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「近いうち」考 年内に解散総選挙はあるのか?・・日米欧の銀行筋が身構えるレトリック!
http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/342.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 8 月 15 日 09:08:14: EVQc6rJP..8E.
 

http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38

ロンドン五輪も終り次のわたしの興味の対象は竹島問題と政局となる。

★日本の近いうち
8/10の参院本会議では消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革法案の採決が行われ、与党と自公両党などの賛成多数で可決、成立した。

8/8夜に開かれた野田首相と谷垣自民党総裁との党首会談「近いうちに」の解釈を巡って様々な憶測が飛んでいる。

自民党総裁選前の衆院選がメインシナリオだろうが、悪人である輿石は谷垣が落選すれば密約は無効だと発言している。

「近い将来」を「近いうちに」と表現を微妙に修正 しただけで、自民党執行部は態度を軟化させたのである。具体的な解散時期を示した「密約」で無く、 谷垣総裁がは単に騙されただけだ。こんな甘い総裁では次の選挙では自民党も敗れるだろう。

9/21の民主党代表選で野田首相が再選されなければ、「密約」自体が次期民主党代表に反古にされる可能性が高い。さらに、解散時期があいまいなままで9/23あたりに予定されている自民党総裁選では、民主党を解散に追い込めない谷垣総裁に対する批判が噴出し、総裁選での再選は覚束ない。

もし、総裁選の前に総選挙が行われ、自民党が比較第1党になれば、仮に短期間でも谷垣総理が総理の座に着くことができる。また、内閣が短命に終わることの弊害を訴えれば、総裁選では再選への追い風となること、などが挙げられる。

これから「近いうちに」行われ・る解散総選挙においては、大阪維新の会などの地域政党の国勢進出なども注目されるが、政権交代やねじれ国会の解消を期待する声も高まっきている。

日本国憲法に基づく国会が開催されて以降、ねじれ国会は過去4度ある。1度目は1989年の海部内閣から宮滓内閣にかけて、2度目は1998年の小渕内閣、3度目は2007年の福田内閣から麻生内閣の時、そして現在である。

米国発の金融危機が深刻化する中、2008年には約3週間もの間、日銀総裁が空席となる異例の事態が発生するなど、その弊害は大きい。

リーマン・ショックや欧州債務危機などを受けて、世界経済が激動する時代においては、ねじれ国会による政策の停滞が、日本経済や日本株の長期低迷の一因とかっていると指摘する声も多い。

日本経済は昨年の3.11以降、輸出拡大策による拡大が困難な状況となってしまった。その上に原子力発電の停止は火力発電にエネルギーを頼らなければならなくなってガスの輸入が急拡大した。 8/8発表の1−6月の貿易赤字は2兆5000億円と前年の5倍となり、さらに来年以降も赤字は拡大していきそうである。これは原発
停止による原油や天然ガスの輸入急増によるものである。

 こうした動きは決して一過性のものでなく、経常収支の黒字幅も上半期としては27年ぶりの低さになってしまった。この日本経済の危機的な状態は、貿易立国として富を築いてきた日本が、真逆の方向へと動きを強めていることを示している。

1997年度と2012年度の国の一般会計予算を比べてみると、日本はこの間デフレ化か進んで経済の低迷が続いた結果税収が15年間で約27%減ったのに対
し、高齢化などが進んだ結果、歳出が17%増えていった。

4年前日本で民主党政権が誕生した時に国民は日本には莫大な隠れ財源が隠されていて、それを使えば国民の生活はもっと楽になると言われそれを信じて社会主義的な政権に身を委ねてきたが、とんでもない借金国になってしまっていた。

10%増税を実現したあかつきには増税と歳出削減、自然増収の拡大を組み合わせたさらなる改革が必要である。現状の政情では安定的な日本経済の再生はもはや不可能である。ここは国民に信を問うて、日本の信認を守れる政治に切り替えることが重要である。

解散総選挙による株式市場への影響は、1970年以降の解散総選挙を例に見れば、選挙後の株価の反応ほまちまちだが、「解散日から投開票目の前営業目」までのTOPIXの動きは、過去12回のうち10回上昇しており、上昇率も比較的高い。

過去の例では、政局の不透明感よりも、選挙による変革への期待感が上回ったケースが多いと解釈できよう。 ねじれ国会ということに注目すると、特にねじれ
国会初期において、海外投資家は日本株を大幅に売り越し、日経平均株価も大きく下落していることが確認される。政策が停滞する日本の政治に対する失望も海外投資家の日本株売りの一因となったと言えよう。

その弊害が「近いうちに」行われる解散総選挙で解消されることになれば、日本株の再評価にもつながろう。


★米国の「近いうち」
 米国ではバーナンキFRB議長が8/1終了のFOMCの会合では追加緩和を見送ったと発表した。

4−7月と歴史的な水準まで急低下してきた米国債の利回りがここにきて上昇(価格は下落)に転じている。 8/9、長期金利の指標である10年物国債利回りは一時、2ヵ月半ぶりの高値水準となる1.72%をつけた。雇用状勢の改善を示す景気指標が増え、追加の金融緩和観測は8月・9月の初めにはいったん後退したのではないかとの見方が生まれてきたことが背景にある。

米10年国債利回りは、欧州債務不安の強まった4月以降急低下し、7月下旬には過去最低となる1.3%台をつけた。欧州をはじめ新興諸国をも含めた投資マネーが、ユーロの景気が今後も回復の目度が立たないとみて流動性が高く安定資産とされる米国債に大量に逃げ込んだことによるものである。

その結果米国での長期金利の低下を背景に住宅ローン金利も低下したため新規住宅投資の申込み件数が拡大し、住宅価格指数も上昇し、新規の住宅着工件数が毎月増加し住宅市場に改善の色がみられてきた。

そして7月の雇用者数が市場予想を大きく上回る伸びを示した雇用統計とともに、雇用情勢の回復期待をつないだ。

上記したように8月と9月の雇用も改善していくとの期待感が高まった。この結果
、市場が織り込んでいたQE3の追加緩和期待は後退した。

このところ米国債の金利は上昇している。マネーのリスクオン的な動きが強まる中で株式も買われており、恐怖指数と呼ばれる米VIX指数は4ヵ月半ぶりの水準まで低下し、投資家心理の改善が進んでいる。現状では欧州の政治家や中央銀行高官は夏の休暇に入っており、欧州から資金が流出するような懸案も今のところない。先週の米国債売り株買いは5月頃米国債を買った新興国の投資家が国債の利食い売りを出して米国株買いに入ったのではないかと思う。

 米国の追加緩和(QE3)をめぐり米連邦公開市場委員会(FOMC)の委員の攻防が激しさを増しているものの、QE3はずっと「近いうち」のままであると思う。

ちなみに8月末にバーナンキFRB議長は講演をするが、この時どの様な発言をするかが興味をもたれる。


★欧州の「近いうち」
イタリア出身で欧州中央銀行(ECB)総裁のドラギ総裁は7/26の講演で欧州危機について「私を信じてほしい」と発言して市場に安心感を与えたものの、8/2の会見では南欧国債の購入の用意があると発言したものの、国債購入をめぐる具体策の言及は避け、まるで期待はずれだった。

だが、8/3になって、ドラギ総裁は「近いうちに非伝統的な金融政策の追加の枠組みを準備する」との発言を行った。 ドラギ総裁の近いうちにという期間は数週間以内のことであると説明している。

私はまるで信用していないが、欧州株がさほど下落していないことからすれば多少信じられているのだろう。

ユーロ諸国は3年弱に及ぶユーロ危機の中でドイツ中心のユーロ緊縮策だけが長々ととられて前向きの政策がとられてこなかった。その一つが南欧の証券の証券市場プログラムを通した南欧国債の買入れ再開を示さしたことや、3年物の固定金利オペや政策金利の引き下げによる追加金融緩和も実施されそうである。欧州は近いうちの数週間内に今までの緊縮型オンリーの金融政策というあれもだめこれもだめという金融政策から9月の次回理事会に向けて成長戦略がとられるというのであろうか?

欧州債務問題は色々と悲観的な見方もあるが、今までのようにすったもんだの対応策だけでなく、成長戦略姿勢になってきたことは危機解決のための大きな前進である。

 3年近くにわたって議論されてきた欧州政治家による危機解決策は断ち切らねば欧州危機は解決しない。ユーロ防衛にあらゆる措置をとるというドラギECB総裁の発言は重い。
欧州の「近いうちは」非常に重要である。


■銀行株の動向を注視・・銀行が「近いうち」の幕を引くのか?開けるのか?
http://blog.livedoor.jp/mkubo1/archives/51354705.html

銀行株をチェックしてみます。
気になるんですよね〜。

日本の3メガは、読者の方もご自分で見ることが出来ると思います。
一番手っ取り早いのは、Yahoo Financeでしょうか…
8306、8316、8411を見てください。
8306が先行して、頭が重くなっています(下値の目処は約350円でしょうか。ここをブレークすると厄介です)。

参考までに、東証銀行指数は下記のWEBをご覧ください。
7月の高値を越えていないことがわかります。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=TPNBNK%3AIND

次に、海外の銀行株を見てみましょう。
ユーロストック銀行株指数ですが、こちらは、7月の高値とほぼ同水準に戻って、そこでもみ合っています。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=SX7E%3AIND

KBW銀行株指数(米国)は、厳密には、7月の高値を越えてきています。
が、ほぼ同水準でのもみ合いとなっています。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=BKX%3AIND

ちょっと、面倒ですが、この3つのチャートを比べてみてください。
日本の銀行株のチャートが、一番、魅力がない(買いたくない)チャートに見えますね…
ただ、どのチャートも、現在のレベルをブレークしてさらに上に行くには、もう1つ後押しが必要な気がします。

その材料ですが、どうも、9月に集中していますね。
6日 ECB理事会
11日 ユーロ銀行同盟案の公表
12日 ESMと新財政協定についでのドイツ憲法裁判所の判決
12日・13日 FOMC

ところで、ESMと言えば、ドイツのユーロポリスというシンクタンクが、欧州司法裁判所の判断を待ってから、独憲法裁判所は判断すべきだと言っています。
ドイツという国の厳格さというか、お金を出す立場なので、慎重になるのも分かりますが…
ただ、独憲法裁判所は、現時点での判断の延期はないと言っているので、やれやれです。
話を戻しますと、
★銀行株は、何かと先行性がありますから、戻り高値圏で横バイの状態から、どちらに動くか、非常に興深く見ています。


 

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コメント
 
01. 2012年8月16日 01:21:17 : 2oB29ANLlA
年内は無理だ定数削減の協議まだだろ。 1年先そのうち朝鮮戦争勃発の可能性有り、日本は逃げ腰でも朝鮮にからまれちゃら民主は逃げられない。 尖閣も同時に発火する。アメリカは中国よりになる。

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