【6月18日 AFP】反政府デモが続くトルコで17日、政府が鎮圧のために軍を投入する可能性もあると警告した。

　3週間近くにわたるデモは先週末に警察との激しい衝突に至り、緊張が高まっている。ここで軍が介入すれば、レジェプ・タイップ・エルドアン（Recep Tayyip Erdogan）首相が直面している就任以来最大の危機がさらに深刻化するだろう。

　政府が先週末、反政府デモの中心地・ゲジ公園（Gezi Park）でデモ隊の強制退去に踏み切って以降、イスタンブール（Istanbul）市内や首都アンカラ（Ankara）では警察とデモ隊の衝突が激化。警察は催涙ガスや放水銃でデモ隊の排除に乗り出した。

　そんな状況のなか、ビュレント・アルンチ（Bulent Arinc）副首相は、デモを終わらせるために警察は「あらゆる力を使う」と、テレビインタビューで述べた。「警察で足りなければ、軍を使うこともできる」。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/politics/2951047/10918954 　

コメント
01. 2013年6月18日 20:31:32 : JjNtNbJEr2 PressTVでも、副首相が軍の投入を示唆していると報道しています。 ‘Police conduct raids across Turkey’ http://www.presstv.ir/detail/2013/06/18/309604/turkey-police-conduct-raids-countrywide/ ●エジプトでは軍が当時のムバラク大統領の命令を拒否して、政権は崩壊しました。世俗主義の守護者であるトルコ軍が、国民を弾圧するとは考えにくいですね。もし、軍が国民を弾圧したら、中国大陸の六四天安門事件の再現になってしまいます。トルコ軍は、そのようなことはしないと信じたい。
02. 2013年6月24日 23:46:01 : JjNtNbJEr2 自己レスですが、IRIBイランイスラム共和国・国際放送ラジオ日本語のウェブサイトによりますと、トルコ政府のデモ参加者に対する強権的な手法が、トルコの長年の夢である「EU加盟」を打ち砕きそうな状況です。 http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/38212- (転載開始) 2013/06/24(月曜) 22:29 ＥＵ、トルコのＥＵ加盟交渉を中止する見通し ＥＵの関係者が、「ＥＵは、トルコのＥＵ加盟に関する交渉を中止する見通しだ」と発表しました。 ロイター通信がベルギーのブリュッセルから伝えたところによりますと、この関係者は、23日日曜、「ＥＵ最大の経済大国であるドイツは、トルコのＥＵ加盟に向けた交渉の再開に反対しており、この措置は、トルコの反政府デモへの対応方法にもある程度関係している」と語りました。 オランダも、トルコのＥＵ加盟交渉の再開に懸念を表明しました。 この交渉は、26日水曜に行われる予定です。 ＥＵの今期議長国を務めるアイルランドが、26日の交渉を延期するのか、中止するのかをトルコ側に伝えることになっています。 こうした中、フランス通信によれば、23日、トルコ・イスタンブールの街頭では、数百人の人権活動家が、エルドアン首相に抗議するデモを行ったということです。 トルコの反政府デモの参加者は、警察の暴力的な対応や人権侵害に抗議するスローガンを叫びました。 トルコでは今年5月31日から抗議運動が続いています。 (転載終了) ●当方の知る限り、1970年代のEC時代からトルコは加盟することを悲願としていました。オリンピック開催でいよいよ達成かと思われましたが、EU加盟もオリンピック開催も消えてしまいそうな勢いです。エルドアン首相も、いさぎよく退陣したら後世の評価も高まったのにね。

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