★阿修羅♪ > 国際7 > 603.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
イラン:実質的な改革 早急に実施を ロウハニ新大統領に求められる改革アジェンダ  HRW
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/603.html
投稿者 ダイナモ 日時 2013 年 8 月 07 日 08:49:09: mY9T/8MdR98ug
 

2013年08月02日

(ベイルート)- イラン新政権は、同国の悲惨な人権状況を改善するため、具体的な措置を取るべきである、とヒューマン・ライツ・ウォッチは、新大統領ハサン・ロウハニ氏に宛てた本日付の書簡で述べた。書簡では、改革の必要な主要分野として、政治囚釈放から国連人権機関との協力に至る項目を挙げた。ロウハニ新政権は、4年の任期中にこれらの領域に対処すべきだ。

ロウハニ氏は2013年8月4日に、イラン・イスラーム共和国の第七代大統領に就任する。6月14日の大統領選挙で、「希望」と「中庸」を訴え、50.7%の得票で当選した同氏は、国民に対して、人権尊重に関する多くの公約を示した。当局による選挙結果発表後、多くの国民が街頭で当選を祝った。政治囚の釈放を求めるとともに、前回2009年の大統領選挙後に政府が行った、抗議運動への弾圧による死者を悼むスローガンを叫ぶ人の姿もあった。

「ロウハニ氏は大統領選で、個人の自由の拡大と人権尊重を公約し、変革を求めるイランの有権者の願いに訴えた」と、ヒューマン・ライツ・ウォッチ中東アドボカシー・ディレクターのタマラ・アル=リファーイーは指摘した。「国民から、必要な改革を進めるという任務を託された以上、氏は選挙公約が口先だけのものではないことを、大統領としての仕事で証明する必要がある。」

この書簡で、ヒューマン・ライツ・ウォッチはロウハニ氏と新政権に対し、以下の措置を取ることを強く求めた。

政治囚の解放:政治活動家、市民活動家、ジャーナリスト、弁護士、人権活動家など数百人におよぶ、すべての政治囚を即時無条件に釈放し、釈放後は、ただちに非暴力活動に取り組めるようにすること。ロウハニ氏は、反体制指導者の自宅軟禁措置の終結も目指すべきである。

死刑の執行停止(モラトリアム):死刑の執行を停止し、廃止を視野に見直しを行うこと。イランで死刑となる人の大半は、薬物密輸などの犯罪者だが、こうした犯罪は、国際法では、死刑判決を正当化するほどの深刻な犯罪とは見なされていない。また、法の適正手続き(デュー・プロセス)で多くの違反があり、死刑判決の正統性が疑われるものもある。消息筋によれば、ロウハニ氏が選挙で勝利してから、数十人の死刑が執行された。イランはこの数年、中国に次いで、世界第2位の死刑執行国である。

メディア規制の撤廃:報道とインターネットの自由を、規制ではなく、奨励する政策を実行すること。政権が優先して取り組むべきは、検閲に関する詳細な規程と、イラン国民が逮捕や拘束、有罪判決のリスクを冒さないように守るべき「警戒ライン」の撤廃だ。2013年6月時点で、イランでは50人以上のジャーナリストやブロガーが投獄されている。

学問の自由の拡大:アフマディーネジャード政権の過去8年間で設けられた、学問の自由への障壁を撤廃すること。具体的には、個人的意見を理由に解雇された、大学教員数十人の復職、大学構内で治安部隊が持つ影響力の制限、学生の活動を法に基づかずに監視する懲戒委員会の廃止、一部の専攻で登録学生の男女比を管理している時代に逆行したジェンダーに基づく政策の撤回、学生団体の活動再開の許可などが挙げられる。

民間団体の自由な活動の保障:非政府組織に対する不要なプレッシャーを取り除き、独立系労働組合、イラン弁護士会、シーリーン・エバーディー人権活動家センター、イラン映画協会などの団体が、妨害なしに活動できるようにすること。

女性の権利の尊重:女性問題を扱う専門部署を設置し、身分法などの差別的法規の改正に向けた国民対話を開始し、法律改正を目指す女性団体の取り組みを支援すること。ロウハニ政権はまた、産児制限策への規制を撤廃し、時代に逆行する、大学や公共の場でのジェンダーに基づく政策に反対し、厳しいドレスコードを守っていないと判断された女性に対する治安弾圧を停止すべきだ。

少数派の権利保障:すべてのイラン国民に、民族や宗教に関わりなく、平等な法的保護を保障する政策を実施すること。民族的少数派や宗教的少数派は、政治参加、雇用、宗教的・社会的・文化的権利の実践において、法的かつ実質的な差別を、しばしば受けている。

非人道的な取り扱いの廃絶要求:未成年犯罪者への投石や処刑など、非人道的な取り扱いと刑罰の禁止に関する、国内の議論を再活性化すること。

国連人権機関との協力:国際機関に協力しない政府の態度を改めること。特にイランの人権状況に関する国連特別報告者のアフマド・シャヒード氏の訪問など、人権理事会の各種のテーマ別特別手続のアクセスを許可すること。2009年の普遍的・定期的レビューの審議に際して、国連総会と国連専門機関、加盟国が行った勧告を実施すること。勧告の多くが、2009年大統領選後の弾圧でのイラン人当局者による拷問と殺害について、責任追求を求めていた。

ロウハニ大統領と新政権はまた、ヒューマン・ライツ・ウォッチがイランを訪問し、これらの問題を議論することを許可すべきである。「私たちは、貴殿の大統領就任が、国際人権機関との協力に向けた新たな意志表明を、イラン政府側が行ったものであることを心から望んでいます」と、ヒューマン・ライツ・ウォッチは書簡で述べた。

自由で公正な選挙を疎外する、重大な規制や人権侵害が行われたにもかかわらず、ロウハニ氏は大統領に選出された。今年の選挙では、投票者による投票所での不正や事件について、深刻な事例は報告されていない。

「効果的で責任ある政権指導には、すべてのイラン国民の権利保護が不可欠だ」と、前出のアル=リファーイーは述べた。「ロウハニ氏が、イランをこの8年にわたる難局から救おうとするならば、政府による過去の、また現在進行中の人権侵害に対処しなければならない。」


http://www.hrw.org/ja/news/2013/08/02-2  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年9月05日 09:58:05 : niiL5nr8dQ
イランでは1年間の半分が休日

「怠け者」ではなく「楽しく暮らしたい」国民

2013年9月5日(木)  エッテハディー・サイードレザ

 日本人は仕事に対して勤勉なことで知られています。ところが、最近はその評価が変わりつつあるようです。先日、日本の色々な企業で働いた経験を持つ外国人の感想を載せた記事を読みました。そこには、90年代には世界各国の企業の理想モデルであった日本の企業文化が、今では批判の対象になっていると書いてありました。これは驚きの事実でした。

 私が自分で日本の企業文化を経験したのは、イランにある日本の会社だけです。それも通訳者としてJICAの専門家と同行する仕事。実際に企業文化に触れ合う機会はありませんでした。それでも当時、「イラン人は日本人の仕事のやり方に憧れ、日本人と同じように効率的に働くことを望んでいる」という話をよく耳にしました。

 以前、「イスラム主義日本」を目指すイランの政治家がいました。「イスラム主義日本」とは、イスラム主義を守りつつ、日本と同じように経済を発展させることを目指すことです。しかし、これらの政治家はいまだに夢を実現することができていません。

 イランは、豊富な資源に恵まれているにもかかわらず、日本のように発展できていない。これは、なぜでしょうか。そして、日本人のビジネス・パーソンがイランに派遣された時にどんなことに注意するべきでしょうか。この質問の回答を探りながら、イランと日本の労働文化を比較してみましょう。

資源が多いけど怠け者ではない

 まず、イランの経済発展について。イランをはじめとする中東の国々が発展できないのは、「豊富な資源に恵まれているからだ」と単純に信じている評論家が数多くいます。この議論は「資源があるから、国民は怠けて働かない」と解釈できます。この解釈はカタールやクウェートなど、人口が少ないにもかかわらず、多くのガスや原油を輸出している国々に対しては正しいかもしれません。しかし、イランやイラクには当てはまらない議論だと思います。

 イラン人は「怠け者」ではなく「楽しく暮らしたい」国民なのです。楽しく暮らしたいので、仕事についてすごく甘い考え方を持っています。イラン人はまず「明日」より「今日」を優先します。「今日」だけを考えているので、一夜のうちに金持ちになりたいと思い、規則を簡単に破る可能性が高まります。

 歴史家によると、古代イランは他の国によって頻繁に侵略された。このため、イラン人はだんだん未来のことよりも現在のことを大事に考えるようになった。そして、「明日」を心配することより「今日」を楽しむことを優先する考え方が今に残ってしまったとのことです。さらに、こう考える歴史家もいます――戦争が起こった時に速やかに逃げ出すためには、他人のことを考えている暇はない。自分を最優先するのが当然だ。

 では、「楽しさを優先」するイラン人の考え方が現在のイランの状況を生んだのでしょうか。

2つのカレンダーがもたらすたくさんの休日

 歴史的な背景が今のイランに悪影響を与えていることは否定しません。ただし、それ以上に状況を悪化させているのは「不始末(Mismanagement)」だと思います。例としてイランのカレンダーを挙げましょう。

 イランでは、2つのカレンダーを同時に使います。正式のカレンダーは太陽暦で、イランの独特のカレンダーです。このカレンダーを見ると、お正月は常に西暦の3月21日に相当します。伝統的、国家的な休日はすべてこのカレンダーで決まります。

 これに加えて、モスリムが多く住んでいる国なので、イスラム教のカレンダーも使っています。イスラム教に関わるイベントもイランでは休日になります。するとイラン式のカレンダーでは9日間、イスラム教のカレンダーでは16日間、合わせて25日の休日が1年間にあります。これに104日の週末と30日の有給休暇を加えれば1年間に159日は休日となります。と言うわけで、イランの会社員は1年間の43%を休んでいることになります。

 イランの会社員は残りの206日は働いています。とはいえ、海外とやり取りできる日数は週に3日しかありません。なぜなら、イランでは木曜日と金曜日が週末の休みだからです(週は土曜日から始まり、金曜日に終わります)。海外は土日が週末。このため、イランの銀行などが海外とのやり取りができる平日は月火水しかありません。

日本人は休むことに罪悪感

 労働の質にも課題があります。1週間の中で、イラン人が効率的に働いている時間は11時間だと言われます。一方、先進国は28時間。イランはまだまだ低い値にとどまっています。だからこそ、労働規則を見直さない限り、イランは経済的に発展する見込みがないと思います。

 過労で疲れている日本人にとって、長時間の仕事をするのは理想的な状態ではないかもしれません。実は、私もそう思います。私が主張したいのは、働く時間を増やすことではなく、効率を高めることです。

 既に述べた通り、日本はもう外国人があこがれる職場のメッカではないようです。外国人の目には、日本人は仕事が好きで夜遅くまで職場に残っている、と映ってはいません。

 日本の会社で働いている日本在住の友人に、このことを確かめてみました。彼は、職場を批判すると自分の就職先を失う恐れがあるので、匿名で書くよう私に求めました。彼は日本企業の社風についてこう語りました。

 「日本人は、生活をするために仕事するのではなく、仕事のために生活をしているように見えるんだ。例えば有給休暇について面白い話をしよう。気楽に休みを取ることが一切できない! 休みを取ると申し訳ない気持ちになってしまうんだ。同僚に迷惑を掛けることになるから。有給休暇は1人ひとりの権利。そのことを個々は理解しているけど、有給休暇を申請するのは雰囲気的に難しい。やっと申請して休暇を得ても、罪悪感が起きて気分転換にもならない。疲れがたまる一方で、良い仕事はできない。当然良い成果が出るわけがない」

 一瞬なるほどと思いました。日本のテレビを見るとコマーシャルの半分ぐらいは疲労解消のための薬剤です。この背景にはちゃんとした理由があるんですね。

イランに出張する際に注意すべき4つのこと

 さて、日本の厳しい社風に慣れた社員が、万一、イランに出張した時、どんなことに注意すれば仕事が円滑に進むでしょうか。役に立つことを4つ紹介しましょう。

 第1。飲み会のことを忘れてください。日本の会社では欠かせないものかもしれませんが、イランではそうではありません。お酒そのものにも注意が必要です。スーツケースに入れてお酒を持ち込むことも一切しないでください。空港の警備員に、トイレに流すよう指示されます。

 ただし、お酒自体は忘れなくても大丈夫です。イランではすべてのレストランで禁酒です。スーパーなどでもお酒は販売していません。ただし、お酒は密輸されています。どうしても我慢できなければ、周りの人に尋ねてみてください。お酒を手に入れる方法を教えてくれます。もちろん、公務員に聞いてはいけません。ちなみに、健康のため禁酒したいと思ったらイラン行きはベストチョイスだと思います。

 第2。ビジネスの成果が早く出る方法を考えておくべきです。イラン人はせっかちです。公務員の場合、長い期間、同じ部課に属している可能性はかなり低い。なので、早いうちに成果を出したいと考えます。民営企業も早く利益を出したいと考えています。日本にいる時と同じように慎重に仕事を進めようとすると失敗する可能性が高いです。

 今、韓国の会社がイランに進出しています。韓国企業が成功した理由の一つはこの速さだと思います。イラン人はレポートより目に見える成果を望みます。日本企業は少しスピードをアップしたほうがいいと思います。

「分からない」とは言わないこと

 第3。ペルシャ語にも日本語と同じように尊敬語と謙譲語があります。言葉遣いに注意してください。ただし、自分の能力については一切、謙譲しないでください。自分が身につけている知識と能力を明確にアピールしたほうがいいです。そうしないと、すぐ見捨てられる可能性があります。

 自尊心の高いイラン人は自分より知識の少ない人を簡単には認めません。このため会議では、思いもよらない質問を受けるかもしれません。できるだけ、事前に準備をしておきましょう。「分かりません」と答えると、「この専門家は知識が浅いので、あまり信頼できない」と軽んじられ、プロジェクトがスムーズに進まなくなりかねません。

 ちなみに、イラン人は様々なことについて知識を持っています(少なくとも知っているふりをします)。イラン人は政治、経済、市場、自動車、そして、一番大切なのは宗教の話をするのが大好きです。満足な答えが得られれば、イラン人はあなたを認めるようになります。

 第4。イラン人は、出張してきたビジネスパーソンを、お客さんとして扱います。しかし、みなさんが親しみやすい態度を取っていれば、すぐ友達になれます。友達になると、家に誘ったりするので、仕事も順調に進むようになります。イラン人は友達のためには全力を尽くす国民です。だから、堅苦しい習慣にこだわらず、フレンドリーに接した方がいいと思います。

 最後に、日本の外務省はイランの一部の地域に「渡航延期」マークを付けています。アフガニスタンやパキスタンとの国境の近くです。命令に従ったほうがいいです。しかし、他の地域について「十分注意してください」と書いてあるのは納得できません。何をどう注意すればよいのでしょうか。これは無視してもいいと思います。少なくとも、筆者が会った、イランに行ったことのある外国人は「イランは危ない」と思っていませんでした。

このコラムについて
100%イラン視点

イラン人コラムニスとのエッテハディー・サイードレザ氏が、日本ではほとんど知られていない「イラン・イスラム共和国」を生きる人々の暮らしや、日本に住むイラン人の視点で見た“日本”について、楽しく、分かりやすく紹介する。世界のメディアは「イランの脅威」を報道するばかりで、イランのユニークな自然や、世界に誇れる由緒ある文化や遺跡などをほとんど伝えていない。たとえイランに興味があっても、「イランは危ない」というイメージが渡航をためらわせる。そこでサイードレザ氏がビジネスやレジャーの対象国として再認識してもらえるよう、母国で実際に起きていることの真実を明らかにする。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

 次へ  前へ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際7掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際7掲示板
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧