ここを、投稿者のオリジナルだと思ったので、陣参さんに少し質問を書きだしたのだが、
遠藤ケイ（なんだ・・このパンクロッカーみたいな名前はｗｗ）氏からの引用だったか。
この人、ほんとにわかっていっているのかなあ・・・・・いや希望的観測なんですがあくまで・・・。

私は昔から、熊楠と中村天風さんだけは、評価のしようがないと考えていた。
早い話、なにをした人なのかわからないからだ。海外で大活躍したのはわかったが、
じゃあどこが凄いの？というと実体がつかめない。

アインシュタインが「MCハマーは二乗にE~ね！」などというキャッチコピーを残したのに
対して、この人たちの著書はつまんないし、いまいち「コレ！」というものがない。
欧米で日本人の地位を築いた・・・・というのは電波でしょう。鈴木大拙みたいなハンパ者が
ニューヨークタイムス（違ったか・・・・）の「今年の人」に選ばれてしまうのが昭和のレベルであり
「女は強奪レイプを欲している」なんていうキチガイ（黒澤明「羅生門」）映画がグランプリをとって
しまうのがグローバライゼーション以前の世界であったのである。同胞を蔑むのもいやだが、正直
日本人を欧米のスタンダードでまともに査定するようなことがあったとは思えない。

工業化された近代の街にある潜在意識が山だというのが持論です！ウェーバーの言葉でいえば（つうかウィキからパくると）『資本主義の「精神」とは、単なる拝金主義や利益の追求ではなく、合理的な経営・経済活動を非合理性のうちで支える精神あるいは行動様式（エートス）である。』　ということで、日本人にとっての非合理性というものが、山ノ神への信仰、地霊への畏怖というものなどに支えられている。

５年生の冬休みに山梨県にある山岳地帯を旅行する計画をたてた。１人で民宿などに事前に連絡をとり、
３泊４日の小旅行だった。完璧だ。しかし、時期が迫って親が２泊３日に変更しろ、といいだした。
それでは計画が台無しになるのでどうしても４日いるといったら、髪の毛をつかまれ柱に何度も身体を
ぶつけられ殴られた。顔につばをはかれ、もう行かなくていい、といわれ、貯金を全額とられた。
母はそれを聞いても全く助けてくれなかったので、結局行けないまま終わった。

高校時代の同級生に鉄道マニアがいた。彼は休暇のつど、鉄道を追いかけて全国各地に
一人旅にでては紀行文に写真をつけたものを中学時代より、ちょくちょく発表していた。
「一体、いつごろからやっているの？」ときくと「小学校６年生の夏休みから。はじめは親が
全面的に協力してくれたんだけど、１人でやるようになったんだ」と級友。「へえ、６年生で！凄いね！」
と俺。

生まれてはじめて人に負けたと思った。自分の５年生時代の計画が消えた話など無論できない。
自分の努力あるのみ、というきいたような台詞をどこかで信じたいと願っていたがそこで全てが崩壊した。
もう俺は勝てないな、と悟った。鉄道マニアの彼は、東京大学理科三類に進学して医学者になった。
そんなことはなんとも思わない。それなりに優れた人がそれなりの努力をしたのだからそれでいい。
俺の中に残った敗北感はあくまで小学校時代の一人旅のことだった。

１００％実話だが、こんな思い出話ばかり書いているとそのうち誰もいなくなるな・・・・

http://www.youtube.com/watch?v=6gB049oZc0w

＞１００％実話だが、こんな思い出話ばかり書いているとそのうち誰もいなくなるな・・・・

そうは思わないな。
自らもろ肌脱いで真実に迫ろうって姿勢は相手に伝わるものだから。
過去を露にするって事は、そういう事だと、おら解釈するんだよね。
その意気に、こちとらも肌を晒してお互い核心に迫ろうじゃないかって性分じゃない人間は去るのだろうけど。
終いにゃ、物好きな野郎たちでチンポの晒し合い、
ヌーディスト・ビーチみたいになっちゃうかな。（笑）
ま、同じ人でも時と場合ってこってす。

＞髪の毛をつかまれ柱に何度も身体をぶつけられ殴られた。顔につばをはかれ

幼くして芽生えた自立心に、肉親が容赦なく加える支配の鉄拳だよな。
「お前の事を思うが故だよー｣て？
そんな形でボコされた過去と、チベットさんはどうやって折り合いつけたの？
おら、そっちに興味がある。
以前、チベットさんの少年期、親との関わり方について、推測だろうけど、
自分のものと同じ匂いを嗅ぎ取った五月さんのコメントも覚えてるな。
ちなみに、
おら、兄弟十人いるんだけど、そん中で自分ぐらい小さい時から、
親に殴られて蹴飛ばされたガキもいなかった。
何って、大した事やっちゃいないよ。
そこいらの坊主がヤンチャする度合いなんだけど、
こんな奴生かしといたら何人殺すか分からないから殺しちゃおう、
とか言われて。　（意味不明）
自分が長じた後にはシメたけど、長男まで加勢してさ。（笑）
いちいち気に触ったんだろね、オレの言動が。
姉にも良く言われた、お前は生まれちゃいけなかったのー、って。

これが、おらの出た大学って、笑って言えるようになったのは、
ずーっとあと、成人した後。

音楽板で悶着あった時に、
おけーさんが、身内にも言われた事ない言葉の数々、って書いてたけど、　
面白いもんだね、おら、全く逆。
半世紀以上生きてきて、身内から言われたりされた事を、
他人様からされた事が一度もない。
渡る世間は鬼ばかりって言うけど、おらにとっては仏ばかり、
世間が楽でしょうがない。
一族郎党は鬼ばかり。（笑）
（その意味は後で悟ったけど）

おまけに、
ちょっと穏やかじゃない噺をすると、十代の頃の自分を支えていた原動力は
オンリー「憎しみ]だけだったって事を思い出すな。
おら真剣に親父を殺そうと思っていたからね。
ガキにそれを教唆してたのがお袋、って、もうメチャクチャな家庭。（笑）

こんな噺、熊楠と中村天風に、どー繋がるって？
次回は、二人共手のつけられない癇癪持ちだった、とこへ及ぶのです。

（ではまた）

島崎藤村の「破戒」ってあるじゃないですか。俺は読んでないけどｗ。
人に言えず隠してきた自分の暗部について大声で自白してみせるパフォーマンス。
坂口安吾なんかはそれを冷笑したのだが（とはいっても「破戒」のほうは読んでないのだがｗ）
日本人はどうもこの「破戒」を大変気に入っているようで、七人の侍にも破戒のシーンはでてくるし
（三船敏郎渾身の演技）、キンパチ先生の「人間はミカンじゃない」も破戒の精神が表れている。
自殺した沖雅也が生前に学歴詐称を謝罪した会見も「破戒」だし、大川興業タレントのゲイ告白も
「破戒」だし、吉本興業タレントの「暴力団との交際を全国放送で認めた」のも破戒である。
在日であることのカミングアウトなどもう例を出し切れないほどあるわけだ。

私はそれらの「破戒」行為が悪いとは思わない。後ろ指をさされることになっても強く正直に
生きていけるほうが自分の人生としていい、コソコソしているよりマシだと思うならそうすればいいだろう。

しかし、世の中には、破戒どころか、言ってしまうと聞き手のほうの精神を壊してしまうような
告白もあるわけで、それを考慮すると、私の体験したことは言わないほうがいいという結論なのだ。
相手がそのことで俺を嫌いになったり避けたりするのは仕方ないとしても、余計なダメージを与える
ことを危惧するのです。

いままでのパターンからすると

人にはいえない
↓
親が海原雄山とかならともかく、なんのとりえもない怠惰な貧乏人でありそんな奴から与えられたトラウマで
苦しむのは自分の美感と尊厳が許さない
↓
なんとかトラウマを無かったかのようにふるまう、自分に思い込ませる
↓
心の傷を持つ人間が正常さを保つために維持している気構えを解除する。
↓
弱味をさとられ周囲より二次、三次のレイプにあうが、ここで構えるとトラウマを起動させることになるので
あえてやられっぱなしになる。怒れない。
↓
決定的なジレンマ

折り合いなんかつかないわけです。よく、親が自分に無関心だった、親が幼少時に死んだので
中学から働きにだされた、アル中でわずらわされた、親が離婚した・・・・・などなど色んな事情を
きかされるのですが、「あのな〜、親が何もしないのはいいんだ。その分、テメエを追い込んで成長
させるチャンスなんだ。最悪なのは、いつでも親が家にいてこっちの人生を目茶目茶にするまで
やめないことなんだ。警察も親戚も近所の人も誰１人助けてくれねんだ。生き地獄なんだよ。
誰にも言えない、誰にも相談できない、それがな、一番悲惨なことなんだぞ」というのが本音。
無論、そんなことはいえないので「へえ！大変だったね！」と笑顔をふりまきますね。