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橋下氏の恫喝にたやすく屈服して言論の自由を差し出してしまった週刊朝日と朝日新聞
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/477.html
投稿者 堀川 日時 2012 年 10 月 28 日 20:58:05: YXgkZLRTFAguM
 

随分長いお休みになってしまいました。
その間のまとめ的なエントリ−をぼちぼち用意していたのですが、なかなか追いつかず(^^;
とりあえず今話題の件をアップします。

復帰のご挨拶を後回しにしてしまいますがお許しを。


おととい観測霊さんに垂れ込みを頂きました週刊朝日の佐野氏の記事と橋下がそれに噛みついた件はツイッターでも非常に話題になっています。

まず、佐野氏の記事を読んでの感想。

もしも橋下氏の歪な性格の原因を、同和出身だからだ、とか橋下の父親があんなだからだ、などと決めつけて書いていたら、それは差別にあたるでしょう。
しかし佐野氏の記事を読んでも、そのような記述はありませんでしたし、そういう印象操作をしている部分も見あたりません。
要するに謝罪し連載中止するにあたるような記事だとは思えませんでした。
連載予定だったのだから、人格分析の第一回目はどうしたって出自の話にならざるをえません。
これから色々な材料を集めて分析を深めていく予定だったのでしょう。

橋下氏は権力を行使して市民に影響を及ぼす公人という立場にあります。
従って一般人と違い、その政治的言動がいかなる人格態度に基づくものか、その人格態度も批判、検証の対象とされて当然です。
その場合、出自や育った環境も人格態度の検証のためには外せない材料だし、その検証は差別でも何でもありません。
だから彼の出自について触れること自体をタブー視、封印する風潮になってはいけないと思います。

佐野氏自身も記事本文中で、今回の連載は橋下徹の人間そのものを解明したいと言っています。まさに恐怖政治を行う権力者の人格分析を行おうとしていたのです。
そのために橋下氏の出自や父親について検証するのは差別ではありません。
著名な政治家について出自や家系について記されるのよくあることです。

しかし橋下氏は、佐野氏があたかも橋下氏を部落差別したかのように歪曲して、朝日というメディアの攻撃材料にしました。
呆れたことに、週刊朝日とは直接関係ない朝日放送や朝日新聞まで取材拒否すると声高に言いました。
これは メディアの表現の自由に対する許されない恫喝です。

さんざん人権侵害してきた人間が、差別されてもいないのに「差別された!人権侵害だ!」と喚いて、ここぞとばかり朝日叩きに無理矢理流用するとは。
橋下氏は、普段人権人権言ってる奴らが人権侵害しているとツイッターで述べていましたが、そういう図式を捏造して、彼を批判する勢力の口封じを試みているように思われます。(竹中平蔵氏や石原氏もコレに乗じて、にわか「人権派」になっていたのは何と倒錯したパロディかと思いました)

差別問題、人権問題を自分の権力が自分の都合に良いようゆがめて利用するなんて、悪質です。

言論の担い手である朝日というメディアはこのような弾圧に対し厳然と抗議すべきでした。
週刊朝日は、この記事は部落差別とは思われないのに自粛するのは表現の自由の萎縮に繋がる自殺行為だと言うべきでした。
朝日新聞、朝日放送も、橋下のとんでもない八つ当たりに抗議すべきでした。
それが言論の自由を担うメディアのあるべき姿だったと思います。

ところが、週刊朝日はまるで最初から予定していたかのようにあっさり謝罪し、八つ当たりされただけの無関係な朝日新聞まで何故か謝罪している始末。
まるで主君橋下に家臣が恐れおののいているかのようで、橋下氏がますます増長するのが手に取るようにわかります。

朝日のこの対応は本当に情けないです。
今回佐野氏が書いたことに特に目新しいことはありません。市長選の時、文春、新潮が書いていた内容の二番煎じです。
こういう事をセンセーショナルな見出しで書けば橋下氏が釣れまくるのは火を見るよりも明らかなのだから、とっとと謝罪中止するくらいなら最初からこんな連載しなければいいのにと誰もが感じたでしょう。
週刊朝日の速攻の謝罪と連載中止は、わざと燃料投下して最近落ち目の橋下に塩を送る出来レースにしか見えませんでした(実際にそうだったどうかは知りませんが)

橋下氏の出自の話題は部落差別が絡んでくるセンシティブなものだし橋下に格好の口実を与えやすいから、慎重にさけるべきだった、軽率だった、という意見もありますが、それは結局、橋下という暴君の人格分析をタブー視して封印することであり、言論の自由の自粛行為に他ならないと思います。

そしてそれは同和問題に触れないよう、寝た子を起こさないようにして、差別を見えないところに押しやり結果的に温存することにも繋がります。

確かに部落差別が絡むのはセンシティブな面もありますし、今回のように橋下氏がすり替えして利用する危険もあります。
でもだからといって今後彼の出自について触れることをタブー視し、自粛することは、政治家を批判する言論の自由を萎縮させる自殺行為だし、且つ、部落差別を見えないところに追いやり温存させる行為だと警笛を鳴らしたいと思うのです。

週刊朝日や朝日新聞の速攻の謝罪と連載中止は、橋下氏の論旨のすり替えをごもっともでございますと承認したも同然であり、メディアが権力者の人格態度を検証する役割、表現の自由の放棄に他ならないと痛切に感じました。

恫喝恐怖政治の前に言論の自由の担い手はあっさり屈服しました。
朝日は橋下氏に「言論の自由」を差し出し、また一つ日本から人権と民主主義が後退したのです。


私が共感した徳岡弁護士のエントリ−と元官僚さんR.Sさんのツイートをご紹介しましょう。

◆Everyone says I love you !
佐野眞一氏と週刊朝日の「ハシシタ 奴の本性」は橋下徹大阪市長の人権を侵害していない
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/11ad05b03d376660cff14b9d359866c8

◆元官僚R.S.‏@k049118
1 オランダの政治学者、カレル・ウォルフレンが書いた「日本権力構造の謎」という名著がある。これは80年代の日本政治、すなわち、政・官・財が権力を掌握しているのは確かだか誰も責任を取らない構造となっている日本の政治がなぜ安定しているのか、という疑問に挑戦したものである

2 ウォルフレンは、その著作の中で「同和」も日本の権力構造の権力側の一部であるとし、緻密な分析を行った。ところが、その著作の日本語版が出版されるやいなや、同和団体は出版社と著者ウォルフレンに対して「説明会」という事実上の公開謝罪を要求した

3 その説明会でウォルフレンは正直に疑問を述べている。いわく、「私はこの著作で様々な日本の権力構造を構成する様々な各種権力に言及したが、このような説明要求をしてきたのは同和だけである。同和を権力として位置付けたのが誤りだったのか? それならばこのような席は不要であり、(続く)

4 (続き)私の著作を批判すればよい。それとも同和は言及すら許されない存在なのか? 日本では同和はタブーなのか? 私には全く理解できない、云々。ウォルフレンはこのような疑問を呈しただけで決して同和に対して謝罪はしなかった。当然である。政治学者ウォルフレンには謝罪する理由はない。

5 出版社の方は、この「説明会」の部分を出版後にこのような事件があったとして、議事録のような形で何の説明もなく「日本権力構造の謎」の巻末に添付している。なお、ウォルフレンの疑問に対しては同和側は何の回答もしていない。

6 北海道大学の山口二郎教授は、今回の週刊朝日の佐野氏の橋下ルーツ暴きについて批判的なコメントを寄せているが、私は佐野氏の橋下ルーツ暴きは日本の暗部・同和にメスを入れたものとして評価できると考える。

7 確かにこの週刊朝日の件でせっかく人気・支持率が急落した橋下と維新に格好の舞台を提供してしまったのは山口教授の指摘されるとおりである。

8 しかしながら、今回の橋下徹の週刊朝日への対応は、謝罪すればまた取材させてやる、という政治権力に対する言論の自由が保障されている民主主義国家では本末転倒した考えられない傲慢なものである。

9 民主主義社会の本質は討論の保障である。だからこそ、制度化された討論機関である国会が国の最高機関とされているのである。憲法でいえば言論・表現の自由がこれに当たる。政治の分野で言論の自由を受け付けない「聖域」を作ってはならない

10 橋下の、自分に対する批判は絶対に許さない、絶対に謝罪させてやる、という政治姿勢は同和のそれと全く同じである。橋下と同和を「聖域」にしてはならない。

11 橋下は同和のことを「血の論理」と呼んだ。「血」は切り離すことはできない。だからこそ、橋下は自分に対する批判を同和に対する批判と結び付け、自分をアンタッチャブルな存在とすることができる。

12 橋下と維新に政治権力を持たせるということは、日本の政治に同和の論理が堂々とまかり通ることになることと同義であることを我々は肝に銘じなければならない。批判どころか言及すら許されない存在、そんなものにこれ以上の政界進出を許してはならない。


http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-1044.html  

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コメント
 
01. 2012年10月29日 13:05:44 : w18f1GkoJs
ウォルフレン氏の本は別のしか読んでいないけど、佐野氏とは全然語り口が違うと思う。佐野さんのは、あれは一種の「実録小説」で「調査報道」とは違うよね?

02. 2012年10月29日 16:00:10 : txKoq6KBVw
橋下徹 ‏@t_ishin
【訂正・お詫び】週刊朝日の発行出版社は、朝日新聞出版でありますが、僕が朝日出版と間違えました。朝日出版は、朝日新聞出版とは全く無関係です。僕の間違いによって、朝日出版に苦情等がなされているようです。朝日出版の皆様、多大なご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。


マサヒロ ‏@masahiro_x
テレビカメラを連れて朝日出版社に謝りに行け。自分は訂正記事では納得しない一方で、自分のツイート誤爆は訂正ツイートだけで済まそうというのはアンフェアも甚だしい。


03. 2012年10月29日 22:46:44 : Vc8ROHMAY2
言論の自由なんてあったの??週刊朝日は一時良い記事を書いてたら編集長が替わっちゃったよねえ。

はしげとやり合うってことは、奴の宣伝をしてやるってことだから、出来るだけ速やかに無理やりでもあやまっちゃって静めちゃうのが正解な気がするなあ。


04. 2012年11月04日 05:04:39 : YxpFguEt7k
内藤正典氏
「そういえば、週刊朝日の橋下特集問題はどうなったのだろう。編集長の更迭ぐらいまでは新聞で読んだが。
 被差別地域の地名を載せたことも問題だが、「血脈」だの「DNA」だのによって、人の人格が規定されるという発想そのものの誤りと罪は問われないのか?」
https://twitter.com/masanorinaito/status/264808265425252352

編集長の更迭だけでは甘いですかね…
まかり間違えば「優生思想」に繋がっちゃいますからね。吐き気がしますね(非科学的だし)。


05. 2012年11月04日 23:13:05 : YxpFguEt7k
橋下徹氏
「メディアが勘違いしているが、被差別部落の話題も必要性・妥当性・社会的許容性の範囲内で論じられることも当然だ。現に、差別の歴史を史実としてまとめた書籍には、一定の地域が被差別部落の地域だったことが記されている。
 岩見さん、長年新聞社で働いてきたんだし、今もテレビでしゃべっているんだから、もう少し勉強して下さいよ。
 今回の週刊朝日は、個人の人格否定、危険な人格の根拠として、血脈を利用しようとした。この「ロジック」が問題なんですよ。」
http://twitter.com/t_ishin/status/264442307548418048
http://twitter.com/t_ishin/status/264442719089332225

やはり、橋下氏も同様の危険を感じていましたね。正しいです。


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