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地震縦波の影響調査を
http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/135.html
投稿者 taked4700 日時 2012 年 3 月 09 日 20:56:26: 9XFNe/BiX575U
 

地震縦波の影響調査を

 首都圏での地震で震度7が予想されると言うことが話題になっています。それだけ震源域が浅いところにあるからだということです。およそ震源域が20キロから30キロ程度の深さにあるとされるのです。関東大震災の震源深さが15キロぐらいだと言うことですから、20キロよりも浅い可能性もあるでしょう。

 「関東大震災体験記」https://docs.google.com/viewer?a=v&q=cache:2EhJhrbXgqoJ:navi.city.hadano.kanagawa.jp/bousai/dl/taikenki.pdf+%E6%B1%A0%E3%81%AE%E6%B0%B4%E3%81%8C%E5%85%AB%E5%B0%BA%E3%82%82%E3%81%AF%E3%81%AD%E3%81%82%E3%81%8C%E3%82%8A%E3%80%80%E3%80%80%E9%96%A2%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD&hl=ja&gl=jp&pid=bl&srcid=ADGEEShaQnAifz27RRpn7GL7-OOXR1jNa8T5ygZsZ85nPQHuy6MyojNZWgh3dwac4YjJIG82yxdZnF8JI8o4bjMzN1341TpzQjpzEo4kmzZ9lpGSAZJ7dJt4CqHaJYT69045ik_oQQYO&sig=AHIEtbRfcv7snuFMGYBoGOvACsEPm_r1lAと言う文書が神奈川県の秦野市のホームページにあります。そこから、縦揺れに関係する記述を抜き出してみましょう。

1.関東大震災の時の私の体験では、 ゴー・ドスン と音がして、上・下運動が五・六分間位と思います。以後十分位横振りでした。その短時間の出来事は、何も考えられず、闇の中で起った様でした。人が地面より四・五十センチ上・下運動していました。

2.私は、あの日、友達と七町八反へ、鈴虫を捕りに行く約束をしていた。自転車で友達の家の前まで来た時、突然大地の上下動が起こり、三尺余り上の石垣にほうり上げられ、夢中で生け垣にしがみついた。

3.あの時の地震は、横に揺れず上下に揺れて、顔が地面に当って、ゴロゴロころがってしまいました。

 (これらの揺れは多分震源域の真上でのものではないので、地震縦波による影響ではないのです。多分、表面波という二次的な地震波による縦揺れです。)

 阪神大震災に関連して「縦揺れと横揺れ「0.5」のトリック〜国によって水増しされたデータ〜」http://www.stop-hamaoka.com/kaisetu/hiritu.htmlと言うページには、原発の耐震性が縦揺れに関しては横揺れの半分でいいことになっているが、現実には縦揺れが横揺れの半分ではないと言うことが述べられています。

 ウィキペディアの「兵庫県南部地震」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E5%8D%97%E9%83%A8%E5%9C%B0%E9%9C%87の項には「六甲アイランドにある竹中工務店の地震計は横揺れ319ガルに対し縦ゆれは507ガル、神戸市東難区の神戸大学地下の観測では縦ゆれ367ガル、横揺れ300ガルだった」とあります。

 気象庁の強震波形(平成16年(2004年)新潟県中越地震)http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/kyoshin/jishin/041023_niigata/1756/nigata_main.htmによれば、観測された縦揺れの最大値は1059ガルでした。

 重力加速度が980ガルですから、980ガル以上の上下方向の加速度があればものが跳び上がります。

 多くの原発の耐震性能は改修されて耐震性を高めたものでも水平方向1000ガルですから上下方向は500ガルです。内陸性の地震、つまりいわゆる直下型の地震である新潟県中越地震では縦揺れの最大値は1000ガルを超えているのですから、原発の耐震性はまったく保障されていないのです。つまり、日本各地にある原発の直下である程度の大きさの地震が起これば、地震縦波の影響で一気に破壊されてしまいます。

 ちなみに新潟県中越地震はマグニチュード6.8でした。関東大震災はマグニチュード7.9とされていますから、今後首都圏を直撃する地震は新潟県中越地震よりも大きい可能性が強いはずです。


 更に問題であるのは、地震縦揺れと地震の縦波とは同じではないと言うことです。地震の縦揺れはいろいろな原因で起こります。地震横波が来る角度によって地表面では縦揺れになることもあるのです。また表面波という地震波はやはり縦揺れを起こします。それに対し、地震縦波は衝撃波とかエネルギー波とも言われ、必ずしも揺れを伴うものではなく、単にハンマーで殴ったような衝撃を与えるのです。普通日常生活で体験する縦揺れがほとんどこういった衝撃を伴わないのは、単に地震の震源が直下ではなくて有る程度はなれたところにあり、かつ、地震縦波が横波に比較して減衰しやすいこと、更に減衰はやわらかい地盤で起こりやすく日本の住居はほとんど堆積層の柔らかい地盤の上に作られているため、減衰して非常に弱くなった縦波しか経験していないからです。

 もし、都市部の直下でマグニチュード7を超えた地震が起これば、かつその震源深さが15キロ程度であれば、その震源域の上にある建築物は大きな縦波に直撃されます。この場合の耐震性はほとんどシュミレーションされてはいないはずです。

 更に、原発は基本的に岩盤の上に直接建築されます。日本の場合、火成岩の硬い岩盤ではなく、泥岩や砂岩といったやわらかい岩盤の上に造られているのですが、それでも普通の地盤に比べて格段に硬いので地震縦波を伝えやすいはずです。つまり、都市部で受けるよりもより強い地震縦波を原発は受けることになるのです。

 地震の本震は数分間は続き、その間、何回もいろいろな方向から揺れが襲います。何度も何度もいろいろな角度から揺さぶられるわけで、たとえ強い縦波を乗り切った場合でも、その後の横揺れで最終的に崩れてしまうと言うこともありえます。

 311の地震では想定外の揺れが襲い、想定外の津波が大きな被害をもたらしたとされます。次なる首都圏地震でまた想定外の被害を出さないためにも地震縦波がどんな影響を与えるのか、その検証が必要です。

*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から連番号を付しています。<<1025>>
TC:37458, BC:150555, PC:?, Mc:?
 

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コメント
 
01. taked4700 2012年3月09日 21:12:57 : 9XFNe/BiX575U : hgXh4UvRF6
地震縦波の影響として、空振とか海震という現象があります。以下、その参考ページです。

http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/eqvolc/201101_shinmoe/#oscillation

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%8C%AF

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E9%9C%87


02. 2012年3月10日 02:02:19 : W8fyMAUyJA
3/9/2012 – TO THE DAY, TO THE HOUR = One year ago 7.2M west Pacific
( Japan ):
https://sincedutch.wordpress.com/


Be safe.. and remember.. don’t be scared.. BE PREPARED !!!


03. 2012年3月10日 11:05:46 : OBkdV7QvDA
>地震縦波がどんな影響を与えるのか、その検証が必要です。

お前さんの投稿を見てると、縦波の影響ではなく、縦揺れの影響を検証するほうがいいだろ。

お前さん自身が言ってるとおり縦波だから縦揺れが起きるというわけではない。

そうであるならば、縦揺れ、横揺れ、複合揺れに対してそれぞれ検証すべきであり、
それを縦波、横波という区別で検証するというのは不合理だ。


04. taked4700 2012年3月10日 13:00:14 : 9XFNe/BiX575U : cGy0wvbvVo
>>03

>そうであるならば、縦揺れ、横揺れ、複合揺れに対してそれぞれ検証すべきであり、それを縦波、横波という区別で検証するというのは不合理だ。

確かに、ご指摘のとおり、かなり言葉が足りませんでした。

「縦揺れ、横揺れ、複合揺れに対してそれぞれ検証すべき」です。しかし、それにプラスして地震縦波の検証も必要なのです。地震縦波は衝撃波とかエネルギー波ともいいます。あたかもハンマーで殴ったかのような衝撃を与えます。

地震縦波が大きな建物を一定の強さ以上で直撃した例は今まで世界で一例もありません。ある程度の対策は立ててあるはずですが、実証実験がされているわけではないので、おなじみの想定外があるはずです。そして、原発でその想定外が起こったり、高層ビルで想定外が起こる可能性は強いと思います。


05. 2012年3月11日 09:17:27 : 1KcKf13hjU

>縦揺れ、横揺れ、複合揺れに対してそれぞれ検証すべきであり、それを縦波、横波という区別で検証するというのは不合理

もっと厳密に言えば、
多様な震源域から生じる、速度が速い縦波(疎密波)と、遅れてくる横波が、地層+建造物全体に及ぼす振動や構造破壊を、時間・空間的に全体として解析する必要があるということ


縦波、横波という区別で検証するのは、もちろん、意味はないが
揺れ方で区別しても、あまり意味はない


06. taked4700 2012年3月12日 13:53:32 : 9XFNe/BiX575U : sH5BJFVezw
>>05

確かに多分5分以上、10分ほどは続くはずの大地震の揺れ全体の影響が分析・検討されていなければいけないですね。

でも確か原発関係で活動されている元東芝の技術者であられた後藤さんはそういった揺れ全体についての解析はしていないと言われていたと思います。

つまり、まったく安全性は確保されていないと言うことですね。今の安全性は50キロとか100キロ離れたところである比較的小さな地震に対する揺れが検証されているということなのでしょう。

ですから、未だに原発再稼動を言う人たちは明らかに直下型の地震の危険性を甘く見ているのだと思います。


07. 大工のオヤジ 2012年3月13日 23:40:36 : Cj.8SCAaydFw6 : 8XZyNNNJPE
建築物の耐震性が、縦揺れを「ナメテイル」のは確かな事実だ。
が、投稿者さんは地震の波のうちの縦波を誤解しているようなので一言。

地震の縦波とは波の伝わる方向と同じ方向に伝わる波ということで「縦」と呼び、「P波」「粗密波」とも呼ばれる。縦揺れの「縦」ではない。固体中を早く伝わるので、地震警報はこの波をキャッチして出るようになっている。
建築界では「縦波」という言い方は誤解を招くからかあまり使われない。「P波」の言い方を使う。

早く伝わるが、大地を揺るがすエネルギーの伝播ということでは、後から来る「S波」に比べると赤ちゃんのようなものだ。

「P波」は、震源が浅い地中だとして、その真上の地面に限ってあきらかな上下の地震動として現れるのであろうが、その地震動を捉えたという発表は見たことがない。

原発マフィアとの議論で負けないように、ガンバ!!


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