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五輪場外の「通貨戦争」、日本はデフレ増税で自滅・・底流には宿命的とも言えるゲルマンvsアングロサクソンの
http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/660.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 6 月 26 日 09:46:10: EVQc6rJP..8E.
 

http://tamurah.iza.ne.jp/blog/entry/2731789/

 聖火が英国と隣国のアイルランドをリレーされ、7月27日には競技場に到着、めでたくロンドン五輪の開幕だ。

 聖火の発進地、ギリシャでは議会再選挙の結果、欧州共通通貨「ユーロ」圏にとどまるべしとする連立政権が成立した。問題解決のボールはユーロ圏の勝ち組代表ドイツに投げられたのだ。そんななか、メキシコでの先の20カ国・地域(G20)首脳会議をはじめ国際会議が開かれるたびに、米国のオバマ大統領らがドイツのメルケル首相に「何とかせよ」と迫るのだが、拒絶されている。

 実は、ドイツ-ユーロ-ギリシャ-聖火-五輪は歴史的な因縁の糸でつながっている。そして五輪開催国の英国は、その対極にある。

 ユーロ(EURO)の語源はギリシャ神話に登場するエウロパ(ラテン語でEuropa、フェニキア=現在のレバノンあたり=の王女名)である。ギリシャ神話の最高神、ゼウスがエウロパを見初め、白い雄牛に化身して彼女を誘拐し、クレタ島に連れ去った。島に到着するまでにゼウスはエウロパを連れてドナウ川以北を駆け回ったことから、ヨーロッパの名称が生まれた。ユーロはギリシャ文明との同一性をうたう欧州大陸の象徴なのである。

 かの聖火を広めたのはナチス・ドイツの独裁者ヒトラーである。ヒトラーはゲルマン民族をギリシャ文明の正統な後継者とし、ユダヤ民族など他民族撲滅を企てた。1936年のベルリン五輪を「民族の祭典」と位置づけ、ゼウスをたたえる古代五輪の舞台となったギリシャ・オリンピアで太陽光から採火した。以来、この行事は今度開催されるロンドン五輪まで延々と引き継がれている。

★2度の世界大戦を経て、ドイツはフランスと手を携え、欧州連合(EU)を結成し、EUを母体にしてユーロを創設した。ユーロが挑戦する相手は基軸通貨ドルである。ドルの本場は米国だが、ロンドンはドル体制のもとにニューヨークと連携して世界最大の国際金融市場の地位をほしいままにしている。これに対し、欧州大陸の盟主ドイツはフランスと組んで大陸通貨を統一する際、ユーロの名で裏打ちして権威づけた。

 財政規律が加盟基準を満たすかどうか疑問が残っているにもかかわらず、欧州史の起源という特別な観点からギリシャは2001年にユーロ圏に迎え入れられた。ギリシャが認められるという大甘のユーロ圏拡大の結果が、ギリシャを筆頭とする問題5カ国(ほかにイタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランド)の政府債務危機の爆発なのである。

★米英がユーロ危機に際し、ドイツに対して財政負担などでとりわけ厳しく注文をつけ、ドイツが強く反発する底流には、宿命的とも言えるゲルマン(独)対アングロサクソン(米英)の構図があるとみていい。

★ドイツの同盟国フランスは興味深いことに、「成長重視」を掲げて米英にすり寄る。世界最大の対外債権国、つまり貯蓄提供国である日本の野田佳彦首相はといえば、党内の反対勢力を切って捨ててでも自民、公明両党と連携し、26日にも衆院で消費増税採決に踏み切るかまえだ。国内資金需要を抑えてマネーを外に流すので、米英は大歓迎である。

 ギリシャ発の聖火がロンドン東部のメーンスタジアムに到着するのを待たず、場外では、ドイツ対米英の激しい通貨攻防が展開され、日本も巻き込まれている。
 

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コメント
 
01. 2012年6月26日 10:51:24 : UwAL1SYGSY
こりゃあ、第一次大戦、第二次大戦と全く同じ構図じゃねーかよ。

日本はまたドイツと組んでアングロ・ユダ公に挑戦するしかなくなる。

中国のバカがちょっかい出してくる時が戦時だ。


03. 2012年6月26日 16:00:38 : DItKkihXwN
今回はフランスがドイツ方に付いているところが第一次・第二次大戦と大きく異なる
ところだと思うけど。

独仏を仲違いさせておいて英米が有利な方向に導く、というのが英米による欧州支配
の構図だったわけだが、EU成立はそれを不可能にした。だからこそユーロを崩壊させる
ことが至上命題となるのだろう。

これを東アジアに置き換えれば、日中韓をケンカさせておくことが英米のメリット、
という構図になる。半島が未だに分裂国家であるのも痛いな。


04. 2012年6月26日 16:12:49 : FijhpXM9AU
米英がユーロ危機に際し、ドイツに対して財政負担などでとりわけ厳しく注文をつけ、ドイツが強く反発する底流には、宿命的とも言えるゲルマン(独)対アングロサクソン(米英)の構図があるとみていい。
------------------
皮相的な、何と皮相的な...

ネーションステートが形骸化した世の中で、こういう分析は実態の分かっていない大衆向けの解説でしかない。FRBを牛耳っているのがシティであるように、ドイツの金融機関もこれだけ国際化が進んでいる中で(少なくとも最高首脳部については)裏でシティに牛耳られていない保証があるだろうか。

ユーロが導入されれば不動産バブルが南欧とアイルランドで膨張・破裂して、ユーロの崩壊に至ることは、ある程度の経済(経済史)の知識・理解があれば誰でも予測可能だったのだから、国際金融資本のトップに分からなかったはずがない。

ちょうど日本の富を収奪しているのと同じで、欧州各国の大衆の富を収奪して、最後はドイツからの富の収奪に発展し、最後は社会的争乱状態で総仕上げだろう。
この状態だったら人口はそりゃ減るわな。


05. 2012年6月26日 19:10:23 : npansWPdOA
アングロ対ゲルマンというより、ユダヤ教対キリスト教、イスラム教の通貨戦争。今のところ、後者が戦争にならないほどのぼろ敗け。そのうち後者に仏教が入らない事を祈る。

06. 2012年6月28日 13:01:12 : p9B89YgNYw
デフレの影響が一番出ているのが株価、
米中のバブルマネーで日本の会社が簡単に買われる状況が続いている、
まさに90年代から政府財務省は売国奴になってしまった、

通貨発行量から考えれば円相場はもっと高くなるはず、

時価会計とかグローバリズムとか変なものに目を奪われて国防と言う視点を忘れた日本人哀れ


07. 2012年6月28日 18:27:08 : xnKqlq8ciw
前門の虎、後門の狼。
逡巡し 立ち止まれば 空からハゲタカの群れが ...

[スペイン首相 “資金調達できない”] 2012年06月28日 / Nevadaブログ
 http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/

 スペインが今、重大な局面に差し掛かってきており、
 事実上国も銀行も資金調達できない事態に陥り始めており、
 昨日、ラホイ首相は国会で以下のような演説をしています。
 『このままでは我が国(スペイン政府)は長くは資金調達できない』
 そして以下のような発言もしています。
 『イタリアやほかの国々も市場での資金調達が困難になっている』

 スペイン政府トップが 事実上 ギブアップしたもので
 今晩から始まりますEU首脳会議で、支援策を決めるように
 スペイン側から要求を突き付けたわけであり、
 これに どう こたえるのか?
 EUは重大な局面に差し掛かっています。

 仮に【ヨーロッパ共同債】導入を決定した場合、
 負担が最も重くなるドイツはドイツ国債急落という事態に陥りますし、
 そもそも すぐに機能するわけでもなく、今、必要としているスペインには間に合いません。
 市場がユーロ市場を見切った時、
 ドイツ国債をはじめ、スペイン・イタリア国債も暴落し、
 手が付けられない事態に陥ります。

 EU首脳が覚悟を決めるのか、
 それとも もはや 先送り策はダメとして
 バンザイしてユーロ崩壊を待つのか。

 どちらの道を とりましても ユーロは崩壊するしかありませが、
 ユーロを捨てるという選択肢をとればドイツは生き残る権利を確保できます。
 ドイツがユーロと心中するのか、
 それともドイツ単独で生き残ることを選ぶのか。
 今日・明日の首脳会議で決まりますが、
 決断できなくて、先送りするかも知れませんが、
 その際には、市場の洗礼が待っています。


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