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(回答先: CIA元職員めぐる「裏駆け引き」否定 オバマ氏、露中との緊張緩和図る：米、エクアドルへの関税優遇見直し着手 投稿者 あっしら 日時 2013 年 6 月 28 日 19:21:02)
エクアドル 米との協定破棄を発表 ［ＮＨＫ］
6月28日 6時43分
アメリカのＣＩＡ＝中央情報局の元職員が政治亡命を申請している南米・エクアドルの政府は、２７日、アメリカとの間で結んでいる貿易の優遇に関する協定を破棄すると一方的に発表しました。
アメリカで出ているエクアドルへのけん制に反発するねらいとみられます。
アメリカのＮＳＡ＝国家安全保障局が極秘に大量の個人情報を収集していた問題を告発したＣＩＡの元職員、エドワード・スノーデン容疑者を巡って、アメリカでは、元職員が政治亡命を申請したエクアドルに対して、申請を認めた場合、関税の免除など両国間の貿易での優遇措置の廃止も検討すべきだという意見が議会で出始めるなど、エクアドルをけん制する声が上がっています。
これに関連してエクアドル政府は、２７日、首都キトで記者会見を開き、スノーデン元職員から出された亡命申請の審査はまだ始まっていないとしたうえで、アメリカからは、これまでにも貿易面での優遇措置の廃止を材料に政治的な圧力を繰り返し受けてきたと指摘しました。
そのうえで、政治的な圧力を受けずに亡命の申請について公正な判断を下す必要があるとして、貿易優遇措置に関するアメリカとの協定を破棄すると一方的に宣言しました。
エクアドル側は、「この協定により受けた利益に相当する金額をアメリカ側に寄付し、アメリカの人権を守るルール作りに役立ててもらうよう呼びかけている」とも述べ、アメリカ側への反発を強めています。
米は「優遇措置は続いている」と認識
アメリカのＣＩＡ＝中央情報局の元職員が南米のエクアドルに政治亡命を申請していることについて、アメリカ国務省のベントレル報道部長は、２７日の記者会見で、「亡命を認めれば、両国関係にとって重大な問題となる。非常に悪い影響が出るだろう」と述べて、エクアドル政府に対して改めて亡命の申請を認めないよう強く求めました。
その一方で、エクアドル政府がアメリカ政府に反発し、アメリカから受けている貿易面での優遇措置を放棄する考えを表明したことについて、「優遇措置はアメリカ議会がエクアドルに対して一方的に与えているもので、エクアドルがこの措置から撤退することができるのか分からない」として、優遇措置は続いているという認識を示しました。
そのうえで、ベントレル報道部長は「よりよい経済関係をエクアドルとの間で継続していきたい」と述べて、事態の沈静化を目指したい考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015648631000.html
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