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中国に助けられたオバマ大統領   欧州の景気減速が明らかとなるか 〜ユーロ圏及びユーロ圏各国第3四半期GDP
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投稿者 MR 日時 2012 年 11 月 11 日 22:26:58: cT5Wxjlo3Xe3.
 

小笠原誠治の経済ニュースに異議あり! トップ |
中国に助けられたオバマ大統領
2012/11/11 (日) 11:21


 10月16日に私は、「米中の為替茶番劇」と題する記事を書きました。憶えていらっしゃるでしょうか?

 憶えていない? いいんですよ、別に憶えていなくても。しかし、あの当時、米連邦政府の半期に一度の為替レポートの議会への提出が延期されたことや、今年の5月頃から下がり出していた人民元のレートが9月頃から再び上がり始めていたことは、憶えておいて欲しいのです。

 えっ、憶えていらっしゃる、それはよかった。

 中国が、大統領選の終盤を迎え、中国の為替操作に対する批判を緩和するために、再び人民元レートを切り上げているのではないかとの噂が当時飛び交っていたのです。

 そして米国の方も、幾ら政治家のなかに中国の為替政策を批判する声があっても、米連邦政府自身は、何故か為替報告書の提出を遅らせるようなことをし、中国と水面下で手を握り合っている、と。

 私は、そのような状況を茶番劇だと言ったのです。

 ところで、ながーい、ながーい大統領選が終了しました。

 日本みたいに、与党の総裁選が終わるや否やあっという間に新しい総理が誕生するシステムとは大違い。

 それに、日本の場合は、そうしてインスタントラーメンみたいに直ぐに出来上がる総理がコロコロ変わることも特徴です。

 こういうのを今はやりの言葉で言えば、ファスト総理ということになるのでしょうか?

 すぐ誕生して、すぐ消える。数年経つと、あの人が総理だったのか、なんて。

 では、一度総理になれば、アメリカ並みに4年程度は総理で居続けることが望ましいのか?

 多くの人は、大抵そのとおりと答えると思うのです。海外から軽く見られないためには‥また、じっくり腰を据えて仕事をするためには、どんなに短くても2年は総理を続けるべきだなんて。

 しかし、言ってはなんなのですが‥小泉長期政権以降の、安倍さん、福田さん、麻生さん、鳩山さん、菅さん、そして野田さんのなかに、何人もっと総理の座に長くいて欲しかったなんて思う人がいるでしょう? 誰かいます?

 というよりも、日本は、そうやってすぐ総理を換えることができるので、最悪の事態を回避することができているかかもしれないのです。つまり、ベストとは言えないが、最悪の事態だけは回避することができる、と。

 話がすっかり横道にそれてしまいましたが、アメリカの今回の大統領選では、中国がオバマ氏を
しっかりとサポートしたのをご存知でしょうか?

 分かりません?

 その前に、今回のオバマ氏の勝利については、幾つか理由が挙げられているのです。

 ハリケーン・サンディが味方した、と。ハリケーンのためになくなった人には気の毒ですが、ハリケーンで被害を被った現地を現職の大統領として訪れたことがプラスになった、と。

 私もそれについては否定するつもりはありません。しかし、何といってもオバマ氏が勝利した最大の理由は、ロムニー氏の話の中身が説得力に欠けていたからではないでしょうか?

 私が思うには、オバマ大統領に対する期待は相当薄れてきていたので、ここでもう少し知的で説得力を有する候補者が登場したら、オバマ氏が敗れることもあったと思うのです。

 でも、結局、ロムニー氏の言うことは威勢はいいものの、果たしてそれが実現できるのか、国民の多くが確信を持てなかったということではないでしょうか。それに、どうしてもお金持ちの方ばかり向いているようで‥

 しかし、ロムニー氏が敗れた一つの原因は、中国がオバマ氏を応援したからでもあったのです。

 何故、中国はオバマ氏を応援したのか?

 それは、仮にロムニー氏が大統領に就任するような事態になれば、彼が中国に対して強硬な姿勢を取ることが明らかであったので、そうした事態をどうしても避けたいと考えたからなのです。

 では、どうやって中国はオバマ氏を応援したのか?

 それは、ロムニー氏の発言の効果を薄めることによってです。

 ロムニー氏は繰り返し言っていました。中国は人民元レートを不当に安くすることによって米国に輸出攻勢をかけ、そして米国の雇用の機会を奪っている、と。

 現に、上にも書いたように中国は、今年の5月頃からむしろ人民元レートを切り下げていたのです。従って、仮に今回の選挙期間の終盤になっても、中国がそうした姿勢を改めなかったとしたら、益々ロムニー氏の主張が説得力を持ったでしょう。

 しかし、実際には9月頃から中国は人民元の切り上げを再開した、と。そして、そうやって人民元レートがどんどん上がるのでロムニー氏の発言の迫力が薄れてしまったのです。

 では、今、人民元はどうなっているのか?

 まだ、大統領選後日も浅いので確たることは言えないのですが‥11月9日付のウォールストリート・ジャーナルは、「人民元はしばらく着実な上昇基調にあったが、中国の通貨当局はここに来てその抑制を始めた」と報じているのです。

 つまり、ロムニー氏の大統領選出を阻止することができたので、これ以上人民元を切り上げる必要もないということのようなのです。

以上
http://www.gci-klug.jp/ogasawara/2012/11/11/017591.php

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欧州の景気減速が明らかとなるか 〜ユーロ圏及びユーロ圏各国第3四半期GDP
2012/11/11 (日) 08:00


今週は欧州各国で第3四半期国内総生産(GDP)が発表されます。
欧州危機の影響受けて、
ユーロ圏諸国は軒並み景気回復の減速が懸念されており
今回のGDP発表でそうした傾向が明らかになると、
ユーロ売りが強まる可能性があります。

主な発表予定は
14日19時にポルトガル、時間未定でギリシャ
15日は、15時半にフランス、16時にドイツ、17時にスペイン(ここだけ改定値)、18時にイタリア
19時にユーロ圏全体となっています。

従来はドイツがもっとも重要視されていたが、
このところの欧州危機の影響で、当該国であるギリシャ、スペイン、イタリアといったところのGDPも
注目を集めるところとなっているため、
全体の流れを追うことも大事となってきます。

まず、従来からもっとも注目されていたドイツから見てみましょう。
予想は前期比+0.2%。
第2四半期GDPが前期比+0.3%であったので、
若干の減速見込みです。
第2四半期GDPは、欧州懸念を受けてのユーロ安が追い風となり
輸出が+2.5%伸びる形で、全体を支えました。
ドイツは、日本などよりはるかにGDPにおける輸出依存度が高い貿易立国だけに
現状でも見られるユーロ安の動きが
ドイツ経済を支えているという流れが続いていると見られます。
ただ、ドイツの輸出は約4割がユーロ圏(2011年実績)が相手です。
欧州危機の影響でユーロ圏全体の景気鈍化傾向が見られる中
今後については懸念が広がっており、
そうした状況を受けてか第2四半期GDPでは設備投資の減少(0.9%減)が見られました。
こうした状況が続くようだと、ドイツ経済も厳しいと見られます。

ギリシャは前年比しか発表が無く、
6.3%減少の見込み。
若年層失業率が6割となるなど、
ギリシャ景気は深刻な状況が続いており
当面は厳しいとみられます。
ただ、ギリシャ景気が厳しいことは周知されており
この数字自体での影響は限定的と思われます。
ギリシャに関しては、16日に40億6250万ユーロの国債償還を控えており
そちらに向けての資金繰りの方が懸念材料となりそうです。

もうひとつの欧州危機での注目国スペインは、
先月30日に既に速報値を発表済。
前期比で-0.3%減となっており、3四半期連続でのマイナス成長で
リセッション(景気後退)継続となっています。
スペインに関しては、景気が減速する中で
インフレ率が高水準(10月はCPIが前年比3.5%)を維持しており、
さらに財政赤字削減のために、付加価値税(VAT)が引き上げられるなど
厳しい状況がつづいています。
改定値が、速報値を更に下回ると
そうした厳しい状況がもう一段クローズアップされる可能性があります。

ユーロ圏全体のGDPは、前期比-0.2%の見込み。
第2四半期も-0.2%であった。
昨年第4四半期がマイナスで、今年第1四半期はゼロ成長と
プラスに浮上していないことから
定義上はともかく、感覚的にはリセッションが継続しているところで
今回予想通りマイナスとなると、定義的にもリセッション入りとなります。

こうした一連のGDP発表によって
欧州の景気後退が印象づけられると
米国でのイベントが終わり、一息ついて次の材料を探している市場にとって
格好の材料となる可能性があります。
ユーロは神経質な動きも予想されることから、要注意の週といえます。
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