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失われた王族支配に内包される民の解放の真意とは
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投稿者 金十字架 日時 2013 年 2 月 14 日 16:53:48: mfAWtS4GF8MpY
 

王族支配と民の関係と云うものに中に本来育まれるべきものとはなんだろうか

(もっとも信頼の置ける)友国ブータンに見る"権力"と
我々の言う"権力支配"との温度差を感じる事が出発点だ

そこにある国民との主従関係に共感がもてるのは
双方共に"平和を目指し維持する為"の方向性が強く打ち出されている事と
それが古今東西の国々が口にする'口先だけ'のものとは明らかに違って
明確にその意思が働きつづけていると感じられる所にある

そこにある想いとは先だって来日した王の言葉にあり
自国を基盤としながらも世界全体に貢献しようと云う確かな狙いが存在する様に見えるからである
その貢献の意識はハナから国内に留まるものではないのであり
強く国外に対するメッセンジャーとしての意識の現れであり
既成の概念に流されない独得の発展性もまた
その役割を担おうとしている事に観る事が出来るのである

彼らは周囲の国々の現状をよく観察して居り
経済の発展が倖せだけを運んで来るのでは無いと云う事をずばり指摘している

そこでの知識は"生きた人々"の試みの中でのみ育まれた「生きた知識」であり
強い与えられたものによる価値判断では無いということが
自らを活かす倖せへの近づく為の十分な知識と価値観を手にする事に繋がっている

そこでは民の幸福度を数値化するというアイデアに始まり
その"生きた報告"に民との関係性を「信頼」に維持し
彼らの活力に結びつけようという的を得た狙いが在る

そのようにして常に全体の倖せを最高の値に維持し
共に倖せが何かを探っていこうというのである

その試みが成功しか齎しえないように感じるのは
人々の意識の方向性というものを上に立つ者が理解し本音でそれを伝えるからである

彼らは人々の幸福度とは
けして比較に依って推し量られたりするものでは無い事をしって居る
だから憑権的な数値で何かを判断すると言ったような事をしない

彼らはそうした国々の'しでかした'過ちを常にデータとして取り込んでも居るのだ
そこには人と云うものをきちんと理解しようという姿勢が絶えず現れている

それが何より素晴らしいのである

そこから人々の倖せとは
純粋な「喜びに向かう意思」としての人々の求めの中にのみ息づくと云う事を
正しく理解し知っているのである

これは既存のモラルに徹底することだけを無造作に決め
統率を求めるだけの立場から見れば
極度に不快極まりない不安の付きまとう素人のような作業に映るだろう

そうした人々はむしろロボットとして人とは扱うべきであり
そうしないと効率的にも統率もとれやしないと考えている

さてどちらが"非生産的"だと言えるだろうか

極論的に云えばそれは確かにそうした人々の言う様に
成功するかどうかもわからない無策の状態に常にあるのだと映りもする筈である

しかし一方で彼らはそれが多くの国々の"失敗例"をけして真似しない事によって生まれたスタイルだとも言う
(これは何より正論でありとても重要で正しいことだと言えるだろう)

その治世はモデルとなるものがなく他に類を見ないのであれば
これこそが知的な試みでありはじめての試みであると言える

だからこそ実験的な無策の状態からはじめられねばならない
故に成功に近づく為の期待を維持し続ける事もまた出来るのだ

常に進化を模索した"変化する治世"であることを前提にすれば
繁栄にもまた終わりを見ないことになる

私は何もブータンが今成功を収めていると言っている訳ではない
そして私たちが彼らのモデルをそのままやれば満たされるのだと言っているのでもない

一方的に我々の眼から彼らの生活スタイルをみて
何かが足りないと感じたりその為に貧困であると感じたりする事も間違いであれば
手放しに彼らのやり方が全てに於いて完璧だと感じる事も正しいとは言えない

だが常に倖せであることだけに意識を向かわせていけば
確かに成功への道だけを突き進んでいるとは言える
故にそこにあるプロセスの全ては祝福されている

一国の治世を運営していると力強く言える経過の中であっても
いつでも国と云う定義や民と云う括りを必要に応じて変える事が出来る

そうした必要性に応じて
いつでもはじまりに戻して新たに捉え直す事が出来るという
柔軟さがなければ本当に今しているそれらが
正しいのかどうかさえも誰も解らなくなってしまうだろう

人々の眼が向かうべき喜びの方向性から逸れて
何か危険な回避物に関心が注がれたりしない限り
人々が何かに強い危機感を感じる事は無い

危機感を感じない限り人々は温和なままに生活をこなす

それら人々の中でも"あらゆる人々に倖せである権利が在る事を十分に知ろうとする者"は
危機感を煽る者が如何に不幸に囚われてあるかを察知するだけだろう
そしてそれをどう回避すべきかを伝えるだけで済むと云う事もまた知っている筈である

これから我々が本当の"力"の所在を学び
自己の本分として取り戻しさえすればすべて丸く納まるだけである

彼らがやっている事はその為に
我々が目指すべき国の在り方を解く善きヒントと支えになってくれている

だから我々は彼らのやっている事に関心を抱き
そこに信頼ある眼差しを贈りそしてまたそこに我々の内にある信頼性を感じ続ける

王族とはそうした人々の倖せに最も貢献しようとするもの達であると定義付けをして
終わりとする  

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