★阿修羅♪ > 経世済民75 > 563.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
役者だったバーナンキ議長  バーナンキFRB議長の警告、米雇用統計が確かさ裏付けたか 日本経済指標国際収支
http://www.asyura2.com/12/hasan75/msg/563.html
投稿者 MR 日時 2012 年 4 月 09 日 09:03:13: cT5Wxjlo3Xe3.
 

| 小笠原誠治の経済ニュースに異議あり! トップ |
役者だったバーナンキ議長
2012/04/07 (土) 11:26


 米国で定例の雇用統計が発表になりました。結果は、3月は12万人の雇用者数の増加にとどまり、思ったほど雇用者数は増えなかった、と。但しその一方で、3月の失業率は前月の8.3%から8.2%にさらに低下した、と。

 どうも米国の雇用統計というものは、いつも釈然としないのです。

 雇用者数の増加が微々たるものなのに、失業率は低下する、と。

 何故なのでしょう? いつもいつもアメリカ人はそのような疑問を投げかけるのです。

 そしてその答えは、雇用統計は企業を調査対象とする統計と家計を調査対象とする二つの統計からなり、雇用者数の増加は前者の統計から算出されるのに対し、失業率は後者の統計から算出されるからなのだ、と。

 まあ、いずれにしてもアメリカの失業率が8%台と依然高い水準にあることは事実。だからこそ、
大統領選でも雇用問題に関心が集まっているのです。


 では、こうした状況にあるとき、ある偉い人が最近次のように言ったのを憶えていらっしゃるでしょうか?

 「オークンの法則の最新版に従えば、1年間で失業率を1%ポイント引き下げるためには、実質GDPを潜在GDPよりも概ね2%以上上回って増やすことが必要であるとされる。この結果、もし潜在成長率が2%であるのならば、オークンの法則は、失業率の1%の低下を実現するためには、GDPが年率約4%で拡大しなければならないと述べているということになる。この歴史的な規則性に鑑みるとき、昨年の比較的控えめなGDPの成長率と、雇用市場の相当の改善の関係は1つの謎と言える」

 これ、もう少し分かりやすく言えば、次のようなことになるのです。

 「最近のアメリカの雇用回復のペースは非常に速い。何故ならば、雇用が回復するためには、実際の経済成長率が潜在成長率を上回ることが必要であるが、最近のアメリカの経済成長率はそれほど高くないからである」

 さあ、この発言をしたのは誰でしょう?

 答えが分かった貴方は鋭い!

 実は、この発言はFRBのバーナンキ議長が3月26日に行ったスピーチの一節であるのです。

 ひょっとして今貴方は、バーナンキ議長は心底学者だな‥なんて感じていませんか?

 アメリカの雇用を一刻でも早く回復させる必要があるときに、最近の雇用回復のスピードは速すぎるのでは、などという発言がよくできたものだ、と。しかも、まだ失業率は8%台にあり、バーナンキ議長自身が、雇用が正常化したという水準とは程遠いと言っているにも関わらず、です。

 まあこの発言、日本に譬えると、次のような発言と同じになるかもしれません。

 「日本の少子高齢化の現実を踏まえると、最近の日本の経済成長率は高すぎるのではないか」

 こんな発言をする人がいたら、その人が仮にノーベル経済学賞を受賞した人だとしても、袋叩きに遭うでしょう。日本がデフレで苦しんでいるのに、なんてことを言うのだ、と。
 
 しかし、その偉い人は次のように言うかもしれないのです。

 「日本の人口減少は思った以上に進んでいると考えた方がいい。確かに人口数でみると、未だ減少幅なそれほどではないが、勤労者層の人口だけで比べれば著しく減少している。つまり、それだけ生産能力が落ちているのだから、国内総生産が名目にしろ実質にしろ、もう少し減少してもしかるべきなのだ。それが、かろうじてプラスを保っているということは、大変な驚きなのだ」

 まあ、そんな発言を聞いても多くの人々は憤慨したままでしょうが、しかし、一部には、なるほどそういう考え方もあるのか、と思う人がいるかもしれません。

 バーナンキ議長の発言は、理詰めで考えればそのとおり。しかし、そんな発言は今のアメリカでは期待されていないのです。そんなことよりも、どうしたらもっと雇用を回復させることができるか、と。

 では、何故あれだけ聡明なバーナンキ議長が世間受けするはずのない発言をしたのか?

 それは、バーナンキ議長が雇用について明るい見通しを持っていないからに違いありません。というのも、バーナンキ議長は、2014年末までは現在のゼロ金利政策が続くと思ってよいと人々に断言しているからです。

 ゼロ金利政策をそんなに長く続けるということは、それまでは経済が力強く回復することはないだろうと予想をしていることの裏返しであり、そして前述の如く、雇用の回復のためには潜在成長率を上回るほどの成長の勢いが必要であると言っている訳ですから、結局、雇用の力強い回復は期待しがたいということになるのです。

 つまり、現実は大変厳しい状況にあるということを人々に認識させ‥従って、人々の期待値を低いものにすることによって、FRBに対する失望や批判を封じ込めようとしているのではないでしょうか。

 今後大統領選が本格化すれば、益々ホワイトハウスからも注文が付くことが予想されるのですが、現在ほどの雇用の回復でも大変にありがたいものなのだ、と人々に暗示することによって機先を制しているのです。

 一見、バーナンキ議長は、学者臭くてどうしようもない人物を装いながらも、一流の役者であったということなのです。
http://www.gci-klug.jp/ogasawara/2012/04/07/015461.php


バーナンキFRB議長の警告、米雇用統計が確かさ裏付けたか

  4月6日(ブルームバーグ):バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は先月、企業は緩やかな経済成長という局面に合わせて労働力を調整するため、雇用の伸びは鈍化する可能性があると警告していた。6日に発表された米雇用統計は、その確かさを裏付けたかもしれない。
3月の非農業部門雇用者数は前月比12万人増と、この5カ月で最も低い伸びとなった。職探しを休止する人が増えたことから失業率は8.2%と、前月の8.3%から低下した。
ブッシュ政権で財務次官補を務め、現在はメリーランド大学で教えるフィリップ・スウェーゲル氏は、「バーナンキ議長は世界で最も大きな『ほらね、言った通りでしょう』の言葉を発しているはずだ」と指摘。「FRBにとっては、現行の緩和的スタンスを継続することへの一定の安心感が生まれたに違いない」と続けた。
ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏は、この日の雇用統計を受けてFRBが次回24、25日の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入拡大を決定したり、2014年遅くまで政策金利をゼロ近辺に維持する方針を変更することはないとの見方を示す。
シルビア氏はその上で、4月と5月の雇用関連指標が失望を誘う内容となった場合は、6月のFOMCで追加緩和を決める可能性が高まるかもしれないと指摘した。
今回の雇用統計に対する米金融当局の反応をより深く知る機会は、8日の週に訪れる。イエレンFRB副議長は11日にニューヨークでスピーチする。ニューヨーク連銀のダドリー総裁は12日にシラキュースで講演予定。バーナンキ議長は9日、金融安定をテーマとした講演を行う。
原題:Bernanke Warning on Jobs Vindicated by March PayrollsReport(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 Craig Torres ctorres3@bloomberg.net;New York Alexander Kowalski akowalski13@bloomberg.net;Washington Lorraine Woellert lwoellert@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2012/04/07 18:48 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M23RLF6TTDS201.html

*国際収支-経常収支(2月)8:50
結果 11778億円
予想 11200億円 前回 -4373億円
結果 8541億円
予想 6500億円 前回 1352億円(1156億円から修正)(季調済)

*国際収支-貿易収支(2月)8:50
結果 1021億円
予想 1043億円 前回 -13816億円
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=143991

#当面 円高・株安へ回帰  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年4月09日 10:10:00 : Pj82T22SRI
>>3月の非農業部門雇用者数は前月比12万人増と、この5カ月で最も低い伸びとなった。職探しを休止する人が増えたことから失業率は8.2%と、前月の8.3%から低下

0金利下でも量的緩和拡大は景気刺激効果があり、通貨安を通した輸出企業への補助金や、国債保有者への資産課税(財政再建効果)といった面をもつ

またインフレ期待の刺激により、消費の前倒しや空洞化(投資・雇用削減、名目賃金減少・・)抑制効果が期待でき、株や実物資産の値上がりは保有投資家を潤す

ただし、通貨安政策を全ての国が安易に採用する場合、海外の需要の食い合い(失業の押し付け合い)となって、長期的には、雇用のメリットは小さくなり、国民の実質所得は低下する

これは為替操作国である韓国が、GDP上昇ほど、大衆の幸福度が上昇していないことでもわかる

量的緩和などの非伝統的な金融政策は、あくまでもカンフル剤としての効果しかないことに注意が必要だ

実質的な生活水準を上げるためには、技術革新によって既存産業の生産性を高め、低コストで、人々が必要とするサービス(衣食住、医療、介護、教育・・)を提供できるようにすることが必須だし、斬新的な改良は日本が得意とする分野だ

生産力さえ常に高めておければ、原理的には国債の緩和だけ(または政府紙幣)で無税国家も実現できる(もちろん、実際には難しい)

さらに余剰労働力を吸収する新しい企業が生まれ付加価値の高いサービスを提供することで、全体のパイ(雇用)を大きくできればベストだが、起業支援はまだまだ日本は遅れている



02. 2012年4月09日 10:17:48 : Pj82T22SRI
斬新的な改良=>漸進的な改良

03. 2012年4月09日 16:19:14 : Pj82T22SRI
焦点:米失業率の「危機前」回復は困難か、長期失業者が4割に
2012年 04月 9日 14:25 JST

4月8日、ゲリー・フィーマン氏(60)が職探しをし始めてから1年4カ月になる。まだ就職を諦めるつもりはないが、彼が心配しているのは、選択肢が狭まりつつあることだ。ニューヨークの就職フェアで3月撮影(2012年 ロイター/Andrew Burton)
1 of 1[Full Size]
トップニュース
米主要500社の第1四半期、3.2%増益の見通し=調査
緩和期待の「片輪」走行に、米景況感後退しリスク選好力低下
関電、大飯原発の安全強化策を経産相に提出
3月中国CPIは予想上回る伸び:識者はこうみる

[ニューヨーク/ワシントン 8日 ロイター] ゲリー・フィーマン氏(60)が職探しをし始めてから1年4カ月になる。まだ就職を諦めるつもりはないが、彼が心配しているのは、選択肢が狭まりつつあることだ。

フィーマン氏は、労働市場の危機の根幹を象徴する、全米で500万人以上いる6カ月以上失業している人の一人だ。

こうした人々の苦境は、失業率がリセッション前の水準まで低下せず、多くの政策責任者の予想より高い水準にとどまる可能性があるという警告でもある。

ペンシルベニア州に住むフィーマン氏は、かつて地元の小さな遊園地でメンテナンスの責任者をしていた。これまで100社に履歴書を送ったが、面接にこぎつけたのは1社。それは今年1月のことだった。

「ありとあらゆることをやってみた」というフィーマン氏は「焦りを感じるのは、応募しても、返事さえ来ないことだ」と語った。

連邦準備理事会(FRB)が直面している最大の試練の一つは、景気回復が本格化しても、果たしてフィーマン氏のような人々が職につけるかどうかを見極めることだ。

バーナンキ議長は、景気が良くなれば、フィーマン氏のような人々にも雇用の機会がもたらされると考えているようだ。現に、需要や雇用創出を加速させるために、FRBのさらなる刺激措置が必要との認識を示している。

しかし、バーナンキ議長の見方が間違っていれば、FRBは雇用に適さなくなった人々を支援するために、過剰なマネーを経済につぎ込むリスクをおかすことになる。

シカゴ大学のエコノミスト、スティーブン・デービス氏は「われわれは今、あるべき社会の姿は何かという重要な決定を下すことにおいて、政策の歴史上の岐路に立っている」と指摘する。

全米の失業者のうち、6カ月以上、失業している長期失業者の割合は約40%。2007年から2009年までのリセッション直前の2倍という高さだ。

バーナンキ議長は長期失業の問題を、主に家計や企業の需要の弱さに結びつけている。議長は3月下旬、短期失業者でも、リセッション前と比較して、就職できるまでにかかる時間ははるかに長いと指摘。

こうした事実が、FRBの超低金利政策継続を正当化していると主張した。失業が長期にわたれば、就職自体が無理という事態にもなり得るとして、長期失業をリスクと位置付け、長期失業者がやがて労働力から脱落すれば、シクリカルな問題が構造的な問題になる、と指摘した。

長期失業が経済にもたらすコストは他にもある。ワシントンの有力シンクタンク、ブルッキングス研究所は、失業率が8%以上の時に失業した場合に喪失する将来の収入は、失業率が6%以下の場合の2倍とするリポートを出した。

民間エコノミストの間では構造的失業問題を示唆する兆候は、バーンナンキ議長が認識している以上に深刻との声が多い。

<ウォールストリートはFRBより悲観的>

FRBの米経済見通しによると、連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーは総じて、景気がインフレ加速をもたらさない程度に拡大している状態での失業率、自然失業率を5.2─6%と予想している。

民間エコノミストの多くは、自然失業率をFRBの予想よりも高い水準に変更している。クレディスイスは6.5%前後、UBSは7%近くと予想している。

メジロウ・ファイナンシャルのチーフエコノミスト補、アドルフォ・ロウレンティ氏は自然失業率を6.5─7%と予想。「その通りであれば、FRBが政策発動余地は、彼らが考えているよりもはるかに早い時期に尽きることになる」と述べた。

エコノミストの中には、自然失業率上昇の兆しを、採用する側の希望と就職希望者の資質のミスマッチが深刻化していることに見る向きもいる。

例を挙げれば、米製造業界。デロイトとマニュファクチャリング・インスティチュートの調査によると、会社が希望する条件を満たす人材が現れないという理由で、埋められない求人は60万件以上ある。

さらに、採用に動く企業の多くが、長期失業者よりも、今の時代にマッチしたスキルを習得した、より若い年齢層に目を向けている、という状況もある。

ケンタッキー州のある建設会社もその一つ。この会社は、リセッション時に245人いた従業員を51人削減した。景気回復の兆しを受け、採用を再開したが、ターゲットは特殊な学位を持つ新卒。

「この業界から離れていた人と、エンジニアリングや建築関連の学位を持つ人々とを比較して検討するのは当然」とこの会社の社長は語る。

自然失業率を上昇させているもう一つの要因として考えられるのは、企業が人の力に頼らないオートメーション技術への依存を強めていることだ。この技術に明るくない人は、就職が難しくなっている。

長期失業者数高止まりの背景として、住宅ローンの問題を挙げるエコノミストもいる。住宅価格の下落で、処分してもローンを返済しきれない状況にある労働者の多くが職探しに動けないという。

かつて米経済諮問委員会(CEA)のチーフエコノミストを務め、現在はマサチューセッツ工科大学に籍を置くマイケル・グリーンストーン氏は「この問題がいかに深刻か、十分に認識されていないと思う。大恐慌は、これからさらに長きにわたり住宅に影を落とし続けていく」と指摘した。

6日に発表された3月の雇用統計で、失業率は8.2%だった。数字的には、2009年の10%から随分下がったが、背景には労働参加率の低下、つまり就職を断念した人々が増えたという事実がある。

自然失業率が7%という一部エコノミストの見方が正しければ、その分、FRBの金融政策転換のハードルは低くなり、比較的近いうちに引き締めに転換する可能性がある。

FOMCメンバーのなかでタカ派とみられているミネアポリス地区連銀のコチャラコタ総裁は、昨年のインフレ上昇はFRBの政策スタンスが転換点に近付いているサインとみている。

コチャラコタ総裁は前月、「失業率を押し下げるためにどれほどのインフレを引き起こすか、という意味で、高いツケを払わされる状況にきている」と指摘した。

こうした予測は、ニューヨークのブルックリンで日長、日雇いの仕事を待っている36歳の男性のような建設労働者の気持ちを暗くさせるものだ。

この男性は、建設ブームの間は、定職についていたが、今は、ビルの修復など、時給7─10ドルの仕事しか期待できないという。

「仕事がないか、あっても十分な給料はでない」とこの男性は語った。

(Jonathan Spicer、Lucia Mutikani記者;翻訳 武藤邦子;編集 田中志保)


04. 2012年4月09日 16:38:24 : Pj82T22SRI
焦点:米公的部門は景気回復でも人員削減続く、住宅市場悪化で税収減
2012年 04月 9日 16:29 JST


4月8日、3月の米雇用統計は民間部門の雇用増加ペースについて懸念を浮上させたが、景気の足を引っ張り続けているのは地方政府公務員の雇用で、こうした状況はしばらく終わりそうにない。写真は3月、カリフォルニア州で撮影した売り出し中の住宅(2012年 ロイター/Mike Blake)

焦点:米失業率の「危機前」回復は困難か、長期失業者が4割に
ソニー株プラス転換、国内外で1万人削減との報道
北朝鮮「ロケット」発射準備進む、米本土攻撃能力示す試金石に
緩和期待の「片輪」走行に、米景況感後退しリスク選好力低下

[8日 ロイター] 3月の米雇用統計は民間部門の雇用増加ペースについて懸念を浮上させたが、景気の足を引っ張り続けているのは地方政府公務員の雇用で、こうした状況はしばらく終わりそうにない。

バージニア州南部のチェサピーク市は2009年以来、職員を2度削減した。景気後退を脱して約3年を経たこの夏にも、3度目の人員削減を計画している。

スティーブン・ジェンキンス予算局長は「思うように景気が回復しない」と言う。

米国全体では景気が拡大しているが、同市の税収には2006年に始まった住宅市場悪化の衝撃が未だに及び続けている。住宅価格の下落が不動産税を直撃しているためだ。ジェンキンス局長は「当市は住宅市場に大きく依存している」と話した。

州・地方政府はリセッション突入後しばらく、保安や教育関連の職員に大なたを振るうことを免れていた。2009年に連邦政府が実施した景気刺激策により、税収減がある程度補われたためだが、その資金もなくなった。

今では多くの市や郡がチェサピークと同様のジレンマに直面している。不動産税収が減り、州からの助成金も削られ、職員の削減に手を付けているのだ。

ロイターの分析によると、この結果、過去3年間の州・地方政府の雇用喪失は、労働省が記録を取り始めた1955年以来で最も厳しいものとなった。

公務員は民間に比べて雇用が安定する傾向があるが、最近では状況が逆転している。

経済政策研究所は最近のリポートで「仮に2009年6月以来、公的部門の雇用が2.5%減少する代わりに、それ以前の3回の景気回復期と同じペース(年平均2.8%)で増えていれば、米国の公的部門雇用は現状より120万人多くなっていただろう」と指摘した。この計算には連邦政府職員も含まれている。

地方政府は2009年初め以来、48万2000人の人員削減を行った。2011年以降では地方政府が月間で雇用を増やしたのは2回だけだ。それ以前で州政府が2年連続で雇用を減らした例は1995、96年にしか見られない。当時の削減人数は約5万7000人で、09年初め以来の削減数15万人の約3分の1にとどまっていた。

3月時点で地方政府職員は1410万人、州政府職員は510万人。

<住宅市場と需要低迷が直撃>

3週間前、ペンシルバニア州スクラントン市の消防隊は火災発生を受けて出動するのに10分を要した。通常なら4分以内だ。市は1月に消防隊員を29人削減しており、人員不足が原因とされた。

この出来事以来、市は12人の消防隊員を再雇用したが、それでも以前に比べると17人減ったままだ。

労働省によると、地方政府は2月に1000人雇用を増やした後、3月には3000人削減した。州政府は3月に2000人増やした。しかし州政府職員は1年前に比べて3万9000人減っており、最近の改善傾向も定着しそうにない。

ナショナル・リーグ・オブ・シティーズの調査ディレクター、クリストファー・ホーン氏は「減少ペースは緩やかになっている。しかし上向くとは思わない。地方政府が採用を始めるとは考えられない」と語る。

一方で民間部門は雇用を創出している。3月雇用統計では非農業部門雇用者数は民間部門が12万1000人増加したのに対し、公的部門は1000人減少した。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスの予想では、州政府の雇用者数は年内に少なくとも1万5000人、地方政府は15万─17万5000人、さらに減少する。ムーディーズのエコノミスト、ダニエル・ホワイト氏は「雇用全体の足かせとなり続けるだろう」と述べた。

(Lisa Lambert記者)


05. 2012年4月09日 16:39:52 : Pj82T22SRI
米雇用の3月の鈍化は一時的、景気回復は定着とアナリスト

  4月9日(ブルームバーグ):3月の米雇用者数の伸びが鈍化したのは一時的なものであり、米経済は景気拡大の3年目に入って、欧州の減速や燃料コスト上昇の影響を克服するための備えが強化されているとエコノミストらは指摘した。

JPモルガン・チェースとドイチェ・バンク・セキュリティーズのアナリストによると、収益の伸びを受けて企業景況感が強まり、雇用者数は3月の前月比12万人増を上回るペースになる見込み。3月の統計はブルームバーグ・ニュースの調査対象エコノミスト80人の予想下限を下回る低調な伸びにとどまったものの、2010年と11年のようなパターンの繰り返しを示唆してはいないという。10年と11年の米雇用は好調なスタートを切った後、政府債務やエネルギー価格、自然災害に関する懸念で頓挫していた。

ただ、こうした見方は一般に広がっているわけではなく、バンク・オブ・アメリカ(BOA)などのエコノミストらは財政赤字削減を目指す米国政府の歳出抑制姿勢を背景に、雇用が今年後半に落ち込むと予想している。これに対し、ドイチェ・バンク・セキュリティーズのジョゼフ・ラボーニャ氏らは、所得の伸びが家計支出の増加と雇用を促進し、12年全体では少なくとも月平均20万人の雇用創出を後押しすると予想している。

JPモルガンのチーフエコノミスト、ブルース・カスマン氏は6日の雇用統計発表後の電話会議で、「経済は順調だが、雇用はもっと順調になると思う」と述べ、「この日の雇用統計の数値がトレンドを示しているとは考えていない」と指摘。年内は平均20万人の雇用が増加する見通しを確認した。

カスマン氏は雇用の伸びを楽観し続けている最大の理由として、「控えめ」な賃金上昇を上回るペースで売上高が伸びる見通しを挙げ、こうした状況は企業が売り上げ回復に伴い雇用を増やす意欲を持つことを意味していると分析した。

原題:Job Gain Seen Rebounding From Slump as U.S. RecoveryEntrenched(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Timothy Homan thoman1@bloomberg.net;ワシントン Carlos Torres ctorres2@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2012/04/09 10:10 JST


06. 2012年4月10日 00:10:24 : Pj82T22SRI
【バロンズ】オバマ米大統領、ネットで景気拡大を主張
http://jp.wsj.com/Economy/Global-Economy/node_423184?mod=WSJFeatures
2012年 4月 9日 19:30 JST  

 オバマ米大統領は、失業率が8.2%で高止まりしている唯一の理由として、自身の経済の手綱さばきではなく、公務員職をめぐる自身の提案に議会共和党が反対していることを挙げた。
 

オバマ米大統領

 オバマ大統領の主張によると、低迷する公的セクターと建設業界を国内総生産(GDP)の算出から除くと、民間部門は以前の2回のリセッション(景気後退)後よりも速いペースで雇用を創出している。従って、遅々とした景気拡大ペースに対する解決策は、議会が富裕層に対する税金を直ちに引き上げ、教員や警官、道路建設作業員の採用に歳入を振り向けることだ、と大統領は続ける。

 オバマ大統領と側近6人は先週、有力ウェブサイトに記事が掲載される金融ジャーナリスト20人に対し自身の選挙演説を公開した。

 オバマ陣営は報道陣による抱擁を真剣に欲していたとみえ、オンラインのニュースサイトを熱心に口説いていた。予算問題に最も興味のある人々が、こうしたサイトを閲覧する傾向があるためだ。2008年の大統領選の際にオバマ氏を力強く支援した、ハイテクに精通した20代の有権者とのコミュニケーションの再構築にオバマ陣営は困難をきたしているとの印象だ。大統領はプレゼンテーションで、オンラインの金融ジャーナリストたちが、税金と予算問題に焦点をあてた政府のウェブサイトの様々なページへのリンクを取り上げることを「大いに歓迎する」と述べた。

 大統領は、「原則として、当政権の姿勢は、国民が知れば知るほど効果的に統治できる、というものだ」と語った。

 大統領は政府のウェブサイト「Your Federal Tax Receipt」を例に挙げた。これは防衛と教育、対外支援に国民の税金がどの程度向けられるかに関する詳細を示している。「これについて国民が必ずしも適切な見方をしているとは限らない」とし、財政赤字削減と税制改革が選挙選の争点になることから、「あなた方のウェブサイトで民主・共和両党の財政赤字削減策の違いを示すことが極めて重要になる」と述べた。

 この集まりから受けた印象では、オバマ大統領は民主党が議会の多数を占め、8310億ドルの景気刺激策(公約した2010年までの400万人の雇用創出は実現しなった)を含め、全権を与えられていた就任当初の2年間は無視するつもりらしい。大統領職に就いたのは、中間選挙でナンシー・ぺロシ下院議長はじめ民主党議員が敗北した10年終盤以降であるかのような選挙選を繰り広げる見通しだ。アラン・クルーガー経済諮問委員会(CEA)委員長の主張を利用し、オバマ大統領は8.2%という失業率は権力シフトの直接的な結果だと主張するだろう。失業率の大幅低下につながったであろう雇用法案を下院共和党議員が阻止したと言い張るようだ。

 クルーガー委員長は、オンライン・ジャーナリストに対し、GDPから政府部門を除くと、民間部門の成長は年率3.4%となると表明。これに対し、01年のリセッション後の景気回復期は2.9%だったと指摘した。委員長はこうしたデータをみると、景気回復が規制強化や増税懸念により鈍化していないことが示唆されていると主張する。

 同委員長によると、「09年以来、連邦政府および州政府部門では59万の職が失われた」。同委員長は「これは景気拡大にとって著しい妨げだ」とし、さらに、失業率17%の建設業を除くと、過去10四半期のGDP成長率は年率3.5%となっていると続けた。01年のリセッション後の回復期では同じ条件では年率2.5%の伸びだった。また、自身の最小主義的公式を使用すると、現在の景気回復は90年代初期の景気回復も上回っている、と述べた。当時のGDP成長率から公共部門と建設部門を引くと、3.3%の伸びとなる。

 この数字について、共和党の大統領指名候補ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事の助言役でコロンビア大学のエコノミスト、グレン・ハバード氏に尋ねてみた。ハバード氏は、「しっかりした景気回復の最中だと主張しなければならないときは、実際にはそうではない公算が大きい」と指摘し、巨額の財政・金融てこ入れにもかかわらず、過去10四半期にわたり、2.4%の成長が達成されたに過ぎないと強調する。

 ハバード氏は、景気循環がピークを付けた後の50カ月間で創出された職に注目すると、異なる全体像が浮かび上がると指摘する。1990年の景気循環のピーク後の50カ月間に460万の職が創出された。2000年の景気循環のピーク後では、その数は40万減った。また、07年の景気循環のピーク後の50カ月間では、職が480万減少した。ハバード氏は、現在の長期的な失業率の高止まりは米国にとって初の体験だと続ける。言い換えれば、現政権は無意味な比較を行っているのだと。

記者: JIM MCTAGUE


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民75掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民75掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧