刷れば勝手に金融機関が外債購入しだしますよ

金持ちに金を渡しても、経済とはまったく「関係の無い」ところに使うので、景気回復には「何の効果もない」のです。
それより、「派遣労働者」などの「非正規雇用」の人は、「金は持っていない」し、雇用が不定期なので住居も転々とすることが多く、「（高価な）物も持っていない」のです。
ですから、そういう場所（最低賃金を上げて、その差額をしばらく政府負担としたり、生活保護を確実に受けられるようにすること）に金を出した方が、「景気を良くする」ためには有効です。

また高齢者は、蓄えのある人と無い人に分かれ、蓄えのある人は「老後の心配」のために金を使わないようにしています。
ですから、年金をもう少し政府負担で増額するとともに医療負担もある程度は行い、「老後の心配」をなくすことで、消費を増やすように誘導すべきです。

こういう事を提案すると必ず「財源は」と連呼する「バカ」が現れますが、景気ってのは「特効薬は無い」のです。
ここに金を入れても、税金として返ってくるのはかなり後になります。
数年は辛抱しなければなりませんが、その時（実際には一年後）には「税金」として、国に返ってくることになります。
（20年もデフレ政策で景気を悪くしつづけているのだから、一年で景気が良くなるわけがありません。）
で、財源ですが、「アメリカ国債」を担保にして日銀に借金すればいいのです。
（これは法律をつくればできます。）
そうすれば、国内に回す金はできて、景気浮揚に役立てられ、今後無価値になる可能性が高いアメリカ国債のリスクから逃れられます。
日銀は損をするように感じるかもしれませんが、日銀には「通貨発行」権があるのですから、「輪転機」を回すだけです。
日本円が暴落することも、アメリカ国債の分だけという「縛り」があるので、一定で確実に歯止めが効きます。

で、これをすると、日本円の価値が（相対的に）下がるので、金持ちが嫌がると思われますが、そもそも「金持ちが金を持って、必要なところに回さない」から景気が悪くなっているという「現実」があるので、今まで良い思いをしてきた分を負担してもらうのは当然と言えます。
（少なくとも、今まで「金持ちのエゴ」を通しすぎました。）
金持ちも、手持ちが減っても景気が良くなれば収入はそれなりに増えるので、我慢してもらうしかありません。
（低所得者層は今まで大変な我慢をしてきているのです。それに応えない金持ちは、この世に「必要ありません」。この世界では他者を犠牲にして幸せになることはできないのですよ。）

金持ちが金を手放すことで、金を持つことから生じる「脅え」から金持ちを解放し、貧乏人にそれなりの金が回ることで景気が良くなり、貧乏人も生活の不安から解放され、皆が幸せになれるのです。
（金持ちを自認する疑問のある方、自分が何故そこまでして「金儲け」を続けるのか、自問してくれませんか？その答えを出しても、その答えの原因を探してください。究極行き着くまで自問すれば、最後の答えは「一切皆苦」に収束するでしょ。）
幸せは、自分だけってのが「有り得ない」ものなのですよ。