http://mainichi.jp/select/news/20130812k0000e040111000c.html
日航機墜落２８年:遺族が慰霊登山　悲しみ消えぬまま
毎日新聞　2013年08月12日　11時10分（最終更新　08月12日　12時15分）

現場近くの墓標に手を合わせる日航機墜落事故の遺族ら＝群馬県上野村で２０１３年８月１２日午前７時２１分、木葉健二撮影
写真特集へ　５２０人が犠牲になった１９８５年の日航ジャンボ機墜落事故から１２日で２８年。群馬県上野村の墜落現場「御巣鷹（おすたか）の尾根」には早朝から多くの遺族が慰霊登山に訪れ、犠牲者の墓標の前で手を合わせた。

　尾根には航空機事故の根絶を願う「安全の鐘」と「昇魂之碑」があり、遺族の突く鐘の音が大空に響きわたった。午前１０時４０分に事故で亡くなった子どもたちの冥福を祈り、シャボン玉を飛ばした。

　遺族で作る「８・１２連絡会」の美谷島邦子事務局長（６６）は「２８年たっても家族を失った悲しみを忘れることはできない。事故を語り継いでいくことで、命のかけがえのなさを発信していきたい」と話した。

　午後６時からは尾根のふもとの「慰霊の園」で追悼慰霊式が営まれ、日航機が墜落した午後６時５６分に黙とうをささげる。【喜屋武真之介】
　

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