池内準教授によると、米国のタガが外れた中東は、イスラエル、サウジ、イラクにしろ今後予測不能の行動に出る可能性があると指摘した。
　サウジの二つのミサイル基地の一つはイスラエルに照準を合わせ、もう一つはイランに照準を合わせているという。二つの核国に挟まれてはかなわんということで、資金提供しているとされているパキスタンから必要なときは核が供給されるのではないかと憶測されている。

【特集】アメリカの覇権衰退で秩序なき中東／2013年12月23日 (月)
　http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=37087
　古舘キャスターと、東京大学先端科学技術研究センターの准教授でイスラム政治思想が専門の池内恵氏が、エルサレムから生中継する。アラブの春以降、激動の中東で、今、何が起きているのか。アメリカは中東から距離を置き、その覇権が衰退しつつある。今、中東は秩序を失い、流動化し始めている。もし、核兵器を新たに持つ国が一つでも出れば、次々とそれが連鎖する核ドミノさえ起きかねないという。中東にエネルギーを依存する日本も無縁でいられない。中東の今と、日本への影響について伝える。
　

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