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全国民必読 第1部 日本発 大恐慌の可能性パナソニック・ショックの内実 (週刊現代) 
http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/559.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 11 月 19 日 10:01:00: igsppGRN/E9PQ
 

全国民必読 第1部 日本発 大恐慌の可能性パナソニック・ショックの内実
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34091
2012年11月19日(月)週刊現代 :現代ビジネス


置いていかれたニッポン 世界の経済はルールが変わっていた!

 新興国バブルやエコポイント制度によってもたらされた好業績は瞬く間に消えた。白日の下に晒された日本企業の裸の実力。世界経済のルールが変わったが、日本だけが、それに対応できずにいる。

■経営判断を間違えたのは誰か

 日本を代表する名門・パナソニックに万が一≠フことがあれば、影響が及ぶのは32万人のグループ社員にとどまらない。下請けや取引先など関連会社は当然のこと、日本の証券市場全体、さらには金融機関にも強烈なインパクトを与えることになる。

「欧州はもちろん、中国、米国の株価も調整局面に入ったこの時期にパナソニックのような日本を代表する企業の株価が暴落すると、日本経済の底が抜けるおそれがあります。海外の製造業にも大きな影響を与え、日本発の恐慌の引き金を引く可能性さえある」(外資系証券会社アナリスト)

 11月初旬、そんな「悪夢」が現実になりかかった。

 10月31日にパナソニックは、昨期に引き続き7650億円という巨額の赤字になる見通しを発表した。2期連続で計1兆5000億円という額もさることながら、津賀一宏社長の口から「当社は負け組」という言葉が飛び出したことが、市場関係者、パナソニック社員にショックを与えた。

「残念ながら当社はこの領域(デジタル家電)で『負け組』になっているといわざるをえません。

 当社は20年ほど前から『低成長・低収益』という状態が続いてまいりました。これはまさに普通ではない状態であり、このことをしっかり自覚するところからスタートしなければならないと考えております」

 この会見の直前、大阪府門真市にあるパナソニック本社の多目的ホールには、幹部社員が集められていた。津賀社長は衛星放送(パナ・サット)を通じて、全国の幹部社員に巨額赤字と63年ぶりの無配転落を告げた。

 パナソニック中堅社員がこう話す。

「社長が『負け組』という言葉を使ったことに、現場はがっくりきています。『負け組』にしたのは、誰の責任なんだと。それは経営陣でしょう。社員に危機感を共有させようとしたのかもしれませんが、あれでは株価が下がって当然です」

 BNPパリバ証券投資調査本部長の中空麻奈氏もこう指摘する。

「負け組という言葉を使うなら『いまは負け組だが、今後はこの分野にシフトするので勝ち組になるはずだ』というべきでした。少なくとも、あの言葉を聞いた社員は自信とやる気をなくしたはずだし、市場もあれで落胆しました」

 決算発表の翌日、パナソニック株はストップ安まで暴落。市場はパナソニック・ショック≠ノ揺れた。

 11月2日には米スタンダード・アンド・プアーズがパナソニックの格付けを2段階引き下げ、トリプルBにすると発表。その後も株価は下げ止まらず、37年ぶりの400円割れとなった。

 時価総額は1兆円を割り、9600億円まで下落。中韓台の新興メーカーにまるごと呑み込まれる買収リスクさえ語られ始めた。

 それにもかかわらず、津賀社長があえて「負け組」という言葉を使った真意はどこにあるのか。

 '00年代前半まで好調だったパナソニックの業績に転機が訪れたのは、プラズマテレビに傾注したテレビ事業の不振と、三洋電機買収に伴う莫大な出費だ。

「要するに前任者である中村―大坪体制の経営判断が誤っていた。この二人がいわば元凶です」

 と言うのは、経済ジャーナリストの井上久男氏だ。

「世の中、デジタル化が進んで、複数の企業で分担して製造する仕組みになっているのに、パナソニックはすべて自社生産にこだわり、プラズマテレビに目いっぱい投資してしまった。その時点でプラズマと液晶では、液晶のほうが圧倒的にシェアを拡大し始めていたにもかかわらずです。尼崎にプラズマテレビの巨大な工場をつくったけれども、結局、工場は一部休止に追い込まれてしまった。

 パナソニックにとってテレビ事業は歴代社長を出してきた聖域で、それだけに抜本的なテコ入れはできなかった。膿が相当たまっていたわけです。津賀社長はババを引かされたという見方もできます」

 前会長・中村邦夫氏。長く「パナソニックのプリンス」と呼ばれ、'00年に社長就任。構造改革を推し進め、V時回復を成し遂げた名経営者と謳われた。

 '06年に大坪氏に社長を譲ったが、会長となったあとも権勢を振るい「天皇」とまで呼ばれた。松下・ナショナルという名前を捨て、パナソニックにブランド名を統一。三洋電機の合併、松下電工のTOBによる完全子会社化など、次々と重大な経営判断を下した。

 それらの判断の是非がいま問われているのである。

■絶対権力者を否定する

 中村氏がプラズマテレビに賭けた背景には、地デジ化やエコポイント制度の追い風もあった。

「プラズマディスプレイを製造する尼崎第三工場が稼働した'09年に家電エコポイント制度が始まりましたが、その頃は毎月の薄型テレビ需要は前年比1・8倍ほどで、フル生産しても間に合わないくらいでした。しかし、'11年3月にエコポイント制度が終わると、急激に需要が減ってしまったのです」(同社元幹部)

 だが、パナソニックは海外需要を見込んで増産態勢を継続。そこに円高の逆風に遭い、さらにサムスン電子など韓国メーカーとの価格競争で完全に打ち負かされてしまったのである。

 社内で、誰もモノ申せない絶対権力者だった中村氏のクビに鈴をつけたのが、現社長の津賀氏だった。尼崎第三工場の閉鎖を直言し、これがOBらにも評価されて今年2月に社長就任が決まった。10年以上に及んだ「中村時代」は、ようやく終わりを告げたのだ。

 津賀社長本人が今年3月の本誌インタビューで、過去の戦略の誤りについてこう話している。

「テレビをどんどん作り続けると、値段がどんどん下がる。アメリカではスーパーマーケットでテレビが売られていて、バナナやティッシュと一緒に、テレビがワゴンに入れられて、レジに持っていかれるという世界になっていったんです。そしてテレビは売れば売るほど赤字が出てしまうことになった。

 では、どうすればテレビの収益が最大になるのかという視点で考え直すと、工場をフル稼働させるということを前提にせずに、キャパが大きすぎる部分については止めて、売れる工場は売る。根本的なメスを入れる経営判断をみんなでしたということです」

 パナソニックがプラズマ事業に投下した資本は、のべ6000億円とも言われる。だが、3年で半値となる薄型テレビ市場で利益を出せず、巨額の投資は果実を結ばなかった。

 当時の経営トップの見通しの甘さは、三洋電機買収にもうかがえる。

 買収した三洋電機の電池事業の事業縮小で発生した減損処理(のれん代)として第2四半期決算では2378億円を計上。元松下電器本社研究所所長で、現在、技術コンサルタントの西野敦氏がこう言う。

「元々三洋電機のソーラーパネルは寿命が短く、買収しても成果が期待できないことは技術屋なら誰でも知っていたことです。買収以前、全松下のソーラーを集結させ、事業継続か中止かを検討しましたが、安い中国製品が登場して国際価格が半分以下になったために、この分野からすべて撤退した経緯があります。ソーラーが儲からないことは常識なのに、三洋電機買収を決めたパナソニックの経営トップは、勘が鈍っていたというほかありません」

 今回、津賀社長があえて巨額の赤字計上という「ショック療法」に踏み切ったのは、中村時代との決別というメッセージが込められている、と元幹部は言う。

 パナソニックのみならず、日本の家電メーカーは革新的な商品を生み出すことができずに、世界的な競争のなかで埋没している。本来ならば淘汰されるべき日本の家電メーカーが、それでも今まで生き残ってこられたのはなぜか。その背景には、日本市場というぬるま湯≠ェあった。

 日本の家電メーカーは、消費者が望む以上の機能やクオリティをつけて半年ごとにモデルチェンジを繰り返してきた。ある家電量販店幹部がこう語る。

「これまで日本の消費者はモデルチェンジにつきあって買い替えてくれていました。それゆえに日本の家電メーカーは海外で売ろうとするときも、国内のぬるま湯℃s場を対象とした戦略から頭を切り替えることができなかった。どこが変わったのかわからない新商品なんて、海外のシビアなユーザーには見向きもされませんよ。国内向けの新商品開発に力を入れるから、国際競争力が著しく低下してしまったんです」

 現在、パナソニックが新機軸として打ち出しているのが、「スマート家電」だ。スマートフォンと白物家電の連動が売りだというが、洗濯機に入れる洗剤の量をスマホで操作できることに、魅力を感じる消費者がどれほどいるというのか。消費者のニーズとかけ離れた製品開発に資材を投入する日本のメーカーが、食うか食われるかの海外市場で勝てるはずもない。

 津賀社長はこうしたパナソニックに変化をもたらす改革の旗手≠ニなることを目指す。大阪大学生物工学科出身で、営業もわかる技術者として、社員、OBからも期待が高い。'90年代に松下電器の副社長を務めた水野博之氏がこう語る。

「あの決算発表の会見で彼から『負け組』という言葉が出たことを僕は評価しているんですね。幸之助さんを思い出しましたわ。オヤジ(松下幸之助氏)も危機感をあおる人でしたからねえ。『会社は傾くと、潰れるまで、あっという間や』と言うてはりました。いまのパナソニックはまだまだ体力も余裕もある。でも、津賀君はああやって社員の危機感をあおろうとしている。テレビ事業のリストラができたということは、技術屋でありながら、芯の強い経営センスがあるということ。若いのに、なかなか大した経営者ですよ」

 パナソニックの社内報『ワン・パナソニック』(10月号)でも津賀社長は「危機感の共有はまだまだ」「殻を打ち破ろう」と、社員の「意識改革」を促している。

■日本の技術が盗まれた原因

 同社は今後、脱単品経営を目指し、多様な電気機器をパッケージで売り込む戦略といわれる。だが---。

「同じ総合家電でも日立はインフラ事業や発電所などの重電分野にシフトして成功しています。これに対してパナソニックは、住宅周りの環境、エコ、スマート分野などの複合事業へと転換できるかどうか。正直、まだ未知数です」(経済部出身の全国紙論説委員)

 パナソニックは現在、大規模なリストラ案こそ発表していないが、それでも社内向けイントラネットでは常時「転身制度」が紹介され、社外への転職を促す「ネクストキャリアセミナー」の案内が告知されている。コストカットのために、一人でも多くの社員に自主的に出ていってもらいたいというのが本音だろう。

「今後は人員削減など、一層のリストラに加え、不採算部門の売却も避けられない。そうした部門にいる社員はパナソニックには残れません。なのに、社内には危機感があまりないのが問題です」(別の中堅社員)

 パナソニックが直面している危機は、日本の製造業全体の問題でもある。高い技術力を誇るはずの日の丸メーカーが、後発の中国や韓国メーカーにいとも簡単に追いつかれ、引き離されてしまうのはなぜか。

 看過できないのは、海外への技術の流出である。

「韓国などの海外メーカーは、窓際に追いやられた日本の技術者を3年で1億円といった好条件で引き抜いていきました。こうやって短期間で技術を獲得するサムスンのようなやり方を、野放しにしていていいのかという問題があります。企業が持つ技術をいかに守るかは、一企業の問題を超えて、日本の国際競争力を維持するうえで重要な問題です」(前出・中空氏)

 優秀な技術者をいとも簡単に海外流出させてきたツケが、ここにきて回ってきたとも言える。カリフォルニア州立大学の吉田耕作名誉教授はこう警鐘を鳴らす。

「日本企業はバブル崩壊以降、安易にクビ切りを進めてきました。それまでは、天然資源のない国で唯一の資産ともいえる人材に巨額の投資をして、大事な知的財産を蓄積してきたのです。そういう意味では、いまの製造業の苦境は、'90年のバブル崩壊から始まっていたと言えます。

 リストラによって短期的には収益を確保できたかもしれませんが、優秀な人材を韓国や中国に引き抜かれた企業が長期的に成長できるはずがない。これは民間の知的財産が海外に流出しているというレベルの話ではありません。国家の基盤を損ねてしまうかもしれない極めて危険な状態です」

 今回の巨額赤字について、津賀社長側近は、「劇薬が効きすぎた」と言っているという。危機感を再生のバネにするはずが、「本当に危ないのか」と額面どおりに受け止められて社債や株価が暴落したからだ。

 もはやパナソニックといえども「不沈艦」とは言えない。戦略を誤れば、「不測の事態」に突入する可能性さえある。そのとき日本経済が受けるダメージは計り知れない。世界に波及する、危機の幕開けとなるだろう。

「週刊現代」2012年11月24日号より


 

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コメント
 
01. 2012年11月19日 11:25:00 : cYwQ5lW2to
技術と人は切っても切れない関係だ。人こそ金のなる木だ。低賃金の労働者を抱える企業は技術さえ手に入れば、先頭に躍り出るチャンスは多いにある。価格競争に持ち込んで、最後に残る企業になれば、収益も倍増する。負け組は製造部門を売却して大所帯からスリムになるしかない。技術部門がどれだけ頑張れるかで将来は決まる。技術と技術を生み出す人材にしかどこも当てにできないほど資本価値は価格破壊されているのだ。

02. 2012年11月19日 11:26:12 : kPooBmilqM
日本の家電メーカーが生き残ってこれたのは、政府からの税金支援のおかげでしょう。
エコポイントやら地デジ化やら。


他にも監視カメラやらLEDなんかを超高額で自治体が設置したりするのも、メーカーへの支援の一環だ。


国民から勝手に高額な税金を吸い取り、官僚と癒着した財界に流し込む構図が、本来とうに死ぬべき大企業を延命させている。

大企業をささえる為に、多くの中小企業が潰れ、何万人もの人間が自殺に追いやられている。


03. 2012年11月19日 11:54:35 : a1KCHaEFPs
以前から言ってきたことだが、メーカーであれば開発・設計・生産部門の技術者が事業を支える本命であるのに、財務・人事・経理などの管理部門が、銀行や官僚と結託して企業経営者の中心に座るようになったことが衰退の原因だろう。 特にアメリカ留学でハーバートなどのビジネス・スクール卒業生が加担して、企業の宝ともいうべき技術者を首にしてきた。 工場での生産の直接携わる熟練工員は、非正規雇用の素人集団にしてしまった。 メーカーでなくとも、商社などについても同じことが言えそうである。 営業の現場を知らない管理部門が経営を握ってしまったところは、結局は潰れるしかない。 日本経済を世界2位にまで作り上げた功労者たちは、涙を呑んで韓国や中国に雇われていったのだろう。 下請けとして親会社を支えていた中小企業は、とっくの昔に潰されてしまった。 考えて見れば実に馬鹿なことをしたと言いうほかはない。 N.T

04. 2012年11月19日 21:33:45 : qon4Nnuetw

 だから 言ってるでしょ〜〜〜

 日本人は「貧乏」になるべきなのだ!!

 今 いかに速く「貧乏」になるかが 今後の日本の行方を左右する

 ===

 シロアリが 食べたいだけ 日本の屋台骨を むしばんでいる

 貧乏になれば 贅沢(無駄)をしなくなるわけだ!!

 ===

 1の生産(価値の創造)のため 2の遠回り(規制)をなくさない限り

 日本は滅びる
 
 
 


05. 2012年11月19日 22:09:20 : WCSkHhyFh0
かなり乱暴なことを言うがソーニーのコンシューマー部門(民生品)を買収交渉するしかないかも?

06. 2012年11月20日 00:36:08 : p1Jwnbn1zY
金属金型製造にかかわっていた人の話です。バブル崩壊後、国内製造業は縮小の道をたどり、工業製品の基礎である金型業界も次々と縮小、廃業を余儀なくされた。もともとこの業界は、中小零細企業が多く、また、仕事の性質上いわゆる年季(経験)がものをいう仕事です。倒産、解雇された職人は当時、韓国、中国へ単身赴任で、2年契約今までの収入保障という条件で引き抜かれていきました。精密部品でも、機械の高性能化もあり寸法などは素人でも半年もあれば一応の形はできるようになる時代です。(金型の耐久性は別ですが)2年もすると、一応の形ができるようになった韓国・中国ではやがて「お払い箱」になり帰国してきます。こういったかつての仕事仲間を「あいつは、売国奴だ」と呼んでいたそうです。このようにして長年の経験、技術を国外に流してきたわけです。当人にとっては生活上仕方なくというところですが、このようなことが、いろいろな業界で起こったことは容易に想像できます。

07. 2012年11月20日 08:10:36 : 0JF48ZpBpg
一国で同じ業種が永遠に栄えることはない。

戦前は石炭、戦後は繊維、鉄、電機、自動車と日本を支えたが順番に衰えていった。
電力会社すら低収益になったのは原発事故で早まっただけ。

高賃金の大企業の衰退を税金を投入して守ろうとすることを既得権益と言う。


アメリカもイギリスも最後は金融ビジネスだったが、日本はホリエモンビジネスを殺した。

しばらくは次のビジネスモデルが出てくるまで苦しいだろう。


08. 2012年11月20日 08:20:53 : LTFOS7rXjw
パナソニック製品は、いつも2番煎じで、 オリジナリティは高いけれどリスクを伴った製品は作ってこなかった。他社の まね ばかりしていた。 社員にしたって、どうせ 名刺と肩書きがなければ ろくなもんではない。自分のだまされたつらい過去の経験で言うが、この会社の開発者は他人のふんどしで相撲を取ることだけを考えていた。保身と不誠実。 企業の社会的責任よりは、利潤の追求だけがこの会社の企業風土だ。 だから、めぐりめぐって、中国やアジアのメーカーにマーケットを食われたのだ。因果応報とはまさにこの会社のためにある言葉だ。 反論あるかな。

09. 2012年11月20日 09:26:06 : zQTNtULl1h
「社員」の本当の意味を知る日本人は少ないようだ。特に法律では経営者や役員だけが本当の意味の「社員」なのである。普通一般多くの人々は「自身は・・・会社の社員」などと、いかにも誇って自身を紹介したりするが、彼らは「従業員」であって、「社員」などではない。そして、その実態は「労働者」であり「賃金奴隷」なのである。そんな労働者を経営側はけっして「社員」などと看做しも思ってもいない。

なお、「サラリーマン」などという全く奇妙なニセ英語の呼称など、もういい加減には使用をやめたらどうか。どんな職種や労働であっても、雇用される者は皆全て「労働者」だ。経営者側はこんな騙しの呼称を用いて被雇用者を「ヨイショ」しながら、巧みに働かせているだけなのである。

働く者は自身を正しく日本語で「労働者」と呼び、この呼称にこそ誇りを持つべきだ、貴重な自身の時間と労働を提供している者として。日本に蔓延る様々な呼称や言葉の詐術に騙されることからいい加減には目を覚まさねばならぬ。


10. 2012年11月20日 12:39:19 : moHyDHvuVI
日本製品の差別化を的確におこなっていれば技術者の流失は少なく、ここまで酷くはならなかっただろう。
金ありきの目先のコスト削減を続けてきた結果である。
老害と拝金主義のツケが世界で不良債権化しているのだ。
ものづくりには想像力やセンスと技術向上の調和が必要で、現場に精通していない人たちが机上の論理で延々と会議をしたところで何も生み出さない。

11. 2012年11月20日 13:31:16 : 7uPtGleutM
売国がいいという風潮でしたよね。大事な技術を盗まれてきた。反日の在日も韓国への技術盗用に暗躍してるだろうし反日日本人も日本を壊そうとしてきたえしょう。人間のカスのシナ人も日本の技術を盗みまくってますね。犯罪者の国にかこまれて攻撃されてるのに売国在日政府は反日政策ばかししてる。お手上げで滅びるしかないようですが。まあ日本が滅べばシナ半島も在も滅んで白人だけが残るでしょう。

儲けて生き残れて売上をとる条件、は良い人の確保です。絶対にやめさせたらだめです。とにかく人です。知恵と努力をだす人です。それに付随して技術と革新的商品です。人と技術は絶対に守らないとだめです。そんなに馬鹿な経営者がいないと思うのですが、総合的にみて滅びていく運命なのでしょうかね。


12. jaeseiszot 2012年11月20日 14:29:21 : Ye/xgRQYIoA7. : A5HbNdpGUE
10年前、成長を期待された数少ない製品は、デジタル家電であった。その
中核である薄型テレビの生産に最も力を入れたのは、パナソニックと
シャープであった。その後、デジタル家電は急成長した。

パナソニックはリスクを取って、尼崎のPDP工場や、姫路のLCD工場を建
設した。シャープもリスクを取って堺にLCD工場を建設した。サムスン、L
G、AUOなどののライバルメーカーは、もっと大きなリスクを取って、巨大
な液晶工場をたくさん、PDPの工場は少し建設した。そして、品質、技術
という点では少し前までは、日本勢が韓国、台湾勢を上回っていた。結果
は、ライバルの韓国や台湾の企業は巨額の黒字と小幅の赤字の間であ
る。大幅な赤字を出しているのは、パナソニックとシャープだけである。リ
スクを取った者が全員儲けられる世界は変であるが、リスクを取った者
が、皆、損をする世界は、もっと変である。

また、パナソニックの今9月期の大赤字は、プラズマTVではなく、携帯電
話、リチウムイオン電池、太陽光発電の設備の減損である。これは、企業
の経営に問題があるというよりは、日本では通信、デジタル、環境という
成長産業では利益が出ないという構造的問題があるということだ。そし
て、その大元には超円高・アジア通貨安がある。これは企業の責任より
も、政府・日銀の責任が大きい。

超円高が是正されなければ、パナソニックとシャープの再生も困難にな
る。両社倒産にでもなれば、日本経済は大打撃を受ける。政府・日銀は全
力をあげて超円高の是正に取り組むべきである。

アジア諸国の通貨に対する超円高の実体とその原因
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/blog-entry-9.html


13. 2012年11月20日 16:52:59 : bVJ0yArlI2
振り返れば、ソニーが銀行業に参入した時期、当時の谷井社長の時点でソニーの真似をしてMCA社を買収したまでは良かったが、MCAを支配する能力が無く、結果としてカナダの会社に売却せざるを得なかった。
その時の損失は、幸之助さんが積み上げてきた利益の大部分である2兆円を失ってしまい、先行投資の余裕を無くしてしまった、という事実が躓きの元である。

経営者が如何なる情報で経営をしているのか、を誰も知らない。驚いたことに、当時は研究から開発、製造、営業の全体にわたって、聞きかじりの風聞によって経営が行われていた。本社部門には多くの人材が居り(まさに居るだけ)、しかし仕事は見せ掛けの時間つぶしであった。役員が事業ごとの最高責任者であるが、彼らは事業の各部門の言い分を聞いて経営判断をするも、投稿文にある水野博之副社長の判断も風聞に基づいていた。それを指摘した社員は左遷されたと聞く。

大企業病などという言葉がはやった時代であるが、実力本位で昇進がなされないため、経営眼のない人が次々と交代する事実が社内でも分からないなどの状態になり、不始末があっても、それを覆い尽くせる風土があると、いかにパナソニックといえども経営は行き詰まるのが当然である。

その後、ヤクザ風の中村社長が幅を利かして益々社内の空気が変わったものと思われる。創業者である幸之助氏は社訓として、みだりに抜け駆けをするようなことを戒めた「順応同化の精神」に反して、液晶が主流のディスプレイにプラズマで勝負しようとしたことの失敗を如何に説明するのか。

社内では今も創業者の偉大さを唱えるが、自分の力の無さを創業者の名前を使って補うがごとき使い方であって、自らの姿で社内を引っ張っていけるような経営者の生まれる仕組みは遠い昔のことになってしまったようである。

付け足すと、いまや松下政経塾出身者の活動の評判の悪さは何としたことであろう。放置するに忍びない思いで居る。何とかせよ。

卒業生としては、残念である。


14. 2012年11月20日 18:37:29 : k1IJyrhnUM

パナソニックは松下政経塾を創設して、ノブタを総理にして、念願のパナソニック内閣が出来た。

しかし、パナソニック内閣のこいつら最悪のバカどもだった。


パナソニック内閣はついに崩壊する。


こんなバカどもを作ったパナソニックも崩壊して当然だ!


15. 2012年11月20日 18:48:17 : ASxOWmp2KY
人の分まで儲けようとするなよ! 人の分までお金を取るなよ! 食わせるなら協力者だけ厚遇しないで、みんなに食わせてみろよ!

16. 2012年11月20日 19:30:12 : lmQn8YACSk
>06. p1Jwnbn1zY さんの投稿は正論で、その影に自公政権が推し進めた規制緩和、M&Aなどのヶヶ中改革により、リストラする企業の評価が上がる環境が作られました。 中小零細に留まらず大企業も高賃金の優秀な技術者が海外に流れる事態になったのです。 どれだけの資産・設備・技術・生命を失ったか想像も出来ません。 

17. 2012年11月20日 21:27:17 : tkCSfH8ZI2
パナソニック潰れてください。


18. 2012年11月20日 23:02:26 : p1Jwnbn1zY
08> そう言えば、電機業界ではマネシタ電気と言われていたな。

19. 2012年11月20日 23:54:43 : aT9tG7aYrY
13さまの書かれている、「聞きかじりの風聞」による経営だが、「これは儲かりそうだから、うちもやろう。」という感じで手掛けた新製品が松下電器には多かったことを思い出す。今では完全に撤退してしまって、跡形も残っていない高級オーディオコンポやアマチュア無線機がそうだ。

これらの製品は利潤が大きいものの、ユーザーの目が肥えているから評価する視点が厳しく、専門誌からダメだと評価されると販売が急減し、目も当てられない事態になる。例えばチューナー。高級オーディオ機器に用いられていたテクニクスのブランドで販売されていたが、カバーを開けるとプリント基板が小さく、使用半導体も少なく、がっかりするのが常だった。これて他社と同じ価格で販売していたのだから、少ない部材の分、利益が大きかっただろう。

アマチュア無線機器でも、50MHz帯(6メーターバンド)が1970年代に大流行したので、普及価格のRJX-601に続いて高級機のRJX-661を出したものの、トリオや八重洲のライバル機と比べ使用半導体の数が少なく、相互変調特性が低い評価で売れなくなり、後継機を出さずに生産中止されたことを思い出した。もっとひどかったのが短波用のRJX-1011で、何で426,000円もするのか、ボッタクリ価格じゃないかと一部の専門家は激怒していた。八重洲のFT-101Eなど、オプションをつけ倒しても、このような価格にはならない。

松下電器は技術より販売に力を入れ、物量作戦で他社とは比較にならないほどの膨大な広告宣伝費が投入されていたが、あの黄金時代の1970年代ですら、専門家は騙されなかったのである。今では考えられないが、家電販売店にこれでもか、これでもかとセールスマンが持ってくるカタログの山。幾らでもたまるので、店に出すだけでは減らないというので、古紙回収に出していたという。

松下電器は18さんの言われるように「マネシタ電気」だし、もっと酷な言い方をすれば「ボッタクリ電気」でもあった。ラジオカセットの販売競争が激しかった1970年代、同社もライバルのソニーや日立、東芝、三菱電機などとつばぜり合いを演じたが、カセットの駆動部分の弱さが思い出される。何年か使うとテープの巻き込みや、せり上がり現象に見舞われる。同社のラジオカセットの駆動部分は、R-15と呼ばれた駆動ユニットを低価格機から高級機まで採用していたが、利潤を増やすために、これしかつくらなかったのである。他社は大衆機と高級機では明らかにメカが異なっていた。

当方は短波受信用のBCLラジオのことばかり書くため、頭が古いと言われたが、PLLシンセサイザー方式を普及価格のラジオまで採用したソニーと、トップエンドモデルの採用に限定して、なかなか普及価格の製品まで採用しなかった松下電器とは勝敗は明らかであり、今でも何とかカタログに載せているソニーと比べ、パナソニックには跡形すらないのである。少ない部品の製品を広告で価値があるように演出し、巧みに売りつけてきた松下電器・パナソニックに未来がないのは当然であろう。


20. 2012年11月21日 00:59:00 : AiChp2veWo
もうすでに嘘の通じない歴史時代に入っている。悪も善も丸裸になる。特に平成六年からそれが顕著だ。この世を織物にたとえるなら、この瞬間にも、折込間違いは絶対に許されない激しい時代に入っている。絹糸一本の間違いであっても、たとえ知らなかったと言っても、絶対に許されない時空に突入している。どれほどたくみにプロパガンダしようとも、金と力でねじ伏せても、この天地の流れは止まらない。

21. 2012年11月21日 03:52:35 : rC8tMcppLM
バカ阿部が円安にしなくても、勝手に円は激安になる運命なんだから、自ら円安にする必要はないのに。
円が激安になったら、食事にもこまる貧乏生活決定!

22. 2012年11月21日 11:25:50 : kdsrIuKbyg
日本は、経済力が決定的に落ちると、アメリカは勿論、中国にも属国ごとく扱われたり、占領さえされるだろう。その時には、アメリカと中国がどっちが日本を盗るかを巡り小競り合いするはずだ。その時期は間近にせまっている。

バカな指導者や役人、愚民ゆえに、今や日本は滅亡の道をまっしぐらだ。


23. 2012年11月21日 15:53:10 : bVJ0yArlI2
家電の松下としては他社の追随をゆるさないノウハウが製品に生かされ、さすがはナショナルという商品も多かったが、デジタルを標榜しだしてからは偽物の技術で技術部門を制する体勢が続き、物まねが多くなったようだ。

対象だった技術が代わったのに、販売の松下と称されるように、経営陣に取り立てられる技術幹部は実績の無い口だけの人が増え、非技術幹部には技術者の言うことが理解できなくなってしまった。

感覚的に理解できる技術は家電の範囲をでないから、さらに真似をするか、技術力のある会社をM&Aで傘下に収めるかするしかなくなった。しかし、閃かないトップの決定ではもはや無理であった。このような例は他の企業でも多いだろう。

スローガンは作れるが、人材の入れ替えができないなら、必ず行き詰まるものだ。
世界が激動期にある。日本のために生き返ることを望む。


24. 2012年11月21日 16:17:32 : XPmMmlQlLg
パナソニックの中村、ソニーの出井、トヨタの奥田
在任当時はマスコミにはもてはやされ名経営者と称えられていた。
しかし、その後の結果は惨憺たるものとなった。
パナソニックとソニーは企業の創立以来の大危機になっている。
トヨタは超優良企業であったが、普通の大企業となった。
ここでも、マスコミに褒められ称えられるものほど、
偽物ということが証明された。
日本のマスコミは本当に程度が低い。

25. 2012年11月21日 16:30:51 : XPmMmlQlLg
パナソニックとNECについては、同情しない。
パナソニックが三洋電機を買収した際、株価を半値程度に引き下げて買収した。
三洋電機の株主は大損を強いられた。
NECについても子会社のNECトーキンを合併した際、こちらも半値程度に
引き下げてから、強制的に市場から株を買い上げ、株主に大損させた。
こういった汚い手を使う企業は経営者が相当な悪といえる。
こういう経営者がいる限り、会社の将来は明るいわけがない。
これらの企業は今リストラの真っ最中であるが、社員を首にする前に、経営や管理職が先に責任をとりなさい。

26. 2012年11月21日 20:08:03 : Y4R2gMl3R2
旧姓はマネ下電器:いい会社だつたが社員はぼろ。
創業者のマネした塾の製品で日本破滅。
人材を育てられない経営者はお粗末君でした。

27. 2012年11月21日 21:40:06 : JrZ2ccTAlI
もう、戦争を吹っ掛けられている。“戦争”という言葉を出した方がいい。
そうしないと、B層を抱え込んで、大きなうねりとはならない。
パナソニック・ショックは、その一部だ。

28. 2012年11月23日 10:45:31 : cP2Hk47CsU
10年前から松下部落門真は既に廃墟
http://www.youtube.com/watch?v=CmQ3ovita6Y

既に破綻していたにもかかわらずバカソニックを誘致して工場建設に補助金出してた
地方自治体

目クラしかおらんのだこの国は

銀行が金貸さなければもうすぐ倒産


29. 2012年11月23日 15:30:05 : Z47Cj7N52w
>パナソニックは松下政経塾を創設して、ノブタを総理にして、念願のパナソニック内閣が出来た。
しかし、パナソニック内閣のこいつら最悪のバカどもだった。

>パナソニック内閣はついに崩壊する。

所詮は思考停止教育の阪大系だ。
阪大では就職先も卒論のテーマも教授の言いなりになることを求められる。
もともと、まともな政治など無理だ。
パナソニックなど潰してしまえ。諸悪の根源。
阪大は日本の癌。潰してしまえ。


30. 2012年11月23日 15:41:56 : Z47Cj7N52w
★11月15日反TPP決起大会3田淵先生講演1
http://www.youtube.com/watch?v=12X3bhHwyg8

★11月15日反TPP決起大会3田淵先生講演2
http://www.youtube.com/watch?v=uhHhh0d0n1k

★ISD条項は極めて危険★


31. コウノトリ 2013年5月01日 18:47:37 : UmiCWRNcjXjEU : EpPDUTbijY
私は松下の株主ですが、やはり無配になりました。
株は今が「売り時」だと考えています。

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