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日経平均 忍者の里 11/28気になったニュース /世界経済は2022年まで低迷!(WSJ)
http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/683.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 11 月 29 日 07:24:14: EVQc6rJP..8E.
 

http://sora660.blog2.fc2.com/


● 気になったニュース ●
・日本
焦点:日本企業のドル建て債発行が過去最高、海外M&Aが背景に
白川総裁が29日から米国出張、G30会合に出席=日銀

・米国
米財政引き締めは段階的に、回復妨げないよう配慮を=OECD
米FRB、資産買い入れに上限設けるべき=ダラス地区連銀総裁
★中国:米国債の購入制限も、中銀のドル買い減少で-元政府顧問

・EU他
ギリシャ、2015年までプラス成長回復せず 景気支援に向けた改革必要=OECD
イタリア10年債が上昇、利回りが3月9日以来の低水準に
★ギリシャ救済合意,ベルギーに来年9000万ユーロの負担−レコー
ユーロ圏とIMFのギリシャ支援合意、一部ヘッジファンドの収益機会に

・中国・アジア
米政府、中国の為替操作国認定を見送り
中国、2012年のGDP伸び率目標7.5%の達成は確実=商務相

・中東
★フランスがパレスチナ国家決議案を支持、採択の見通し強まる
エジプトでムバラク政権打倒後最大のデモ、株式市場は意外な動き

● メモ ●
アルゼンチンを5段階格下げ、デフォルトの可能性高まる=フィッチ
焦点:ユーロ圏、ギリシャ向け債務減免は不可避も現実から目を背けがち
独下院、ギリシャ融資実施めぐる採決を30日に実施=議会筋
円、投機筋主導の「安倍相場」終了か 売り持ち高は過剰な膨らみ
8万人の火星移住プロジェクト 米ベンチャー創業者が構想


◆株式と債券は2022年まで低迷 PIMCO幹部が今後の低成長を警告(WSJ)
http://jp.wsj.com/Finance-Markets/node_555479?mod=WSJFeatures

 【サンルイスオビスポ(米カリフォルニア州)】有名資産運用マネジャーたちは投資家に警告を発している。今や「7年の飢饉」という聖書の言葉まで引用されているのだ。米資産運用会社GMOのチーフストラテジスト、ジェレミー・グランサム氏は数年前、2016年まで景気は回復しないと述べた。GMOの運用資産総額は1040億ドルに上る。
 運用資産総額2兆ドルの米債券ファンド最大手パシフィック・インベストメン・マネジメント(PIMCO)の共同最高経営責任者(CEO)のビル・グロース、モハメド・エルエリアンの両氏も聖書の同じ言葉を引用して投資家の目を覚まさせ、来たるべき低成長と緊縮財政の数年間への準備を促そうとしている。ただし、PIMCO幹部からの新しい警告によると、投資家にとっての未来はさらに暗いものになっている。景気は2022年まで回復しないというのである。

 以下は米タイム誌の経済担当編集者、ラナ・フルーハー氏がグロース氏、エルエリアン氏を取材して書いたコラムの要点を10項目にまとめたものである。

1. 米国はゴルディロックス経済の虜になってしまった
 PIMCOは2005年という早い段階から、投資家、有権者、政治家らがゴルディロックス経済(市場にとって成長と安定が長期間続く、熱過ぎず冷た過ぎずの適度な状態)の虜になってしまったという警告を発している。エルエリアン氏は「賢明な世界の中央銀行」、「永続するかに見える新興国市場の成長」といったものを決して信じなかったという。

2. エコノミストによる3-4%成長という予測は米国を誤った方向に進ませる
 フルーハー氏によるとPIMCOは1つの時代が終わるということ、2008年以降は全く新しい時代だということをいち早く察知していたという。「米国がデフォルトの危機に瀕し、連邦準備制度理事会(FRB)による無制限の紙幣の増刷が突如始まる」という信じられない事態が起きていた。さらに悪いことに、ほとんどの専門家(オバマ政権内にいる者も含む)が後退している経済をいかにして3-4%成長という上昇傾向に戻すかを画策しているなか、PIMCOはおそらく2%台前半の成長がニューノーマル(新たな常態=金融危機以降、経済は以前の姿には戻れないとの見方を示す言葉)であり、それが2-3年ではなく、数十年続くと結論付けている。

3. 警告:いまだに現実に目を背けている投資家、銀行、政治家が多過ぎる
 自らの貯蓄額に失望している投資家の多くが、現実に目を背け、PIMCOのメッセージを無視し、希望的観測に陥り、この数十年間によくあった短期的な強気と弱気のサイクルが戻ってくることを望んでいる。個人消費、雇用、政府収入、企業収益、株式、債券、コモディティー、そして世界における米国の役割ですら低成長となるニューノーマルという厳しい現実と向き合いたくないのだろう。

4. 投資はサーフィンに似ており、投資資金の波はじきに砕け散るかもしれない
 グロース氏はサーフィンのたとえをよく使う。投資家の見解が波となって株価を動かしていると想像してみよう。サーフィンでも投資でもうまい人は波に乗ったら、その波頭(頂点)を察知し、最終的にはその波から脱出しなければならないということを常に認識している。さもないと、波が砕けるときに転落してしまうからだ。グロース氏によると、投資資金の波は今にも砕けるかもしれないという。

5. 株式市場はネズミ講である。今すぐにでも脱出せよ
 フルーハー氏によると、グロース氏は最近、株式市場をネズミ講だと言って市場関係者を愕然とさせ、投資家が株式市場で実質6%リターンを上げることなどもはや不可能であり、3%でも幸運な方だろうと警告した。さらに悪いことに、FRBによる今の低金利政策のせいで、投資家は将来、インフレ、成長の停滞、借り入れコストの急騰、不動産、株価、個人消費などの落ち込みといった高い代償を支払うことになるという。これは、世界最高レベルの2人のサーファーが今すぐ海からあがれと言っているも同然である。

6. バーナンキFRB議長の低金利政策が米国の長期的回復を妨げている
 フルーハー氏は「景気循環の周期をより長く、緩やかで滑らかなものにするため、世界中の中央銀行は1980年代以来、低金利と巨額の資金注入という手段を使い始めた」と指摘する。すると、政治家が有権者に投資しやすい環境を提供し、事態を悪化させた。国民は株式や住宅を買うために記録的な水準まで債務を増やした。国民は他のものがもっと買えるように、そうしたものの価値が上がり続けることを望んだのである。

7. バーナンキFRB議長が米国の経済バブルを支えるのにも限界が近づいている
 PIMCOは米国経済が3ラウンドもの量的緩和という資金の波の波頭に乗ってきたとし、今年の初めに株式市場が急騰した理由の1つもそこにあると警告する。グロースとエルエリアンの両氏はFRBの低金利政策をうまく利用した。PIMCOの旗艦ファンドであるトータル・リターン・ファンドのパフォーマンスは過去5年間、同カテゴリーのファンドの平均を上回っている。年初来のリターンは9.7%で、同カテゴリーの平均を3%近くも上回っている。

8. 政治家はエコノミストが米国の低成長をさらに減速させていることに気付いていない
 無能な政治家が大きな問題となっている。PIMCOは「どちらの政党も資本主義の燃料としてのクレジットが基本的に枯渇しているということを本当の意味で理解していないようだ」と指摘する。フルーハー氏はこれを鶏と卵のサイクルと呼ぶ。金融危機により、FRBは不況を回避するためにより多くの資金を金融システムに注入せざるを得なくなった。ところが、成長を促進するプログラムで状況の改善に貢献すべき米国議会はこう着状態のままである。

9. 米議会予算局の警告:2022年までGDP成長率は平均2.4%で推移
 ピムコに聖書の言葉を引用させたのは米国議会のこう着である。グロース氏は「7年の豊作の後に来る7年の飢饉に状況が似ている」と話す。「しかもわれわれは20-30年の豊作を享受してきたのだ」国内総生産(GDP)の年間成長率は2022年まで平均2.4%で推移すると予測する超党派の米議会予算局(CBO)とグロース氏の見解は一致しているようだ。エルエリアン氏はフルーハー氏に次のように語った。「3%未満の成長は長期的に国富や暮らし向きを制限する。現在働いている世代は、自分の親たちよりも暮らし向きが悪くなるというリスクが大きい初の世代と言えるだろう」

10. ディフェンシブな投資:悪材料の多い市場で損をしないためのヒント
 本格的な不況にもなり得る景気後退期にどのように投資すればいいのか。グロース、エルエリアンの両氏は、PIMCOが2兆ドルのポートフォリオを築くのにも役立った最高の戦略をフルーハー氏に授けた。まず覚えておかなければいけないのは「将来に行うほぼすべての投資は、かつてのような高リターンを上げることはないということ」だとグロース氏は言う。2ケタのリターンなどもはや存在しない。FRBのゼロ金利政策もすぐに過去のものになってしまうだろう。

 ならばPIMCOはどこに投資しているのか。次に覚えておくべきことは、株式市場全体としてはネズミ講かもしれないが、優良銘柄は新たな国債になっているということだ。さらに、米コカ・コーラ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、IBMといった多国籍企業はリスクを世界的に分散でき、3%のインフレ率を上回る配当利回りをも提供してくれる。またスペインのサンタンデール銀行のように、置かれている市場が厳しいという理由で過小評価されている成長企業にもチャンスがある。

 大きな政治的リスクがある国の長期国債は避けるべきだが、メキシコやブラジルのような国の高利回り債は検討すべきだ。グロース、エルエリアンの両氏は、住宅銘柄及び建築請負業者や木材業者といった住宅関連銘柄を選好している。両氏はその他にもコモディティー、高格付地方債、米ドル建てではない新興国国債などを選好している。一方で両氏が敬遠しているのは銀行・金融株、米英やドイツといった先進経済大国の高利回り債や長期国債だ。

 結局のところ、PIMCOの戦略のカギは安全性である。フルーハー氏は次のように指摘している。「PIMCOの幹部たちはいろいろと画策し、ニューノーマルに投資し続けることだろう。近い将来にやって来るであろう投資資金の波の波頭を警戒し、それが海岸で砕けるまで少しでも長く乗り続けようとしながら」
 

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