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2013年1月24日、木曜日、Sで体験作業をした。別の日に見学、面談はしたが、この日は作業体験ということで、Sの体験入所をした。朝のラジオ体操が始まる前は、食堂で待機していた。その時に女性職員が、猥褻的な会話を延々と繰り返していた。非常に卑猥で猥褻的な内容の会話を、全く恥じることなく、平然としゃべり続け、それを他の利用者に聞かせていた。ラジオ体操は室内で行われた。部屋はある程度の広さはあるが、人数が15人ぐらいいたので狭かった。机や椅子もあったので、ラジオ体操も形だけのものだった。その後、全く何の説明もなく、すぐに作業が開始された。何かの電子部品やコードの接続で、簡単な単純作業だったが、検品も必要だった。そのときに現場責任者なのか、高齢の男性で、Jという名称の入ったジャージを着用していた者がいた。この人物の名前は不明である。利用者の数は、全体で20名ほどで、他の部屋でも作業をしていたし、室外の別の場所での作業に参加する者もいた。ちょび髭を生やした男で、全く笑顔を見せず、むすっとした顔つきで常に非常に不機嫌そうだった。こいつがはじめに口にしたの発言は、驚くべき内容のものだった。私に向かって指をさし、「あんな奴は絶対に入所させない。」「あんな奴はすぐに追い出してやる」と述べた。これはその場にいた人は誰もが聞いている。そして作業中も常に不機嫌そうに、文句ばかり女の腐れのようにだらだらとわめき続けていた。そしてやたらに色々な愚痴ばかり並べた。作業をしている他の利用者は黙っていた。とにかく文句ばかり言う奴で常に他人が不愉快になることばかり言い続けた。「あいつは世間に通用しない」「あんな奴は絶対に就職できない」「仕事をするのは無理だ」「ダメだ。ダメだ」ということを繰り返し、呪文のように言い続けた。恐ろしい職員である。このちょび髭をはやした男は、まるで、敗走中のヒットラーのようだった。やたらに威張り散らし、権力を振りかざした。まるでこの就労継続支援B型事業所の無敵の支配者という感じだった。とにかく他人を侮辱する言葉を吐き続けた。こんな職員は必要なのだろうか？こいつはすでにもうかなりの高齢ではあるが、まだ老衰状態ではない。60歳ぐらいかもしれないが、認知症ではないだろう。嫌々ながら仕事をしているのがよくわかった。それから自分のミスを他人になすりつけて八つ当たりする。部品の調達とか作業準備はこのちょび髭口ひげの責任なのだが、それを他人のせいにする。そして自分が失敗したのにほかの利用者を叱りつけた。そういうことをあたり構わずやったが、ベテラン組の中には抗議する者もいた。どうやら万人に愛されるタイプではないようだった。それどころか完全無視をする利用者もいた。つまり全く統率が取れておらず、ばらばらだった。一応はある程度の賃金は支給されるが、それは労働基準法など完全無視の驚くべき金額で、全く交通費も出ない金額だった。ここは利用者の送迎をするという宣伝であるが、実際には、できる限り送迎を拒絶している。基本的に送迎はしない。作業は簡単な単純作業だが、それなりに厳しい面もある。作業時間は短いがそれなりに疲労する。その上、こういうちょび髭管理者の嫌がらせもあるので、心も疲労する。この日も退所した者がいた。ただし、弁当は安くて、普通のまともなものだ。休憩時間にはお茶と、一個だけ小さなお菓子がもらえる。食堂は一般家庭なら広いが、この人数では狭い。通り抜けることができず、移動する場所の人が立ち上がらないといけない。構造的には、昔の個人経営の孤児院という感じだ。通勤はやや困難である。道が狭いのに交通量が多い。一箇所しか出入り口がない。しかも急な坂道になっている。道路は交差するのも困難な狭い道だ。駐車場はあるが、車が多くて、来客者がいても、駐車するスペースがない。海の近くで、交通量が結構多い。背後は川を挟んで中学校がある。基本的に閉鎖的な組織だ。オープンではない。利用者の中に告げ口小僧がいる。だが親切そうな人もいた。共通しているのは忍耐力があるということだ。耐え難い差別や侮辱や嫌がらせ、悪口に耐え忍んでいる。しかし、あまりにも悲しい作業所だ。それでも頑張っている人がいる。利用者は、かなりまともであり、かなり大人びている。世間の常識をよく理解していて、許しがたい侮辱や、差別や偏見に立ち向かっている。しかし、あまりにも賃金は低い。賃金とも言えないようなものだが、苦労は多い。それでも仕事があればまだ良い方であり、仕事がなくなる時もある。
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