。

荻野孝史・日本原電企画室長の氏名と職名とこの発言は,
何年経っても消えない記録となるでしょう。


02. 2013年1月29日 12:42:02 : rrhrFN6JLd
発電しなくても最高益出せるんだから発電しなくてもOK。毎年あるだけで最高益が継続。そんなわけないか。

03. 2013年1月29日 15:23:15 : GgcDlClSWo
いまの企業会計は,原則として,資産価値を時価で評価する時価会計です。

廃炉になれば,これまで発電で収入をえる価値があったものが,突然,無価値になります。

ここで,廃炉関連の費用をあらかじめ引き当ててあった引当金で不足する部分は,
それを特別損失として計上することになります。この額は,日経の報道では,
1千億円を超えるようです。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS28036_Y3A120C1EA2000/?dg=1

これにより,3基しか原発をもたない日本原電の資産は,大きく毀損し,
そのままでは,債務の借換すら困難になります。

そこで,現在の主要株主である(沖縄電力を除く)各電力会社,電源開発,
日立,三菱重工業,みずほコーポレート銀行が,破綻を回避するための増資を
引き受けるかどうかです。

しかし,上記企業にも,廃炉による日本原電の損失を救済するという名目での追加出資は,
株主代表訴訟のリスクがありますから,そう簡単ではないでしょう。

何より,すでに日本原電のすべての原発は停止しており,電力会社への送電はゼロです。
電力会社にとって,送電がゼロの企業を救済する経済合理性はありません。
この他,原子炉メーカーは,廃炉の工事の契約のためという名目がつくれますが,
みずほには,救済のための出資の合理性は考えにくいでしょう。

もちろん,数兆円にのぼる巨額の賠償原資を国に注入してもらう東電が,
増資に応じられるはずがありません。
すると,関電も,中電も,北陸電も,…となるはずです。

http://www.japc.co.jp/company/ir/pdf/yuuhou2011.pdf

すべての投資家に適用されるように,
「投資は自己責任で」
が大原則なのであって,原発事業はもともとそういう巨大な事業リスクをとっていた,
ということを,心から猛省しなければならない局面なのです。

とっていた事業リスクの大きさを反省し,資金調達を再検討すべき者が,
規制当局に脅しをかけようとしている構図は,哀れとしかいいようがありません。


04. 2013年1月29日 19:24:38 : xEBOc6ttRg
2013年01月29日 14:38 エネルギー
暴走する原子力規制委員会
原子力規制委員会は「活断層の上に原発の重要施設を設置してはならない」ことなどを明文化した新安全基準の骨子素案を発表した。このニュースを聞いて、「あれ?今でも活断層の上に建てるのは禁止じゃなかったの?」と思う人がいるだろう。規制委員会があちこちで穴を掘って活断層をさがしているのは何だろうか。

現在の耐震安全性に関する安全審査の手引きには、マスコミのいう「重要施設を活断層の上に建ててはいけない」という規定はない。そこにはこう書かれている。
建物・構築物の地盤の支持性能の評価においては、次に示す各事項の内容を満足していなければならない。ただし、耐震設計上考慮する活断層の露頭が確認された場合、その直上に耐震設計上の重要度分類Sクラスの建物・構築物を設置することは想定していないことから、本章に規定する事項については適用しない。
活断層の上に建てることは「想定していない」と書いてあるだけで、それを禁止してはいないのだ。このもとになる耐震設計審査指針には
敷地周辺の活断層の性質、過去及び現在の地震発生状況等を考慮し、さらに地震発生様式等による地震の分類を行ったうえで、敷地に大きな影響を与えると予想される地震(以下、「検討用地震」という。)を、複数選定すること
と書かれているだけで、「活断層の上に建ててはいけない」という規定はどこにもない。かりにそう書いてあったとしても、これは電力会社が発電所を建てるときの「手引き」にすぎないので法的拘束力はない。既存設備を改善するバックフィットは、できるならやったほうがいいが義務ではない。

この曖昧な規定を見直すのはいいが、その結果がどうなろうと既存の原発には適用できない。これは法の不遡及という法治国家の根本原則である。したがって今、土を掘り返して活断層をさがすことには何の意味もないのだ。また日本エネルギー会議のシンポジウムでも専門家が指摘したように、活断層は原発のリスク要因の一つにすぎず、それだけで原発を廃炉に追い込むような問題ではない。

反原発派に乗っ取られた原子力規制委は、民主党政権の残した負の遺産である。自民党は国会の同意を得ていない田中俊一委員長を初めとする委員の人事を見直し、まともな専門家に入れ替えるべきだ。
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高瀬 重喜 · 福岡の老舗ディスプレイ会社 中間管理職課長
勝谷氏が言っていたが、何万年に一回来るかもしれない活断層型地震よりも原発のテロ対策を急ぐべきではないか?と言っていたが、自分もそう思う。今の原子力規制委員会はその事は考えているのだろうか?とも思う。考えてなければ総員入替を希望する。アルジェリアの事件を見て日本人はそう思わないだろうか?活断層議論よりテロ対策が急務であると思うが・・
返信 · 1 · · 3時間前

織井 俊幸 · 株式会社アイ・ティ・イノベーション グローバル企画部長 兼 総務人事部長
いつも概ね頷くご意見が多いのですが、今回の意見には賛同しかねます。確かに法律は過去に訴求しないので、法律論としてはおっしゃる通りです。法的拘束力はないというのもその通りだと思いますが、それは違法かどうか、という問題であって、本質的に危険かどうかという問題の議論ではないのではないでしょうか。読者諸氏には既に危険ではない、という共通認識があって、それを前提としています、ということなのかもしれませんが。今回、ちょっと理路が弱いように思いますけれど。
返信 · · 55分前

池田 信夫 · トップコメント投稿者 · 株式会社アゴラ研究所 所長 · 購読者445人
「活断層」という言葉に惑わされる人が多いが、リンク先のエネルギー会議でも専門家がいうように、活断層なんて日本中に2000以上あって大したリスクではない。女川原発の直下にも活断層があったが、何も起こらなかった。実質的な意味がないから、こういう弱い規制になっているのです。
返信 · 1 · · 37分前

田代 克 · トップコメント投稿者 · 筑波大学
活断層の真上にある原発を問答無用で止めておいたほうが、活断層が近くに無い原発の再稼動はしやすくなると思います。危険な原発は止める判断ができる規制委がゴーサインを出したということで多くの人が納得するであろうから。もしここで活断層上の原発を止めると言っている規制委をすげ替えたら、その規制委がいくら安全だといったってもはやだれも信用しないでしょう。
返信 · · 約1時間前

池田 信夫 · トップコメント投稿者 · 株式会社アゴラ研究所 所長 · 購読者445人
念のためいうと、これは設置の基準で運転の可否とは関係ないので、活断層があっても廃炉(永久に運転停止)にはできない。
返信 · · 42分前
http://ikedanobuo.livedoor.biz


05. 2013年1月29日 20:03:57 : xEBOc6ttRg
活断層「40万年前」は限定適用 規制委が新安全基準骨子案
2013/1/29 13:44 
 原子力規制委員会は29日、原子力発電所への地震や津波に関する専門家会合を開き、新安全基準の骨子案をまとめた。焦点となっていた活断層の活動時期の範囲を「40万年前以降」に拡大する方針については「12万〜13万年前以降」とする従来指針を変えず、地層がわかりにくいなど判断がつきにくい場合に限り40万年前まで遡って検討することにした。

 活断層に関する基準を厳格化する方針に変わりはないが、当初よりも緩めた格好だ。

 重要施設の直下に活断層が見つかっても原子炉建屋以外なら運転可能とする案を示していたが、この規定は削除した。「重要施設は地震によって安全機能が重大な影響を受けるおそれがないこと」と記載を変更。原子炉建屋以外の重要施設も設置は認めないことにした。

 骨子案について意見公募を経た上で具体的な基準を策定。7月から各原発に導入し、再稼働を判断する。

 東京電力福島第1原発事故を教訓とし、津波対策も強化する。原発ごとに今後起こりうる最大の津波の高さを「基準津波」として予測、津波対策をとるよう求める。これまで地震による最大の揺れを想定した「基準地震動」の設定は各原発に求めていたが、津波の基準はなかった。

 規制委は再稼働を判断する新安全基準の骨子案を1月中に策定するため、2つの専門家会合で並行して検討を進めてきた。別の専門家会合では、テロや火災などによる過酷な事故への対策を議論しており、31日にも骨子案をまとめる。

 両会合の骨子案について2月に意見公募したうえで、新安全基準の条文づくりを開始。5月ごろに再び意見公募し、7月から導入して再稼働の審査を始める計画だ。 
原子力規制委員会、東京電力

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