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ユーロ圏の決済不均衡問題、ECBの関心低さに批判の声 ドル77円後半、リスク選好回復でユーロしっかり 欧州のソブリン債
http://www.asyura2.com/12/hasan75/msg/150.html
投稿者 ts 日時 2012 年 2 月 13 日 21:18:13: kUFLMxTYoFY0M
 

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE81K3EA20120213?sp=true
ユーロ圏の決済不均衡問題、ECBの関心低さに批判の声
2012年 02月 13日 19:14 JST 

2月10日、ユーロ圏の中央銀行間の決済システムにおける資金移転の不均衡増大を新たな危機の萌芽ととらえる批判派の矛先が、この問題に対するドラギECB総裁の関心の低さに向けられている。フランクフルトで9日撮影(2012年 ロイター/Alex Domanski)

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[フランクフルト 10日 ロイター] ユーロ圏の中央銀行間の決済システムにおける資金移転の不均衡増大を新たな危機の萌芽ととらえる批判派の矛先が、この問題に対するドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の関心の低さに向けられている。

この問題は昨年、ドイツの有力シンクタンク、IFO経済研究所のハンスウェルナー・ジン理事長が、ドイツのようなユーロ圏の中核国は、「ターゲット2」と呼ばれるユーロ圏のクロスボーダーの決済システムを通じてギリシャやポルトガル、アイルランドなどによる赤字垂れ流しの穴を埋めていると主張し、議論の口火を切った。

基本的に、経済の弱い周辺国で債務が積み上がると、債務・債権関係上で強い国が悪影響を受けやすくなる。ユーロ圏が分裂したりすれば、強い国は特に危険にさらされる。ユーロ圏の分裂を予想する向きは少数だが、批判派は、分裂がなくても不均衡の増大が脅威になっていると主張する。

しかしドラギ総裁は9日の記者会見で、そのような力関係がドイツの信用格付けを損なうのではないかとの質問に、正常かつ通貨同盟に固有な現象だと答え、そうした考えを退けた。

総裁は「ユーロ圏の一部で資金調達環境が圧力がかかった場合、圧力にさらされていない国々の圧力にさらされている国々に対する(ターゲット2の)債権が積み上がる。だがこれは、いわゆる債権国にとってのリスク増大を意味していない」と指摘した。

クロスボーダーの融資が枯渇して民間セクターが資本を引き揚げ、中核国の銀行が資金の出し手とならないため、資金調達面でECBに対する銀行の依存が強まる中、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、アイルランドの中銀にはターゲット2という中銀間の賃借関係を通じた債務が大きく積み上がっている。

一方、ドイツには流出量を上回る資金が流入するため、ドイツ連銀にはターゲット2の債権が蓄積している。

ユーロ圏の中銀は、ターゲット2を通じて資金移転の仲介役として機能するECBに対し、債権と債務を保有している。

IFO経済研究所のジン理事長はドラギECB総裁の発言について、不均衡は確かに正常なことだが、現在の不均衡の規模は異常だと指摘する。理事長はロイターに電子メールで「ターゲットの収支は中銀間の資金フローと信用の逆フローの物差しであり、国々が国内流通に必要な量以上の紙幣を電子的に印刷することが可能なことを示している」と説明した。

理事長は以前には、こうした方法が最終的には、ドイツ企業に対する利用可能な信用供与の減少やドイツの信用リスクの高まりをもたらすと指摘していた。

理事長は「結局のところ、ターゲットの収支で測定される過剰なリファイナンスクレジットは、ルクセンブルク救済ファシリティー(欧州金融安定ファシリティー=EFSF)と同様、中核国にとって信用リスクを伴う」と述べた。

こうした見方は、ターゲット2が閉鎖的システムであり、新たな流動性を生み出さず、ECBの全額供給政策は、すべての銀行がほしいだけの資金を手にすることを意味していると指摘するドイツ連銀やECBなどの見解と大きく食い違っている。

ドイツのオスナブリュック大学のフランク・ウェスターマン氏も、ECBなどの見解には同意していない。同氏は昨年12月、カリフォルニア大学のアーロン・トーネル氏と共同で、ドイツ連銀の資金は間もなく底をつき、ユーロ圏の赤字をこれ以上穴埋めすることができなくなるとの見解を公表した。

ウェスターマン氏はドラギ総裁の最近の発言について「正常なことでもないし、リスクがないというのが真実でもない。リスクは存在し、極度に増大している」と指摘。「もしユーロ圏が分裂したら、ドイツ連銀がこれまでに蓄積しているターゲット2の債権4600億ユーロをいかに取り戻すかは不明だ。3000億ユーロにすぎない連邦政府予算と比較すると、この金額は巨額であり、考えてみる必要がある」と述べた。

一方ドイツ連銀はターゲット2の債権増加について、直ちにリスク水準が変わることはないとみている。

ターゲット2を通じて各国中銀に積み上がる債権と債務は、ECBが供与した追加流動性の配分を反映している。

中銀にとっての最大のリスクはこの部分に存在する。金融機関が直面している資金調達圧力を緩和するため、ECBは無制限の資金を銀行に供給しており、担保基準も緩和した。それによってECBのバランスシートは2倍以上に拡大している。

ユーロ圏のすべての中銀が損失の責任を共同で担っているため、(債務が不払いになった場合の)損失について言えば、どの中銀がプラス収支であっても結果に変わりはない。

ギリシャやその他の国がデフォルト(債務不履行)に陥ったり、ユーロ圏を離脱したりした場合には、ターゲット2の収支がプラスかマイナスかにかかわらず、残りのユーロ圏諸国がECBへの資本金拠出比率に基づいて損失を負担することになる。

 
 

 
jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE81K3DC20120213
ドル77円後半、リスク選好回復でユーロしっかり
2012年 02月 13日 15:52 JST


2月13日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク午後5時時点とほぼ変わらずの77円後半。昨年8月撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao)


[東京 13日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク午後5時時点とほぼ変わらずの77円後半。2011年10─12月期実質国内総生産(GDP)が予想以上のマイナスになったことを受けた短期筋の円売りで一時77.78円まで上昇したが、その後は上値の重い展開となった。ユーロ/ドルは投資家のリスク選好が回復傾向にある中で、1.32ドル前半から半ばで底堅い動きをみせた。

<円売り>

ドル/円はオセアニア市場で付けた早朝の安値77.55円から一時77.78円まで上昇した。「BOP(経常収支)、GDP、BOJ(日銀)と3拍子の円売り材料が出そろった。短期筋は円売り態勢を崩していない」(外銀)状況の中で、海外勢を中心にドル78円で1週間程度の円プットを買う動きが散見された。

内閣府が発表した2011年10─12月期GDPは、前期比マイナス0.6%、年率換算マイナス2.3%と、2四半期ぶりのマイナス成長となった。ロイター予想では、前期比マイナス0.3%、年率換算マイナス1.4%で、発表数字はこれを下回った。「GDP発表後に米系短期筋が円売りを仕掛けていた」(外銀)という。

クレディ・アグリコル銀行の外国為替部ディレクター、斉藤裕司氏は「今週は五・十日や米債の償還も控えており、週の中盤までは重そうだが、それ以降は200日移動平均線の78.05円付近を上抜けすると、10月31日介入時の79.55円を試すような展開もあり得る」と指摘。「チャートをみると、2006年からのトレンドラインを上抜けしてきており、目線は上に行きやすい」との見方を示した。

日銀はあすまでの日程で金融政策決定会合を開催しているが、「一段の金融緩和に向けて何らかの道筋を示すとの思惑が海外勢を中心にくすぶっている」(前出の外銀)との声もあり、これも円売り安心感を誘っているようだ。

古川経済財政担当相は13日、日銀に必要に応じて適切果断な政策運営を期待すると述べた。

住友信託銀行マーケット・ストラテジスト、瀬良礼子氏は「デフレ、円高、外需の圧迫という中では、金融政策でデフレから脱却するというのが何よりも大事なことで、それにより円高反転という道が開けてくる」とした上で「きょう、あすと日銀金融政策決定会合が開かれるが、ここで緩和的な方向の話が出てこないと、円相場にとってはきつく、外需の反転というのも厳しくなる」との見方を示した。

<ユーロ>

ユーロは、ギリシャ議会が13日、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)からの第2次支援を得るのに必要な財政緊縮関連法案を可決したことを受け、オセアニア市場の安値1.3185ドルから一時1.3262ドルまで上昇した。

クレディスイス証券、外国為替調査部長の深谷幸司氏は「ギリシャに対する楽観的な見方をベースとしたユーロの買い戻しは既に1月半ばから始まっている。IMM通貨先物ではユーロのショートポジションが依然高水準を保っているので一段の買い戻し余地がある」と指摘。ただ「ここから先は欧米間のファンダメンタルズの格差や、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和スタンスをにらんで、そう簡単に1.34、1.35ドルへと反発することは見込めないだろう」とも付け加えた。

ユーロ/円はギリシャの財政緊縮関連法案可決をきっかけに102.93円まで上昇。10日の取引で103.21円付近まで上値を伸ばしたが、高値圏では「意外なほど実需勢の売りが見られなかった。戻る(ユーロが上昇する)と、一段の戻りを期待して売り控えてしまうのだろう」(邦銀)との声が出ていた。この日も実需勢の動きは限定的だという。

JPモルガン・チェース銀行債券為替調査部チーフFXストラテジスト、棚瀬順哉氏は「ギリシャの財政緊縮法案が可決されたことは、ギリシャに求められていることの一つに過ぎない。歳費削減や債務負担軽減への民間部門の関与(PSI)の正式な承認など、第2次支援に向けたハードルはまだ残っている」としながらも、「前週の為替市場では、ギリシャが無秩序なデフォルトには陥らないとの楽観的な見通しが広がり、これをベースにリスクオンの流れとなった。この大前提が覆されない限り、しばらくはリスクオンの流れが続きそうだ」と予想する。

米商品先物取引委員会(CFTC)が10日発表したIMM通貨先物の取組(2月7日までの週)によると、ドルの買い越しが減少し、11月中旬以来の低水準となった。 ドルの主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する買い越し額は、106億3000万ドルとなり、前週の142億2000万ドルから減少した。枚数ベースでは、ユーロのショートポジションは14万0593枚(2月7日)で、前週の15万7546枚から減少した。円のロングポジションは5万5171枚で、前週の5万6669枚から減少した。

(ロイターニュース 志田義寧)


http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LZBOSN0UQVI901.html
欧州のソブリン債・社債保証コスト低下、ギリシャ法案可決で−CDS

  2月13日(ブルームバーグ):13日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、欧州のソブリン債と社債を保証するコストが低下した。ギリシャ議会が救済融資確保に必要な財政緊縮法案を可決したことから、リスク意識が後退した。

  西欧の国債15銘柄のCDSスプレッドから成るマークイットiTraxx・SovX西欧指数はロンドン時間午前10時24分(日本時間午後7時24分)現在、2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の327bp。スプレッド低下は信用の質が改善したとの認識を示唆する。

インベステック・バンクのアナリスト、エリザベス・アフセス氏は「合意内容が順守されるかどうかは明瞭でない」と指摘。「ギリシャが今まで融資の条件を実現しなかったことについて欧州はまだ多くの不満を抱いており、今回は条件を満たすだろうという期待はかなり低い」と述べた。

JPモルガン・チェースによると、主に高リスク・高利回りの50銘柄のCDSスプレッドで構成するマークイットiTraxxクロスオーバー指数は15bp低下し582.5bp。6営業日ぶりに低下した。

投資適格級の欧州企業125社で構成するマークイットiTraxx欧州指数は2.75bp下げて132.25bp。欧州の銀行・保険25社の優先債に連動するマークイットiTraxx金融指数は5bp低下の214.5bp、劣後債の指数は2bp下げ359bpとなった。

記事に関する記者への問い合わせ先:Abigail Moses in London at Amoses5@bloomberg.net

記事に関するエディターへの問い合わせ先:Paul Armstrong at Parmstrong10@bloomberg.net
更新日時: 2012/02/13 20:22 JST
 

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