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米国と世界経済が直面する景気落ち込み(ロシアメディア)・・資本主義「経済成長幻想」の終焉!
http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/400.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 11 月 06 日 10:14:50: EVQc6rJP..8E.
 

http://japanese.ruvr.ru/2012_11_05/beikoku-keizai/

大型ハリケーン「サンディ」は、米国経済から何と200億ドル以上のお金を文字通り「吹き飛ばして」しまった。ニューヨークでは随所で電気の供給がストップし、あらゆる重要なビジネス活動や取引所の作業が数日間マヒしてしまった上に、大統領選挙もほとんど直撃した。世界中では、「サンディ」の影響が引き金となってグローバルな経済危機が深まるのではないかとの危惧が生じたが、これは全く根拠のある事だ。

米国経済の不具合の結果生じたものとして、まず挙げるべきは、ユーロ圏の危機だろう。そうした危機の原因をさかのぼって考えると、それは30年から40年前の米国指導部の決定に行き着く。すでにレーガン大統領時代、米国の連邦準備システムは、商品市場での価格安定化のため、経済に資金をつぎ込み始めた。当局は、最終需要に刺激を与えたが、マネーサプライと国家債務は、急激なテンポで増加した。ドルの蓄積は、飽食の平安をむさぼる20年を可能にしたが、借金を際限なくすることはできない。 それゆえ、国家でも又一家の主人のもとでも債務増加問題が溜まりにたまった時、世界全体は経済的な非常事態を迎え、米国の不動産危機は、欧州の債務問題に流れるように波及した。
それにもかかわらず、米国政府は、世界銀行とIMFの支援のもと、現在に至るまで、世界中に米ドルで支払いをさせる事に成功している。そして、どうにも止まらない米国の国家債務の増大は、他の国々の通貨準備高の価値を下げている。

*** VOR記者は、ロシアの経済学者セルゲイ・ヘスタノフ氏にマイクを向け、意見を聞いた―
「米国の経済的基盤が、かなり脆弱な借金体質である事、少なくとも1970年代の問題が繰り返される恐れがある事を、皆理解しています。 

★ 残念ながら、米国経済にも又世界経済にも蓄積されてしまった矛盾をどう解決するか、現在、いかなる建設的で現実的な考えもないのが実状です。
それゆえ、ここ数年は、米国の金融当局が行っているような経済方針を続ける事になるでしょう。つまり、ここ2-3年、米国経済も世界経済も、その発展傾向は惰性で流れ、落ち込みが続くという事です。
この問題は、政治のサイクルが経済サイクルよりもはるかに短い事と関係しています。政治家達の大部分は、自分達の決定が結果をもたらす頃まで、自分達は権力の座にはいないだろうという事を非常によく理解しています。」

多くの分析専門家らは、米国による一極支配の時代が終わりに近づいていると考えている。もはや市場の拡大は不可能だ。現在の危機は、資本主義そのものの危機であり、資本主義には、もう発展の余力はないのだ。 ニキータ・ソローキン


◆経済成長が終わる日
http://ameblo.jp/englandyy/entry-11353159917.html

経済成長をするのは当たり前だ。だから、今の日本の状態はおかしい。本当はもっと日本経済は実力があるのに・・・。という主張は多い。経済成長することは本当に当たり前なのだろうか?

VOXから引用したい。
Is US economic growth over? Faltering innovation confronts the six より引用したい。
青の部分がイギリス。赤の部分がアメリカなのだが一人当たりのGDPの成長率である。経済が成長し始めるのはようやく1700年になってから。産業革命が始まって以降である。その後、経済はドンドン成長を遂げるが、グラフを見ればわかるように1960年以降は徐々に成長が落ち込んでいる。

タイラーコーエンはその著書大停滞 の中でその理由を多く述べているが、そのひとつにイノヴェーションの多くが新しい知識ではなく既存の知識の使いまわしになってきていることを大きな原因のひとつにあげている。

それ以上に重要なのは1700年以前は経済はほとんど成長しなかったと言う事実である。経済が成長するのは実は普通のことではないのかもしれない。むしろここ200年、300年の特殊な出来事であった可能性があるということだ。実際、我々の身の回りでさらにほしいものというのは意外と少ないのではないだろうか?もちろん、人間の欲には限りはないとは言え、実際には何かを犠牲にしてまで手に入れたいと思うものが減ってきていることも需要の減退。そして、それ以上に新しいイノベーションが生まれにくい原因かもしれない。

経済成長が当たり前という時代は終わるのかもしれないということを我々はもっと深く心に刻むべきだと僕は思っている。


(参考記事)
中間搾取の悪役? 「商人」は今の時代も必要か
http://president.jp/articles/-/7751

 

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コメント
 
01. 2012年11月06日 11:31:06 : cYwQ5lW2to
エネルギー資源や水資源などを含め希少な資源でマルサスの人口論の原理が作用するようになったことが最大の原因で、世界の労働者一人あたりの生産量と消費量が減少に転じている。

先進国の労働者は同じ労働を提供しても資源価格が高騰した分、所得が減少してしまう。賞味期限の切れたグローバル化は世界経済を拡大成長させるが、もともと所得と消費水準の高い先進国には恩恵がなくなるのだ。


02. 2012年11月06日 22:46:29 : g8w4gs1b86
資本主義の時代は終わった。これは歴史の実証。

200年も前のマルサスの人口論は今、技術によって完全に克服された。むしろ生産過剰で肥満糖尿にも関わらず、かつ人口は減っているのである。

これは、食料や資源の減少は技術によって克服され、人口を決定するものではナイことの証明。(※例:寒さを防ぐのに資源消費暖房でなくとも可能)では何が人口を決めるのか?それは「貨幣」というモノサービスの”入手権利”に他ならナイ。

どれだけモノサービスを「生産」しても、それを入手する為の「権利(貨幣)」を多くの「人口」が手に出来なければ、その「生産物はゴミ」となるだけ=これが今の現状。※で、残った貨幣の価値を維持する為にデフレ→益々実態生産量が減り、その残った貨幣が益々”余り”、今度は何れインフレに転ずる。

企業が「利益」の為に社員にサービス残業という形で「窃盗」を行ったり、生産量=利益に伴って給料を支払わず「業績に関わらず固定給」にするのは、「営利経営」としては当たり前のこと。

何故なら、これこそが「資本主義の仕組み」だから。市民主義でも国家主義でも人道主義でも社会主義でも幸福主義でもナイから。

この不思議な「資本主義」という仕組みは、武器製造企業が「戦争」を仕組んだり、巷では何故か必要のナイものを売りつける「押し売り」をやったり、人から恨みを買う何の意味もナイ「詐欺」をやったり、わざわざバカを作る「愚民化教育」や「洗脳マスコミ」を無理して運営したり、どれだけ「経済成長」しようが結局市民は貧しいまま「全く進歩がナイ」という、全く不思議な”生態”を生み出している。

だが、もはやこの200年ほど続いた貨幣資本支配主義は終わった。これから本当の公正な社会が到来する。それは人民の手によって創られる。これから起こる革命は、それが起こった後は、もはやそれを革命と呼ぶことは無く、それが当たり前の社会となっている。


03. 健奘 2012年11月06日 23:24:44 : xbDm84QDmOFmc : e4mRofwlsU
02 さん

資本主義の時代は、終わりつつある。その通りと思います。

問題は、どのような経済社会になるか、するのが妥当か?多くが、合意をしていないことでしょう。

当面は、資本主義の社会と、社会民主主義の社会が併存する姿が、ありだと思っています。一番、多くが納得しやすいのは、グローバル金融をヤル自由があれば、それをヤラナイ自由も保障せよと。関わらない人たちは、ゴールドを求めるのでない、他を求めるから、干渉しないでほしいのですと。

実際、地域の信用組合とか、信用金庫の中には、グローバル金融を良しとしない機関もあります。地域のサービス業ですと、それは多いです。


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