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南鳥島海底に大量のレアアース (NHK) 埋蔵量は国内の消費量の220年分 
http://www.asyura2.com/12/hasan76/msg/694.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 6 月 28 日 19:45:56: igsppGRN/E9PQ
 

南鳥島海底に大量のレアアース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120628/k10013187821000.html
6月28日 19時22分 NHK


ハイテク製品に欠かせず、現在、中国が独占的に供給している、希少な金属「レアアース」が、日本の排他的経済水域にある南鳥島近くの海底に多く存在していることが、東京大学の調査で分かりました。
日本の経済水域でまとまった量のレアアースが確認されたのは初めてで、埋蔵量は国内の消費量の220年分余りに上るとみられています。

東京大学の加藤泰浩教授の研究グループは、海底の火山活動で放出される熱水がレアアースを吸着しやすいことに注目し、太平洋の海底で採取された泥の分析を4年前から進めてきました。
その結果、日本の排他的経済水域にある南鳥島近くの水深5600メートルの海底の泥に、ハイブリッド車のモーターに使われる「ジスプロシウム」や、液晶テレビに使われる「テルビウム」などのレアアースが高い濃度で含まれていることが分かりました。
研究グループによりますと、こうした泥は少なくとも1000平方キロメートルの範囲に広がっているということで、濃度や面積などから国内の消費量の227年分に当たる680万トンのレアアースが存在すると推計されています。日本の排他的経済水域の海底でまとまった量のレアアースが確認されたのは今回が初めてで、研究グループは今後、国内の企業と共に採掘に向けた取り組みを進めることにしています。
海底のレアアースを巡っては、去年、太平洋に陸上の埋蔵量の800倍のレアアースが存在する可能性があることが明らかになりましたが、公海の海底にあるため、採掘には国際調整が必要となっていました。
調査に当たった東京大学の加藤教授は、「レアアースが見つかった場所が日本の経済水域だということは、自国の資源として開発できるという意味で非常に重要だ。実際に資源がどのように存在しているか、すぐに調査を行うべきだ」と話しています。

■日本のレアアース調達の現状は

「レアアース」はハイテク産業に欠かせない重要な資源ですが、アメリカ地質調査所によりますと、世界の生産量の97%を中国が占めています。
その中国の最大の輸出国は、ハイブリッド車や液晶テレビの製造などで年間3万トンのレアアースを必要としている日本です。
おととし、中国が、環境保護などを理由に輸出量を前の年より40%減少させたことや、尖閣諸島沖で起きた中国漁船の衝突事件のあと、輸出が滞ったことなどから、日本企業には強い懸念が広がりました。
このため、日本では中国以外のレアアースの調達先を探す動きが進んでいて、去年3月にはオーストラリアで大規模な鉱山の採掘権を獲得したほか、ことし5月にはカザフスタンとも協力を強化することで合意しています。
その一方で、アメリカ地質調査所によりますと、世界の陸上にはおよそ1億1000万トンのまだ採掘されていないレアアースが存在するとみられ、国別の埋蔵量は、中国が48%、カザフスタンなど旧ソ連の諸国が16%、アメリカが11%などとなっています。
さらに去年7月、東京大学の加藤泰浩教授の研究グループは、太平洋の海底の泥に大量の「レアアース」が存在していることを突き止め、その埋蔵量は陸上の800倍に上るとみられています。
レアアースの安定供給には調達先の多角化が課題となっていて、今回発見された南鳥島近くの海底のレアアースは、日本が自国で採掘できる資源として注目されます。【利用するには新たな技術が必要】今回、日本の排他的経済水域の海底で見つかったレアアースを、引き上げて資源として利用するには、新たな技術開発が必要です。レアアースが見つかったのは、水深5600メートルの海底。
研究グループによりますと、この深さから資源を引き上げた実績は世界でも確認されておらず、今から30年余り前にドイツの鉱山会社が水深2000メートルから資源を引き上げた例がある程度です。しかし、今回の研究にも参加している日本の海洋開発会社は「海底の油田から原油を引き上げる技術を応用すれば、深海の底であっても泥を引き上げる技術の開発は十分に可能だ」と説明しています。この会社によりますと、泥を吸い込んで採取する新たなシステムを開発したうえ、独立行政法人海洋研究開発機構が所有する海洋資源の探査船「ちきゅう」に搭載できれば、1日1万5000トンもの泥を引き上げることが可能だということです。
研究グループでは、今後、こうした資源の引き上げ技術を確立するための試験の実施を、国に求めていきたいとしています。


 

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コメント
 
01. 2012年6月28日 20:32:31 : npansWPdOA
今頃か?、レスポンスが悪い。為替に使った何兆円かの、金を回わし、国策で真剣にやればもっと進展していたはず。日本は海底領土を入れると、世界6位の大国。レアアース、だけでなくメタンハイグレード,天然ガス、金、銀にあふれた領土を持つ。採掘出来ない理由をうだうだ述べていないで、さっさっとやればよい。6キロのホースに重石をつけて、落とし、レアアース混じりの泥をポンプ、アップすれば、ーと思うのはド素人のあさはかさだが、やる気があるなら、日本の優れた技術、頭脳で、案外シンプルな解決方法はあるはず。このまま高い資源をいつまでも買い続けるわけには、いかないだろう。

02. 2012年6月28日 21:45:45 : dHgA8CusXs
水深5600メートルにレアアースがあるということが分かった。
日本近海を金も賭けずに東大が調査して見つけたことが嘘くさい。
中国から安く調達するためのハッタリだろう。

03. 2012年6月28日 22:32:01 : oNqclzIefs
さあー! 中国が取りに来るぞ ? 民主党が手引きしないよう監視しとけよ。

04. 2012年6月29日 04:30:41 : SRotBsgHDW

東大が発見したから大ニュースの如く流しているのでしょうが…

水深5600メートルの海底…

採取できるの?

コスト的に他所から買った方が安いでしょう。

アメリカだって自国に沢山あっても安いから中国から買ってるわけで…


05. 2012年6月29日 13:23:54 : FHVyh15Kso
結構前に出ていた話題なのに、なんで今頃ニュースになるんだ?

採掘は簡単じゃないよね。
海底の泥の中に「レアアースの成分が含まれている」という事なので、海泥の中からレアアースの成分を分離しないといけない事と、
それ以上に「レアアース成分を抜き取った泥をそのまま海洋に捨てる事が国際条約で許されない」。
つまり、塩分を含んだ大量の残土の捨て場所を本土なりの陸地に設けないといけない。
解決しないといけない問題は山積みである。


06. 2012年6月29日 16:36:55 : g6YoDI06EE
わが国はその気になれば何でもあるんだぞと言ってみたかっただけの話か。国民の預金もいっぱい持ってるしシロアリが作った借金もいっぱい持ってるし、プルトニウムも地表に溢れるくらい持ってるし戦闘機も軍艦もいっぱい持ってる。ただ 持ってないのは国民を思いやる良識だけだ。

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