http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/349.html
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●また鈍化してきている米国経済 リーディング・インデックスは下向き
http://markethack.net/archives/51821596.html
調査会社、イー・シー・アール・アイの出しているウイークリー・リーディング・インデックスの直近の数値は123.1でした。
これは今年の１月以来、最も低い数字です。
ウイークリー・リーディング・インデックスは去年も４月頃、ピークを付け、それ以降、１０月迄下降トレンドを辿りました。
今年も去年のパターンを踏襲するかどうかが注目されます。
今年前半は稀に見る好天候、底堅い消費などの、長続きしにくい要因に随分助けられていたので、追加的な景気刺激策が無い限り、去年と同じパターンに陥るという・・シナリオです。
●今週金曜日は米雇用統計、さて、二度あることは三度あるとなるか、三度目の正直か
http://www.gci-klug.jp/yamaoka/2012/05/27/015871.php
今週金曜日、6月1日は米雇用統計(5月分)が発表されます。
前回、前々回と非農業部門雇用者数（NFP）が事前予想を下回り、米雇用状況の厳しさを印象づけました。
米FRBに課せられた二大命題の一つは、雇用の最大化であり、雇用統計の数字は米金融政策動向に強い影響を及ぼします。
追加的量的緩和第3弾（QE3)の実施についての思惑が流れる中、６月１９日、２０日にＦOMC(米連邦公開市場委員会）を控えて今回の雇用統計は注目を集めています。
5月4日に発表された前回、4月分の雇用統計は、非農業部門雇用者数が事前予想の前月比16万人増に対して11.5万人増と、予想を大きく下回る結果に。
失業率自体は、事前予想の8.2％に対して8.1％と3月分の8.2％から0.1％低下したものの、
労働人口が16.9万人も減少し、労働参加率が81年12月以来となる63.6％という低水準となりました。
これによって、雇用市場の深刻化を受けて求職自体を辞めてしまった層（専業主婦や引退など）が増えたことによる見かけ上の失業率改善ということが分かる数字となっていました。
内訳を見ますと、製造業が、好調な自動車販売の影響で、同関連での雇用が増加したこともあり全体で1.6万人増とプラス圏を維持したものの、今年に入ってからの+5.2万人、+3.0万人、+4.1万人という伸びに比べるとおとなしい数字に。
非製造業は、低迷していた小売業が+2.93万人と3ヶ月ぶりのプラス圏を回復。
先行指標として注目される人材派遣業は+2.11万人と共にかなり好調な数字と成りましたが
その他の分野が軒並み少しづつ弱いという結果に。
民間非製造業全体では+11.6万人と、プラス圏を維持していますが、予想外の低結果となった3月の12.8万人よりも少ない厳しいものとなっています。
こうした状況を受けての今回の雇用統計ですが今のところ予想は+15.0万人増と、少し状況が改善するという見方。
ただ、前回は＋16万人予想に対して＋11.5万人、前々回は、＋20.5万人予想に対して＋12.0万人（速報値ベース、その後15.4万人に改定）と二回連続で予想をかなり下回る結果となっており今回も予断を許さないところ。
1日の発表と言うことで、ISM製造業、非製造業は雇用統計よりも後の発表になり関連指標の結果を受けて予想を変化させることが難しいことも、事前予想と乖離する可能性を意識させるものとなっています。
ちなみに、週ベースで発表される新規失業保険申請件数は4月が週平均38.4万件であったのに対して、5月は37.1万件と、改善の傾向を示しており、今回の15.0万人増という数字は
一応、それほど違和感のあるものではありません。
31日木曜日に発表されるADP雇用者数（5月分）も4月の＋11.9万人から+13.5万人に改善見通しとなっており、前回よりは状況が改善しているという見通しを裏付ける格好となっています。
★ただ、ここ二回続けて予想を大きく裏切った格好の雇用統計だけに、予断は禁物かもしれません。
二度あることは三度あるとなって、今回も予想を大きく下回り、雇用情勢の悪化が深刻化しているという印象が強まると、今のところ現状維持見通しが優勢な6月のFOMCでのQE3実施への期待が強まり、ドルの大幅安につながる可能性もありますので、要注意です。
三度目の正直で､少し改善となって､一息という可能性の方が高く見えますが、さてといったところ。
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