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根無し草 憲法と軍隊
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/309.html
投稿者 あやみ 日時 2012 年 12 月 21 日 21:33:53: oZZpvrAh64sJM
 

つれづればなhttp://turezurebana2009.blog62.fc2.com/blog-entry-105.htmlより転載

筆者は護憲でも改憲でもない。
護憲派の方々に申し上げたい。いったい何を護ろうとお考えなのか。
改憲派の方々にもお尋ねしたい。いったいどう改めてゆくおつもりか。


先の選挙

吐き気をもよおす有様だ。思いもよらない結果とは言わないまでもここまでとは想像しなかった。日本人は烏合の衆か。


日本を出てから十一年、後悔しないようにと心がけそれなりに懸命に生きてきた。一度も帰国していない。
しかしそんな小さな意地とは無関係に、いつのまにやら日本を出たことを後悔しようがなくなってきた。音を立てて崩れてゆく日本、不安げな同胞たちを遠巻きに眺める自分、皮肉だ。

日本人として人間として親として、真剣に考えなければいけないことに目をつむって生きてきた皺寄せが来た。この負債は我々の世代だけではとても埋めることのできる代物ではない。子や孫の代まで重くのしかかるであろう。原発もTPPも日米関係も、酷すぎる借金だ。

どれも議論の余地などない危険物である。目の前に着火した爆発物がころがっているというのに雁首そろえて眺めながら「これは我々にどのような不利をもたらすか」について尤もらしく意見交換しているのが今の日本人、近代は我々を危険が察知できない愚鈍な民族に変えた。

愚鈍だからこそいまだに自民党や石原を支持する。民主党に裏切られたことへの復習のつもりなのか、二者択一しか知らないのか。国政はオセロではない。それとも流行りの国粋主義に軽い気持ちで染まったか、エエエ情けない。

平和憲法の根拠

平和を愛し戦争の永久放棄を謳う日本国憲法の素晴らしさが強調されているが、その根拠をどこに求めているのか。改憲派の指摘のとおりアメリカの傘、しかも核の傘という大前提がなければ何の効力もない平和である。地球上に日本列島しかなけれはありえるが、護憲を唱える方々はそこまで盲目なのか。
日本の経済発展は軍事費をかけず若い労働力を削らずに製造と商売に専念してきたことが大きく関与した。狂犬病のアメリカン・シェパードを前庭に放っておけば外から攻撃されることもない。そんな環境の中で日本人は平和を愛する民族であると嘯いたところで笑いものになるのが関の山である。戦争は厭だがアメリカにカネで片付けてもらうならよいというのは、核兵器は悪いが原子力エネルギーならよいと言ったり、東京に原発はあってはならないが地方ならよいと言ったり、人件費の高い日本での製造はあきらめ途上国の未成年を一日18時間働かせて安く作ればよいと言ったりするのと同様の幼稚な理屈でしかない。

日本国憲法は日本の軍事力を無力化し、アメリカに頭の上がらない国に貶めるための五寸釘である。基本的人権の擁護はその痛み止めである。「軍隊を持たない代わりに人権は最高に尊重される」と言うほうが「軍隊も人権もやらん」と書くより広く長く支持されるだろう。この憲法の原文を作成したのは「権利」のプロたちである。彼らはこの言葉をいかに麗しく魅せるかをよく心得ている。権利には必ず義務がついてくるのは小学生でも知ったことだが、その重さは常に等しいとは限らない。ちんけな権利のために甚大な義務、いや犠牲が伴なうこともある。権利を逆から読めばわかりやすい。

ならば破棄して軍国化なのか。

恐ろしい短絡である。あからさまな軍国化を目的とする意図的な破棄としか言いようがない。改憲と軍国化は本来まるで別の問題である。それが混同されているのは問題の焦点を捻じ曲げ護憲派と改憲派の睨み合いをあおって国論を分断するためである。
戦争ほど儲かる商売はない。アメリカはカネに困ったと言っては戦争をふっかけ、あるいは第三国同士を仲違いさせて漁夫の利を得ている。どこかで戦争が起これば大統領に支持率があがるという物騒な国である。建国以来この世界でアメリカの関わらなかった戦争・紛争があるか数えてほしい。

通信の発達に伴い大航海時代にやっていたような卑怯な真似をやりにくくなったイギリスが汚れ仕事を任せるために作った国がアメリカである。そのアメリカも世界の警察を気取るためにイスラエルを生んで後を譲った。こうして親子三代続いた老舗だが、三代目が言うことを聞かなくなってきたために勘当し、その代りに日本を養子に取ろうという魂胆かもしれない。
日清日露と二度の大戦がそうであったと同じく日本が軍隊を持ってしまえばアメリカの代理戦争をまた買って出ることになる。つまり昨今の日本の右傾化はアメリカを中心とする軍産勢力の差し金である。わが国の対米従属を軍国化で断ち切れるなどと思うのは無知にも程がある。

憲法を持つということ

もし憲法を持つならば、それはこの国の中から生まれなければならない。先祖たちの血が条文の中に脈々と流れてなければいけない。
それなのに、この日本国憲法にはそれがない。なぜならそれは「自由」「権利」「平和」「文化」という我が国にはなかった言葉と概念で作られた舶来品だからである。自由や平和はすばらしい、その何が悪い、そうおっしゃる方々のほうが圧倒的に多いのは徹底した戦後教育の賜物であるし、ハリウッド映画によるやわらかな洗脳の成果でもある。

欧米にはキリスト教が、中東にはイスラム教とユダヤ教がある。彼らの国の法律には生活規範としての信仰がいまだ生きており、それは最後の審判を神に委ねる気質が残っていることの証拠でもある。近代法といえどその精神を踏まえて作られた。しかし日本の場合は先祖たちから受け継いだ精神を近代化のためにかなぐり捨てた。捨てさせられた。日本の憲法は外から取ってつけたに過ぎない。日本人の血が少しも生きていない。

我が国は一朝一夕で成りえたものではない。たかだか二百年たらずの近代と、たかだか二千年あまりの有史時代のその前には二万年を越す太古の時代がある。我々の五体と心にはこの古代の記憶が生きている。森羅万象に神の存在を見出し、それを畏れ敬い多くを望ます行いを正して生きてきた先祖の記憶が生きている。日本を共同体としてとらえるとき、必要なのはこの「民族の記憶」である。日本民族であれば誰もが同じように考えるとは言わないが、必ず心の共通項、数学で言えば公約数が存在する。かりに憲法を制定しようと言うのならばここから歩み始めるべきである。
現実はそうではなかった。我々の民族の記憶は非科学・非合理と形容され顧みられなくなった。それよりも輸入された近代思想を持ち上げ、その上で受け入れたのがこの日本国憲法である。民主主義という係数を掛けて公倍数を得たのである。この憲法は我々の内側から生まれなかったために軋み、揺らぐ。国の最高法規がこのざまであるからこの国が独り立ちできない。改憲派がいくら上書きしたり削除したとしても時間の無駄である。

政府内の改憲派のやりたいことは明解だ。冷戦時代とは掌を返し日本に戦争をさせたがるようになった欧米軍産勢力に国を売り渡し権力と身の安泰を得たいだけだ。まるで幕末の再来を見るようだ。あまりに不毛な150年だ。その売国奴の尻馬に乗る国民の多さはさらに不毛だ。

ばかげた憲法論争はこの先も続く。論争すべきはこの国をどうするのか、どのような国をつくらねばならぬのか、それだのに。

軍隊を持つということ

自分の国を守るために国民が戦う、ときには負傷し、あるいは命をおとす、国はその補償をする。よその国々ではこれは当然のこととなっている。この制度を肯定した教育を受けて育つので日本にあるような軍隊嫌悪症候群はみられない。日本には軍も兵役もないというと「いいなああ」より「だめだなあ」といわれることのほうが多い。他国と国境を接してしのぎを削ってきた経験のある国から見れば軍がないのは裸も同然なのである。今日は仲のよい隣国が、明日に攻めてくることもあり得る。彼らにとっての国境というものが縄張り争いの結果に張られた「縄」であり、それはいつでも「最前線」に変わりうるものだからである。そういう意味では海に囲まれた日本国は特殊な状況に見えないこともない。が、そう見えるだけである。爆弾は海の向こうからでも、大気圏外からでも飛んでくる。弓と刀で戦った時代は過ぎてしまった。

トルコは長年、隣のギリシアと領土問題で反目し続けてきた。近年それが氷解に向けて動き出し首脳会談にまでこぎつけたがその矢先、あろうことかトルコ軍はイスラエルから対ギリシアと称しミサイルを購入、配備した。軍が政府の言うことをきかないのである。軍は必ずこうなる。それは各国の軍部の中枢には無国籍の軍産勢力の息がかかった間者が放たれるからである。もちろん政府の中にもであるが、そこに必ず介在するのが財界人、薬や食品にかこつけて兵器を売買する武器商人たちである。世界のそれを「調整」するのは国連の仕事である。大戦争を回避し小競り合いを長く続けさせるよう手心を加える。これが一番儲かり、しかも先進国の威光をより見せ付けることができるからである。

もし軍をもつならば政府に軍の首根っこをつかみ制御する力量と他国と渡り合うだけの外交手腕が必要なのである。日本政府にそれができるかなど笑止千万、軍隊を持つ持たないの話をする前に政府と呼べるものなど日本にはない。


特定の国を第三国に貶めるためには内紛を煽るか近隣諸国と仲違いをさせておくのがよい。国論を分断され戦費を費やし若者が傷つき命を落としてゆく。国力は下がり続ける。罠である。今この世の中で軍隊を持ち戦争をするということはこの罠に嵌りにゆくことである。陰で笑うのは誰か、それは国旗をふりかざす者に違いない。

そしてもうひとつ、この軍国化を叫ぶ政党は原発の推進もしたがっている。それには福島第一原発の収拾と今後も起こりうる原発事故の処理に当たらせる人員の確保が急務となる。国に軍があり兵士がいればそれは当然彼らの責務となる。汚い奴等ほど勘定高い。


何を守るのか

これまではカネに物を言わせて外国に国を守らせるていた。ただし「守る」という言い方は正しくない。アメリカが楯になり外からの攻撃をかわしてくれた訳ではなくアメリカが日本のための戦争を用意しなかっただけのことである。だから米軍は日本に無意味に駐留していたことになる。日本が米軍のために費やしたカネをそっくり寒い国にくれてやればそれでも事は済んだはずだ。我々が「平和」と呼んでいたものはこれである。白昼夢でも見たと思って忘れたほうがいい。

しかしアメリカはもはや方向を転換し、日本を防衛する気などない。なぜなら新与党は昔からアメリカの手先でありこれまでもアメリカの指示に従い政策を打ち出してきた。勝手に改憲・軍備をさけぶことなどは罷りならない。つまり日本に軍隊を持たせたがっているのはアメリカ、いや軍産勢力であり、このままでは日本の若者たちは国のためではなく武器商人たちの利益のために戦地に赴くことになる。そして敵兵とて武器商人に駆り出されただけの人の子である。あってはならない。

近代、そして戦後に手に入れた繁栄に盲執し、さらに多くを望む我々の姿ははたして日本人に似つかわしいだろうか。繁栄を失いたくないあまり原発事故にすら目をつぶる姿は、人に似つかわしいだろうか。挙句には子供たちに武器をわたし人を撃たせる羽目になる。これが親のすることだろうか。モノの豊かさを追い求めれば最後には血を流さざるを得なくなるのだ。

そうまでして守ろうとしている物は子供たちよりも重いのか。

我々が今日ここに在るのは遠い昔から命を紡いできたからである。子を産み、育て、守り、それを繰り返してきたからである。辛かろうが、飢えていようが、我が子を思う気持ちは普遍である。しかし今、若者たちは子を持つことに逃げ腰になった。貧しさを恐れてか、時間が惜しいのか、よほど邪魔なのか、理由はそれぞれだろうが子供どころか結婚まで億劫になったという。これではもう守るべきものを失ってしまったといっていい。そんな彼らと国防の話などできようか。国は国民の集まりである。国民一人ひとりを生んで育てるのは家族である。その家族を守れない、あるいは守るべき家族をほしがらない国民が集まってできた国を、誰が何のために守るというのか。

死守すべきは繁栄でも、憲法でも、ましてや日の丸でもない。遠い先祖たちから受け継いだこの命の、そのあるじたる魂の、その担い手たる我が子たちである。それを思い出さねば法も国家もただの偶像でしかない。
 

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コメント
 
01. 2012年12月22日 08:03:49 : M7GvmYlMC2
吐き気をもよおすとおっしゃるけれど 日本のうちにいるわたしたちにとっては 吐き気どころの騒ぎではない。外国から高みの見物を決め込んでいるひとに なんとかしなければと心を砕き 内部被曝を恐れ 子どもの心配をし ない知恵を振り絞って 日々暮らしや政治と戦っている人間の気持ちはわからないだろう。

遠い先祖たちから受け継いだこの命の、そのあるじたる魂の、その担い手たる我が子たちである。」そのとおり まさに!! 今 この時間もフクシマ由来の放射能によって子どもったいのDNAが傷つけられているのだ。

筆者はご存知だろうか 繁栄をのぞむどころか 多くの日本人は日々の糧をかせぐのに必死なのだということを。

日本の闇の根幹はアメリカによる支配と簒奪である。その意を汲んだ自公+維新の手でとうとう最後の堀が埋められようとしている。

たしかに戦後の憲法に問題がないとはいえない。しかし 基本的人権と戦争放棄は230万人の悲惨な死と引き換えに ようやく日本人が手にした権利であり希望であったのだ。

安倍政権がねらいを定めている憲法の改悪の目的は 米軍の自衛隊下請化である。日本人が日本人の手で国を守ることの論議はきっちりしなければならない。先延ばししたツケもあるかもしれない。しかし今はなんとか 雪崩をうって奈落に落ちようとする国をなんとかしなければならない。

心あれば祖国に戻り ともにたtかっていただきたいと切に願う。ことばなどいらない。


02. あやみ 2012年12月22日 14:28:51 : oZZpvrAh64sJM : Ta0oUDdfsU
01さま コメントありがとうございます。

おっしゃるとおり、私は福島の放射能の影響を受けることはありません。日本の皆さんが大変な目に遭っておられる中で安穏な暮らしをしています。3.11のその日から今日に至るまで私がここで苛まれた自責の念などはそれに比べれば無意味なものとはとうに自覚しております。

思いは複雑です。私は日本からも観光客がよく来るところで暮らしておりますが、ここには学生からお年寄りまで多くの日本人観光客が今も訪れます。一昔前の羽振りのよさはたしかにありません。しかし、よくお金を使っていきます。
彼らにフクシマの話を振ると「空振り」します。もう過去のことのようです。せっかく観光に来てまで原発や政治の話はしたくないのだろうと解釈することにつとめ、もうその話はしないことにしています。

私が日本から出たいと思ったのはもうずいぶん昔のことです。モノがあふれ返りカネが余り、裏路地には残飯の山、需要なき生産、消費のための消費、お里のわからぬ食品、息のできない高気密建築、視線が定まらず口を閉じていられない若者、勿体無くも有難い日本国憲法と核の傘に守られて成長した日本、そして日本人の姿です。とうに嫌気がさしていましたが、我が子を授かった後にこの国では子育てができない、するべきではないと感じて飛び出しました。もちろん夫が日本人でなかったお陰もありますが。
日本人として日本で安穏に暮らすことよりも、日本人の目から見れば「後進国」と映る国で子供たちをまっとうな人間に育てることをあの時点で選んだのです。後戻りは許されません。

>心あれば祖国に戻り…

親である以上、それはもうできません。


>基本的人権と戦争放棄は230万人の悲惨な死と引き換えに ようやく日本人が手にした権利であり希望であった

これこそ戦後教育とマスメディアによる呪縛です。「権利」とは、230万人を失うような戦争をわざわざ起こした国から、頭を下げて有難く頂戴するものなのでしょうか?あの国こそが世界中の人間の「人権」の持ち主だと認めておられるのでしょうか?国民がそれを妄信しているからこそこそアメリカの簒奪が止まないのです。自公や石原などが支持されるのです。

間違いは根幹から正さない限りなにも変わりません。改憲ではなく自前の憲法が必要です。そのためにはぶよぶよに腑抜けた国民が変わらなければ話になりません。


私の申し上げることがお耳障りでしたらどうかご容赦ください。


03. 宮島鹿おやじ 2012年12月22日 14:50:38 : NqHa.4ewCUAIk : Z76ZBlXL0k
>01

私も、関東におり、間違いなく、被曝しました。

http://img.asyura2.com/us/bigdata/bigup1/source/339.jpg
(2011.3.25付 自宅前 自家用車の状況)

そして、本投稿を読んだのですが、感想はあなたとは全く異なります。

>心あれば祖国に戻り ともにたtかっていただきたいと切に願う。

全くそのようには思いません。
なぜなら、この投稿者のような視座というものはきわめて貴重だからです。
海外にあり、そして日本人のスタンスとして思考・発信できる。これは重要なことです。そして、日本文化・歴史について深い造詣のある方が、私たちの祖先が伝来してきたことを後世に伝える可能性を持っておられる・・・。希望ではありませんか。

そして、今回の選挙結果については、日本国内にいる私も「吐き気」を催しまいた。あなたと同様に福島のこどもたちを案ずる気持ちは私も全く同様です。その気持ちに基づく行動もわずかばかり実践しております。

>ことばなどいらない。

では、何がほしいのですか。

私には、あなたの言説は「絆」を声高に主張する恐るべき敵と符合するものがあります。


04. 蒲田の富士山 2012年12月22日 22:45:50 : OoIP2Z8mrhxx6 : SRCw6kGht2
「飛び道具を使うとは卑怯な!」というようなセリフが、昔の時代劇にあったが、軍人が近代化されて、武士ではなく、インテリのようなものになりつつある。
ミサイルが飛ぶ今では、あたりまえだが。
刀ではなく、銃は、指先だけの技だ。戦争は、インテリの特技になりつつある。
ちょっと、言い過ぎだったかな?。

05. 蒲田の富士山 2012年12月22日 23:07:44 : OoIP2Z8mrhxx6 : SRCw6kGht2
>ことばなどいらない。
これは、ねえ。
私は、軍人でも、インテリでもない、非正規労働者だが、「ことば」は重要ですよ。それをやめたら、ここに投稿する意味もない。

06. あやみ 2012年12月23日 08:49:56 : oZZpvrAh64sJM : Ta0oUDdfsU
おやじさま こんにちは
いつもありがとうございます。

うちの子たちは今は両国籍なのですが、日本は二重国籍を認めていないので成人したときにどちらかの国籍を選ばなければなりません。選択は本人たちに任せるつもりですが、これは実は究極の選択というか、子供たちにそんなことで悩むことを強いてしまったのは酷だったなあと今から気が重いのです。
こちらにはもちろん兵役があります。こちらの国籍をとれば徴兵されます。こちらで育つ以上は日本とは疎遠であり日本国籍を選ぶ可能性のほうが小さいのです。その時までに日本に軍ができて世界のあちこちに送り出されたとしたらどうなるか、世界の情勢次第でどこかで敵兵として出くわすことにならなければいいと願うばかりです。


07. あやみ 2012年12月23日 09:08:52 : oZZpvrAh64sJM : Ta0oUDdfsU
鎌田さま こんにちは。

そう、そうなんです。同感です。
「武器をとって戦う」というとちょっと男らしくてカッコいいような気もしてしまうけど、剣術や体術の厳しい修行をして強くなったわけではなくて銃を小手先で使えるようになっただけのこと、相手の強さに関わらず一斉掃射で皆殺しにできる卑怯な飛び道具を使えるようになるだけのことです。兵器は麻薬と同じで使うと気持ちがよくなる。そんな連中の集まりが軍部でしょう。

接線で散々死傷者を出したその後で、大爆撃で締めくくる。楽しんでやってるだけでしょう。なーにが人権ですか。


08. 宮島鹿おやじ 2012年12月24日 10:08:11 : NqHa.4ewCUAIk : Z76ZBlXL0k
あやみさま

おはようございます。
お子さんたちの国籍の件、息を呑むような重大な選択ですね。
このように、インターネットで世界とつながるなどとグローバリゼーションが喧伝するなかで、敵兵として遭遇するという、なんとも信じ難いアナクロニズムの同時並行に眩暈を感じます。

金のためならなんでもやるような連中とどう対処したらいいのか。

なにはともあれ、良識のある市民の国際的なつながりが唯一の希望のように感じます。


09. 2012年12月28日 09:52:46 : jUA7D04zhg
あやみさま

安芸ガラスです。

>護憲派の方々に申し上げたい。いったい何を護ろうとお考えなのか。
私の政治的立場は護憲派です。
地元の九条の会で活動をしております。
ですから、あやみさまの質問に対して応えます。

イライラしたり、いじめられる快感、いじめる快感は、ありませんか。
それが、復讐や報復の衝動につながるエネルギーなのです。

国民と世界の人とが、そのような状態に陥らないで、ノーマルに生活することが政治家と政治の責任なのです。

戦争は現象です。
戦争してはいけない、これは誰もが感じていることではないでしょうか。

でも戦争はなくなりません。
それは、政治家が人々がノーマルに暮らせないようにしているからです。
それと私たちがイライラと戦争がむすびつかない感性を受け入れているからです。

九条の会の運動は、その覚せいをめざしております。


10. 宮島鹿おやじ 2012年12月28日 18:30:35 : NqHa.4ewCUAIk : 17YEZ9dZTI
安芸ガラス様

お元気でいらっしゃいましたか!
宮島です。
これから広島に向かうところです。
年末、年始は広島・宮島で過ごします。


11. あやみ 2012年12月28日 19:00:02 : oZZpvrAh64sJM : UVgnNwyKJg
安芸ガラスさま こんにちは。コメントありがとうございます。

戦争は現象、それは肥満や病気が現象であることと同様と考えていいでしょうか。同感いたします。
肥満、病気の後ろには不摂生や悪習慣、気の落ち込みが控えており、体の代謝や免疫力の低下、そして「気」の廻りが阻まれたその影響でおこる現象だと考えます。

普通の人々にとっては、病気も肥満も戦争も厭なものです。そのような現象は避けたいものです。しかし力士は違います。特殊な食生活と日常生活で体重を増やし、増やすことが力士になるための条件でもあります。彼らにとっての肥満は現象ではなく明らかな手段です。勝負に勝つという目的のための手段です。
今日の戦争は世界をかき乱し、甘い汁を吸う目的でとられる手段となってしまいました。これを現象と呼ぶのはあくまで戦争当事者の側からのみであり、政治家や戦争やたちには当てはまらないと考えます。


>国民と世界の人とが、そのような状態に陥らないで、ノーマルに生活することが政治家と政治の責任なのです

まったくそのとおりだと思います。でも戦争は増えてゆくばかりでなくなりません。政治家も政治もあったものではない。
しかしこの議論は「護憲」という入り口からでは到底できないというのが本稿の趣旨です。

政治的なお立場ではなく、安芸ガラスさんご本人のお考えをお聞きできれば、と思うのですが、いかがでしょうか。


12. 2012年12月29日 09:58:26 : E6ufnV8Reg
あやみさま

安芸ガラスです。

>しかしこの議論は「護憲」という入り口からでは到底できないというのが本稿の趣旨です。

>政治的なお立場ではなく、安芸ガラスさんご本人のお考えをお聞きできれば、と思うのですが、いかがでしょうか。

論議がかみ合わない、ことが分かりました。
この違いは、どこから来ているのでしょうか。


13. 2012年12月29日 19:26:50 : E6ufnV8Reg
宮島鹿おやじ様

安芸ガラスです。
広島・宮島は、いかがですか。

私は、あす、大掃除です。
ではまた。


14. 宮島鹿おやじ 2012年12月29日 23:35:29 : NqHa.4ewCUAIk : zXM2nNiAso
安芸ガラス様

現在、広島です。
こちらも、とても寒いです。
平和大通りのイルミネーションがたいそう賑やかで、お目当ての遊覧者もいるようです。確かに美しいのですが、東北・関東の現実の中にいた自分としては、やはり、なにか、フィルターがかかったような感触です。

それにしても、選挙の結果は大変残念でした。私はかなりこの国に悲観的になってしまいました。

・・・

大掃除、お体に気をつけてなさってください。ちょっとした無理な姿勢で腰を痛めたりすることもありますので。(とはいえ、釈迦に説法ですが・・・。)


15. あやみ 2012年12月30日 05:46:12 : oZZpvrAh64sJM : PF7fF4gF8I
安芸ガラスさま

大掃除、おつかれさまです。
議論がかみ合わないとご指摘ですが、これは日本が本気で咀嚼せねばならない難しい問題ですし、実際にかなりの長い時間をかけて議論されてきたことですし、それでも未だ出口の見えない、という厄介な問題です。

ろうし力学さんを交えた観測者と事象の関係についてのスレッドを思い出しています。観測者の位置が変われば観測対象は違う見え方をするという、あの話です。
>政治的なお立場ではなく…というのはその意味でお伺いしたわけです。

第9条の内容に異論を唱えているわけではありません。
第9条が所属する日本国憲法の根拠に異論があります。その中の条文がどんなにすばらしい文章でも出発点とその目的次第でベクトルが変わってしまいます。

日本の国の内側から生まれた憲法であれば、どのような矛盾が起ころうと我々日本人の間で解決を育んでゆけるはずです。その上で護憲なり、改憲なりの議論をすればよいのです。
しかし現行の憲法はその可能性は皆無です。残念ながら現行憲法をいかに「護」ろうと戦争放棄には至りません。我が国はすでにあらゆる形で戦争に関わってしまっています。

ご納得いただくよう申し上げているわけではありません。噛み合わないままでもよいかとも思いますが、本稿の補足を兼ねて書かせていただきました。


おやじさま

広島は暖かいところと思い込んでいましたが寒いのですね。風邪など召さぬよう気をつけてください。
フィルターでもよいではありませんか。心を和ませて、英気を養ってください。


16. 2012年12月30日 10:04:53 : Ebc9BJjBVM
宮島鹿おやじ様

安芸ガラスです。

>それにしても、選挙の結果は大変残念でした。私はかなりこの国に悲観的になってしまいました。

国民の圧縮エネルギーはでやすい処からでます。
鳩山民主党に集中したエネルギーが、棄権、白票、維新、みんなに分散したのです。
未来は野田民主Bとして壊滅状態となりました。

問題は、分散したエネルギーの方向です。
棄権の方向は、エネルギーが内向きへ、白票は大脳へ、維新とみんなの傾向は衝動です。

国民の圧縮エネルギーの加減・調整のコントロールは、政治の課題です。
過剰エネルギーの大脳と行動への昇華の内容は、報復と復讐です。

選挙結果は、九条の攻防とむすびつくのではないでしょうか。


17. 2012年12月30日 11:44:37 : Ebc9BJjBVM
あやみさま

安芸ガラスです。

>ご納得いただくよう申し上げているわけではありません。噛み合わないままでもよいかとも思いますが、本稿の補足を兼ねて書かせていただきました。

同意します。



18. あやみ 2012年12月30日 14:25:27 : oZZpvrAh64sJM : PF7fF4gF8I
おやじさま

肝心なことを書き忘れました。

>私はかなりこの国に悲観的になってしまいました

これは向こう側の人たちが意図したことだと思います。
悲観・失意にある人間は道を踏み外しやすくなります。
「不景気」の言葉に取り憑かれてその打開策を原発再稼動に求めてしまうのと同じように、「国家不信」という陰鬱な意識を逆に利用され、どこに引っ張られていかれるかわかったものではありません。

(ヒットラーはロックンロラーだった、と誰が言ったかは忘れましたが、人々の鬱な意識を搾り出させて増幅・熱狂させ、その意識を好きなところに持っていってしまう力を指摘していました。)

日本の政府は国民の鬱憤をお膳立てしている最中です。短期的な目標は改憲と武装、その更なる目的は欧米のために戦闘することでしょう。その手に乗らぬ方法を模索してしかるべき時です。おやじさんでしたらとっくにそうされていると思います、失礼しました。


19. 宮島鹿おやじ 2013年1月01日 12:08:40 : NqHa.4ewCUAIk : PxLaw1e3XY
あやみ様
安芸ガラス様

旧年中は大変お世話になりました。
今年もよろしくお願いします。

さきほど、妻の作った簡単なお正月料理を食べました。
ビールも飲み、幸せです。


20. 2013年1月01日 13:06:07 : o3h7K3OACU
宮島鹿おやじ様
あやみ様

安芸ガラスです。
きょうは11月20日です。

まだ寒く感じないです。
きのう夜、日本酒を飲みました。
外気が、冷えたようで、ぐいぐい入りました。

きょうは、連れ合いが作った正月料理あります。
若いころと比べ、食べる量が、減りました。

ではまた。


21. 蒲田の富士山 2013年1月01日 20:58:43 : OoIP2Z8mrhxx6 : P78lTRkeLw
あやみ様
 
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いもうしあげます。
 
旧暦のお正月にもまたご挨拶いたします。
とりあえず新暦で。

22. あやみ 2013年1月02日 06:23:57 : oZZpvrAh64sJM : bRwtwnPkng
みなさま、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
安芸ガラスさま、おやじさま、蒲田さま、寒い中おからだをお大事に、(特に蒲田さんは)飲みすぎに気をつけてください。

23. 蒲田の富士山 2013年2月10日 21:30:28 : OoIP2Z8mrhxx6 : E6EJd7gPqc
あやみ様

旧暦正月ですが、そちらでは、もう11日でしょうか?9日?
2月6日の投稿を拝見いたしまして、ご挨拶どころではないと感じましたので、ここにコメントをいたします。
2月6日の投稿にどなたかは、コメントを、おそらくしようとしている。
けれども、無いなら無いで、それも心優しい態度だと思う。
自分の場合、自分の両親はもういないけど、なんと言えばいいのか。


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