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iPS報道、読売新聞が「調査」 共同、誤報認めおわび   森口氏、資格は看護師 職を転々
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/438.html
投稿者 MR 日時 2012 年 10 月 13 日 07:53:01: cT5Wxjlo3Xe3.
 

iPS報道、読売新聞が「調査」 共同、誤報認めおわび
 

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った世界初の臨床応用を森口尚史(ひさし)氏(48)が行ったとする報道について、読売新聞は12日付夕刊1面(東京紙面)で、報道内容に疑義が生じたとして、事実関係を調査していると報じた。同社は取材に対し、13日付朝刊で検証結果を掲載することを明らかにした。同様の記事を配信した共同通信は12日夜、「事実無根だったことが分かった」との記事を配信し、おわびする編集局長名のコメントを出した。

 今回の臨床応用について、読売新聞は12日付夕刊1面で「事実関係を調査します」との見出しの記事を掲載、「森口氏の成果に疑義が浮上した」「報道した内容に間違いがあれば、正さなければなりません。現在、森口氏との取材経過を詳しく見直すとともに、関連する調査も実施しています。読者の皆様には、事実を正確に把握した上で、その結果をお知らせいたします」とした。また、共同通信は12日、「裏付け取材を十分尽くさず、誤った情報を読者にお伝えしたことをおわびします」とする吉田文和編集局長名の談話を出した。

 東京医科歯科大は12日夕に記者会見。今回の臨床応用とは別に、森口氏が同大と、iPS細胞を使ってC型肝炎の効果的な治療薬を見つけた、とする2010年5月の読売新聞の記事についても「東京医科歯科大で実験及び研究が行われた事実はない」と発表した。iPS細胞を使った研究は一切行っていなかったという。他施設で実施したかどうかは分からないとした。この内容については、日経産業新聞も同年6月に記事にしており、日経新聞は調査を始めた。

 この会見には、今回の臨床応用を発表する予定だった国際会議の抄録に名前を連ねていた佐藤千史(ちふみ)教授(総合保健看護学)も同席し、「彼のデータに整合性があると判断した。日本人の名前しかないことにもっと疑問を持てばよかった。不明を恥じている。経歴も疑っていなかった」と述べた。佐藤教授は、森口氏の大学院時代の指導教官。

 佐藤教授が森口氏の複数の論文に名を連ねていたことから、同大は問題がなかったか調査を始める。

 また、同じく共著者とされた東京大先端科学技術研究センターの井原茂男特任教授も会見し、「私の名前が入ることについては事前に連絡がなく、報道で初めて知った」と述べた。
http://www.asahi.com/national/update2/1012/TKY201210120580.html


「初のiPS臨床応用」 読売新聞報道、大学は関与否定
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 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った臨床応用を、米ハーバード大の日本人研究者らが世界で初めて行ったと、読売新聞が11日付朝刊で報じた。ハーバード大学や関連病院の4施設は11日夜、この人物とは現在、関係はなく、「彼に関係するいかなる研究も承認していない」とする声明を発表した。

 読売新聞の11日付朝刊1面によると、東京大学客員研究員の森口尚史・米ハーバード大客員講師らが今年2月、iPS細胞から心筋細胞を作って、重症の心不全患者6人に移植する世界初の臨床応用を行ったとしていた。この臨床応用は、ハーバード大の倫理委員会から「暫定承認」を得たもので、米国の国際会議で発表するほか、英科学誌ネイチャー・プロトコルズ電子版で近く論文発表するとしていた。

 これに対し、ハーバード大は11日の声明で「森口氏は1999年から2000年まで(1カ月間)は研究員だったが、それ以降、関係していない。大学や病院の倫理委員会は、彼に関係するいかなる臨床研究も承認していない」と説明した。大学の関連病院のマサチューセッツ総合病院の広報担当者も朝日新聞の取材に「ニューヨークの国際会議で報告したとされる彼の研究は当病院でなされたものではない。彼の仕事について話せることは何もない」と話した。

 また、森口氏がこの臨床応用を発表するとしていた国際会議の会場に、森口氏は研究成果のポスターを掲示していたが、国際会議を主催する「ニューヨーク幹細胞財団」の広報担当者は11日、「ポスターは取り外した。森口氏はここにはいない」と朝日新聞の取材に語った。

 理由について同財団は「森口氏のポスター掲示にハーバード大学から合理的な疑義が寄せられたため」としている。広報担当者によると、ウェブで参加登録をした研究者は誰でも、ポスターを示して研究成果を説明することができるといい、審査などはないという。

 森口氏は11日、朝日新聞の取材に応じ「マサチューセッツ総合病院で、iPS細胞を使った臨床応用に世界で初めて成功したのは事実」としながら、心筋細胞の移植はだれが行ったのかなど、具体的な説明は一切しなかった。

 また、森口氏が「論文を投稿する」と説明したネイチャー・プロトコルズの編集部は「該当する論文は受理されていない」としている。

 森口氏は現在、東京大学病院の特任研究員。厚生労働省によると、医師の資格はなく、看護師の資格をもっているという。

■読売新聞、事実を確認中

 読売新聞は12日付朝刊1面(一部地域)で「iPS移植 発表中止」の見出しで、森口氏が発表する予定だった学会会場に現れなかったことや、ハーバード大が森口氏と協力関係にないと表明したことを報じた。

 読売新聞広報部は朝日新聞の取材に対し、関係者に事実関係を確認中としている。

 11日に「iPS細胞を使った移植手術を実施」などとする記事を配信した共同通信は「森口氏の学会でのポスター発表について本人に取材したうえで出稿した。国内研究者から疑義が出ていることや検証が必要であることなどをあわせて報道している」(総務局)と取材にコメントした。

■田中文科相「影響大きい」

 田中真紀子文部科学相は12日の閣議後会見で、読売新聞などが報道した森口氏の「臨床応用」について、「誤報であればいいが、犯罪性というか、そういうことがあったとすれば、由々しき問題だ。まじめに研究している他の分野の方に与える影響も大きいと思うし、残念」と語った。

http://www.asahi.com/science/update/1012/TKY201210120122.html


 
「iPS臨床」の森口氏、資格は看護師 職を転々
 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った日本人研究者らによる「世界初の成果」に疑義が生じた。

 日本時間の12日午前。森口尚史氏は滞在先のニューヨークのホテルで、テレビ局など報道各社に囲まれていた。

 「(移植手術に)立ち会いました」「(移植を)証明する書類は、日本に帰ったら家にありますので」

 臨床研究の「成果」を強調する一方、移植手術時に米国にいたことを確認するために旅券を見せてほしいと問われ、言葉を詰まらせる姿がテレビで何度も放映された。

 森口氏は1993年に東京医科歯科大を卒業し、看護師の資格を取得。同大学院で保健学修士を取得した後、医療系の財団法人や、東大先端科学技術研究センター、東大病院を転々とした。医師ではなく、肩書は常勤・非常勤、客員・特任などとめまぐるしく変わった。

 センターにいた99〜2010年のうち、常勤だったのは知的財産法が専門の特任助教授の4年間だけ。最後の1年間は雇用関係がない無給の交流研究員だった。当時の同僚は「森口さんは医療統計の専門家。実験している姿は見たことがない」。

 今回、臨床研究の共同研究者として名前を使われていたのも、センターの同僚だった。井原茂男特任教授は「森口氏は一生懸命でいつも新しいことを追求するタイプ。彼の口から何も聞いていないので、早く説明してほしい」と苦笑いを浮かべた。

 東大病院では、形成・美容外科の実験を手伝う非常勤の技術補佐員から、現在は常勤の「特任研究員」。特定の研究のために雇われる研究員で、研究代表者の権限だけで決められる。森口氏の場合は形成・美容外科の助教が決め、同科の上司たちは「森口氏の存在を知らない」としていた。東大病院広報は「現在、特任研究員が何人いるか不明」という。

 千葉県市川市の住宅街にあるアパート。森口氏は家賃6万円あまり、築数十年の1Kに十数年来、1人で暮らしているという。大家の70代女性は「もしウソをついていたなら、なぜすぐ分かるようなことをしたんだろう」といぶかった。

 数年前には「東大教授になりました」と聞いていた。えらい先生でもこんなところに住むんだ、と不思議に思った。そして、今回の騒動。「何かウソをつく必要があったのか。いろいろ考えると心が痛みます」

関連リンク
森口氏、iPS研究の詳細説明あいまい 朝日新聞も取材(10/13)
iPS臨床報道、修正相次ぐ メディア各社(10/12)
iPS報道、読売新聞が「調査」 共同、誤報認めおわび(10/12)
読売新聞のiPS報道、東京医科歯科大が否定(10/12)
「初のiPS臨床応用」 読売新聞報道、大学は関与否定(10/12)
http://www.asahi.com/national/update/1013/TKY201210120674.html
 

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コメント
 
01. 2012年10月13日 08:06:35 : lqrXh1NlOw
法務大臣バッシングの目くらましでしょう。
こんなチンケな個人攻撃が各局「公共の電波を占有する」のはどう考えても不可解。

02. 2012年10月13日 14:09:37 : VYU0wKSuHA
看護系で細胞いじるのは無理

03. 2012年10月13日 14:54:11 : txKoq6KBVw
兵頭正俊 ‏@hyodo_masatoshi

デマ新聞の面目躍如。世紀のデマは、ウラを全くとらずに書く、いつもの習性から生まれたもの。日本の「記者クラブ」メディアの劣悪を世界に暴露した。デマに基づく小沢バッシングと国民洗脳は謝罪しないのか?


04. 2012年10月13日 19:20:52 : jnDZQOuDLo
読売は小沢攻撃に利用した松田賢弥や偽検察審査会のメンバーなどからばかり”取材”しているのでそのくせが出てしまった。つまり信用できない供述者の言葉を平気で記事にするということだ。

相手が本当のことを言っているかどうかも確かめず、その真偽を判断する知力もない。

そういえば捏造もお得意だったか。まさに「ゴミ」である。


05. 2012年10月13日 19:32:43 : YxpFguEt7k
イシカワトモヤ氏
「森口氏、まるで犯罪者だな。市川市内の自宅家賃が6万だのなんだのと、だれがどこに住もうと勝手じゃないか。よってたかって、日本の「世間」がまたもや凶暴な相貌をあらわしたな。」
https://twitter.com/Ishikawa_Tomoya/status/257059726355988480

必要のない情報は報道しないでほしいものです。


06. 2012年10月14日 12:03:20 : OTOSIyOeKE
>今回の臨床応用について、読売新聞は12日付夕刊1面で「事実関係を調査します」との見出しの記事を掲載、「森口氏の成果に疑義が浮上した」「報道した内容に間違いがあれば、正さなければなりません。現在、森口氏との取材経過を詳しく見直すとともに、関連する調査も実施しています。読者の皆様には、事実を正確に把握した上で、その結果をお知らせいたします」とした。また、共同通信は12日、「裏付け取材を十分尽くさず、誤った情報を読者にお伝えしたことをおわびします」とする吉田文和編集局長名の談話を出した。

 「いつもは、裏付け情報を取り正確な報道をしている」と言いたいのでしょうか?原発事故関連報道で嘘はバレバレなのに。
 この様なメディアに睨まれたら、個人では如何ともし難い。


07. 2012年10月14日 20:35:17 : lqOPOFnyLE
読売新聞は、記事についてもともと裏付けをとるなんてしていないように見えていたのが、この件で全く明らかになった。共同通信もメディアとしての基本が最近おざなりになっていることがはっきりした。後者はこれでも多くの新聞社が利用しているので、なんとか改善してほしいものだ。

08. 2012年10月15日 06:41:40 : PAPmpm5TAY
論文と、医療行為は別に検証してほしいもので、行為者にかこつけて全否定するのでは、やはり何かあるということにならないか。しかも、あんな奴のいうことなどだ得れも相手にしないなどという、もっともらしいのも不満が残る、と思う。

09. 2012年10月16日 21:36:23 : lqOPOFnyLE
共同通信が誤報の経緯を発表した。そもそも最初に読売にスクープされたかのように思って、適切な情報感触を得た後も、ニュースバリューに引かれて速報したことに誤りがある。(読売なんかの科学情報をむやみに信頼するところに、甘さがあったと思う。)厳しい競争にあるためなのだろうか。それにしても情報の信頼性を失ったら、通信社はやっていけなくなると思うが。
−−−−−−−−−
<経緯>
読売新聞の朝刊1面トップに掲載され、早朝から取材を開始した。...
共同通信の今回の電話取材に対し、ハーバード大や関連病院は、森口氏について「該当人物はいない」と回答した。...学術研究発表の場の一つとされるロックフェラー大と分かり、記者が急行。会場で森口氏から直接取材した。...(当初のハーバード大などへの取材で、本人の言い分と矛盾する点が出ているにもかかわらず、その結果を生かせなかった。)
....正午ごろ、著名な研究者から「信じていない。所属も確認できない。うさんくさいから慎重に」と助言を得た。....このため記事に「専門家は内容の検証が不可欠と指摘している」との表現を加えたが、ニュース価値を慎重に検討せず、「1面トップ扱い」とした評価を変更しなかった。
...国内での午後の取材では、森口氏が医師免許を持っていないことや、論文が掲載されると報じられた科学誌ネイチャー姉妹誌の編集担当者から「論文が提出された形跡はない」と聞くなど、疑惑を強める材料が増えてきた。.....

10. 2012年10月24日 13:45:56 : lqOPOFnyLE
↑つづき
次のようなことをコラムに書いた人がいた。なるほど。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ここまで騒ぎが大きくなったのは、マスコミが抱える「構造的な弱点」がある。それはなにかというと、マスコミがあまりにもマスコミを信頼していることだ。...実はマスコミの記者は、視聴者や読者より、誰よりもマスコミで報じられることを信用している。自分たちがこんなにちゃんと取材をして記事を書いているのだから、他の仲間もテキトーな記事を書いているわけがない、と信じて疑わない。そういう性善説みたい考えに、詐話師がつけいる“死角”が生まれる。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1210/23/news025_2.html(business media 誠:窪田順生の時事日想2012年10月23日)



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