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持統天皇の[吉野詣で時系列]に見られる明瞭な千日周期
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/530.html
投稿者 脳天気な 日時 2013 年 7 月 17 日 17:30:34: Md.C3hMjrAb3Q
 

 古代史研究に、技術屋の視点が大きな貢献をするという事例を紹介します。以下は、天武天皇の皇后であった持統天皇の30余回もの吉野詣でに規則性があったという話です。
関連しますが、近く、NHK・BS歴史館で「五世紀の日本(倭)」と題した専門家による議論がなされるということですが本年4月10日および4月12日の下記ブログ記事に載せた表は議論を視聴する際参考になるはずです。さらには、日本列島に残されている異民族の痕跡議論が下記ブログ2010年1月1日、および1月18日の記事でなされています。これは著名な建築家である渡辺豊和氏の著書「扶桑王国・蘇我一族の真実 飛鳥ゾロアスタ教伝来秘史」(新人物往来社、2004)の主張を検証したものです。
ブログ 法螺と戯言より
http://blog.livedoor.jp/oibore_oobora/archives/51854994.html 
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 最近の数回のブログ記事から、天武天皇のプロフィールが明らかになってきました。何よりも重要な事実は、天武天皇のホーム・グラウンドが現在の熊本県菊池市、大津市とその周辺域であることです。天武天皇の出自は、関西・奈良盆地ではありません。生(な)したお子達の出生地の多くがこの地域にあることから推察できます。天武天皇の出自をさらに探る前に、天武天皇一族のその後を考えてみたいと思います。それを探る手がかりがあります。天武天皇の伴侶が天武死後、実に三十一回の吉野詣でをしていることです。これはすでに2010年4月21日および4月26日の記事で書きましたが、その事実関係の表をここに再掲します。下の表は、日本書紀巻三十(持統天皇紀)が記す全ての旅行記事(広瀬・龍田を除く)をまとめたものです。一回から三十一回までの全ての吉野行幸は、九州の地で天武天皇にしっかりと寄り添っておられた女性が為したと考えています。それ以外の旅行先は、奈良盆地にいた「持統天皇」が為した旅行です。
*****
私は、個々に図を載せることにいつも失敗してます。興味深い表ですので、上記アドレスを参照してください
*****
 表は、最左欄から、持統天皇の行幸回数、天武天皇死去日から起算した経過日数、行幸先、行幸表現、行幸出発日または事件、帰還日の日数、帰還に当たっての表現、宮廷を離れた期間(日数)、そして付すべきコメントから成っています。この表の着目点を書いておきます:

(1)女帝の現地滞在日数:
 最短で3日(七回目)、最長で20日(十三回目)です。女帝が奈良にいるとすれば、熊本の緑川中流域への旅をわずか3日で往復するなぞは到底不可能です。現代であれば、飛行機を使ってそれは可能でしょう。大津宮は既に廃墟(前回記事、万葉集二十九歌)です。
旅程からしても、行幸した「女性」(天武そば近く侍した)は、吉野川(緑川)近辺に居られたと考えるべきでしょう。天武天皇が死去した際の「宮」のあり処を知ることができるかもしれません。天武天皇死去の前後、奈良の闇権力による「暗殺」が頻発していました(既述)。とすれば、防衛の必要から、宮廷は山岳に造られていたのではないか、前回の掲載地図でK(朝来山)とH(二つ山)の中間あたりに標高480mの「城山」があります。このあたりは「益城」(ましき)郡です。天武天皇十三年三月に真敷連(ましきのむらじ)が暗殺された地と思われます。ここもやがて、あるいはすでに安全では無くなったのかもしれません。
 熊本の地図を眺めていると、前回地図H地点の東南に「山都町」なる地があります。天武天皇末期、奈良の暗殺攻撃から逃れるべくあちらこちらに陣屋(宮)を転々と移していたのではなかろうか想像しています(6月19日記事)

(2)10回目ごとの千日周期詣で:
 この表で古代史研究者がもっとも重視すべきと思われるのが、1000日という「詣で周期」です。表では、その行を黄色に塗っています。最初の吉野詣でが天武死去後865日目で、11回目が、1000日後の1864日目、そして31回目が3000日後の3866日目です。21回目の吉野詣でについては、黄色の行が三行に亘っています。日本書紀が記載する日(数字)とその干支が一致しないのです。そのため、2000日後であるのか、ないのかが判然としません(学者は単なる計算違いと考えているようです)。私は、その日の暦になにやらの細工が施されたと考えています。実際の詣では2000日であったのでしょう。
 因みに、自慢話ですが、持統天皇の吉野詣でについてこの「千日周期」を指摘しそれを、議論している学術研究は寡聞にして私は知りません。かって古田武彦氏が自著で国歌「君が代」を論じました。「千代に八千代に」との詞があります。この歌詞が作られた当時、「千」という数に宗教的な強い思い入れがあったのだろうと考えています。これは、天武天皇の宗教観に由来するのでしょう。それは天文・遁甲に表現される一種の占星術を含む呪術ではなかったか。「数に対する強い思い入れ」があった一族について、後日書きます。

 技術屋である、現ブログ作成者は、上記の表に出現する吉野詣でを、「時系列上で出現する事象群」と見なして数学的処理を施しました。時系列上に発生する事象の数学的処理の一つの適用が地震の発生規則性を探る課題です。持統天皇のそれは、地震発生とはまったく異なるパターンを呈します。吉野詣でについては、「千」日なる周期の存在が裏づけされます(2010年4月21日記事参照)。この吉野詣では明瞭な千日周期を示すことが、数学的にも(科学的にも)示されるのです。

(3)第一回目の吉野詣での意味:
 上表に見るように最初の吉野詣では、天武死後865日目です。なぜ、この日に最初の吉野詣でがなされたのか?それは1000日に近い数字です。とするならば、起算の原点は天武死去の日ではなく、その135日前であったのではないかとの疑問が浮かびます。それは、天武死去9月9日の135日前、4月22日となります。その近辺を日本書紀記事で見てみます:
%%%%%日本書紀巻二十九より
朱鳥元年(六八六)四月四月戊子【十九日】新羅進調従筑紫貢上。(中略)別献皇后。皇太子。及諸親王等。之物。各有数。
四月丙申【二十七日】遣多紀皇女。山背姫王。石川夫人於伊勢神宮。
%%%%%日本書紀引用終わり

 上に見るように該当する4月22日に格別の記事はありません。私は、4月22日の5日後に「紀皇女、山背姫王、石川夫人」の三人の女性を「伊勢神宮」に遣したのは、4月22日にあった筈の「ある事件」が関係していると思っています。岩波文庫校注者は「天武の病状回復祈願」と書きます。が、この時点では、依然として「伊勢神宮」の存在、宗教的性格は明らかではありません。藤原不比等がこの三人の女性の派遣先について何がしかの重大事実を隠蔽したと疑っています。そして、隠蔽された事実を探る手がかりが天武紀十四年の記事です:
天武天皇十四年(六八五)壬午【十日】遣軽部朝臣足瀬。高田首新家。荒田尾連麻呂於信濃、令造行宮。蓋擬幸束間温湯歟。
「軽部朝臣足瀬、高田首新家、荒田尾連麻呂の三名を信濃に派遣し「行宮」(かりのみや)を造らせた」と。
 重大な事実です。しかし、この記事の重大性を隠蔽するために藤原不比等は、上記記事に以下を書き加えるのです:「けだし、束の間、温泉にでも行って来ようと思ったのだろう」と。

そして、もう一つが、天武天皇死去の年の正月です。
朱鳥元年(六八六)正月癸卯【二日】御大極殿、而賜宴於諸王卿。是日。詔曰。朕問王卿、以無端事。仍対言得実、必有賜。於是。高市皇子被問以実対。
「正月、大極殿で臣下と宴を催す。その際、“臣下諸君が、本年も無事に過ごせるよう実を尽くすなら、それは報いられるだろう”と詔った。高市皇子が“実を尽くす”と応えた」と。
 私は、「仍対言得実、必有賜。於是。高市皇子被問以実対」に日本書紀であえて語られなかった4月22日の事件の真実があるのだろうと思っています。それを次回探ってみたいと思います。  

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