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ウォール街の傲慢をリーマン検死文書が浮き彫り   世界最強の銀行、上位に保守的な印象のあの国から多数並ぶ
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投稿者 MR 日時 2012 年 5 月 08 日 22:39:08: cT5Wxjlo3Xe3.
 

【コラム】
ウォール街の傲慢をリーマン検死文書が浮き彫り


  5月8日(ブルームバーグ):今回の「大不況」に対するウォール街の責任がどれほど重いかを理解するには、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破綻前の文書を読めばいい。リーマンのいわば検死官を務めた法律事務所、ジェナー・アンド・ブロックが大量の文書を公開した。
この文書の最も重要な功績は、ディック・ファルド最高経営責任者(CEO)をはじめ当時のリーマン幹部らが2007−08年に同社が抱えていたリスクを認識していなかったという神話を突き崩したことだ。それだけでも十分にひどい話だが、もっと悪いことには、ファルド氏とその取り巻きが繰り返し警告を受けながら尊大さゆえにそれを無視していたことが浮き彫りになる。
この記録はまたしても、ウォール街の経営者らが口にする「われわれには制御できない力」というものがごまかしであることを示すものだ。ひどい金融危機を引き起こしたのは、何人ものバンカーたちが来る日も来る日も続けていた過ちだった。
例えば、同記録によると、07年9月のリーマンの取締役会で経営陣は危機について明白な説明を受けていた。「危機の最初の波動は06年末に感知された。サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの不振が市場に懸念をもたらし始めた時期で、その状況は資産担保証券(ABS)の指数のスプレッドが徐々に拡大したことから明らかになった」という。文書はさらに、問題がサブプライムにとどまらずオルトA(サブプライムと優良案件の中間)ローンにも広がったことから住宅ローンの問題が改善には向かわないことがはっきりした」と説明している。
さらなる説明
さらに、07年6月と7月に「流動性が枯渇」し閉鎖に追い込まれたベアー・スターンズ・アセット・マネジメントの2つのヘッジファンドについて取締役会は説明を聞く。すなわち、他のヘッジファンドも資産を投げ売りし「市場への圧力が高まった」ということ。07年8月までにはコマーシャルペーパー(CP)市場が「流動性がほぼゼロの困難な状況」に陥ったほか、「ほぼ全ての種類の住宅ローンやABS商品向けの資金が干上がった」。ここまで聞いておきながら、リーマンの幹部が市場で起こっていたことを理解していなかったとは言えないだろう。
他社も気付いていた。ゴールドマン・サックス・グループはこの06年12月に感じた「最初の揺れ」だけで巨大な賭けを始めた。ゴールドマン内部で「ビッグ・ショート」と呼ばれていたこの取引は、07年に大きな利益をもたらし同社が08年の金融危機を乗り切るのに役立った。
しかしリーマンは、何事も起こっていないかのように事業を続け、経営陣は高まる懸念を無視していた。07年のレーバーデー(9月3日)の連休までにはリーマンとベアー・スターンズ、シティグループが、ウォール街の金融機関への投資を望んでいた中国政府系投資会社、中国国際信託投資(Citicグループ、中信集団)と協議を持ったが、リーマンのトップ、ファルド氏とデービッド・ゴールドファーブ最高財務責任者(CFO、当時)は関心を示さなかった。
レッテルへの恐れ
ゴールドファーブ氏はファルド氏らに宛てた電子メールで、Citicの示した条件での投資を受け入れれば「真実ではないがうわさにつながるような信号を送ることになり、市場の混乱を乗り切るために資本注入を必要としている企業というレッテルを貼られる」と警告。ファルド氏もいつも通りのずれた強気で、相手にもしない姿勢を示した。
ジェナー・アンド・ブロックの文書からは、リーマンが資本を必要としていたにもかかわらず、ファルド氏とゴールドファーブ氏が同社を不沈戦艦のように考えていたことが分かる。08年1月に経営陣は取締役会に対し、同社は01−02年の「前回の業界の下降局面に同業他社を上回る業績を上げ、一段の成長の基盤を築いた」として、他社が縮小傾向にある中で人材に投資したと説明した。
これはつまり、08年の下降局面にも同じ戦略で臨むということだ。経営陣はさらに、ウォール街の各社が3カ月間で「相当の資本」を調達したものの、リーマンには「利益によって生み出される資本」が十分にあり、「積極的な資本増強の必要はない」と自信を見せた。
08年9月が終わるころにはリーマンが既に沈没していたことを考えると、これらの文書はわれわれを震撼とさせる。ウォール街の今も変わらぬリーダーシップの欠如を考えると、同じことはまた起こるだろう。
原題:Lehman E-Mails Show Arrogance Led to the Fall: William D.Cohan(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Stacey Shick sshick@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Toby Harshaw tharshaw@bloomberg.net
更新日時: 2012/05/08 21:51 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M3P5866KLVR401.html


世界最強の銀行、上位に保守的な印象のあの国から多数並ぶ

  5月7日(ブルームバーグ):米シティグループやフランスのBNPパリバなど米欧の銀行は2015年の新資本規制発効を前に、資産圧縮と資本強化を急いでいる。カナダの銀行にとってこれは好機だ。
カナダの大手6銀行は08年以来、国内外で約100件の買収に378億ドル(約3兆円)を費やした。ブルームバーグ・マーケッツ誌6月号が報じた。カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)のジェラルド・マッコーイ最高経営責任者(CEO)は「われわれカナダの銀行はその強さゆえに幾分の柔軟性があるので、こういう買収が可能だ」と話す。同行は昨年、資産運用会社アメリカン・センチュリー・インベストメンツの少数株を米銀モルガン・チェースから買い取った。「長期的にはこれが事実上、カナダ銀の強さと競争力を維持するのに役立つかもしれない」と同CEOは付け加えた。
ブルームバーグ・マーケッツ誌の2回目の世界最強銀行年次ランキングでCIBCは3位。トロント・ドミニオン(TD)銀行が4位、ナショナル・バンク・オブ・カナダが5位、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)が6位とカナダ勢が続く。ノバスコシア銀行は18位、モントリオール銀行は22位。
1位は2年連続でシンガポールのオーバーシーズ・チャイニーズ銀行(OCBC)。2位は中国銀行(香港)。シンガポールの他の2行、ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB、7位)とDBSグループ・ホールディングス(8位)も上位に入った。
OCBCのサミュエル・ツィエンCEOは「シンガポール経済は一貫して好調だ。活発な実体経済にシンガポールの銀行が資金を出すことができる」と説明した。同行の強さの理由の1つとしてリスク管理慣行も挙げた。
上位を独占
今回のランキングでカナダほど上位を独占した国はなかった。人口3470万人の同国には株式を公開している銀行が8行しかない。そのうち2行は地銀。一方、米銀で20位内に入ったのはJPモルガン・チェース(13位)とPNCファイナンシャル・サービシズ・グループ(17位)、BB&T(20位)の3行だけだった。欧州からはスウェーデンの2行と英国およびスイスからそれぞれ1行が入った。
番付は資産1000億ドル以上の銀行を対象に、リスク加重資産と中核的自己資本(Tier1)の比較や総資産に対する不良資産の割合など5つの基準を組み合わせて決定した。Tier1資本には手元現金と発行済み普通株、一部の優先株が含まれ、これらは損失に対するバッファーとなる。
カナダの銀行は資本基盤の強さと融資をめぐり保守的な同国の文化、単一の監督機関による厳しい監督を高順位の理由に挙げた。カナダの監督当局は国内銀行に国際基準よりも高い資本水準を義務付けている。
バーゼル以上
世界の大手銀行はバーゼル銀行監督委員会の資本規則に従っている。国際決済銀行(BIS)に付属するバーゼル委では、世界の27カ国の銀行監督当局が銀行規則を策定する。バーゼル委は1988年に最初の国際的な銀行資本指針を発表。この「バーゼル1」は信用リスクを焦点とし、リスク加重資産に対する自己資本比率の最低基準を8%としたほか資本の半分以上をTier1とすることを義務付けた。
カナダの銀行監督当局、金融機関監督庁(OSFI)はこれを上回る厳しい基準を国内銀行に課している。そのおかげでカナダの銀行は、2008年を中心に他の世界の銀行を苦境に立たせた金融界の愚かしい行動に加わらずに済んだ。一部のカナダ銀はOSFIの要件よりもさらに資本を強化することを選択している。
ノバスコシア銀行のリチャード・ワウCEOによれば、同行は現金を保持し過ぎだとして投資家の批判を受けた。「1999年と2001年には大勢の投資家から、スコシア銀の資本はバーゼル規則もOSFIの規制も上回っていて多過ぎだと指摘され、自社株買いや特別配当を実施するよう迫られた」と同CEOは年次投資家会議でのインタビューで語った。こうした批判に対し、「当行の資本は過剰ではない。資本利益率は18%で極めて高水準だ。株主は利益を還元されてもほかに再投資する先を見つけるのに苦労するだろう、と答えた」と同CEOは振り返った。
拡大も必要
同CEOはまた、強い資本基盤を持つことはカナダの銀行にとって非常に重要である一方、カナダ銀は事業の範囲を拡大しなければ繁栄できない」と指摘。「成長しなければ最終的には資本と強さの問題が出てくるからだ」と説明した。スコシア銀は世界の約50カ国で事業を展開しているが、特に中南米とアジアに注目していると、国際金融協会(IIF)の副会長も務める同CEOは述べた。
カナダの銀行は昨年、買収に144億ドルを費やした。その多くは米国での成長を目指したものだった。「カナダの保守的な資本基準は業況の下降局面で明らかな競争上の優位をもたらした」とトロント・ドミニオン銀行のエドムンド・クラークCEOは話す。カナダ2位の同行は流動性を厳しく管理しているという。
一生に一度
トロント・ドミニオンは同CEOが2004年に開始した米国での拡大戦略を加速させた。08年にはニュージャージー州のコマース・バンコープを71億ドル規模で取得。この結果、米国での支店数は現在、1284店とカナダ国内の1150店を上回っている。同行の緑色のロゴは今や、ニューヨークの街角で見慣れた風景になった。
クラークCEOは「一生に一度のチャンスだ。逃がしてはならないと考えた」と話す。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスから長期格付けの最上級「Aaa」を得ている世界で4銀行の1行であるトロント・ドミニオンは昨年、自動車ローンのクライスラー・ファイナンシャルを米投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメントから買収し、米国での存在感をさらに高めている。
原題:Canadians Dominate World’s 10 Strongest Banks With OCBC atNo. 1(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:トロント Doug Alexander dalexander3@bloomberg.net;トロント Sean B. Pasternak spasternak@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Laura Colby lcolby@bloomberg.net;David Scheer dscheer@bloomberg.net
更新日時: 2012/05/07 06:00 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M3HY586KLVR601.html  

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