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(回答先: あなた自身の自然な治癒力 投稿者 金十字架 日時 2014 年 2 月 05 日 19:56:57)
「〜せねばならない」状況を作り上げたのはあなた方の社会上の観念である
人々は他人からの評価を期待する
それはあらゆる権威の力を肥やす事に繋がる
人々の間に叫ばれる月並みな発想は
社会全体の放つ危うい理想と理念にとってかわる
統一化を呼び込むだけの比較基準と世間体
ありもしない勧善懲悪的な道徳観念
権威筋から齎されるあいまいな発想と判断の元に
支配的な社会と従属的な被支配の関係性
そして格差意識と差別意識は創り出される
ナチスのヒトラーはかつてそのようにして
人々に蔓延した人類全体に対する否定的な見解によって
社会全体の意識が創り出した国民にとっての英雄であり狂人である
一人の狂人が何かを動かしたのではなく
人々全体の社会に対する意識-絶望という名の理想-が
自分達を引きずっていく人物を誕生させたのだ
リーダーたる首脳やそして神や悪魔もまた
あらゆる権威の力はあなた方の「必要性」に応じて誕生している
あなた方はその受け容れている観念から
自己の外にヒーローを求める
あなた方が神とする存在はほぼそのようなヒーロー像と重ね合わせている
敵対する勢力である悪もまたそこに誇張される
だが神とは存在のすべてである
どれか一方の言い分が真実であるということはなく
あなた方がいくら神を信じて悪魔を撃退してくれと懇願しても
あなたは神の中に神という名の理想を創り
悪魔と云う名の自身の一部を否定しつづけ
そこから逃れ続けようとしているに過ぎない
犯罪者が生まれる仕組みもまた同じであり
それを追う者達の独自の観念が作り上げた理想の犯罪者の像がある
当然そこに追われる側の立場もまた
自身の観念の正当性と独自の観念に依る正義を貫き通して
その犯罪者像に身を重ねている
いつまでも犯罪やいじめ、そして病気や貧困がなくならないのは
社会全体が「世の中とはそう云うものだ」とする思い込みと
権威筋から筋路立てて叩き込まれた力強い主張と観念に基づいている
そう理解した上であらためて社会全般を見回すに
「行動の力で理想の社会に換えて行こう」とするドラマ的試みは
果てしなく誤摩化しと偽善で満ちあふれている様に感じる
だがそれは至ってドラマ的でありそこから抜け出す為のものではない
しかしそうしたものを人々全般が求めているものなのである
社会の人々の持つ「否定的な見地」からあらゆる問題が生まれている
教育の問題
いじめの問題
医療の問題
犯罪の問題
貧困の問題
すべて共通して自己否定の楔から抜け出す事でそれらは解消される
そしてあらゆる物事を肯定的解釈から受け容れる事によって
あらゆる社会の在り方は新たなステージを迎える事になる
罪人と懲罰を与えるものの関係性は
「互いに野放しにしておけない」という観念で一致している
自分の感情を畏れて自分を縛らなければならないとする者と
他人の感情を畏れて他人を縛らなければならないとする者の関係性で結ばれる
表現方法が違うだけで同じ観念と発想である事が伺い知れる
そこにある犯罪者と警護者の関係性もまた同じく
互いに自己の正義の正当性と主張をただ繰り返し
そして"意外にも"持ちつ持たれつの関係性を創り出している
かつてイエスは言った
「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」と
その言葉の真の意味する所は「全ての者はあなた自身である」
と云う事を悟らせよというものである
例え激情に駆られて憎しみをぶつけても
その自身の感情の正体は自己否定から生まれているものであり
逃げ出したいほどの破壊的な衝動を覚えても
その衝動を教理や信仰などに依って論理的に抑制する事は
限りなくその激情は増幅することに貢献はしても
けしてその憎しみは解消されない
動物達はその攻撃性を自然に発散させる術を持っているが
人間は怖れを素直に表さずウソで包み隠す事だけを学んでしまった
それが否定性の始まりである
原罪や善悪の観念はキリスト生誕以前から広まっていた考え方である
つまり本来キリストはそれら宗教的教理を人々から取り除く為に降り立ったのである
実際に人をめった打ちにする事無く
感情に浸り想像力を駆使して相手をめった打ちにする所を思い浮かべてみればいい
自然とあなたは自分を取り戻す
自身の感情を畏れずそこに浸る事により
あなたはあなた自身を受け容れて行くことができる
そしてあなたが欲しいものが何であるかを探る為に
今欲しいと素直に感じる欲求に蓋をしないという事
その事だけが自身が本当にしたいことが何なのかを悟る道につながる
他者に危害を加えていた者はそれもすべて自身であることを悟ることになる
自分の感情を畏れているものだけが自分に嘘をつき続ける
いじめ問題やそれに対する教育者の考え方もそうである
自己否定性から脱却すれば
代々親から受け継ぐ家系に関しての否定的な観念を
子であるあなたがに遺伝する事も無い
親から視て子供がどうであっても不安視せず居れば
子供は堂々と自分を表現し親の心配を他所に立派に自立し育つ
認知症というものもまた肉体の知覚から逸脱して起こる意識の性質そのものである
時間を超越してかつて在った筈の過去や未来が
一気に意識の中に現在になだれ込むと云う現象が起こる
それは夢を観ているときのあなた方と一緒である
もしあなたが子としてあるならば
あなたがあらゆる差別無しにそれを受入れて視ることで
あなたもまたそこに自立することができる
その姿は鬱屈した日々におさらばし
あらゆる可能性に開けた意識的自我が新たな自立を求めて旅に出る準備であり
本来祝福される門出の姿なのである
それはけして犯罪者同様に危険視されて牢獄に閉じ込めるべき状況などではない
そうとしか視れない現在の社会の程度をあなた方は変える事ができる
あなた方の先行きを不安視する傾向がなくなれば
世の中からそうしたあらゆる問題は消えてなくなる
いつどのようにこの人類の意識に"否定性の種"がまかれて
「負のスパイラル」は巻き起こったかという問題は
"たまごか親鳥どちらがはじめか"
という問題にすり替えて論じる迄もなく
一人一人が社会全般に対しての自身の責任の所在を見つめ
この「自己否定の為の物語」を如何に書き換えるかに掛かっている
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