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寛容なドイツの支援も限界か オウンゴールが怖いユーロ危機の前途多難 依然あいまいなスペイン支援策、ラホイ首相に多くの難題
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投稿者 MR 日時 2012 年 7 月 04 日 16:08:50: cT5Wxjlo3Xe3.
 

【社説】寛容なドイツの支援も限界か
2012年 7月 4日 15:29 JST 
 過去2年、過酷なユーロ圏の危機を通じて揺るぎないひとつの確信があった。「アンゲラ・メルケルさえ同意すれば、ドイツは他国を救える」という確信だ。

 この確信は常に怪しかった。大国ドイツの経済は、今は他国より好調だ。しかし、フランス、イタリア、スペインを合わせた経済規模はドイツの2倍だ。ドイツ自身がユーロ圏の病人と考えられていたのもさほど遠い話ではない。

 独2年債のマイナス金利といった最近のニュースも、どちらかといえばドイツの財政が無敵であるというムードを強くした。しかし、その財政をよくみると、ユーロ救済のためにドイツが行った関与の規模が憂慮すべきであることを物語っている。

 ドイツの国内総生産(GDP)に対する債務の比率は、ユーロ創設当初61%だったが、すでに81%に上昇している。欧州中央銀行(ECB)の債券買い取りで生じる可能性のある損失や救済基金そのもの、欧州の中央銀行間の決済システム「Target 2」に対するエクスポージャーを含めると、ドイツの関与は対GDP比で6.5%に相当する。

 2つの救済基金に約束されたすべての資金も含めると(まだ支払われてはいないが)、ドイツの納税者の負担額は3790億ユーロにのぼる可能性がある。ユーロ解体の際に中央銀行に生じる可能性のある損失も合せると、ドイツは年間のGDP比で40%以上ものコストに直面することが考えられる。

 ドイツが冒しているこのリスクに、投資家が注目し始めている兆しがある。独国債は、危機の早い段階では資産の安全な逃避先だった。ギリシャやスペイン、イタリアの国債利回りが上昇する一方、安全資産とみられたドイツ国債に投資家が逃げ込み、利回りは低下した。この結果、南欧諸国とドイツの国債は逆相関の関係となった。債券価格は南欧諸国とドイツで逆の方向に動いた。

 ところがこの2週間、ドイツとイタリアの債券はこれまでよりも同じ方向に動き始めている。イタリア債が下落、利回りが上昇すると、ドイツ債も同じ動きを示した。先月、相関は38%にまで上昇したが、先週末の欧州連合(EU)首脳会議を受けてやや低下した。1年前に40ベーシスポイント(bp)だったドイツのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の価格も上昇が続いており、最近、110bpに達した。

 ドイツとイタリアの状況はまったく異なる。しかし、ドイツが南欧近隣諸国の財政へのエクスポージャーを強めるにつれ、同国は市場でイタリアと同じような扱いを受け始めている。

 ドイツ連邦憲法裁判所は今週、近隣国の国債買い入れに関する先週のドイツ議会での承認が合憲か否かについて審理を開始すると発表した。メルケル氏の連立相手である自由民主党(FDP)は、こうしたドイツの気前の良さがもたらす納税者負担に懸念を強めている。市場は、結局のところドイツは誰も救えないという事実に気づいている。政治がそれに気づくのは手遅れにならないだろうか。

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http://jp.wsj.com/Economy/Global-Economy/node_472062?mod=WSJFeatures


 


コラム:オウンゴールが怖いユーロ危機の前途多難=佐々木融氏
2012年 07月 4日 12:52 

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佐々木融 JPモルガン・チェース銀行 債券為替調査部長

[東京 4日 ロイター] サッカー欧州選手権(ユーロ2012)は、スペインがイタリアを4対0の大差で下し、3週間余りの熱戦に幕を閉じた。欧州各国の代表選手は、驚いたことに、頭の中のイメージ通りに自らの身体のみならずボールまでも完璧に操ることができるようだ。人間業とは到底思えないスーパープレーの数々で世界中の人々を魅了した。

振り返れば、この3週間、欧州は経済面の戦いでも世界の目を釘付けにしてきた。ただ、相手は投資家の疑心暗鬼の目である。

メディアでは、メルケル独首相が対ギリシャ準々決勝の観戦中に両手を突き上げて喜ぶ姿が何度も映し出されたり、欧州連合(EU)首脳会議と(ほぼ同時に行われていた)準決勝の双方でイタリアがドイツを負かしたなどとはやし立てられていたが、経済面の戦いではどちらが勝ったなど言っている場合ではない。欧州は一つになり、世界の投資家の信頼を回復する戦いを続けなければならない。

ただ、先週のEU首脳会議では、欧州が世界の投資家を相手に得点を挙げたとは言えそうだ。

主な合意内容は、5つある。第一に、1200億ユーロの成長協定。第二に、欧州中央銀行(ECB)主導の銀行監督一元化。第三に、銀行監督の一元化が実現した後に欧州安定メカニズム(ESM)による銀行に対する直接の資本注入を検討すること。第四に、スペインの銀行セクター支援には、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)からの支援と同じように優先弁済権を付帯しないこと。そして、EFSF/ESMの既存スキームを活用しての市場安定化である。

前回のコラム(here)でも指摘したように、筆者は、ギリシャ議会選挙とEU首脳会議がとりあえず無事終了したことで、ユーロ買い戻しの動きが今後しばらく続くだろうと見ている。短期筋によるユーロ・ショートが巻き戻され、また、いったん世界の金融資本市場もこれまでの「リスクオフ」の流れの中で積み上がったポジションを巻き戻すことが予想される。目先1―2か月でユーロ/円相場も103―104円程度まで上昇する可能性がある。

もっとも、ユーロの混乱が、先のEU首脳会議の結果、収まるなどと考えているわけではない。サッカーの試合に例えるならば、欧州は市場に対して4対0で負けていたところに、ようやく1点を返したといったところだろう。しかも、この1点は欧州各国代表による神業的な動きからの得点ではなく、我々一般人のように重く、ゆっくりとした動きからのぎこちない1点という印象だ。

むろん、経済がサッカーと異なるのは、試合終了のホイッスルが吹かれるのはまだ先であり、ぎこちなくても得点が入れば、さらに試合終了までの時間を延長することができるということだ。しかし、このまま行くと取り返しのつかないことになる試合を、何とか4対1として望みをつないだ程度と考えるべきであろう。

<問題の根源は、銀行不良債権問題ではない>

そもそも、前述したEU首脳会議の成果にしても、銀行監督の一元化やESMが銀行に対して直接資本注入ができるようになること自体は、スーパープレーと呼ぶほどの動きではない。

欧州問題の根源は、銀行の不良債権問題ではなく、「一つの通貨でバラバラの財政政策」という構造にある。その構造の欠点が露呈し、ユーロ圏の中でも弱い国の国債が売られているというのが、現在起きている現象だ。スペインやアイルランドなどの銀行システムの問題は、一つの通貨が、低水準の一つの金利を生み、それがバブル的現象を引き起こした結果と言える。つまり、ESMによる銀行への直接の資本注入はあくまでも対症療法でしかなく、根本的な問題を解決するものではないのだ。

さらに、気を付けなければいけないのは、「××億ユーロを投入して支援する」と言っても、その資金を一体誰が出すのかという点だ。ギリシャ、ポルトガルといった国を支援するためだけなら、ユーロ圏の大国がかなりの部分を負担することで解決できたが、今ではユーロ圏17か国中4番目に経済規模が大きく、全体のGDPの10%以上を占めるスペインまでもが支援の対象になり始めている。ESMがスペインの銀行に直接資本注入と言っても、その一部はスペインも拠出しなければならない。

また、スペインの銀行支援に関して、今回のケースに限り優先弁済権を付帯しないというのも、ある意味当たり前である。そもそも、ユーロ圏の問題は、前述の通り、「一つの通貨でバラバラの財政政策」という問題から始まっている。この結果、本来は一つの通貨には一つしかないソブリン債(最高の債券、つまり国債)がいくつも存在するという問題点が露呈しているのだ。ESMからの銀行支援が国債よりも優先するということになったら、ますます欧州周辺国の国債市場の状況は悪化することになってしまう。

この根本的問題を早期に解決できないとするならば、欧州に最低限求められるのは、世界の投資家の疑心暗鬼の目との戦いで、これ以上の失点を犯さないことだ。7月5日のECB政策理事会では政策金利の引下げが予想され、9日―10日にはユーロ圏・EU財務相会合が開かれる。ここで、いかに失点をせずに、あわよくば、追加点を重ねることができるかが注目される。

ちなみに、先週金曜日のユーロの対米ドル上昇率(1.8%)は昨年10月27日以来の大きさだったが、当時もEUサミットでギリシャ債務の50%削減などが合意され、これがユーロ買いにつながった。しかし、その数日後にパパンドレウ・ギリシャ首相(当時)が支援策に関する国民投票を行う意向を示したことでユーロは反落してしまったという経緯がある。今回もこうしたオウンゴールのようなことが無いようにしなければならない。

目下気になるのはドイツの動きで、上下両院はESMに関する条約と新財政協定を承認したが、憲法裁判所が承認するまでは大統領が署名できない状態となっている。この状態が長引けば、ドイツの批准が7月9日のESM発足に間に合わない可能性がある。

また、市場参加者との戦いとは直接関係ないところから来るリスクにも注意が必要だ。EUは7月1日にイラン産原油の輸出を停止した。さらに、シリアでは内戦が激化しているし、エジプトではイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」出身のモルシ大統領が誕生し、同国軍部やイスラエルとの関係がどのような進展を見せるのかが注視されている。

欧州が乗り越えなければならない試練は数多い。スーパープレーは要らないから、着実なプレーでこれ以上失点を膨らませず、一つずつ得点を重ねながら大差がついてしまった試合を、何とか同点にまで戻して欲しい。

*佐々木融氏は、JPモルガン・チェース銀行の債券為替調査部長で、マネジング・ディレクター。1992年上智大学卒業後、日本銀行入行。調査統計局、国際局為替課、ニューヨーク事務所などを経て、2003年4月にJPモルガン・チェース銀行に入行。著書に、「弱い日本の強い円」など。

*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。(here)

*本稿は、筆者の個人的見解に基づいています。

*このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにコラムニストによって提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。このドキュメントの当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。このドキュメントの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。ロイターはコンテンツの信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、コラムニストによって提供されたいかなる見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。

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欧州は「同点」に戻す努力を
過去3週間、スポーツ面でも注目を集めた欧州だが、投資家の信頼を回復する戦いを続ける必要があると、佐々木融氏は説く。
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焦点:スペイン支援策、依然あいまい
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焦点:依然あいまいなスペイン支援策、ラホイ首相に多くの難題
2012年 07月 4日 14:09 JS  
[マドリード 3日 ロイター] 先週行われた欧州連合(EU)首脳会議でスペインの銀行セクター支援や借り入れコスト押し下げに向けた措置について合意したにもかかわらず、ラホイ首相にとって、全面的な国家救済要請に追い込まれる事態を回避するには厳しい道のりが待ち構えている。

ユーロ圏首脳は先週29日、欧州の恒久的な金融安全網となる欧州安定メカニズム(ESM)が、2013年から政府を経由せず直接銀行に資本を注入できるようにすることで合意。また、債務問題を抱える国の資金調達を支援するため、救済基金による国債買い入れに道を開いた。

だが、合意には詳細な規定が定められていないため、リセッション(景気後退)が深刻化し、財政赤字のさらなる拡大や失業問題の悪化に直面する中、ラホイ首相は救済策を最終的にまとめ上げるため、長く困難な交渉を強いられる見通しだ。

投資家や当局者は、スペインは最大1000億ユーロに上る銀行セクター支援策ばかりでなく、国家に対する支援も必要になるだろうが、環境変化に迅速に対応するのは難しいと懸念している。

首脳会議に出席した欧州のある当局者は「スペインは依然としてリスクにさらされている。公的部門や民間を含めた債務は膨大で、資本再編が迅速に行われるかどうかが鍵になる」と警告している。

スペイン政府筋によると、バンキア(BKIA.MC: 株価, 企業情報, レポート)、カタルーニャ・カイシャ、ノバガリシア、バンコ・デ・バレンシアなどの銀行破綻を食い止めるため、今後2―3週間のうちに少なくとも400億ユーロが必要となる。その資金がどこから提供されるかは、依然はっきりしていない。

スペインは7月9日までに銀行セクター支援策に関する覚書に調印する予定だが、詳細については依然あいまいなままだ。ある関係筋によると、最終合意は20日にずれ込む可能性もある。

しかも、スペイン政府は通常の国債発行計画をこなす必要があり、年末までにあと1000億ユーロ程度の発行が必要だ。

政府は現在、約400億ユーロのキャッシュを保有しているが、10月最後の10日間に275億ユーロの債務が償還期限を迎える予定で、それが大きなヤマ場となる。

<ラホイ首相は『不器用』>

スペイン政府は国家救済は必要ないと主張し、公的財政や銀行システムに関して不適切なシグナルを送っており、それが市場を混乱させている。

ラホイ首相は他の欧州首脳からの信頼を失っており、信頼感を取り戻すには時間がかかりそうだ。

欧州の当局者は「ラホイ首相はとても不器用で、『めちゃくちゃだ』と言ってもいい。彼がいつまで抵抗を続け、現在のコストで資金調達を続けられるか見たいものだ」と突き放している。

スペインの10年債利回りは欧州首脳による合意を受けてやや低下し、3日時点では6.36%で推移しているが、持続不可能とされる7%からさほど遠くない水準にとどまっている。

銀行セクター支援のため400億ユーロがつぎ込まれた場合、今年末にはスペインの債務が対国内総生産(GDP)比で84%近い水準に達する見通し。債券利回りの上昇が続けば、さらに債務が拡大する可能性もある。

ラホイ首相は赤字拡大を食い止めるため、付加価値税の引き上げ、エネルギーに関する新税の導入、不動産税優遇措置の撤廃など、新たな増税策を検討している。

しかし、多くのエコノミストは、それはすでに過去3年で2度目のリセッションに突入しているスペイン経済をさらに悪化させるだけだと懸念している。

スペインの中央政府の赤字は1―5月に対GDP比で3.41%と、年末時点の目標である3.5%に近い水準にある。

欧州委員会やドイツはスペインに対し、EUのルールに基づく赤字上限である対GDP比3%を達成する期限を2014年まで先延ばしする可能性を示しているが、EUの強い監視下に置かれていることに変わりはない。

<あいまいな合意>

投資家は、ESMがスペインの銀行セクターを支援した場合に、民間債権者が劣後の地位に置かれる規定を適用しないと欧州首脳が決めたことを歓迎。

また、スペインの銀行再編基金(FROB)経由で融資された資金のコストが2013年にESMに移転される見通しとなり、スペイン政府の債務増大につながらずに済むことも好意的に受け止められた。

だが、欧州当局者は、首脳会議後も解決されずに残っている問題は数多くあると指摘、「建設的なあいまいさ」を残した会合は「痛々しい」結果を招く可能性があると懸念している。

スペインは7月9日までに1000億ユーロに上る銀行支援策の概要について最終合意を目指しているほか、10月までに7行を中心に再度ストレステスト(健全性審査)を実施する方針を表明している。

そのため、銀行救済に関する最終的な法案が明らかになるのは、今年終盤になる。

EUの計画に公然と異議を唱えている国も、支援の障害となりそうだ。

フィンランドはESMが市場を通じてソブリン債を買い入れるのを阻止する考えを示しているほか、オランダも債券買い入れに反対する立場を示している。

ドイツ連邦議会など多くの国の議会も、債券買い入れについてはケースバイケースで承認することになる見込み。その結果、それは柔軟性を欠く対策となる。

スペインが救済基金による国債買い入れを要請する場合、発行市場での買い入れを要請するのか、流通市場で要請するのかも明らかになっていない。それは、それぞれに付される条件次第となる可能性がある。

(Julien Toyer記者;翻訳 長谷部正敬;編集 田中志保)

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コメント
 
01. 2012年7月04日 16:15:32 : Pj82T22SRI

GDPに匹敵する巨額の債務を抱えた国は、最終的には激しいインフレになるか、デフォルトするかどちらかで、マイルドなインフレで財政再建というケースはほぼないと言っていい

政府が健全で、社会保障制度による再分配がきちんと行われ、生活保護詐欺や補助金詐欺などのモラルハザードがないのであれば、
インフレや失業率の上昇で、国民の実質生活水準が落ちるという点では、どちらも変わらないが、

そうでない場合、デフォルトの方が国家経済の再建にとって望ましいだろう


02. 2012年7月04日 16:27:45 : Pj82T22SRI

まあ かっての大英帝国のように、インドの阿片栽培でぼろ儲けしたり、産業革命と飛躍的な技術革新と輸出が進めば話は別だな
http://www.imes.boj.or.jp/research/papers/japanese/kk19-2-2.pdf
wiki/イギリスの歴史

03. 2012年7月04日 18:29:17 : LEvZButZHI

  20世紀散々袋たたきに遭ったドイツは、今また四面楚歌状態。
 メルケルの主張は、まったくの正論だが、そんなことはお構い
 なく、周辺国はドイツを非難し続けている。
  
  パックスブリタニカ後、米国と覇権を争ったドイツが二度の大戦
 で塗炭の苦しみを味わったが、さて今度の危機をどう乗り切るのか・・

  世界は 台本通りに恐慌への道を突き進んでいる としか思えない。


   VMAX未来予想


04. 2012年7月04日 19:30:37 : 0NDja3olOw
ゾンビ大銀行に資本を注入?

まだやんの?

正直な専門化は皆口を揃えて「解決策はない。」と云ってるのに・・・


05. 2012年7月04日 20:58:35 : 3CNLte9sGM

第1四半期イタリア財政赤字は拡大、09年第1四半期以来の高水準
2012年 07月 4日 18:43

[ローマ 4日 ロイター] イタリア中央統計局(ISTAT)が4日に発表した第1・四半期のイタリアの財政赤字は、国内総生産(GDP)比8.0%だった。赤字のGDP比率は2011年第1・四半期の7.0%から上昇、2009年第1・四半期以来の高水準となった。

今年第1・四半期の財政赤字のGDP比が上昇したのは、歳入が前年同期比1.0%減少する一方、歳出が同1.3%増加したことが原因。

国債利回りの上昇を受け、国債費は前年同期比で16%急増した。

モンティ政権は、2012年の同国財政赤字のGDP比を1.7%と、2011年の3.9%の半分以下に削減することを目指している。

政府は、増税効果で第2・四半期は赤字の大幅縮小を見込んでいる。

統計局が発表した財政データは以下の通り(単位は対GDP比%)。

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イタリア、2012・13年の財政赤字目標は達成できない見通し=IMF 2012年4月18日
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06. 2012年7月04日 21:22:19 : 3CNLte9sGM

ユーロ圏:6月総合景気指数改定値、46.4に上方修正−縮小続く 

  7月4日(ブルームバーグ):ユーロ圏のサービス業と製造業を総合した6月の経済活動は当初の見込みほど悪化しなかったものの5カ月連続で縮小し、景気回復がもたついている兆候が増えた。
マークイット・エコノミクスが4日発表した6月のユーロ圏総合景気指数(改定値)は46.4と、5月の46.0を上回った。6月21日発表の速報値も46.0だった。同指数は50を下回ると活動縮小を示す。
域内諸国の緊縮財政が個人消費を抑制、企業は人員削減を余儀なくされたことから、ユーロ圏経済は4−6月(第2四半期)にマイナス成長となった恐れがある。危機悪化でスペインとキプロスが先月に支援要請に追い込まれ、欧州中央銀行(ECB)は5日の定例政策委員会で政策金利を過去最低に引き下げると、ブルームバーグがまとめた調査では予想されている。
オッペンハイマーのチーフ市場ストラテジスト、ジョン・ストルフス氏はブルームバーグラジオに対し、ECBは「恐らく0.25ポイント利下げする公算が大きい。景気に刺激を与える必要が実際にあると思う。据え置きの場合、市場は若干神経質になるかもしれない」と発言。「欧州は既にリセッション(景気後退)下にあるようだ」と続けた。
総合景気指数を構成するサービス業景気指数改定値は47.1。速報値は46.8、5月は46.7だった。先に発表された6月の製造業景気指数改定値は前月と同水準の45.1。
原題:Euro-Area Manufacturing, Services Output Shrink for FifthMonth(抜粋)Eurozone June Final Services and Composite PMI (Table) (抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:チューリッヒ Simone Meier smeier@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net
更新日時: 2012/07/04 19:38 JST


07. 2012年7月04日 22:50:16 : 4TyeJv5weX
当面、破綻国に対する追い貸しは仕方がないとしても、破綻国の借金取り立てをどれだけ早く過激にやるのか、又は先送りしてゆっくりと貧乏にしてゆくかという、社会の不安定化とのかねあいの問題なのである。成長のための金も使うと言うが原資がないのであるからどこかを削ってどこかを増やすと言うことだけである。
時間を掛けて自己回復力を待つのか、新しい知恵が出てくれば、または、技術革新が出てくればと言う期待だけであるが、実態は助けるためと金融をゆるめれば、嘗て日本が経験したように、その資金はこざかしい子鬼たちによって投機に流れるだけで経済の実態はよくならず、小さなバブルを作っているだけで、バブルははじければ傷は大きくなる。そのさきには大きな奈落が待っている可能性が高い。

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