「３２万人死亡」は甘い！　南海トラフ巨大地震の被害予想
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120905-00000004-sasahi-soci
週刊朝日　2012年9月14日号

「最悪32万人死亡」----。8月30日の朝刊に、衝撃的な見出しが躍った。東海・東南海・南海地震が3連動する「南海トラフ巨大地震」について、国の有識者会議がはじき出した被害想定だ。

　死者数は震源や発生時間、季節、風速によって変わるため、条件を変えて96通りのケースを想定。風の強い冬の深夜に東海で甚大な被害が出ると、津波で23万人、建物倒壊で8万2千人、火災などで1万人の計32万3千人が死亡するという。

　だが、この"最悪想定"でさえ「甘すぎる」と考える専門家がいる。有識者会議の主査である河田惠昭（かわたよしあき）・関西大教授（自然災害科学）もその一人だ。

「32万人という死者数には、地震の揺れや液状化によって都市部の水門や堤防が壊れて浸水域が拡大するなど、いくつかの要素が考慮されていません。こうした点も加味すると、私は40万人に及ぶと考えています」

　それどころではない。立命館大歴史都市防災研究センターの高橋学教授（災害リスクマネジメント）は、「東日本大震災のときの三陸海岸沿いの死亡率は1％でした。この死亡率を今回の被害想定地域に住む人口にあてはめれば、津波だけで最低でも47万人になります。家屋の倒壊や火災も含めれば、死者・行方不明者が100万人を超えても、何の不思議もありません」と指摘する。

　いずれにせよ、過去に直面したことがない未曽有の災害になるのは間違いないようだ。

コメント
01. 2012年9月05日 21:55:10 : NrnWIa4XYo 　松川浦や南相馬の津波映像を見ていると、「海岸近くの防風林がなぎ倒されている」と言うより「津波で一瞬にして防風林が吹き飛ばされて消えている。地形も一瞬で吹き飛んで変わっている所もある」と言う感じではないでしょうか。 　あれを見たら津波を壁のようなもので止められるとは到底思えないし、三陸では立派な堤防が無残に倒されているものもあり、損傷しなかった１５ｍの堤防がある所もそれがあるから安心して逃げなかった人の多くが乗り越えて来た津波で犠牲になった点からも、少なくとも睡眠をとるための部屋の安全な高台、内陸への移転以外には対策案としてはコメントできません。 　大雨で山の深層崩壊が起きる危険の場所が太平洋側でも多い、との事がテレビでやってましたが、どうせ崩壊するような危険な山はさっさと頂上からザックリ削り、安全なレベルまで平らにして高台の住居用にしてはどうでしょうか。 　採れた土は海岸地域の避難山として標高を上げるにも良し、堤防の奥行きを広げたり高くするのに使っても良し、放射能を被った地域に上から盛り土して農業再生できる土ならそれをするも良し、何でもできます。
02. 2012年9月07日 14:26:03 : wJShNGPQTI 1さん。 いい案だと思います。 土地収用なども含めるととてもお金がかかりますが、命＞金でしょう。 クリアしなきゃいけないのはそれ以外に地域住民の方々の 命＞先祖代々の土地 というところでしょうね。
03. 2012年9月08日 00:43:38 : NrnWIa4XYo 　０１です。 　ではもう一歩進めてご説明しましょう。 　今、仮に海岸にやや近くて深層崩壊しそうな標高１６０ｍの山があったとします。 　麓は安全なので残すとして標高６０ｍから頂上まで１００ｍをザックリ削ってしまうとします。実際には南ひな壇とかにすることが多いですが均らして考えて平坦になったと仮定します。 　そうすると例えば１０００ｍ四方で四角垂の山とすればその体積は約３３３３万トンです。 　これを海岸で山から数百メートルから数キロ離れていて津波で逃げ切れないエリアに４０ｍ位の避難山として作ったり、山へ続く避難土塁として使うとどれだけ造れるでしょうか。 　側壁は石垣やコンクリート他で補強は必要でしょうが、傾斜は急にとれるわけですから１箇所３３３万トンとしても１０ヵ所できます。もっと小さければ更に出来ます。 　海岸近くの農業、漁業、外食やレジャー産業などの自営業の住民などは日中は作業のため自宅も昼食などで十分利用します。そして津波がきたら避難山に逃げるか避難土塁で山へ逃げます。外食やレジャーの客もこのような避難場所があれば来ても安心となるので経済効果もあります。 　日中は海岸近くで従来の産業が成り立つので住民が一日中そっくり海岸近くから離れしまう事による町やその地域の産業などの荒廃は防げます。 　夜は熟睡するために先ほど削った高台のエリアの小屋に帰ります。 　そこにある小屋は殆ど寝るのと風呂、トイレ、食事だけの最低限の広さですが、独居老人や老夫婦などで仕事から引退し日中に特に農作業などもする必要がないなら、もうそこに居ついてしまします。年取ってしまえば狭くても気にならなくなりますが、たまに気晴らしに日中は元の自宅に戻るとかもできます。 小屋は狭くて粗末な家なら、条件ギリギリでそこに入れなかった人からもそれほど不満はでないかも知れません。 　また自分で頑張る人は、小屋の内装他をかなり良いものに手直ししてしまうとかも有り得ます。頑張らない人は元の粗末な作りのままで我慢です。 　こうしておけば仮にその小屋を与えられた住民が、そこを利用せず危険なエリアの自宅で夜間、熟睡し津波にのまれて犠牲になってもそれはもう国や自治体が責任を問われる事はないと思われます。 　最低限のものであっても与えられたものを利用しなかった方が悪いのですから。 　深層崩壊しそうな山などは地主の買値を考えてもそれほど高い金額ではないはずですし、その山村も危険がなくなれば助かるでしょう。 　これを九州、四国、紀伊半島、伊豆半島、房総半島、その他これに限らず当てはめて見てはどうでしょうか。 　土が余った場合は田畑に使えるものは放射能被害を受けた所で盛り土して利用でき、田畑には不向きなものは同様に学校の校庭などに使えるかも知れません。
04. 2012年9月09日 15:27:37 : 59l8MkwmOM ふん、アホらしい 地震学者など東日本大震災で信頼は地に落ちたぞ、 馬鹿以外は信用していない! 地震学５０年、１度たりとも余地出来ていない、 阪神大震災、中越地震、東日本大震災、 その他震度６クラスが何度起きた事か、 地震学者は詐欺師と馬鹿以外は思っている。 俺が余地してやる、 東南海地震は１００年は来ないよ！ でも来たら、想定外と言おう！
05. 2012年9月16日 21:46:09 : LRWMxQYmPM プレート境界型の地震は一定の間隔で必ず起こる。 １００年に１度なら１万年に１００回程度起こる。 ２００年に１度なら１万年に５０回程度起こる。 そして１万年など地質の歴史ではほんの一瞬にすぎない。 そして過去も起こってきた。２億年前一つの大陸だったパンゲアは大西洋の真ん中から東西に分かれ分裂を始めた、東へ進んだ部分はアフリカ、ユーラシアの大陸となり西へ進んだ部分は南北アメリカ大陸となった。大西洋の真ん中の線に沿って海底山脈があり火山活動を続けている。今も地球内部から新しい地層が生まれそれが東西に少しづつ進んでいっている。（プレートテクトニクス理論と呼ぶ） 太平洋側では南米の西側で新しい地層が生まれ、太平洋をずっと北西方向に進んで日本列島の南東側で地中へ沈み込んでいる。東北大震災はその活動の一環にすぎない。時間軸を長くとればハワイ諸島は日本の近海まで来る。その前に海中に没するだろうが必ず来る。（ハワイの北東方向にミッドウェイ島がありその延長方向には海底火山のあとがある、１直線でつながる） 東海大地震の震源域の真上にある浜岡原発は稼働中にこのプレート境界型の地震に襲われればほぼ間違いなく配管等は破壊されるだろう。今、大きな防潮堤を建設しているが無駄というものだ。「廃炉」以外の選択肢はないはず。

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