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(レビュー)サイモン・ラトル「ショスタコーヴィチ:交響曲第1番&第14番」    西岡昌紀
http://www.asyura2.com/12/music8/msg/676.html
投稿者 西岡昌紀 日時 2012 年 8 月 09 日 23:32:06: of0poCGGoydL.
 

(レビュー)サイモン・ラトル「ショスタコーヴィチ:交響曲第1番&第14番」
ラトル(サイモン) | 形式: CD
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC1%E7%95%AA-%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%83%BC%E7%AE%A1%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%A3-%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%AB-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%83%B3/dp/B000FDF2XC/ref=cm_cr-mr-title
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5つ星のうち 5.0

ショスタコーヴィチの交響曲第14番のロシア語版の名演 2006/8/9

By 西岡昌紀

 素晴らしいCDである。−−私は、永く、ショスタコーヴィチの交響曲第14番は、ロシア語版ではなく、原詩版でなければ駄目だと思って居た。即ち、この曲(ショスタコーヴィチの交響曲第14番)は、ガルシア=ロルカの詩はスペイン語で、アポリネールはフランス語で、そして、リルケはドイツ語で歌はれる原詩版でなければ駄目で、全ての詩をロシア語で歌ふロシア語版は、音楽的に劣ると思って居た。それは、実際、原詩版の演奏の方が良い演奏が多く、ロシア語版による演奏には、常に失望させられて来たからである。しかし、このCDを聴いて、私のこの思ひ込みは必ずしも正しくなかった事を痛感した。−−サイモン・ラトルは、例えばショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番での指揮振りを聴いても分かるが、ショスタコーヴィチの後期の作品の指揮に卓越した物を持って居る様である。そのサイモン・ラトルとベルリン・フィルならではの名演と言ふべきなのだろう。
 ショスタコーヴィチの交響曲第14番は、彼の最高傑作の一つである。それにも関わらず、近年のショスタコーヴィチ・ブームの中に在ってすら、何故か演奏される機会が少ないこの交響曲の真価を伝えるこのCDを、特に、この曲の素晴らしさをまだ知らない人々にお薦めする。

(西岡昌紀・内科医/ショスタコーヴィチの命日に)


http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1863966598&owner_id=6445842


 

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