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韓国、米でも暴挙!“慰安婦の碑”設置加速 在米日本人が悲鳴「子供がイジメに…」(ZAKZAK) 
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/594.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 7 月 27 日 17:08:00: igsppGRN/E9PQ
 

韓国側が全米各地に建てようと目論む「慰安婦の碑」で在米の日本人児童が危険にさらされる


韓国、米でも暴挙!“慰安婦の碑”設置加速 在米日本人が悲鳴「子供がイジメに…」
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130727/frn1307271451006-n1.htm
2013.07.27 夕刊フジ


 米国内の各地で「慰安婦の碑」の設置が進められている。在米韓国系団体が強く後押ししているもので、日本と日本人の名誉を著しく傷つけるものだ。この問題を注視している自民党の山谷えり子参院議員のもとには、在米日本人から「子供たちがイジメられる」といった悲鳴のようなメールが届いているという。

 現在、米カリフォルニア州ブエナパーク市で、慰安婦の碑の建設計画が持ち上がっている。23日に公聴会が開かれ、市民8人が意見を述べたが、韓国系が6人で、白人と日系が1人ずつと、明らかに偏っていた。

 同市には、ヤマハなど日本企業も進出しており、日本人や日系の居住者が多い。韓国系が増えたのは最近のこと。山谷氏は現地に住む日本人の安全を心配する。

 「私のところに『夫の仕事に支障が出ないか』『子供がイジメられないか』などと心配する女性たちからメールがきている。このまま放置すれば、事実無根の内容が記された碑文によって、在米日本人や日系の方々に何らかの被害が出ないか危惧しています」

 在米韓国系団体による反日活動は年々活発になっている。山谷氏は2012年5月、米国で初めて慰安婦の碑を建てたニュージャージー州パリセイズパーク市に抗議に行ったときの出来事をこう振り返る。

 「市長との面会の場に、なぜか韓国系団体が押し掛けてきた。われわれが、『政府で調べたが、日本の軍や警察が強制連行した事実はなかった。20万人を拉致して慰安婦にした事実はない』と、当時の政府文書や新聞記事を英訳して冷静に説明しましたが、彼らは邪魔するように、大声でまくしたてたのです」

 同様の慰安婦の碑や像は、カリフォルニア州グレンデール市で9日に設置が決まったほか、同州アーバイン市など、全米20カ所以上で設置が計画されているとされる。

 韓国系団体のこうした動きに、外務省の佐藤地報道官は24日の記者会見で「われわれの考えと相いれない」と不快感を示した。だが、公式声明などについては「政治問題にしないというのが国の方針だ」と語った。

 山谷氏はいう。

 「世界に真実を伝えるために、今一度、日本はきちんと見解を発信すべきでしょう」 (安積明子)

 

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コメント
 
01. 2013年7月28日 11:21:09 : gCfCuPpYcw
確かに問題だよな?。政治が動かないと言うのも、言い訳としては、ちょっと、苦しいな?。実害を無視し続けていれば、いずれは、政治的なダメージも出て来るだろうに。韓国に対する、嫌がらせの経済的締め付け強化しか無いだろうね?。やはりここは、より一層の経済制裁で対処すべきだな?。

02. 2013年7月29日 09:47:10 : niiL5nr8dQ
JBpress>海外>欧州 [欧州]
世界初のスウェーデン「買春禁止法」は有効か?
「セックス天国」化した欧州〜北欧・福祉社会の光と影(20)
2013年07月29日(Mon) みゆき ポアチャ
 夏休みや冬休みに入る前など、学期の終わりには、勤めている高校では先生と職員が連れ立って、みなで近くのレストランでランチを食べたりする。学校から200メートルも歩くと運河の近くに出、気持ちのよい風景が広がっている。

 その辺りで食事をすることが多いのだが、数年前にある先生が「この辺は夕方になると、売春する子たちが集まってくるのよ」と教えてくれた。

すぐ近くにあった「売春通り」

 え、まさか。運河沿いの道路を挟んだ反対側は、官庁やオフィスが並んだ普通のビル街で、とてもそんな交渉が行われるような場には見えなかった。

 その辺りの地名はローセンルンドと言って、実は「売春通り」として地元では長いこと有名なのだという。

 その後、その付近を通った時に見ると、寒空にミニスカートをはいた女性が、運河にそってゆっくりと行ったり来たりしているのに気がつく。車が徐行してきてその脇に止まり、女性が窓越しにドライバーと何か話している。そんな光景を時々見かけたりもした。

 1998年5月、性的サービスに従事する人々の保護を目的とし、セックスを売ることではなく買うことを禁じた「セックス・ショップ法」、すなわち「買春禁止法」がスウェーデン議会を通過した。当時、保守派陣営の間では大反対が巻き起こったが、2006年の調査では国民の8割が支持するという結果が出て、以降現在に至るまでほぼ国民的コンセンサスを得ている。

 ノルウェー、アイスランドなど他の欧州国も、スウェーデンにならって同じような法制度を導入している。イングランド、ウェールズ、フィンランド、フランスなど多くの欧州国も性サービスの購入に制限を課したり、議会に法案を提出するなどの動きが継続的に見られる。

 この2013年5月で、スウェーデンの買春禁止法成立から15年が経った。

 この法は適切に機能し、一定の効果を社会に与えているのか? 導入されてから、どの程度の影響を社会にもたらしたのか?

買春禁止法で売春は減ったのか


http://www.regeringen.se/content/1/c6/14/91/42/ed1c91ad.pdf
 スウェーデン政府が2010年に発行した報告書(SOU 2010:49)によると、施行の前年に通りに立つ売春婦、いわゆる「ストリート売春」の人数は国内の3大都市を合わせて726人であったのに対し、施行された1999年には340人と、半数以下に減少している。

 その後わずかに増えたものの、基本的には減少する傾向を見せている。

 この報告書によると、2009年に同様な買春禁止法を導入したノルウェーでも、ベルゲンなどいくつかの自治体ではストリート売春の人数が減少していることが報告されている。同報告書は「買春禁止法は売春と性的目的での人身売買を減少させるために役立っている」と結論している。

 しかし、この報告書は「正確なデータを入手するのが非常に困難」と言う通り、データの不足が多い。前掲のグラフは報告書中の数字に基づいて筆者が作成したものだが、見てお分かりのように3都市のデータがそろっているのは5年分しかないため、グラフ自体も完全なものとは言い難い。

 およその傾向として「ストリート買春はほぼ半減した」とは言えるが、しかしこれについても、交渉の場が街頭からインターネットに移っただけであって、実際の取引が減少したかは分からないという指摘もある。

法律自体に抑止効果なし?

 政府は、インターネットを介した売春が増加していることは認めているが、それが新規に参入した性産業従事者によるものか、以前は街頭に立っていた人々がネットに移動したものかは分からないとしている。つまり、法が施行されてから、本当に売買春の件数が減ったのかどうか、法律の目的が果たされたのかどうかは結局分かっていない、ということになる。

 さらに、この法律自体に抑止効果がないという指摘もある。


http://www.polisen.se/Global/www%20och%20Intrapolis/Rapporter-utredningar/01%20Polisen%20nationellt/Ovriga%20rapporter-utredningar/Inspektioner-tillsyns%20rapporter/2013/Tillsynsrapport_7_2013_Manniskohandel%20indd.pdf
 グラフは、買春禁止法が導入されて以降の、警察に通報された件数と実際に罰則を受けた件数である。

 が、通報された件数に比して、実際におとがめを受けた件数は多くないようだ。グラフで分かる通り、2010年に通報された件数1277件のうち、実際に罰則を受けたのはざっと4分の1の336件。2011年も通報件数765件に対し、罰を受けた件数は450件となっている。

 そして、この法が意図したように機能していないという最大の批判点は「同法下で刑務所に入った人は誰もいない」ことだ。

 2009年と2010年に通報数と起訴数が大幅に増えているのは、この間警察がセックスの買い手を取り締まるための追加予算を受け取ったことに起因している。また2011年には、最高刑が懲役6カ月から1年までに引き上げられるなど、罰則がさらに厳しく強化された。

 しかし全国紙DNによると、法の導入以降、処罰を受けた人は罰金刑だけで、刑務所に入った人はいないとしている*1。

当局は「効果はある」と主張

 しかし、実刑判決を受けた人がいないからといって、法律が成功していないとは言えない、という意見もある。

 DNの報道によると、ストックホルム警察の売春グループの偵察警察官、サンナ・ジェミニ氏は、この法は「組織的人身売買との闘いにおける私達の主要なツール」であり、法が導入されて以来、スウェーデン人は買春に魅力を感じなくなっていると言う。彼女は「我々は、女性たちからスウェーデンでは顧客を得ることが困難になってきていると聞いているし、売春容疑で検挙された男性は、それが恥ずべき犯罪であるという意識を持っている」と話している。

*1=http://www.dn.se/nyheter/sverige/sexkop-har-aldrig-gett-fangelse/

 また、この法の策定に大きく寄与した司法委員会委員長モルガン・ヨハンソン氏は、「セックス購入法の目的は、多くの人を刑務所に送ることではなく、セックスの売買を阻止することであり、これが十分に成功したことに意味がある」と言う。

 同氏によると、この法の目的は個々のセックスの買い手だけでなく、組織化された人身売買を取り締まることだ。この法律がなければ組織的売春がより広範囲になる。「近隣のデンマークやドイツなど他の国々と比較しても、スウェーデンでの売春と人身売買は少ない。需要が減退したことは、法律の効果があったということだ」とヨハンソン氏は述べている。

 また同氏は、買春を取り締まる一方、同時に売春から抜け出したい人への社会サービスと支援をよりいっそう充実させる必要があり、その責任は今日のように国ではなく、自治体にあるべきだと話している*2。

法の撤廃を求める売春ワーカーたち

買春禁止法案にノルウェー売春婦支援団体が反対
ノルウェー・オスロ中心街の路上で客と交渉する売春婦〔AFPBB News〕

 以上で述べてきたのは、「売買春を阻止するために何をなすべきか」に依拠した議論である。つまり、「買春禁止法」に批判点はあっても「法をより効果的に機能させるべき」という議論であって、法そのものの存在意義を問うものではない。

 これに対し、「買春禁止法」に真っ向から反対を唱え、積極的に撤廃運動をくり広げているのは、当の売春ワーカーたちだ。

 7月19日、パリ、ニューヨーク、シドニー、ベルリンなど世界中の約30都市のスウェーデン大使館前で、売春ワーカーによるスウェーデン「買春禁止法」に反対する抗議行動が行われた。

 この大行動の引き金になったのは、その前週にスウェーデンで起きた、元ボーイフレンドに刺殺された売春婦の事件だ。

 プチ・ジャスミンという名でインターネット上に広告を出し、売春行為を行っていた27歳の女性が、子供の親権をこの元ボーイフレンドと争っていた。しかし裁判所は、彼女が「売春婦である」という理由で母親としては不適格であると判断し、子供の父親である元ボーイフレンドに親権を付与した。

 殺害されたプチ・ジャスミンの母親によると、この元ボーイフレンドは彼女の動向を常に監視しており、彼女の家にやって来る「顧客」の車のナンバーをチェックするなど、いわゆるストーカー的な行為におよんでいたという。殺害動機は愛憎のもつれ、ということなのかもしれない*3。

 この事件後、スウェーデンのセックスワーカーの全国組織ローズ連合が、直ちに政府当局に対する批判声明を発した。声明では「当局はセックスワーカーを、自分の選択や決定を行う自立した人間として見ていず、彼らを見下している。これがセックスワーカーに対する社会全体の偏見と差別を促しており、彼らが顧客や他の状況での暴力にさらされる一因となっている」とし、さらにセックスワーカーに対する暴力や差別を助長しているのは「買春禁止法である」としている。

 同連合のコーディネーター、パイ・ヤコブソン氏によると、「買春禁止法によって買春を禁じても買春の抑止にはならず、非合法的に行うことを強いるため、売春する側をより危険な状況に追いやる」と言う。同氏はこの法は廃止すべきで、売買春は合法化されるべきであると主張している。

*2=http://www.dn.se/nyheter/sverige/lagen-avskracker-fran-sexhandel/

*3=http://www.expressen.se/nyheter/han-haktas-for-mord-pa-eva-marree-27/

 フランス24などの報道によると、パリに本拠を置くセックスワーカー連合STRASSの事務局長モルガヌ・メルテイユ氏も、「これまで女性を保護するとして導入されてきた全ての法は、完全にその反対の効果をもたらしている」と言い、買春を禁じても売春婦を保護することにはつながらず、「買春を非合法とすると、隠れて営業せざるを得なくなるため、売春婦を援助する組織や保健サービスの目が届かなくなり、暴力の犠牲となりやすくなる」と話している。

 ロンドンの国際セックスワーカー連合のキャサリン・スティーブンス氏は、スウェーデンのような国は、売春婦擁護グループの意見も聞かずに政策決定をし、実際の政策がセックスワーカーに与える影響について考慮していないと批判する。また当のセックスワーカーたちは、政府が売春を禁止すると、他に生きる手立てがなくなるという差し迫ったジレンマに直面すると言う*4。

賛成派vs反対派、それぞれの価値観

 「買春禁止法」への賛成と反対が正面から対立しているわけだが、両者の違いは大ざっぱに言って、「売買春を阻止したい派」と「売買春を堂々とやりたい派」の対立だ。

 「買春禁止法」賛成派の焦点は、「売買春を阻止したい」だけではなく「組織的人身売買を根絶したい」である。もちろん人身売買を取り締まる法は存在するのだが、これと並んで「買春禁止法」も、人身取引によって売春を強制させられている犠牲者を減らす効果的な武器となっている。

 対立する「禁止法」反対派は、「自発的に売春をビジネスとして興行する側」だ。彼らの視点には「人身売買の犠牲になり、自らの意思に反して売春を強制されている人たち」は見えていない。

 確かに「買春禁止法」は、ビジネスとして自発的に性を売る側にとっては邪魔な存在だ。彼らは、「この法は売春ワーカーに対する暴力を誘発し、人権と安全を損なう」と言うが、実際の本音は「この法は売春ワーカーの活動を非合法とし、商売上の利益を損なう」ということだ。

 私自身は昨年の夏、ドイツで売春をしているという23歳の女性に会ったことがある。夏休みに彼氏と一緒に北欧に遊びに来たと言っていた。ドイツの売春婦の多くがアフリカ系ブラックか東欧からの流入者という統計を見たことがあるが、この彼女はドイツ人で、英語も上手だった。

 「彼氏がいるのにセックスを売っている」という状況に少々驚いたが、彼女は「だって、私のビジネスだし」と言い、彼氏も意に介していないと言う。彼氏というよりは、恐らく「ヒモ」だろう。彼女とこんな会話をした。

 「ドイツって、売春合法なの?」「うん、そうだよ、もちろん。ちゃんと税金も払ってるし、警察が来たら話もするし、全部オーケー」「へー、知らなかった。いくらぐらい稼げるの?」「はははー、レギュラーで250くらい」「毎日?」「週5日だけ」「フーン、普通の仕事みたいなんだ。コンドーム使うの?」「そうだよ」

 250ユーロは、日本円で3万2000円くらいだ。

 10年以上も前だが、日本で売春していると言う子と話したことがある。月に軽く100万は貯まると言い、「これって天職ー」「これ以外の仕事なんかもうできなーい」とあっけらかんと言っていた。

 そして、売買春の合法化を歓迎しているのは、こういう子たちとそのヒモ、そして手配師らビジネスの元締めだ。

*4=http://www.france24.com/en/20111207-banning-prostitution-france-will-endanger-lives-dominique-strauss-kahn, http://www.ibtimes.com/disappearing-act-frances-socialists-want-ban-prostitution-797395

 自分の娘には、こんなふうになってほしくはないなと思う。「時代錯誤」「差別者」「保守反動、反民主主義」と売春擁護者らは言うだろうが、いやなものはいやだ。

 が、これは、どちらが正しくどちらが間違い、と決定できるようなものではない。単に、どちらの価値観を選択するかという自己決定の問題だ。

 ここで問われていることは、「性をカネで売買する」という行為に対し、個々人がどういう態度を取り、そして社会がどの位置に立つのかということだ。自分で稼いだカネだから、何に使ってもいいのか、自分のカラダだから、何をしてもいいのか。これが「自由」「解放」なのか。

「何でもアリ」のオランダモデル、 「お子さま天国」のスウェーデン 

アムステルダム市議会、名物「飾り窓」や大麻カフェ削減を計画
オランダ・アムステルダムの「飾り窓」地区は公認売春地区〔AFPBB News〕

 オランダは、売春合法、ドラッグ合法、安楽死合法、同性の結婚も世界に先駆けて合法化した。根底に「個々の人間の自決権」に重きを置いているからだ。

 これについて、アムステルダムから来ていた留学生の子と話したことがある。

 彼女によると、「こういった犯罪は、一定程度まで合法化して透明化した方が社会全体が健全になると政府は考えている。法規制を強めても、犯罪行為がさらに地下に潜ってアンダーグラウンドではびこり、黒い暴力組織の資金源になるだけだからだ」と言っていた。

 そして、多くの国民はこの国のあり方を「民主主義の高度な形態」「自由な社会」として、誇りに思っている。

 それに比べるとスウェーデンは、例えばアルコールは依然として専売制、ドラッグに関しても厳しい法律で取り締まっており、現在はドラッグユーザー数は西側世界で1番低い国の1つになっている。海外でセックスを買った国民を罰する法も、近々成立しそうだ。などなど、「あれもダメ」「これもダメ」と規制だらけの社会だ。

 さらに例を挙げれば、子供に体罰を与えた親は逮捕されることになっており、これを規定する「親子法」は1970年代に導入された。ストーカー法も1980年代には成立している。特に子供と女性の権利は徹底して守られており、とても暮らしやすく安心な社会だ。

 誰かにイジワルされたり不当な目に遭ったりしたら「オンブズマン」が権利を代弁し、場合によっては裁判まで起こしてくれる。「子育て支援」も充実しており、夫が育児休暇を取った時は、私の口座に国からボーナスが振り込まれていた。「父親の育児休暇の取得を奨励した」からだ。

 筆者自身の見解を言えば、子供と女性が、もちろん男性もだが、国家によって強力に保護されており、いわば国民全体が「お子さま扱い」されている社会なのだ。

売春の合法化による人身売買の増大

 売春が合法化されているドイツ、オランダ、デンマークなどの「成熟した大人社会」「民主主義の発展した国家」で今起きていることは何か。

 2013年1月号の「ワールド・デベロップメント」誌に掲載された論文「売春の合法化は人身売買を増大させたのか」によると、送り込まれる人身売買の犠牲者数が「非常に多い」とされた国は、米国、ドイツ、オランダ、日本、ベルギー、ギリシャ、イスラエル、イタリア、タイ、トルコとなっており、売春が合法化されている国、あるいは非合法ではあるが法が機能していない国である。また、ほぼ欧州国に偏っている*5。

*5=http://www.lse.ac.uk/geographyAndEnvironment/whosWho/profiles/neumayer/pdf/Article-for-World-Development-_prostitution_-anonymous-REVISED.pdf

 売春が合法化されていても、「現代の奴隷制」である人身売買はほぼ全世界で違法だ。性的人身売買については前回触れたが、主に女性、多くは未成年者を暴力や脅迫によって強制的に売春させ、多くの利益を吸い上げるビジネスである。そして売春を合法化した国が、この人身売買という違法行為、つまり犯罪の温床となっている。

 ドイツは、2002年に売春を合法とした。2009年の調査では、国内で売春に従事している人は40万人、うち63%が外国人で、その3分の2は東欧など他国からの流入者だ。1999年、合法化以前の外国人売春者の割合は52%だった*6。

 地元メディアなどの報道によると、ドイツ警察当局は、人身売買によって奴隷のような状況で性労働を強制されている女性は国内に600から800人いると推定しているが、女性の権利団体SOLWODIのゲルリンデ・マトゥーシュ氏は、実際にはおよそ1万人の外国人女性が性奴隷的な状態に置かれていると指摘している。

 同氏によると、女性たちはアパートの一室に閉じ込められており、昼間はその部屋で、やって来る「顧客」の相手をさせられ、夜には売春宿か顧客の住居へ連れて行かれる。女性たちは逃げたり自殺したりしないように24時間監視され、中には2〜3年間部屋に監禁されたままの女性もいるという*7。

 女性権利団体Terre des Femmesのアンナ・ヘルマン氏は、女性の多くはロシアやウクライナ、東欧、そしてアフリカからで、ドイツの都市でのホテルやレストランの仕事という宣伝文句で募集されて来る。大抵は不法滞在なので、警察に見つかって国外退去させられることを恐れており、そのために逃げることができない。同氏は、ドイツが売春を合法とした後、犯罪組織が同法を違法行為の抜け道として利用するため、犯罪の摘発を困難にしていると言う*8。

 スウェーデンが買春を違法とした同じ1999年に、デンマークは売春を合法化した。以降デンマークは、スカンジナビア最大の買春天国となっている。デンマーク反人身売買センターによると、国内に4000人から5000人の売春婦がいると推計され、その半数は東欧とアフリカから来ており、多くは人身売買の犠牲者と考えられている*9。

人身売買によって成立する「セックス天国」欧州

 昨年発行された国連の人身売買リポートによると、人身売買の犠牲者のうち性的な強制労働に従事させられている人の割合が一番高いのは欧州と中央アジアである。こうして、「セックスの売買合法化」政策が、欧州を「セックス天国」にし、人身売買の犠牲者を増やし、これらの犯罪者らを助長させていると言える*10。

 女性の性を利用してビジネスをする側の連中にとって、ドイツやオランダモデルは大歓迎だ。「売春合法化」の背景には、恐らく大量の賄賂が流れているのではないのか。欧州の中でも、一国の警察機構よりも、犯罪組織の方がカネと権力を持っているように見える国もある。政府機構そのものが、収賄をかき集める犯罪集団となっているように見える国も、ないでもない。

 現在非常な勢いで成長しているセックス産業は、麻薬や武器取引に匹敵するか、それ以上の収益を上げており、しかもリスクはずっと少ないという。反人身売買NGO「ノット・フォー・セール」によると、この産業は世界全体で年に250億ユーロの利益を上げている*11。

 先に挙げた問い「『性をカネで売買する』という行為について、社会がどういう立場に立つのか」に対し、断固として「人間は商品ではなく、売春は他の取引やサービスの供給と比較することができない」ことを社会に示そうとしているのがスウェーデンだ。

*6=http://en.wikipedia.org/wiki/Prostitution_in_Germany

*7=http://www.dw.de/germany-lags-behind-in-protection-of-forced-prostitutes/a-16837388

*8=http://en.haberler.com/germany-lags-behind-in-protection-of-forced-277667/

*9=http://www.humanityinaction.org/knowledgebase/53-human-re-trafficking-in-denmark-looking-for-a-solution-or-recycling-a-problem

*10=http://www.unodc.org/documents/data-and-analysis/glotip/Trafficking_in_Persons_2012_web.pdf

*11=https://www.youtube.com/watch?v=hZVDCLyjdZ4

 スウェーデン出身の欧州議会議員数人が連名で以下の声明を出している*12。

 「多くの国での売春の合法化が、人身売買を増加させている。欧州連合(EU)は1人当たりの性奴隷数が世界最大となっている。今日、EU加盟国の多くで売春が普通のことで、社会的に許容できるものと考えられており、これに従って性的人身売買の市場がより利益の上がるビジネスになっている」

 「欧州のセックスビジネスの犠牲に落ちる危険性のあるものを保護するために、我々は最終的にEU全体で売春の違法化を法制化しなければならない。セックス産業が受け入れられる限り、脆弱な人々を利用しカネを稼ぐ売春斡旋業者の機会を生み出し続ける。経済的な利点がある限り、性奴隷の需要は増え続け、将来的に人身売買が引き続き行われるだろう。人間の性は売買するためのものではない。政府のやるべきことは『社会正義の基準』を示すことだ」

健全で解放された社会とは何か

 筆者自身も、まったく賛成だ。大人が、カネで他者の性をむさぼることを平然と許容しているこの社会が「健全で個の自由が保障された社会」とは思えない。私は、そういった社会を子供に見せたくはないし、そこに子供を送り出したいとは思わない。

 売春をしたくてやっている人は、少数ではあるだろうが存在するだろう。彼らの権利もないがしろにされるべきではない。しかし社会的・経済的不平等のために売春を強いられている多くの女性たちがいる限り、この不平等を克服していくことを基本にするべきであると思うし、この理念に立脚して政治政策が作られる社会は、より健全で解放された社会であると思っている。

*12=http://www.svd.se/opinion/brannpunkt/europa-bor-ta-efter-svenska-sexkopslagen_7589960.svd, http://www.dn.se/nyheter/varlden/lat-svensk-sexlag-ga-pa-export/


03. 2013年7月29日 12:34:18 : qm2fmM1KDQ
これは「止めさせない方がおかしい」。

この「慰安婦碑」は、第二次世界大戦の「アウシュビッツ収容所」や「原爆ドーム」などの「戦争の遺産」という名目で作られているが、
しかし、それは戦争のモニュメントではなく、「政治的なプロパガンダ」だ。
韓国は、明らかに「ユダヤ人に虐殺」に真似て、「慰安婦問題を政治利用」している。

日本政府の情けないというか、バカ過ぎる所は、
慰安婦問題が「韓国の日本叩きのための政治的プロパガンダ」だという主張を全く行わない点であり、
アホに関わって下手に関わって火傷したくないよ、という「エリートによくある面倒な事には関わりたくない」という悪しき事例の最たる例だ。

韓国人は「広島の原爆ドーム」と同じノリで、慰安婦像をこしらえている訳だが、
日本の被爆者が「アメリカ人批判のために『被曝話題にしているか』と言えば、そんな事実は皆無だ」。
都民が東京大空襲を行った米国を批判しているか、と言えば、石原慎太郎が無責任に暴言を吐くぐらいだ。
多くの被災者は「悪いのは戦争だ」と気持を納得させている。

日本政府は、彼ら被爆者や被災者の名誉のためにも、この「悪しき隣人の愚かすぎる政治プロパガンダ」を止めさせる必要がある。

そして、一番「声を上げる団体」は、日本国内で「慰安婦問題を焚きつけた連中」だ。
これでいいのか、ハッキリ意見を言え。


04. 2013年7月30日 16:59:55 : RXpovS4eVU

 日韓スワップやめろ! 電子・機械部品の供給もやめろ!

 韓国なんぞ干し上げてしまえ!


05. 2013年7月30日 19:40:37 : lARD3Vcx1E
政治的に韓国への締め付けは不可能。日本が今まで韓国へ行った援助は莫大である。
つまり援助額に見あったキックバックも莫大なのだ。当然、韓国政府はこの賄賂を
振り込んだ日本の政治家の氏名からオフショワの銀行名、口座や金額まで総ての情報を
持っている。
ー歴史を忘れた民族に未来はないーこれは韓国政府からの嚇しだ。与野党を問わず、
賄賂受け取った政治家の収賄に関する全情報が公開されるとーお前に未来はないー
との震え上がる意味だ。

06. 2013年7月30日 20:43:25 : iLd6EYapmQ
とにかく、韓国に対する経済援助を、全て停止しろ。もう、日本は、こんな、恥知らず礼儀知らず恩知らずな国には、見切りをつける時が来たよ。

07. 2013年7月31日 15:01:28 : RVAqMdbrFM
http://img.yonhapnews.co.kr/photo/yna/YH/2013/07/31/PYH2013073103320088200_P2.jpg
慰安婦象徴の少女像 米国で除幕式
旧日本軍による従軍慰安婦の悲劇を世界に知らせる「平和の少女像」が米カリフォルニア州に建てられた。グレンデール市立中央図書館前の公園で30日(現地時間)に行われた除幕式で記念撮影する慰安婦被害女性の金福童(キム・ボクドン)さんと同市市議会議員ら=30日、ロサンゼルス(聯合ニュース)
http://app.yonhapnews.co.kr/YNA/Basic/ArticleJapan/ArticlePhoto/YIBW_showArticlePhotoPopup.aspx?st=20130731125333&contents_id=PYH20130731033200882

08. 2013年7月31日 22:06:34 : QKj2V8oUfM
美しき国 ⇒ 情けない国


アメリカを刺激しないため つまり 事を起こさないため つまり 

世界のいい子になるため、日本人の尊厳を貶められても文句を言わない国、

ひたすらアメリカの顔色をうかがう卑屈な奴隷国、日本。

何が美しい国だ。

朝日新聞すら潰せない国、情けない国日本、腰ぬけの国日本、

在日特権なんか取り上げろ。韓国人特別税を課せろ。

安倍よ。絶対にこの夏、靖国に行けよ。行かなければ菅や鳩山以下のへタレだ。

おっと、在日板で言う言葉でなかったかな。失礼。



09. 2013年7月31日 22:49:04 : niiL5nr8dQ
韓国 「日本のせいで韓国人登山客が亡くなった。日本政府が安全対策を講ずべきだった」
1 名前: 急所攻撃(埼玉県):2013/07/31(水) 11:28:16.79 ID:oDK4BJ8LP
■[社説]死を招いた無謀な海外遠征登山
日本の山岳地帯である長野県の中央アルプスで遭難した韓国人団体登山客5人のうち70代など韓国人男性3人が死亡し2人が行方不明となっている。釜山の山岳会会員らとその知人など20人で構成された登山客一行は、29日朝いくつかのグループに分かれて登攀中だったが、朝から風雨が強く天気が良くなかったという。何よりも行方不明の遭難者を探すのが最優先だ。日本警察が失踪者捜索に最善を尽くすことを望む。

今回の事故は無謀な海外遠征登山に対する警鐘を鳴らすものだ。いくら登山経験が多い
山岳会会員たちといっても、悪天候の中で地形に習熟しない海外遠征登山をすることに
なれば大きな事故に遭う憂慮がやはり残る。登山前に天気情報を十分に調べ、非常連絡
対策を立てるなど入念な準備が必要だ。今回の事故も悪天候を押し切った登山のうえ、
携帯電話など通信手段が動作せず救助が難しくなったことが把握されている。我が国の
登山客が所持していた携帯電話は日本の山岳地域では無用の物だった。70代の韓国人
男性が負傷して動けない事態が発生したが、現地警察に救助要請をしたのは近くを通り
かかった日本人だった。日本でローミングしている携帯電話であっても、通信会社次第で
山岳など地域により不通になる場合が多いためだ。

日本政府は経済活性化のために、登山客など外国人観光客誘致に努力を傾けている。
そうであるなら、外国人登山客の安全のための非常対策を立てて当然だ。まずは、
山岳地域など事故が発生しやすい旅行地では日本現地で非常時に使用できる携帯電話を
貸与する案を考慮してみる必要がある。それでこそ非常時に事故現場からの円滑な通信
が可能になり、事故を防止したり追加事故を防げる。登山客も海外遠征登山時には悪天候
や高齢者が多い場合、現地の登山ガイドを伴うなど事故予防措置を取るのが望ましい。

▽ソース:釜山日報/Naverニュース(韓国語)(2013-07-30 10:54)
http://news20.busan.com/controller/newsController.jsp?newsId=20130730000116
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=110&oid=082&aid=0000401855

関連スレ:
【長野】韓国人グループ遭難か 11人と連絡取れず 中央アルプス・檜尾岳付近
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1375092759/
【長野】中央アルプスの韓国人遭難 9人中4人死亡★4
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1375251906/
【長野】中央アルプス韓国人遭難、死亡の3人はいずれも軽装[13/07/30]
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1375194322/
【中央アルプス遭難】登山客など外国人観光客を誘致している日本政府が安全対策を講ずべきだった … 韓国紙社説 ★3
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1375223367/


2 : キングコングラリアット(家):2013/07/31(水) 11:28:43.93 ID:h2K33zgt0
想定内

6 : 張り手(茸):2013/07/31(水) 11:30:25.46 ID:1DICGfRi0
ここまで想定内

5 : ジャストフェイスロック(関西・東海):2013/07/31(水) 11:29:56.85 ID:58Zg4ldI0
そうだなキムチを入国させた日本の税関が悪いな

9 : ランサルセ(神奈川県):2013/07/31(水) 11:31:09.76 ID:2fSOYBn60
そうだな
日本に韓国人は来てはいけない(戒め)

16 : レインメーカー(岡山県):2013/07/31(水) 11:32:50.54 ID:/mUVyhUN0
後の強制登山である


10. 2013年8月01日 02:21:12 : niiL5nr8dQ
韓国軍「離米」に最後の抵抗

「作戦統制権」で岐路に立った韓国

2013年8月1日(木)  鈴置 高史

 「離米」の動きに対し、韓国軍が最後の抵抗を見せる。海洋勢力側にとどまるのか、これで一気に中国側に傾くのか――。韓国は今、岐路に立つ。
軍の独走?

 7月17日、聯合ニュースがワシントン発で報じた1本の特ダネが韓国を揺さぶった。見出しは「韓国、米国に『戦時作戦統制権の返還』再延期を提案」だ。

 作戦統制権とは軍部隊を指揮する権限のこと。米韓両国は、2015年12月に韓国軍の戦争時の統制権を米国から韓国に返す予定だ。

 これに伴い、米軍が在韓米軍の兵力を大幅に削減する可能性が出てくる。「返還」は米韓同盟の空洞化に直結する極めて重要な問題だ。

 当初、米韓両国は2012年4月に戻すことにしていた。しかし、「早期返還」には韓国軍の元老や保守系メディアの強い反対もあり、その時期を2015年12月へと延期している。

 今回の聯合ニュースの記事は「さらに延期するよう韓国が米国に要請した。この問題に関し両国政府は協議している」との内容のスクープである。

 このニュースに接した韓国メディアはまず「軍の独走か否か」に焦点を当てた。なぜなら韓国軍が再延期を要請したのとほぼ時を同じくして、オバマ大統領と朴槿恵大統領がワシントンでの首脳会談の席上「2015年の返還」を確認しているからだ。

大統領の指導力が問われる時に

 この特ダネを明かしたのが韓国側ではなく、米国防総省高官だったことも疑いをかきたてた。韓国軍がいかにも「こっそり」動いているかに見えたためだ。

 朝鮮日報は7月18日付の社説「予定通りか、延期するのか、韓国政府は立場を示せ」でこう厳しく政権を追及した。

・5月の韓米首脳会談の直後の6月1日に金寛鎮国防長官がヘーゲル米国防長官に会った席で返還の再延期を申し出たとすれば、首脳同士の合意を国防長官が破棄したことになってしまう。

 中央日報も同日付社説「戦時作戦統制権返還の再延期、提案したかどうかはっきり明かせ」で以下のように疑念を表明した。

・(返還問題に関する)政府の立場が妙だ。国防省も青瓦台(大統領府)も韓国政府が米国に要請したかについて、確認も否認もしないという曖昧な反応を見せている。

 経済政策を巡って朴槿恵大統領の指導力が問われ、政権に近いメディアまでが批判し始めていた時だ。韓国軍は2度に渡ってクーデターを敢行し、いずれも成功している(注1)。韓国人が「軍の独走」かと、ぎょっとしたのも不思議ではない。

(注1)1度目は1961年で、朴槿恵大統領の父親、朴正熙少将が陸軍と海兵隊を率いて権力簒奪に成功した。

食い違う米韓の軍首脳の発言

 「疑われてはたまらない」と思ったに違いない。軍は「大統領も了解した上での動き」とメディアにリークした。東亜日報は7月19日付で以下の記事を載せた。

・国防関係消息通によると、選挙公約では2015年の返還を予定通り実施するとしていた朴槿恵大統領だが、時期尚早との国防省の建議を受けて考えを変え、米国への提案を受け入れた模様だ。

 この後、韓国メディアの関心は「米国が再延期を受け入れるか」に移った。しかし、韓国メディアも展開を読みかねている。米韓両国の国防トップが正反対の見方を示したからだ。

・与党ハンナラ党議員によると、金寛鎮長官は7月18日、同党との協議で「米国は返還問題を前向きに検討するのではないか」と語り、再延期される見通しを示唆したという(聯合ニュース)。

・7月18日、米国のマーチン・デンプシー統合参謀本部議長は上院軍事委員会の再指名公聴会で返還問題について触れ「返還を予定通り(2015年に)進めるよう指示した」と述べた(同)。

 では、韓国メディアは「再延期すべきである」と考えているのだろうか、「すべきではない」と主張しているのだろうか――。

歯切れの悪い保守メディア

 ハンギョレ新聞など北朝鮮に近い左派メディアは「再延期すべきではない」つまり「作戦統制権の返還を予定通り早期に進めよ」と書くかと思いきや、そうでもない。

 「朴槿恵大統領の公約違反」は厳しく批判するものの「どうすべきか」に関してはほとんど触れない。核武装など北朝鮮の軍事的脅威に国民が神経を尖らす今、下手に「北を利する紙面」を作れば「従北派」と批判されると恐れているのだろう。

 一方、保守系メディアも政権内の亀裂を反映して歯切れが悪い。朝鮮日報は7月18日付の解説記事「統制権 2度目の延期要請、韓米関係への影響は」で、再延期に動く国防省と、反対する外務省の意見を紹介。両論併記することで社としての判断を避けた。

 この記事によると、外務省は以下のように再延期に反対した。

・(1回目の延期を2010年に米国に飲んでもらった)李明博政権が『2015年の返還なら問題ない』と結論を下したのだ。国家間の重要な合意について2回も延期を申し出る国に対し、米国はどう考えるだろうか。

米国をなめていた盧武鉉

 そもそも統制権の返還は、韓国側が言い出した問題だ。反米を旗印に掲げて当選した左派の盧武鉉大統領が「自分の国の軍隊も指揮できないのは独立国としておかしい」と米国に対し統制権を返すよう要求した(注2)。

(注2)この問題に関しては「米韓同盟と『戦時』作戦統制権返還問題」(倉田秀也防衛大学校教授)が詳しい。

 反米ナショナリズムが燃えさかっていた当時の韓国では「統制権返還」に反対する声はほとんどあがらなかった。一方で、それを政権浮揚に利用した盧武鉉政権も「米国が返還に応じるはずはない」と高をくくっていたフシがある。

 だが、米国は韓国の予想に反してスンナリ応じた。「統制権問題を反米の材料に利用されてはかなわない」という政治的な判断もあった。それに実は経済的にも「渡りに舟」だったからだ。

 統制権を返せば、韓国防衛の責任も韓国側へと引き渡せる。ならば、陸軍中心の在韓米軍の規模も縮小しうる――との判断である。

本音は戦闘力の劣化

 米軍は国防戦略も地上軍の一部を機動軍に編成し直し、必要な場所に緊急展開する「戦略的柔軟性」重視に転換し始めていた。

 これらの発想からすれば、最終的には被害の多い陸上戦闘は全面的に韓国軍に任せる一方、海軍力は日本から、空軍力は日本やグアム、あるいは米本土から支援すればいい、ということになる。

 韓国の外交当局が、韓国側が要求したという経緯や米国側も本音で「返還」を歓迎した事情から、再延期交渉に二の足を踏むのも当然だ。

 外務省にはこの問題を蒸し返せば、韓国版思いやり予算やミサイル防衛を巡る米国との交渉で、不利な立場に追い込まれるとの懸念もある。「こっそり」再延期を米軍と交渉していた軍への反発もあるに違いない。

 一方、再延期すべきだと訴える国防省は、2012年末以降に増した北朝鮮の脅威を理由にあげている。北朝鮮は弾道ミサイルと核兵器の実験を相次いで実施したうえ「停戦協定を白紙化する」などと韓国を脅迫している。

 だが、北朝鮮の“核武装化”はすでに予想されたことだった。韓国軍の本音は、米韓連合司令部の解体――戦闘力劣化への恐れにある。

お荷物の韓国軍

 朝鮮戦争の勃発直後に両国は連合司令部を結成。戦闘力の中軸だった米軍が司令官を出し、全面的に指揮をとってきた。作戦統制権が返還されれば当然、連合司令部は解体され、在韓米軍と韓国軍の2つの司令部が並立することになる。

 「2つの指揮体系の下、戦争するのは極めて難しい」(日本の安全保障専門家)のが定説で、NATO(北大西洋条約機構)も米国の将軍が全軍を指揮する。

 返還に伴う戦闘力の大幅な劣化を防ぐために「連合司令部を事実上残し、韓国の将軍がトップに就任して米韓両軍を指揮する」という案も浮かび、韓国側からリークされた。(「『韓中連合軍が怖くないのか』と肩をそびやかす韓国人」参照)。

 この際、米軍が出す副司令官が実質的には指揮を執ることになると見られる。ただ、そうだとしても「連合司令部存続案」を米国が認めるのか、疑問視されている。米国は「自国の大部隊は自国の軍人が指揮する」という原則を貫いているからだ。(注3)。

(注3)この理由と、韓国軍高級指揮官の能力不足を理由に「連合司令部存続案」に疑念を呈している軍事専門サイトもある。

 2007年に統制権の返還――連合司令部解体が決まった時、中国人民解放軍の関係者が私的な席でこう“喜びの声”を漏らしたことがある。「これで米韓同盟はなくなったも同然だ」。

中国の顔色伺う

 2つの司令部が存在する不安定な同盟軍。ことに米軍の“下請け”に甘んじてきた韓国の高級指揮官は大軍を率いた経験がない。米軍にとっては友軍というよりもお荷物になる、と見る軍事専門家が多い(注4)。

(注4)『ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争 <上><下>』(デイヴィッド・ハルバースタム著、山田耕介、山田侑平訳)には友軍たる韓国軍に不信感を募らせる米軍将兵の姿がしばしば描かれている。

 米国政府が、そんな危ない体制下での戦争に米国人を送るとは考えにくい。米国は連合司令部解体を機に、次第に軍を韓国から引いて行くであろう。そうなれば韓国は米国を頼りにしなくなる――との読みだ。

 再延期するかどうか、米韓両国は2013年10月までに結論を出すと韓国紙は報じている。しかし、問題は複雑になるだろう。「鳶に油揚をさらわれかけている」中国が巻き返すのは間違いないからだ。

 韓国政府も、中国の圧力を感じているからこそ、今に至るまで再延期に関する米国との交渉を公式には認めていないのだろう。一時は大騒ぎした韓国メディアも、この問題に関する報道をぴたりと止めている。

 昨年、日本との軍事協定締結を、中国からの圧力で署名の1時間前にキャンセルしたのが韓国である(『中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』第1章3節参照)。

 通貨スワップを中国だけに頼ることになり、国の命綱を中国に託した韓国が中国に「NO」というのは難しい(「『中国傾斜』が怖くなり始めた韓国」参照」。

米韓同盟の矛盾突く中国

 韓国の内側からも、中国の圧力に応じる動きが出るかもしれない。北朝鮮の核恫喝から黄海のテロまで中国に抑止してもらえると韓国は期待し始めた(「朴槿恵訪中で韓国は中国の引力圏に入った」参照)。

 軍も「親米」だから再延期を求めたわけではない。国防力の劣化を防ぐのが目的なのだ。もし再延期されず予定通り2015年に統制権が韓国に返還されれば、韓国は「米国より頼りになる中国」に急速に傾斜していくだろう。

 では再延期されたら、韓国は米国側にとどまるのだろうか。それも怪しい。中国は最強カードをまだ隠し持つからだ。「在韓米軍が存在する限り、中国と米国の紛争に韓国は巻き込まれるのだぞ」との脅しだ。

韓国の仮想敵は北朝鮮であって「中国とは絶対にことを構えない」が国民的合意だ。一方、米国の最大の仮想敵は中国であって北朝鮮ではない。日増しに大きくなる米韓同盟の矛盾を、中国は必ず突くであろう。

 そもそも、盧武鉉政権が統制権返還を要求した背景にはこの「巻き込まれ」への恐怖があった。同政権は米国に対し、執拗に在韓米軍の域外覇権に反対しもした。中国から圧力がかかったのだろう。

日本が最前線になる日

 韓国の安全保障専門家によると、2002年末に大統領に当選したばかりの盧武鉉氏が軍の幹部を呼び「在韓米軍を撤収させる。具体案を直ちに示せ」と指示した。

 軍は困惑し、それよりは影響の少ない「統制権返還」を米国に要求することにしてお茶を濁したのだという。

 「戦時の作戦統制権の返還問題」は日本ではあまり報じられない。米韓間の軍事技術的なテーマと見られているからだ。だが、これは在韓米軍の縮小・撤収――日本の最前線化――につながる問題なのだ。

 最近、中将ポストだった米太平洋陸軍の司令官が大将に代わった。現在、大将が務める在韓米軍司令官をいずれ中将ポストに格下げする、つまり、作戦統制権返還の準備が始まったことを意味すると専門家は見ている。


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このコラムについて
早読み 深読み 朝鮮半島

朝鮮半島情勢を軸に、アジアのこれからを読み解いていくコラム。著者は日本経済新聞の編集委員。朝鮮半島の将来を予測したシナリオ的小説『朝鮮半島201Z年』を刊行している。その中で登場人物に「しかし今、韓国研究は面白いでしょう。中国が軸となってモノゴトが動くようになったので、皆、中国をカバーしたがる。だけど、日本の風上にある韓国を観察することで“中国台風”の進路や強さ、被害をいち早く予想できる」と語らせている。


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