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観念の諸刃の剣
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投稿者 金十字架 日時 2013 年 2 月 17 日 03:26:47: mfAWtS4GF8MpY
 

(回答先: 誰もが関わる無視出来ない事実とは 投稿者 金十字架 日時 2013 年 2 月 17 日 00:00:23)

ひとつの観念を利用する者は利用される立場でもある

何かしらの力を脅威として感じる者は
その力の有効性を理解する立場でもある

例えば情報操作(世論誘導)の力がそれである

そこではメディアに登場する者に発言力の高さというものを見出し
効果的にそれを利用する

知識とは人々の中から生まれるものである

だが特別に有用な情報は外から与えられるものだ
と云う観念がそこに生きている

彼らは多くを所有する者を成功者と看做す
知識も財産であり全ては先駆者の権利を主張する

本来知識と云うものは万物に共有されるものであり
ひとつの意識を通じてそれは与えられるものである
またそれが他者から伝えられたものであっても
その者の中で自身の考えとの定着をみたならば
十分にその者の知識と言える筈なのだ
だがそれを利用して有利性を得ようとする者らはそれを否定し拒む

経済という枠組みの中でそれらは絶対と云うに十分な力を得る事を選んでいる

それらはその影響を受けとる側の者達との関係の中に生まれている
そこでの比較のバランスの中には
実に双方にとって無意識に受け容れやすい様々な観念が潜んでいる

それら観念群はその中心的な柱となる観念を強化する為だけに存在するようなものだ

メディアもまたあなた方も
そうした観念の枠組みを有効的な目的の為に巧みに利用しようとするが故に
自分達の力を奪われるようなそれに変わる観念を受け容れるようなことはしない

だが何度も言うことだが
そうした影響を受けたくないと感じるならば
そこに意識を集中さえしなければ良いだけだ

つまりそうした観念に変わるもっと強力な観念を持ち
彼ら(あなたがた)が抱く脅威的な効果に対する信念(によって生まれる怖れ)に
意識を向けないだけでいい

個々に受け容れた観念だけがその者にとって影響するのであり
単に周囲に惑わされず自己の持つ信念に純粋に意識に留めていられれば
自分の望みの状態(効果)だけを得られる

「単に無視すればいいのではないか?」と思うのは浅はかな間違いのもとで
意識する限りはそこに捉えられている(効果を理解し怖れる立場)ということになる

それはあなたが感情的にそこに反応を見せることからも伺える

あなた方は一向に物事には反射的に飛びつく(そっけないそぶりに隠しても)が
何故それが自分に起きているかはよくわかっていないままである

何故反応したかの理由を聞けば一様に皆が
良いか悪いかといった判断基準のどちらか一方を指差すだけだ
倫理的にとかモラルがどうとか正義だとか悪だとか
観念的な理由を挙げて感情を出し入れする

実際は何もない中立性が全ての中に於いて
自分を他とは違う何かだと捉えて
中空に意味を与えそこから与えた意味通りの何かを受けとる

これが自己暗示のシステムに利用される
誰もがそうした観念を利用している

「全ての要素に於いて私は完璧である」
「彼らもまたすべて満たされている」
と云う事を自身に告げられないのは
あなたの中にどうした感情が燻っているからだというのか

かつては人種差別また奴隷制度が公に認められた時代もあったが
今や時代が変わり全体の観念が変化していった為に
今はそうした過去が消えている

過去を蛮視するのは現在の社会を良いと捉えたいと考えるからである

どちらかを良しとすればもう一方を悪く見るという風にオツムができあがっている

物事の常識にきちんと沿って決まっているかの様に感情的に動く者は
そこに紡がれる道理や論理的手順に容易に手玉に捉えられ丸め込まれる

だがこうした観念を変えられれば
そうした手口で人をコントロールしようとするものは(手口を明かす者は)
同時にその者の本質をも見事に露呈していることもすぐに理解出来る様になる

彼らは単に今はそれが全てなのだと云う事を理解できる
が故にそれに関わることがあなたにとって必要でないのなら
そこになんら意味を挟み込むことなく離れることができる

そう云う視点からみれば
ここにありあまる投稿の本質がほぼただ一点でしかない
ということも理解されることとなる

自己の本質的なものを変えて現実感を変えたいと願う者は
深い場所へ漕ぎ出さなくてはならないと感じるだろう
そして理解を深める為にそこに急ぎたくなることだろう


「私にはもはや自分の心がない。自分の考えすらない。
    ここ迄色々やって来たが、私にはもはや何も残されていない。
        私には未来がないのだ」By V.SCHAUBERGER

だが全てのものに未来はきちんとある
それを整備する力もひとりひとりにきちんと備えられてある
そしてまたそれを信じるものはみな同胞だ
それを思い出す為に我々に必要な眼を取り戻さんとする力がここにある

 

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