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長野道多重事故 バス車内パニックに(読売):トラック隠し:正しくは「長野道大型トラック追突多重事故 バス車内場ニック」
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/728.html
投稿者 スカイキャット 日時 2013 年 3 月 23 日 08:44:08: 3nXimNhwS3/Ls
 

マスコミ得意のトラック隠し。
大型トラックでこれだけ悲惨な事故が起きているのにもかかわらず
「多重事故の」の一言で済まし、
「大型トラック」の文字を題名から消している。
この危険性をマスコミはきちんと知らしめることが求められるが、
それをしないと言うことで、その偏向性がよく分かる。
トラックのさらなる規制と、ドライバーの労働環境のでたらめさが浮き上がると何か不都合でもあるのいか。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20130322-OYT8T01290.htm
「油が漏れている」「窓から飛び降りろ」――。松本市島内の長野自動車道下り線の梓川サービスエリア(SA)進入路で22日早朝に起きた多重事故。直前の本線での事故を含めると関係車両は10台に上った。大型トラックに追突された高速ツアーバスは、約100メートル押し出され、別の大型トラックや乗用車などにぶつかって止まった。事故の衝撃で左側の窓ガラスが全て破損。乗員と乗客の計27人がけがをし、明け方の車内はパニック状態だった。

 バスを運行する「アリーナ」(長野市)によると、バスには14〜62歳の男女26人の乗客と2人の運転手が乗車。21日午後9時40分に大阪・梅田を出発し、22日午前6時にJR長野駅に到着する予定だった。

 バスは事故直前に松本インターを下り、JR松本駅などで乗客13人を降ろし、再び松本インターから長野方面に向かっていた。事故当時は、SAへの進入路を減速運転していた。

 大阪府東大阪市の男子大学生(22)は卒業記念のスノーボードを志賀高原でするため仲間5人とバスに乗っていた。大きな衝撃音を感じ、前のトラックにぶつかって止まったバスの窓から外を見ると車体下部からアスファルトに地面に油が漏れていた。

 間もなく、「逃げろ」「爆発するぞ」などの声が飛び交い、大学生は無我夢中で窓から飛び降りた。バスの乗降口は前のトラックに衝突した衝撃で壊れ、乗客は、後部の非常口や割れた窓から次々に飛び降りてバスから離れた。

 大阪市から長野市へ帰宅中だったという女子大学生(19)は車内で靴を脱いで過ごしており、ガラスでかかとを負傷。持っていたトートバックには誰かの血が付いており、「バスが横に大きく揺れて怖かった」と話していた。

 バスに追突した大型トラックを所有する大阪市交野市の「東井運輸」などによると、トラックは群馬県へ向かっていた。近畿運輸局によると、同社にはこれまで貨物自動車運送事業法上の行政処分や文書警告はない。同運輸局は「社会的影響が大きい事故」として、同法に基づき、同社に監査を実施し安全管理の実態調査を検討している。

(2013年3月23日 読売新聞)
 

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コメント
 
01. 2013年3月23日 11:54:38 : GVYsLuFuCE
トラック運送業界はブラック企業と呼ばれるが、彼らは自民党の有力支持基盤であり、経営者団体は毎年、献金を行なっている。過酷な労働条件で脱落者も多い業界だが、労働の規制緩和が進みすぎて過労に伴なう事故が多い。ところが事故が起こると、運転手に全ての責任を押し付ける経営体質であり、労働環境は全然改善されない。

これの背景に、国鉄の分割解体がある。政財界と対決してきた、戦う労働組合の国労・動労が国鉄の労働条件の悪化を食い止めてきた。これが他の産業にも影響を与え、労働条件の総崩れを起こさせなかったのである。政財界は、自分達の目論見を突き崩す総評系労働組合を弱体化させるために、アメリカのレーガン政権、イギリスのサッチャー政権の反動勢力に見習って、イルミナティ・ナカソネの公営企業の分割民営化キャンペーンが行われ、これを産経、読売など反動勢力マスゴミが強力に推進した。国鉄の経営悪化が、あたかも労働組合の責任であるかのように国民を洗脳報道したのである。

これに国民は踊らされ、国労・動労が悪者にされていった。動労は途中で分割解体を容認する方針に転換し、国労は孤立無援の状況に陥った。政財界の攻撃の前に、労働組合員は次々と脱退していき、かつて最大の勢力を誇った組織力は、崩壊していった。

この分割解体キャンペーンは、国民に対し大きな洗脳効果をもたらせた。すなわち、労働組合は悪であると言う、謝った認識である。これにより労働組合は、経営者と対決することを避けるようになり、政治的発言力を弱めた。これが後の派遣労働拡大に結びつく結果となった。政財界の暴走を止められなくなったのである。

日本国内の最大の輸送機関である国鉄がJR各社に分割され、労働条件は、なし崩し的に悪化して行った。体力回復のための休憩時間が奪われ、折返し運転の待機時間もなくなっていった。JR各社は要員抑制のため、国鉄末期からJR初期にかけて採用を行なわなかったが、高齢化に伴なう退職者の増加で新規採用を増やしている。だが、脱落する若者が多いと聞く。こんなに疲れるとは思わなかったと言うのだ。このため、動力車操縦免許を取って退職し、地方私鉄に転職する者もいる。これだと給与は安いものの、神経をすり減らすことはない。

過酷になったJRの労働条件だが、それでもトラック業界よりマシだという。要は、経営者が「上見て暮らすな。下見て暮らせ。」と従業員を洗脳しているのである。グループ全体で見れば、運輸業界では大きい規模のJR各社。それだけに、労働界に与える影響力も大きい。


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