この事から当方は「ロシアの声」や「IRIBイランイスラム共和国・国際放送ラジオ日本語」のウェブサイトを見たり、ラジオ放送を聴くようにしているが、西側マスゴミはロシアやイランを「悪の勢力」に思わせるように報道してきたから、このイメージをひっくり返すことは難しいのである。1980年代のイラン・イラク戦争でも、イランの方を悪者として報道していた。このイメージが人々の間に浸透しており、今では核開発でイメージダウンを狙っている。

ロシアが真実を報道していても、国内マスゴミが報道することはほとんどないし、これまでに作られたイメージから、ロシアが幾ら正しいことを言っていても人々は受け入れない構図が出来上がっている。北方領土問題が深く根を張っており、この問題がロシアを敵国に仕立てているのだ。現実には日本とロシアの間では経済協力が驚くほど進展しており、日本の三菱自動車やマツダなどロシアに進出して現地生産をしており、大人気である。

中東に話を戻すと、IRIRイランイスラム共和国・国際放送ラジオ日本語のウェブサイトでは、下のようなニュースを配信している。

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/32756-

(転載開始)

2012/10/27(土曜) 22:39
英が、対イラン攻撃での基地使用に関する米国の要請を拒否

イギリスの政府関係者が、イランへの予想される攻撃で、イギリスの軍事基地を使用するというアメリカの要請を拒否しました。

イギリスの新聞・ガーディアンが報告の中で、「イギリスの検事総長事務局は、同国の政府へ書簡を送り、イギリスが対イラン攻撃で軍事基地の使用の許可を与えることは、国際法に違反するものであると通達した」と報じました。

また、この報告の中で、イランに対する攻撃でギリシャの軍事基地を使用することに関し、アメリカ関係者と話し合ったことが明らかにされています。

アメリカ、シオニスト政権イスラエル、そしてその同盟国は、イランが核兵器の獲得に努力しているとしており、繰り返し、イランに軍事攻撃を行うと脅迫しています。

これに対し、イラン政府は再三わたり、これらの主張を否定し、「同国の核活動は平和的な目的のみを追及している」と強調しています。

イランの関係者は、繰り返し、「イランは決して戦争を始めることはないが、同国へのあらゆる軍事攻撃に対し、厳しい対応をとる」と述べています。

また、「このような措置は、中東を越える戦争につながるだろう」と警告しています。

(転載終了)

●かつてアメリカがリビアのカダフィ大佐の暗殺を狙ってリビアの首都トリポリを爆撃したが、その時に当時のフランスのミッテラン大統領は、アメリカ軍機のフランス上空通過を認めなかったことを思い出した。このためアメリカ軍機はスペインに迂回して飛行したという。

今回のイギリス政府の措置は、下の件が影響していると思われます。

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/32745-

(転載開始)

2012/10/27(土曜) 20:27
国際市場で、イラン産原油が最高値

イラン産原油が、これまで同様、国際市場で最高値をつけています。

イラン石油産業関連設備製造者協会のメンバー、パディーダール氏は、イラン産原油産業に対する西側の制裁にもかかわらず、イランの重油は、国際市場で102ドルから103ドルの最高値で売られている、と語りました。

パディーダール氏は、26日金曜、記者会見で、「イラン産重油は国際市場で1バレル102ドルから103ドルで売られており、現在、これは国際市場における重油に関して最高値である」と語りました。

さらに、「現在、アメリカ産原油は価格が落ち込み、1バレル85ドルで取引されている」としました。

また、「イラン産の軽油は1バレルおよそ106ドル25セントで取引されている」と語りました。

パディーダール氏は、「国際市場での需要の低下は、原油価格を低下させている。アメリカ産の軽油ＷＴＩは、ニューヨーク市場で、85ドル87セントで取引されている。この価格の低下は、この6ヶ月で始めてのことだ」）としました。

さらに、「ロンドン市場での北海ブレントの価格は107ドル97セントで、国際市場でのＯＰＥＣ石油輸出国機構のバスケット価格は105ドル89セントで取引されている」と語りました。

また、「この1週間、ニューヨーク市場では7ドル近く、ロンドン市場ではおよそ5ドル、原油価格が暴落した。原油価格は来月のアメリカ大統領選挙後、そして冬季の到来により、115ドルから120ドルに上昇することが予想される」と強調しました。

イラン石油省のニクザードラフバル報道官は、2日目、イランが新たな原油市場に参入したことを明らかにし、「イランは原油の取引に関して多くの顧客を有している」と語りました。

(転載終了)

●これから冬に向かうのに、暖房用燃料の高騰は避けたいところです。西側諸国の国民は失業や所得激減に苦しんでおり、これに石油価格の高騰が加われば抗議活動が激化します。