1970年代後期に人気を集めたのが「白バイ野郎ジョン・アンド・パンチ」で、女性のファンが多く、見やすい時間帯に変更されたほどです。1980年代は「ナイトライダー」かな。主演のデビッド・ハッセルホフは当時の西ドイツで絶大な人気を誇り、歌手としても成功しました。

1970年代中頃、600万ドルの男が大ヒットしましたが、これの女性版として制作されたのがバイオニックジェミー。主演のリンゼイ・ワグナーが、チャーリーズ・エンジェルの主演ファラ・フォーセットとよく比較され、日本でもそれぞれにファンがいました。胸があるないで、ファン同士が論争したり、おもしろい時代でした。当方はリンゼイ・ワグナーのファンです。

音楽も、モータウンがもてはやされ渋谷系に多大な影響を与えましたが、当方が熱中したのがバート・バカラックの音楽。彼のプロデュースでアーティストが続々と出ました。A&Mレコードの副社長のハーブ・アルパートの「ライズ」は、演奏だけの曲ですが、全米ヒットチャートの2位まで行きましたからね。カーペンターズが同じA&Mレコードの稼ぎ頭だったことは有名です。

あと、ショービジネスと言う観点から見ると、プロレスも範疇に入るでしょう。アメリカのプロレス団体NWA、AWA、WWFが興行を競い合い、日本でも全日本、新日本、国際と競っていた時代です。大物外人レスラーを呼ぶことが、興行団体のステータスになっていたほどです。全日本のブッチャー、シーク、ファンクス、新日本のアンドレ・ザ・ジャイアント、タイガージェット・シンが人気を呼びました。

このプロレス人気も、1980年代中頃にWWFが全米制覇を目指して共存共栄路線を放棄してから一変します。AWAは崩壊し、NWAは衰退。日本のプロレス団体も関係の薄いWWFが全米を制覇したことで、外人レスラーを呼びにくくなり、日本人対決に切り替えましたが、多くのファンが日本人対外人に慣れていたこともあり、興味を失い人気が低迷していきました。「プロレスはつまらなくなった。」熱心なファンが次々と脱落しました。

音楽は1990年代から、かつてのヒット曲の焼き直しが増え、メロディも枯渇していきました。映画やテレビドラマも同様で、リミックスバージョンには新鮮さがありません。アイデアも出し尽くしたのでしょうか。

「ドクター刑事クィンシー」「名探偵マニックス」

「ロックフォードの事件メモ」「チャーリーズエンジェル」

ルイ・アームストロング、エドワード・ケネディ・エリントン、

チャック・ベリー、「ドクターマークスローン」、ポール・ロブスン

「バード事件簿」そして宮崎学親分が元ネタの「２４H」も忘れないで下さい。

小野寺光一氏が最高傑作などと抜かしていた「ウルトラマンセブン」など

これらの作品と比較すると「こどものおもちゃ」に過ぎないですね。

（ウルトラマンセブンは円谷プロが国際特許庁に申請して認められた

　登録商標で中国語圏での売り出しタイトルなので間違いではないです）

自分は一度体験してみて「もういいや…」でしたが。