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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ−−バーナード・バルークとウィルソン、ルーズヴェルトの関係   西岡昌紀
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/173.html
投稿者 西岡昌紀 日時 2012 年 11 月 07 日 20:38:34: of0poCGGoydL.
 

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http://blog.livedoor.jp/nishiokamasanori/archives/6055300.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=6445842&id=1879497993

昔、読んだ本の一節を御紹介します。(コメントはしません)

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 バーナード・バルークという名を読者は御存知ないかもしれない。しかし、この人物は第一・第二次大戦を通じて、米国の金融経済と国際政治を動かしたひと握りの「怪人」たちの首魁である。政治家として脚光を浴びようと熱望していたプリンストン大学のウッドロー・ウィルソンを引き上げて大統領に当選させ、彼をして第一次世界大戦に参戦させ、自らは戦時生産局長官として辣腕を振い、その間に二百万ドルの資産を二億ドルに増やした男である。
 いったい米国大統領ともあろう者を、いかに富豪とはいえ一介の株屋が作り出すことなどできるはずがない、こう読者は思われるにちがいない。日本人なら誰しもそう思うはずである。しかし、米国ではそれは可能であるだけでなく、多くの大統領はそのようにして選ばれてきた。東部エスタブリッシュメントの富豪たちは、米国社会のほとんどのポイントを抑えている。彼らの承認と援助を得ないのでは、資金もマスコミもついては来ない。
 逆に彼らの十分なバックアップを得れば、大統領当選は容易になる。アメリカ大統領選は紙芝居であると見ても大した誤りではない。観客は子供すなわち衆愚である。
 ドールの語るところによれば、内々の会合では、バルークは大統領ウィルソンをプードル犬のように引き廻していたという。当然だろう。バルークはウィルソンの真の主人なのだから。英国の大客船ルシタニア号に弾薬を積み込んでドイツ潜水艦に撃沈させ、アメリカ大衆の対独悪感情に火をつけ、ウィルソンに対独宣戦させたのは、やはりバルークの力が大きかったものと思われる。
 バルークとその一味はフランクリン・ルーズベルト大統領を製造した。ニューディール政策から第二次世界大戦、そして国際連合、IMF、世界銀行までのシナリオを書き、演出した秘密グループの首魁こそ彼である。書店に並んでいる二十世紀史の書物は、真実から離れた、実に嗤うべきものだ。すべてはこの世紀の工業超大国アメリカの政治中枢に巣食った、この数名の者たちによって操られてきた。秘密団の名簿は変わっているが、からくりは今日でも何ら変わってはいないのだ。
 バルークはアメリカ南部の貧しいユダヤ人の出である。天才的な相場師であった彼は、ウォール街でまたたく間に巨富を作り上げ、政治資金を提供するという方法で政府に影響力を拡張した。ウィルソン大統領の“製造”を見ていたチャーチルは、自分の政治的将来をバルーク一派に賭けた。そう私には思える。バルークもまた大英帝国の、将来首相にすべき人物が操れることに、大いに満足したに相違ない。

(馬野周二『日本に亡国の音(おん)が聞こえる』(経済界・1987年)36〜38ページ)
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E4%BA%A1%E5%9B%BD%E3%81%AE%E9%9F%B3-%E3%81%8A%E3%82%93-%E3%81%8C%E8%81%9E%E3%81%93%E3%81%88%E3%82%8B-%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E9%A6%AC%E9%87%8E/dp/4766780302/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1352257010&sr=1-1

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産経新聞を読んで世界の事が分かるなんて思ったら大間違いです。


2012年11月7日(水)


             西岡昌紀


世界が見守る米大統領選、ロシア大統領らはオバマ氏を支持
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=2214245

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世界が見守る米大統領選、ロシア大統領らはオバマ氏を支持
ロイター - 11月07日 09:20


[ワシントン 6日 ロイター] 米大統領選は民主党のオバマ大統領と共和党のロムニー前マサチューセッツ州知事が接戦のまま投票日を迎えたが、どちらが勝利するかで米国の外交政策も変わってくるため、関係各国の首脳らも投票結果を見守っている。


先月行われた選挙で再選を果たしたベネズエラのチャベス大統領は、「自分が米国人だったらオバマ氏に投票する」と表明。またロシアのプーチン大統領もオバマ氏を「より良い方向への変化を望む正直な人物」と評価し、再選への支持を明らかにした。


英BBCは、日本を含む21カ国の2万人以上を対象に、どちらの候補を支持するかについて調査を実施。その結果、パキスタンを除くすべての国でオバマ氏への支持が上回った。同氏への支持が最も高かったのはフランスの72%。ただ、ロムニー氏に軍配があがったパキスタンでも、回答者の75%はいずれの候補も支持しないとしている。


一方、アサド政権軍と反体制派の間で内戦が続くシリアでは、一部の反体制派からはロムニー氏の勝利を望む声もある。反体制派の司令官の1人は英ガーディアン紙に対し、「ロムニー氏はシリア情勢に対して何らかの行動を起こすと言った」とし、武器供与のほか、政権軍の空爆を阻止するために飛行禁止区域の設置を希望すると述べた。


イスラエルでは、ロムニー氏支持者がオバマ氏支持者を3対1の割合で上回ったことがテルアビブ大学の調査で4日明らかになった。


中国政府はいずれの候補に対しても支持は表明していない。国営新華社は今週、米大統領選の結果にかかわらず、米中関係は「協力、競争、協調」の方向に進んでいくとする複数の専門家のコメントを掲載した。核兵器開発疑惑が深まるイランも、一方の候補者への支持は明らかにしていない。


 

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