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日本人は味を左脳でとらえるのである。(おっさんひとり飯)
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投稿者 五月晴郎 日時 2014 年 5 月 06 日 13:47:09: ulZUCBWYQe7Lk
 

http://ossanhitorimeshi.net/?p=7494


きのうはフライパンの焼き鳥で酒を飲んだ。


「しゃべると黙るとで味が変わる」ということは、新福菜館三条店のラーメンに端を発し、ぼくがこの頃、まあそれほど真剣にというわけではもちろんないけれど、考えるともなしに、考えていた問題なのだが、きのうになってこれが大きな局面をむかえることと相成った。

ふとしたはずみで、「自分なりの結論」に達したのである。



ぼくは晩めしを食べていた。

肴はフライパンの焼き鳥、酒の相手はツイッターである。

フライパンの焼き鳥は、上手にできてうまかった。

隠し味にオイスターソースをいれたのがまた利いている。



ところがこのフライパンの焼き鳥を口にいれたまま、パソコンのツイッターに向きなおったその途端・・・。

焼き鳥の味が一瞬にして色あせ、ただのしょうゆ臭い味に変わったのである。



これは間違いがないだろう。

日本人は味を、左脳でとらえるのである。



「虫の声」などを、日本人と外国人とで脳の違った部分でとらえるというのは聞くことがある。

日本人が、虫の声を言語中枢がある左脳でとらえるのに対し、外国人は右脳でとらえるのだそうだ。

だから日本人は、虫の「声」と書くように、そこに風情を感じるが、外国人にとって虫の鳴き声は、ただの雑音でしかないという。

味もこれと同じなのではないだろうか。



ツイッターであれ、言葉を発しようとした瞬間に味が変わるということは、言語中枢と味覚の中枢がおなじ場所にあるからだろう。

誰かの話に耳を傾けようとすると、ほかの人の声が聞こえなくなるのと同じである。



そうであれば、話してしまえば味わえなくなるのは言うまでもないことだ。

日本人は、黙って食べるからこそ味わうことができるのである。



戦後になり、食卓を家族でかこみ、和気あいあいと食べることが「幸せ」の一つの象徴とされるようになった。

ぼくなども、元妻や元カノなどから「黙って食べる」ことを非難されたことが何度かある。

おそらくこれは、外国の影響だろう。

外国では、食事中に気の利いた話をするのが「マナー」ともなっていると聞く。



でもそれができるのは、外国人が味を右脳でとらえるからではないだろうか。

右脳と左脳に分かれていれば、食べながら話しても味が変わることはない。

もちろんぼくも、好きな人と話しながら食事をすることが、いかに幸せに満ちたものであるかはよく承知している。

しかしそれは、料理を「味わう」という観点では、日本人には適していないという話である。



戦前は、家長は家族とは離れたところで、ひとりで食事をしたそうだ。

昔の殿様も、お付の女性はいたにせよ、個室でひとりで食事をした。



「ひとりの食卓」というと、何となくうら寂しいイメージが付きまとうわけだが、それはただ、外国にかぶれているだけだろう。

ひとりの食卓こそ、日本人にとっては最も贅沢なものなのである。



さてきのう食べた「フライパンの焼き鳥」は、フライパンで作る焼き鳥のこと。


焼き鳥はフライパンで作れば、家でも簡単にできるのである。


焼き鳥は居酒屋料理の定番中の定番だから、「家で作ってみたい」と思う人も多いだろう。

でもそうすると、串を打ったり、直火で焼いたりするのが面倒だと思うかもしれない。

しかしその必要はなく、焼き鳥はフライパンで全く同じようにおいしくできる。

しかも作り方は、「バカみたいに簡単」だ。



まずフライパンを中火であたため、一口大に切った鶏モモ肉1枚分を、皮目から焼く。


皮目にこんがりと焼き色がついたらひっくり返してさらに焼く。



鶏肉は焼けたものから皿に取り出していき、つづいて残った脂でぶつ切りにしたネギを焼く。


ネギはすぐに火が通るから、焼き過ぎないのがコツとなる。



ネギが焼けたら皿に取り出し、一旦火を止め、酒とみりん、しょうゆ、砂糖を大さじ2ずつ、オイスターソースとおろしショウガ小さじ2分の1づつをいれて強火にかける。


オイスターソースを隠し味としていれると、コクが増してうまい。



タレが半分ほどに煮詰まり、ドロリとしてきた頃合いを見計らい、皿にとりだしておいた鶏肉とネギをもどす。


下を返しながら手早くタレをからめつけ、火を止める。



七味をふって食べる。


こんなに簡単にできながら、味は焼き鳥屋のものと遜色ない。



あとはにしんとナスの残り物。




酢の物の残り物。




とろろ昆布の吸物。




すぐき。




酒は冷や酒。


きのうは夜飲みはじめる時点で、まだ酒が抜けていなかったのだが、それでも飲むのである。



 

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