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米の金融制裁発動は６月２８日、イラン産原油の輸入国対象
http://www.cnn.co.jp/business/30006076.html
2012.03.31 Sat posted at: 14:50 JST CNN
ニューヨーク（ＣＮＮＭｏｎｅｙ） オバマ米大統領は３０日、イラン産原油を輸入し続ける諸国に対する金融制裁を今年６月２８日に発動すると発表した。制裁の対象国は、米国の金融市場での取引が制限されることになる。
制裁はイランの核開発に対する対抗措置で、米政府は昨年末、原油輸入などでイラン中央銀行と取引した外国の金融機関を米国の金融システムから排除する国防権限法を成立させていた。
イラン産原油の大手取引国は中国、インドや日本などだが、日本と欧州連合（ＥＵ）諸国の計１１カ国は今月下旬、大幅な輸入削減に努めたとして制裁対象から除外されていた。ＥＵは今年７月１日からイラン産原油の全面禁輸を実行する予定。
中国やインド、韓国、他の１０カ国は今後、輸入削減で成果を示さなければ金融制裁の適用を受ける。中国やインドは、米国の行動は一方的だとして反発している。
オバマ大統領は声明で、イランが輸出する日量２２０万バレルが市場から消えたとしても国際市場への供給量は他国産の原油を充てることで十分に確保出来るとの考えを表明した。サウジアラビアによる増産などを念頭に置いているとみられる。
米国の金融制裁の警告やＥＵの全面禁輸案は既にイラン産原油の輸出に影響を与えており、石油業界アナリストによると過去数カ月間の輸出量は日量約３０万バレル減少している。
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