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戦争屋の理屈 シリアで化学兵器が使われたことについて
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/568.html
投稿者 あやみ 日時 2013 年 8 月 24 日 09:29:22: oZZpvrAh64sJM
 

つれづればなhttp://turezurebana2009.blog62.fc2.com/blog-entry-128.html

この映像は春の風が吹きすさぶリビアにサルコジ前大統領が仏軍を侵攻させるかどうかと議論されていた頃だった。2011年6月2日、イスラエルのテル-アヴィブ大学で行われた講演である。講師はフランス人哲学者のベルナール・アンリ・レヴィ(Bernard-Henri Lévy)、そして現在イスラエル法相のツイッピー・リヴニ(Tzipi Livni・当時はイスラエル野党第一党党首)である。

元記事の画像→ http://www.youtube.com/watch?v=DWnr27FvNhs

おふらんす野朗のオカマ英語にイライラするのでご了承いただきたい。

−レヴィ氏に質問します…政治において倫理と現実との間の選択はどのように為すべきとお考えですか?たとえばじきにエジプトで大統領選挙がありますがムスリム同胞団が議席の過半数を得たとしますと、どのような立場をとられるでしょう?アルジェリアで起こったようにエジプト軍がムスリム同胞団の政権獲得を阻止する必要があるというご意見はおありでしょうか?もしくはガザ地区でハマスがそうなったように民主主義の掟に従いムスリム同胞団の勝利を許すのでしょうか。

−1992年にアルジェリアで選挙が(軍事クーデターにより)中断したのを肯定的に見ている。「GIA(武装イスラム集団)」や「イスラム救済戦線」が与党となるのは民主主義に反している。
ガザの例(ハマスが選挙に勝ったこと)にも同じ感情を抱いている。私に言わせればあれもクーデターだ。民主的なクーデターだがクーデターには違いない。ヒットラーが1943年に与党を勝ち取ったのもクーデタだ。
エジプトでムスリム同胞団が与党に立ったとしても「民主主義がこれを欲した」とは言えまい。「選挙の結果に従おう」とは、もちろん言えまい。
モンテスキューの言を用いてバラク・オバマが言ったように、民主主義は選挙だけを指すのではなく社会的価値を指す。両方とも必要だ。
もし私が何を信じているかしりたいのなら…ここでこれをいうにはリスクがあるけれど…私もエジプトの専門化ではないので皆さんと同様に状況を見ながら主張しているに過ぎない(ことを前提に話す)が、私の主張は、エジプトで有力になるであろう新しい空気(ムバラク独裁を駆逐し国民投票による民主政治が始まること)はムスリム同胞団にとっていい風を送るとは言えないということである。同胞団が与党になりそうだという状況を役立てるために彼らを「力をもつ唯一の政治組織」と認めることを私は肯定しない。

−あなたのお話を正しく理解したとすれば、もしムスリム同胞団が正式に選挙に勝ったとすれば、同胞団が与党に立つことを阻むために軍部がクーデタを起こすことに賛成するとおっしゃるのですか?

−ああ、賛成する。彼ら(ムスリム同胞団)が与党に納まらないためならなんでもする。

−国際法に従って、ね(笑うリヴニ)

−さっき話したようにね(笑うレヴィ)

演題は「リビア」であった。ここでは欧米がリビア問題にどういう姿勢をとるべきかということが話され、その関連で話に上ったのがエジプトである。
講演の日付は2011年6月でありながら、語られた内容はまさに今日のエジプトである。これが何を意味するかはお察しのよい方であれば説明の必要もない。


レヴィの主張を要約すれば次のようになる。

ひとつ、西欧の価値観から外れた政党が当事国国民の支持を得て勝利した場合それをクーデターと定義している。

ふたつ、アルジェリアの選挙が軍事クーデターにより反故にされたことを肯定している。

みっつ、国民が指導者を選ぶという民主主義の大原則をはなから無視している。

よっつ、エジプト国民が選んだ政党をエジプト軍によるクーデターにより排除すべきだとしている。

ベルナール・アンリ・レヴィは、アルジェリア生まれのフランス国籍を持つ「哲学者」である。ユダヤ系であるとされている。アフリカ・中東・旧ユーゴ・旧ソ連のあらゆる政治問題に首を突っ込んでは欧米の軍事介入を煽るいわば「戦争屋」である。懇意にしていたサルコジ前大統領に仏軍のリビア侵攻を提唱したのもこの男、つまり「アラブの春」の脚本家の一人でもある。レヴィに鼓舞されたためかサルコジは仏軍にリビア空爆を開始させ、英米軍はそれに続く形で参戦した。さらにNATO軍が加わりリビア介入は空爆開始後半年でようやく終結する。この映像の講演が行われたのは仏英米NATO軍の「いい加減な」爆撃のため多くの市民が誤射・誤爆の犠牲になっていることが明るみになり介入に批判の声が集まりだした頃であり、おそらくは軍事介入の正当性を再確認するためにもこのような講演会が催されたのだろう。

仏軍のリビア侵攻は一般には「悪者カッダーフィー」を王座から追い落としたとされ肯定的に見られているがそうではない。アフリカ・アラブ一帯に欧米の新体制を布くための作為であり、侵略である。今のエジプトの惨劇も同じように欧米の標的となったために起きたであろうことはこの映像がそれを証明している。

横で首を立てに振りながら賛同する女はツイッピー・リヴニである。ユダヤ人である彼女はシオニスト武装組織の幹部の娘として生まれた。兵役の後モサドに勤務しパリなどを舞台に多くの特殊工作(暗殺)に携わった。その後弁護士を経て政界に入りシャロン首相の懐刀として活躍、脳卒中に倒れたシャロン(暗殺未遂説あり)からオルメルトに政権が移るとそこで外務大臣に就任した。その後一時政治の中心から遠ざかるが去年から議員として復帰する。現在はネタニヤフ政権の法務大臣を務める。殺し屋が大臣になれる物騒な国である。

一般人が勝手にこのようなことをほざく分には問題はない。しかし欧米の政財界そして世論に少なからぬ影響力を持つこの男が、国立大学の講演会で元閣僚と同席の上で発言したことであれば意味が違う。さらなる問題はエジプトがこの男の提言したとおりの道を歩まされていることである。

今日のエジプトの惨状は日本でも映像が公開され知られるものとなったがわかりづらいことが多い。「誰が暴力を振るっているか」が見えにくい。

虐待を受けるのはムスリム同胞団とそれを支持する市民たちである。
銃で市民を射殺するのはエジプト軍である。
催涙ガスや棒で市民を攻撃するのは警察である。
軍や警察とは別の「自警団」がある。現地では「バルタギイヤ」と呼ばれている。テロや紛争で親を失った子供たちをムバラク政権が保護養育しバルタ(=斧)を持つ私服の暴力集団として育てた。思想も信仰もない。金、食料、覚せい剤を与えられ、家もなくバラックで暮らす。ムバラク政権時時代には敬虔なイスラム教徒の市民たちはこのバルタギイヤに常に生活を脅かされていた。
ムスリム同胞団のデモ隊に危害を加え、逃げる者をリンチにかけ、逃げこんだモスクを取り囲んでは火をつけ、教会に放火しその罪をムスリム同胞団になすりつけたのはこのバルタギイヤである。ソーシャルメディアの映像の中で棒を振り上げ暴れ周り「暴徒化したムスリム同胞団」の印象を世界に与えたのはこのバルタギイヤである。

アメリカはエジプト軍に対する一切の援助から手を引き制裁することを宣言した。こうして表面上は虐殺を受ける側に立つかのように取り繕う。しかしアメリカの中東外交はイスラエル抜きでは語れない。アメリカがエジプト軍に資金と兵器を流さないことはイスラエルを中東で丸裸にすることに近いのである。ではどうやってイスラエルを納得させたか。

アメリカが停止した援助は我々が埋め合わせる、と、エジプト軍を勇気付けるサウジアラビア王家。イスラエル・米・サウジ・エジプト軍がそう合意した上での制裁宣言だった。サウジを含む湾岸諸国の殆どは欧米追従型の世俗主義政権である。彼らにとって同胞団の台頭は甘い石油を貪ることを阻害されかねないために何より恐ろしい。その湾岸諸国を使い石油価格を操る欧米としては同砲団にその基盤をひっくり返させるわけにはいかない。この好機に同胞団をあぶり出し、駆除したいのである。

エジプトではムスリム同胞団の幹部たちが次々に捕らえられている。
若く血気盛んな者たちに忍耐を教え、神の言葉を咀嚼して説くことのできる老練の指導者が最も必要なこのときに彼らは軍によって獄中に送られる。
そのかわりに獄中から舞い戻ったのは無期懲役で服役していたムバラクである。今後は自宅で軟禁されるという。

世界のメディアがいかに同胞団をテロ組織呼ばわりしようとそうでないものは仕方がない。彼らの真の目的は教徒として生き、教徒として死ぬことである。そして神のほかには誰にも服従しないという教義を守るためには命を顧みずに戦う。
傀儡政権によって信仰を妨げられることに反抗したこの市民たちを「民主化を求めて立ち上がった」と勝手に定義したのはじつは西洋人である。


シリアでも昔からムスリム同胞団が政治組織として活躍していた。そして悲劇は国民のほとんどがスンニ派イスラム教徒であるこの国で、シーア派であった軍人ハーフィズ・アサドが欧米の支援でクーデターを起こして政権を乗っ取ったことで起こった。スンニ派の同砲団と市民は政府から激しい弾圧を受けることになった。そして1982年、「ハマの大虐殺」が起こる。非武装の市民が政府軍の爆撃に遭い、地下に避難した市民は毒ガスによって殺害、その数は三万人を超える。シリアにおいてこの大虐殺に触れることは投獄を意味している。

そしていま泥沼の内戦にあえぐシリアでは、息子のバシャール・アサド政権と、それに反抗する勢力が攻防を繰り返している。

反政府勢力はひとつではなく、いくつもの勢力がゲリラ的に戦いを続けていることは「いったい誰が悪いのか」を見えにくくしている。


父から大統領を継承したバシャール・アサドは引き続きスンニ派の国民を迫害し続けた。
ハマの大虐殺以後もムスリム同胞団は地下活動を続けアサドを政権から追う好機をうかがい続けていた。そしてエジプトから飛び火したアラブの春に乗じて反政府デモを開始したが政府軍の激しい制圧はデモを内戦に発展させた。
シリア軍から離反した軍人たちが「自由シリア軍」を結成し反政府戦闘勢力の中心的存在となる。
シリア北部に勢力を持つクルド人武装部隊も反政府側に組みしているが、圧政に対して戦う集団とは目的が違い彼らは「国土」を求めている(旗をたてれば建国できると思っている)。
そのほか金で雇われた寄せ集めのアルカイダとヒズボッラー(いずれも擬似イスラム武装集団)が目的もなく暴れている。その雇い主もまた欧米である。
アサド政権を非難しこの反政府組織に資金協力をするのは欧米である。
それに対しアサド側に資金を貸し付け武器を売るのはロシアである。
これだけの流血惨事を前にして、指一本動かそうとしないのが国連である。


いったい誰と誰と誰が悪いのか。


アメリカはアサド政権に対し「化学兵器の使用が(侵攻の)限界線である」とかねてから宣言していた。しかし去年から化学兵器が使用されたとの噂が流れていたが調査する権限のある唯一の組織である国連は何の調査も行わなかった。
今月にはいりエジプトの情勢がますます悪化するのと同時にシリアの戦火は激しさを増した。そして今週明けに国連の調査団がシリアに入り化学兵器の使用があったかどうかの調査がようやく行われ始めた。


その矢先である。
21日未明ダマスカス近郊の数箇所で、サリンと思われる化学兵器が使用された。正式でない発表によれば死者は1300人を超える。苦しみながら命を落とした罪なき市民の、その大半は子供だった。


アサド政権は化学兵器の使用を否定した。
ロシアは反政府勢力のプロパガンダだとして支援していたアサドを庇った。
国連は直ちに事の真相を明らかにするよう委員会を立ち上げる意向を明らかにした。
アメリカは「限界線を超えた」と指摘、反政府勢力に更なる資金援助をすると発言。
イギリスはアサドを非難。
フランスは「軍事介入」と即座に言った。
イスラエルはアサド政権が化学兵器を使用したことを諜報部が確認したと発表。


国連調査団がシリア国内で活動中の今なぜ化学兵器を使ったか、これは解せない。
アメリカが以前から化学兵器の使用を侵攻の前提のような言い方をしており、イスラエル諜報部がその使用を告発し、それにフランスが呼応するかのように侵攻を叫んだ、これも解せない。
なにより今まで何もしなかった国連が重い腰を持ち上げて調査団を送った時点と化学兵器が使用された時点の一致、これが一番解せない。

そして気が遠くなるほど恐ろしいのは、化学兵器を使ったのは誰であったかを「認定」するのは国連なのである。

冒頭の、民主主義とは投票結果ではなく社会的価値観だという戦争屋の主張をぜひもう一度読んでいただきたい。その価値観とやらの中には非西洋人社会のそれは含まれていない。まさにこれが民主主義の産みの親たちが掲げた思想である。
この世で親子が死に別れたり、一家が消えてしまったり、町中、村中、国中が焼かれたり、国が孤児たちをゴロツキに育てたり、そして同国人を殴り、襲い、血を流して内戦へと引きずり込む地獄絵の背景にはこの吐き気のするような戦争屋の理屈があることを知っていただきたい。
そしてこれはイスラエルという特殊な国での理屈ではなく世界の主導権を握って離さない欧米と、国連という決して和平のためになど機能しない巨大組織で共有する思想であることを、ゆめゆめ忘れないでいただきたい。
 

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コメント
 
01. 2013年8月24日 21:11:34 : jthrzTgzHs
私は特にイスラム神権政治を支持する者ではない。
ましてアフガンの女子教育反対派による少女や学校襲撃には何の共感も持っていない人間である。
ただマスコミはエジプト問題でもカネの事についてはあまり語らないね。欧米が企業利益と無関係に動く事はあり得ない。

02. あやみ 2013年8月24日 23:29:18 : oZZpvrAh64sJM : pCgCpH8x3A
コメントありがとうございます。

これは企業利益を超えた国家利益の問題です。
ところで神権政治ってなんすか?


03. あやみ 2013年8月25日 04:01:13 : oZZpvrAh64sJM : pCgCpH8x3A
投稿者です。

冒頭に間違った記述がありました。

誤 サルコジ前大統領が仏軍を侵攻させるかどうかと議論されていた頃だった。
正 サルコジ前大統領が仏軍を侵攻させた後だった。

お詫びして訂正いたします。


04. たーろん 2013年8月25日 12:23:01 : dgkPiR1s9WPDQ : u843DQKUpg
いったい何がいいたいかよくわからん文だ。
国連が信頼できない。→そうかもしれない。
アメリカ、イスラエルに裏がある→そうでしょう。
アサドは毒ガスをつかってない→そうかもしれない。そうでないかもしれない。

でもさ、

世襲の独裁者を支持して世界がよくなるの?

写真家の渡辺陽一はSPA誌でシリアはものすごい密告社会だって書いてたけど、
そんなのを存続させる意味があるのかな。
ロシアのプーチンも、残念ながら自由な世界を尊重してないしね。

俺はこいう記事については、いつもそこが疑問だよ。


05. 柳生太郎 2013年8月25日 12:40:52 : qh5A5LtMVa.cc : u843DQKUpg
じゃあ 誰が悪いんだ?
俺たちは誰を支持すればよいんだ?
どうせなら そこまで書いて欲しいな

国連が信頼できない。→そうかもしれない。
アメリカ、イスラエルに裏がある→そうでしょう。
アサドは毒ガスをつかってない→そうかもしれない。そうでないかもしれない。

でもさ、

世襲の独裁者なんかを支持して世界がよくなるの?
写真家の渡辺陽一はSPA誌でシリアはものすごい密告社会だって書いてたけど、
そんなのを存続させる意味があるのかな。
ロシアのプーチンも、残念ながら自由な意見が言える世界を尊重してないしね。

俺はこいう記事については、いつもそこが疑問だよ。
皆が自由に発言できる世界にすむにはどうしたらいいのかね。
毒ガスを撒いたのが反政府側だとしても、
正直世襲の独裁者を支援しようというモチベーションは1ミリもわかない。

否定は簡単だよ。でもじゃ、次はどうするんだ?
解法を提示できないなら、
まだ、民主化による世界を信じているアメリカンの方が信頼に値すると思うのは
俺だけかね。
あいつらはまだ、独裁者連中と違って、
時間はかかっても、
自由と人権の視点からの反省があるからね・・・・


06. 2013年8月25日 13:57:21 : 3nTXkp9TvA
少なくとも領土問題、原発事故処理問題程度で右往左往の我が国政府では、
大きな国際問題なんぞには何の影響力の行使も期待出来ないね。

07. 2013年8月25日 19:41:06 : F1Sr2Hx0Nj
米国のイラク侵攻の口実が大量破壊兵器があるであった、結果は大量破壊兵器は存在しなかった。同様な口実を何度となく使って、米国は戦争を始めてきた。

いままでのやり方、これからも同様であろう、勝てば官軍あとはなんとでも言いつくろえる、大東亜戦争もしかり、勝てば官軍、負けたやつに全責任を負わせればよい、全部日本が悪かったである。
自分たちは民主主義を広める正義の味方、ス−パ−マン、月光仮面なんじゃろ。


08. 2013年8月25日 19:48:07 : F1Sr2Hx0Nj
06>>に同意
うわが国は中東問題にあまりかかわるべきでない、3000年も昔から争われている、ユダヤ、アラブの土地争いで、根が深すぎる(預言者モ−ゼの時代からである)。
3000年らいの怨念は当事者でなんとかしないと、
へたによそ者が入りこんでは藪蛇になる。

09. あやみ 2013年8月25日 21:40:51 : oZZpvrAh64sJM : pCgCpH8x3A
たーろさま コメントありがとうございます。

アサドとムスリム同胞団を混同されてますね?

失礼ですが、エジプトシリアで起こっている事件を「民主化を求めて暴徒化したイスラム教徒とそれを鎮圧する政府軍」という、日本のマスコミが、あるいは一部の欧米に飼われている人権団体が垂れ流すような見方をされているようでしたらこの記事は「よくわからない」でしょう。


>俺はこいう記事については、いつもそこが疑問だよ。

とのことですが、私の記事はあなたが「こういう記事」と呼んでいるものとは違います。よろしければ上のような思い込みを捨てて読んでいただければわかります。いったいどう読めばそう理解できるのが全くわかりませんが、世襲の独裁者(アサド)を支持したような文章は書いていません。

毒ガスに関しては反政府側が使用したなどということは一言も書いていません。反政府側と呼ばれているのがひとつの組織ではなく複数の組織がそれぞれ別の目的で行動していると書いたことを、中には反アサドの仮面をかぶったアサド側組織もあること、そして国連が毒ガスに使用を事前に知っていた可能性を指摘したことを是非ご理解ください。

アメリカの自由と人権の視点からの反省とやらは、中東やアフリカやアジアの不幸の上に成り立つものです。そこを視野にいれない「民主化」は解法ではありません。

独裁者たちに政権を与えたのは欧米ですよ。


10. あやみ 2013年8月25日 21:50:35 : oZZpvrAh64sJM : pCgCpH8x3A
06さま コメントありがとうございます。

おっしゃるとおりまずは自国の問題です。国際貢献ができる状況ではありません。少なくとも悪事に加担しないことが必要だと思います。
しかし、米国債の購入、IMFへの貢献を通して中東介入への莫大な資金援助をしています。その政党を「民主的に」選んだのは日本国民です。残念ながら日本国民は欧米の非道に加担しています。


11. あやみ 2013年8月25日 21:56:15 : oZZpvrAh64sJM : pCgCpH8x3A
07さま、コメントありがとうございます。

民主主義を広めるとスーパーマンや鞍馬天狗になれてしまうのはなぜでしょうね。
ここに欠陥があるんだと思います。

このことがもっと広く、深く議論されるべきだと思います。


12. あやみ 2013年8月25日 22:05:38 : oZZpvrAh64sJM : pCgCpH8x3A
08さま コメントありがとうございます。

おっしゃるとおり、関わるべきではないでしょうね。
しかし>10で申し上げたとおり資金援助という形ですでに関わり、しかもソーシャルメディアを含む各メディアは誤った情報を流しているため世論は常にアメリカ側に引き込まれています。

数千年来引きずる問題が世界に影響を及ぼしています。この地を支配したいがために罪のない市民の命を奪う勢力は、われわれの国に基地や原発を作り、われわれの暮らしと心を脅かす勢力と同一です。


13. 蒲田の富士山 2013年8月25日 23:32:21 : OoIP2Z8mrhxx6 : ctV6CIzWJk
フランスの下半身は、帝国主義である。そんな状況で、選挙では社会党大統領が選ばれた。上半身だけは左翼である。
アメリカでも、民主党内最左翼のオバマが選ばれたが、下半身は帝国主義である。
ここで、独裁主義との戦い(第2次大戦)とかではなく、正直というか、帝国主義の戦争(第一次大戦)が勃発する。
米仏戦争!
ロシアと中国は、一歩引いて、その様子を眺めるのがよいだろう。
「な〜んちゃっておじさん」になってしまいました。
まあ、ほんとに、「先進国」やら「大国」やらなんてのは、悪徳の集合体ですね。

14. 手紙 2013年8月26日 01:52:22 : ycTIENrc3gkSo : EFMbnizsmI
あやみさま、手紙です。
このごろ月は綺麗ですが、夜風が冷たくなっています。

記事の方を読みました。
いろいろと考えなければならないことがあります。

また明日、もう一度しっかりと記事を読みます。

では。


15. 2013年8月26日 04:16:10 : 4VHrdaFGNo
>>05 >>09

あやみさん、やきうぶたろうなるアラシを本気で相手にしては

ダメですよ。あいつもバラマキ福祉体制で生活できる国家の

国民にシットするだけしか能のないヘタレですから。


まだ、gataro大先生の恩顧を忘れないで政治活動を出来てる

「キンピー」なるサイトの連中の方が遥かにマシな人間です。


16. あやみ 2013年8月26日 04:32:21 : oZZpvrAh64sJM : pCgCpH8x3A
蒲田さま こんにちは。コメントありがとうございます。

しかし欧米の政治家はともかく、国民のほうはいったい何考えているんですかね?
有色人種や異教徒を人と思っていないのは政府だけではありません。なのに「民主主義」とやらに誇りを持っている。ホンネとタテマエを使い分けているのは実は日本人じゃなくて西洋人だと思います。帝国主義国内で民主主義ごっこでもしている気なんでしょうか。


17. あやみ 2013年8月26日 04:43:41 : oZZpvrAh64sJM : pCgCpH8x3A
手紙さま こんにちは

よろしくお願いします。書きたいことが多すぎて雑然とした文章になってしまいました。

焦点のひとつは、イスラム社会にとって「民主主義」などは政治の方法のひとつでしかないことです。死守するほど崇高なものではありません。彼らを「民主化を求めて立ち上がった」と一方的に定義したのは欧米です。

そしてもうひとつは、「民主主義」とは戦争屋の理屈の目くらまし、ということです。


18. あやみ 2013年8月26日 04:48:23 : oZZpvrAh64sJM : pCgCpH8x3A
15さま ご忠告感謝いたします。

なんとなくそんな気はしていましたが、まあいいんです。
コメント欄は、読んでいただいたお礼と本文で書ききれなかったことの補足と考察のために活用させてもらっていますので。

ありがとうございました。(キンピー?)


19. 2013年8月26日 13:14:03 : PAiB1gWDyc
>>18 あやみ様

「キンピー」のブログはこちらです。

http://kinpy.livedoor.biz/

ここの人々は、何ら日本共産党にはもう一切期待してませんが

共産党員時代と共産党を離れてからも

gataro大先生のお世話になってる者が多いので

選挙の時には必ずgataro大先生に投票先を相談しており

gataro大先生もそれは心得たもので

「戦略投票で共産党が死票になる場合は入れなくていいよ」と

おっしゃって下さっているので、ますます尊崇の念が盛り上がり

その見返りとして、全国の関西地区以外の新聞と地上波テレヴィの

資料を無料で上納するご恩返しを行っております。


20. 蒲田の富士山 2013年8月29日 00:47:30 : OoIP2Z8mrhxx6 : HCI1fcBPlo
第一次大戦で、米仏は戦争していません。
第二次大戦でも、そう。
前コメは、両国が、戦争すればいいじゃないかの、私の願望です。
帝国主義と民主主義と、秘密結社やらの国際主義は、市民革命(フランス革命)から派生したガラクタであり、害毒である。
フランス革命の、その延長線上には、アメリカが存在している。

21. あやみ 2013年8月29日 21:53:11 : oZZpvrAh64sJM : N3tClO39CQ
蒲田さん。

米仏戦争…でもこいつらは自分の国でなんか絶対に戦争しないし、どっかの辺境で、自国民を内戦させたりして勝負するド卑怯者ですからねえ。
帝国主義やグローバル主義のことをぼろくそに言ってもみんな喜んでくれますが、民主主義にケチをつけるとしかられます。同じ工場の生産品なのに、何でですかね?

いろいろな意見があっていい筈です。とにかく勉強中の身としては各方面からご意見がいただけるだけでも有難いです。

http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/571.html

よかったらお寄りください。


22. 2013年8月31日 12:41:02 : FrpXTmA0eo
 あやみさん、こんにちは。このブログたまたま見つけたのですが、30日と29日、興味深く読みました。どう思いますか?この人道目的に戦争に介入していくっていう流れは、なんかルワンダの後からっていう気がしてたのですが、その後、虐殺の世界史 でピューリッツアー賞をとったサマンサパワーが 現在のライズのポストなのに、、、? 
 http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/20130830/

 最近は、こちらフランスのテレビのニュースもみてません。見ると気分が最悪になるので。

 


23. あやみ 2013年8月31日 19:31:15 : oZZpvrAh64sJM : FKHYrpcdSo
FrpXTmA0eoさん、こんにちは

読んでみました。
「シリアの反体制派」という、この表現がそもそも間違いです。複数の勢力がそれぞれ大国を支援者に持ちながら醜い争いをしているのがシリアです。

当のシリア国民の声がどこにもないのが特徴です。トルコとシリアは「親戚関係」にあります。帝国崩壊後に西欧により勝手に国境線を引かれるまでは同じ帝国内であり、現在も国境線を挟んで親戚同士が分かれて暮らしています。アラビア語しかわからないシリア系トルコ国民もたくさんいます。彼らの談話では、内戦前のシリアはアサド批判が厳しく制圧される以外は比較的自由であり、国民は安穏に暮らしていました。そのせいで政府に対し抗議行動を起こすような国民性は「皆無」に近い(骨抜きの)状態でした。シリアでのムスリム同胞団の行動は最小限に狭まれていたため、エジプトのムスリムのように成熟したイスラーム意識もシリア国内全体には育ちようがなかったのです。つまり、二年前からの反政府行動からしてすべて「外注」なのです。
だからといって、それを指して「アサドは国民から支持されていた」というのは難しい。「自民党は日本国民に支持されている」という現象に限りなく近いんです。前者は独裁政治、後者は民主政治、しかし、同じなのです。

>人道目的に戦争に介入

中世以降アヘン戦争ぐらいまでは、西欧列強はどんな非道もお構いなしでやり放題でしたが、それまでは「教会」という権威の面目さえ保てればよかったのですが、通信技術登場を契機にそうもいかなくなりました。そのころから人道という「言い訳」が戦争に必要になったのです。そして新聞などの通信技術は加害者が「人道」を振り回す道具として使われ、今日すこしもかわらない構造を呈しています。

爆撃でどれだけの人命が奪われようとお構いなし、しかし「化学兵器」が使われた途端に「人道」にスイッチが入る。人道のためなら更なる爆撃も許されます。それこそが非道です。


おまけ アメリカに暴風雨がやってきて、吹き飛ばされそうになりながら実況中継をするレポーターの背後をジョギングする老人が横切る…健康のためなら死ねる連中です。人道のためなら戦争するぐらい朝飯前、それがアメリカです。


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