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NHKスペシャルは「トリウム原子炉」「日本が米国の核兵器燃料プルトニウム製造工場」の議論なく不毛!(板垣 英憲)
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/884.html
投稿者 会員番号4153番 日時 2013 年 7 月 07 日 05:05:34: 8rnauVNerwl2s
 

板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」から
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/c454ed8bcd5dfa19a631ad3103e5a7fe


NHKスペシャルは「トリウム原子炉」「日本が米国の核兵器燃料プルトニウム製造工場」の議論なく不毛!
2011年07月09日 22時09分57秒 | 政治


◆NHKが7月9日午後7時30分からNHKスペシャル番組「徹底討論どうする原発」というテーマで午後10時15分まで続けられた。
 現在の軽水炉型原発の燃料は、二酸化ウランだが、福島第一原発3号炉は、 MOX燃料 (プルサーマル)が、3割程度使用されていた。

 この使用済み核燃料から製造されるウランとプルトニウムは、核兵器の燃料に使用される。米国は、このプルトニウムの製造を日本の原発に期待して、日本列島を「プルトニウムの製造工場」にしている。要するに、日本は米国の核戦略の重要な最前線基地なのである。米国は、スリーマイル島での原発事故以来、米国民の間で、プルトニウム製造がしににくなったことから、日本に製造させたようと考えたのである。
◆原発の安全性で言えば、このブログでも紹介したことがあるけれど、いわゆる「トリウム原子炉」という最新鋭の原子炉が開発されているにもかかわらす、これまでとくに日本国民の注目を浴びなかった。

 それは、電力会社が「原発の安全神話」を振りまいてきたことや、国民の大半が、原発の危険性にほとんど無関心だったことによる。

 だが、それでも、トリウム原子炉の開発者は、世界各国にその特長・長所をあちこちに普及する努力を続けてきた。トリウム原子炉の特長・長所は、 国際科学技術研究所の「プロジェクト」は、次のようにまとめられている。
 @原料が入手し易い。普遍的な金属である。埋蔵量はウランの約3倍。
 A低放射性物質であり安全。
 B燃焼後の廃棄物に放射物質が少ない、またはない(核廃棄物処理の処理の必要がほとんどない)
 C低放射性物質のプラントであり、安全性が高い。
 D大規模な遮蔽設備が不要となり、プラントの規模が小さくなる。
 E立地に関する住民とのアセスメントが容易。
 F兵器に流用される生産物がないので、核拡散の防止となる。
 G核廃棄物焼却処理に使用可能。
 ということで、インド、米国、ロシア、フランス、UAEなどがアプーチしている。これに対して、日本は、冷淡である。

 それはなぜかと考えると、「F兵器に流用される生産物がないので、核拡散の防止となる」という点が、大きな障害として浮かび上がってくる。

 ズバリ言えば、トリウム原子炉は、核兵器原料となる「プルトニウム」を生み出さないからである。原子力の平和利用と言えば、「F兵器に流用される生産物がないので、核拡散の防止となる」という長所が、平和国家であるはずの日本では、何と欠点、短所になる。それは、日本の原発が、米国の「核戦略」に組み込まれて、日本列島が「プルトニウム製造工場」にされてしまっているためだ。「プルトニウムを製造しない原発」は、日本には許されないのである。

 そもそも、日本があの大東亜戦争を開戦せざるを得なかったことのひとつは、エネルギー問題にあった。そして結果は敗戦国となった。その現実を前提に考えれば、資源少国の日本は、戦勝国アメリカに対して、自主的なエネルギー政策の選択は、いまのところ許されない。国民は、その現実を認識しなければならないだろう。原発についての議論は、そこから始めなければ全ては不毛なのだ。

 かくして、NHKスペシャル番組「徹底討論どうする原発」では、「脱原発」の是非は、議論されても、「トリウム原子炉」についての議論は、まったくなく、ましてや、逆に、米国の核戦略まなかで「日本列島がプルトニウム製造工場にされている」という現実についての当否について、問題提起すらなかった。この意味で、不毛な番組だった。時間のムダだったということである。

 

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コメント
 
01. 2013年7月07日 09:53:06 : Xil517Xme6
4135 この方の視点はおもしろいね。

こういう記事は歓迎します。


02. 2013年7月07日 14:13:02 : yeJGgjFBVg
>A低放射性物質であり安全。
>B燃焼後の廃棄物に放射物質が少ない、
>C低放射性物質のプラントであり、安全性が高い。
>D大規模な遮蔽設備が不要となり、プラントの規模が小さくなる。

おかしい! 特にCとD。
 もしNHKの番組がこのような内容を報道したとすれば、かなりおかしい。

 トリウム原子炉はPuを作らず、核拡散への抵抗性が高いことは確かである。またトリウム自体は低放射性である。これは大きな長所であることは間違いない。

 しかし、トリウム原子炉の核分裂生成物は強烈なガンマ線を放出する。このためいったん運転を始めたら、たとえ運転を停止しても人が近づくことは容易ではない。だから軽水炉のように炉を止めて故障箇所を人が修理するようなことはきわめて困難。だから絶対に故障してはならない。

 また炉心の溶融塩の熱を熱交換器を介して水蒸気にしてタービンを回して発電するが、溶融塩にわずかでも水分が混入すれば炉の金属が腐食して強烈なガンマ線を帯びた溶融塩が漏れ出す。だから絶対に水分の混入を避けねばならない。
 しかし人間の作ったものに「絶対」は無い。

 日本でトリウム炉が顧みられないのは政治家がPuで核武装したいと考えているからだ、という説明をよく聞く。確かにそれもあろう。
 しかし強烈なガンマ線の放出源であることも忘れてはならない。


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