亡命希望のＣＩＡ元職員、ロシア内移動自由を要求
2013/7/13 23:50

　【モスクワ＝共同】ロシア亡命の意向を明らかにした米中央情報局（ＣＩＡ）元職員エドワード・スノーデン容疑者（30）が亡命認定を待つ間、ロシア国内の移動の自由を認めるよう求めていることが13日、分かった。12日にモスクワのシェレメチェボ空港で人権団体代表らと面会した際の録音記録を、ロシア通信などが報じた。

　元職員は面会で亡命に関する「唯一の希望」として、認定審査期間中の移動の自由を求めた。米国の反発を懸念するプーチン政権が、元職員とメディアや人権団体関係者の接触を嫌い、元職員を事実上の軟禁状態に置くことを警戒しているとみられる。

　元職員は12日の面会で読み上げた声明で、同日中にも亡命を申請すると述べたが、ロシアのラブロフ外相は13日、申請はまず移民当局に申し入れる必要があるとして、外交当局としては接触していないことを明らかにした。インタファクス通信によると、連邦移民局のロモダノフスキー長官も同日、元職員はまだ申請書を提出していないと言明した。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM13021_T10C13A7FF8000/?dg=1

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