http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N7EJD56JTSEI01.html

　６月18日（ブルームバーグ）：

原始時代の人々に倣った食生活を送るのも費用がかさむようだ。

狩猟生活をしていた祖先のような食生活を採用する米国人が増える中、これは悪いニュースだ。牛肉や豆類、ベーコンなどのタンパク源12品目の価格で構成するブルームバーグ・プロテイン指数は５月末までの５年間に28％上昇した。牛肉と豚肉が値上がりしているため年初来では５％上げ、食品価格全体の２倍のペースで上昇している。　

米国の消費者の半数以上がタンパク質の摂取を増やそうとしており、「パレオダイエット」と呼ばれるタンパク質中心の旧石器時代の食生活を取り入れている米国人は数百万人に上っている。そんな中、筋肉の基となるアミノ酸で組成されるタンパク質の価格 が上昇していることから、こうした食生活を目指す人々の熱意が低下し割安な代替食品を探すようになっている。

調査会社ＮＰＤグループのアナリスト、ダレン・サイファー氏はインタビューで「健康的だからという理由だけでタンパク質の摂取を増やしたいと考える人々は、値段の高さに驚くと割高な食品を食べるのを若干控えるようになるかもしれない」と指摘。量を減らすか、牛肉などの割高なタンパク源の代わりに鶏肉を摂取するなど割安な食品を選択する可能性があると述べた。　　　　

タンパク質を多く摂取することが健康維持につながるとの考え方は、アーウィン・スティルマン氏の著書「The Doctor’s Quick WeightLoss Diet」が出版された1960年代に広がった。　　　　　

原題：Paleo Dieters Suffer as Panera Fights Protein Price Jump:Retail（抜粋）

記事に関する記者への問い合わせ先：ｼｶｺﾞ Leslie Patton lpatton5@bloomberg.net;ｼｶｺﾞ Megan Durisin mdurisin1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先：Nick Turner nturner7@bloomberg.netKevin Orland
更新日時: 2014/06/19 15:52 JST 　

コメント
01. 2014年6月20日 07:21:11 : 3cdYZYbVIc >タンパク質中心の旧石器時代の食生活 これは滅びたネアンデルタール人の話 生き延びたホモサピエンスは最初から植物食に近かった
02. 2014年6月21日 10:57:37 : Hjtg8tsWUQ 何の真似でも好きにしたらよかろうが、本式にやりたければ自分で獲物を探して殺して捌いてそれから食べることだ。私の歴史認識が間違っていなければ当時は肉屋やスーパーなどなかったように思う。 それといつも獲物にありつけるとは限らないので、腹を空かせて眠る夜も当然なければならないだろう。 しかし幸い当時と違い今では牧場という便利な場所がある。獲物はよりどりみどりだ。肉が買えないなどと情けないことをいわず牧場に狩りにいこう。
03. 2014年6月21日 19:59:46 : 2fxlaG0rIg >>2 賛成 （投稿者）
04. 2014年6月21日 23:15:24 : sarGiVIwKw >>01 >生き延びたホモサピエンスは最初から植物食に近かった 植物食を続けていた連中は類人猿になった。
05. 2014年7月04日 20:55:37 : Ma5RZiiuic >>01 大体、人類史の初めを狩猟採集という言葉でくくるのがおかしい。 山菜を取るのと同じような感じで肉が食える訳がない。採集と狩猟では段階が全然違うはずです。 肉を食うというのがどれだけ高度な文明の発達の結果か。そこまでいけば石器時代ももう相当高度な段階のはず。

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