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宮崎親分の母はグレートマザーだった
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投稿者 仁王像 日時 2013 年 10 月 19 日 17:14:35: jdZgmZ21Prm8E
 


「突破者の母〜グレートマザー」宮崎学/青林工芸舎‘99年(あとがき)から

 その母が、会社を倒産させた時の私が自らの命を断つ危険を感じていた。そして、そのことへの対応としてとった母の行動は、実に絶妙なタイミングであった。
 死を決意した私が最後の挨拶をするために母親を訪ねると、そこに鼈甲のメガネを質に入れてつくった金で買った肉で、スキ焼きが準備されていたのである。母の「生きる」ということへの強烈な意識が私の心理を見抜いていたのである。
 思うに、母は子供=私を守るためなら、なんのためらいもなく自らの命をさし出しただろう。「アウトロー的反理性」である。世間体とか、まして「独立した人格」といった概念とは対極にあるものだったと私は思う。それだけ、母は「生きる」という現実がいかに厳しい営みであるかを無意識のうちに体得していたのだ。
 母の一生は見事な一生だったと思う。捨て身で子を愛することのできた人だった。
 

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コメント
 
01. 仁王像 2013年10月20日 09:28:32 : jdZgmZ21Prm8E : NA6d3GomRI
 (少し補足しましょう)
 グレートマザーはスラム街の少女であった。世話好きの人がいて17歳の時、極道(学の父)と結婚した。小柄な彼女は親父に張り飛ばされることもよくあった。母をグレートマザーに駆り立てたものは、たとえば、
 「貧困とその境遇の下でぺしゃんこにされて行くのではなく、忌まわしいこの境遇を何としても跳ね返してやりたい。そんな生きるための覚悟」などであった。

 グレートマザーには「神がかり的直観」があり、何度か学や兄の危機を救った。たとえば、学がナニを忍ばせて、事件を起こそうと町中を走り回っていると、突然「学、おまえちょっと来い」と連絡が入る。行ってみれば、「元気か?」とただそれだけ。「これは母に助けられたな」と思った。
 そういうことが何回か続いた時、母の直観を信じないわけにはいかなくなっていた。母は次第に学のなかで絶対的な存在となり、事実、頭が上がらなくなっていった、という。


02. 2013年10月20日 12:24:26 : J1K9W8RP9Q
随分とまた、ちんけな、グレートマザーててありますこと。オホホホ

03. 2013年10月21日 14:30:29 : X8K3Jt2Lhg
「独立した人格」といった概念は学校で教えてるだろう
教える奴がいることを忘れずに

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